漆黒と血飛沫の舞う日

    作者:篁みゆ

    ●惨殺
     休日の昼間ともなれば、駅はそこそこ人でごった返している。それもそのはず、この駅の最寄りには遊園地と水族館、コンサートなどを行える大きな施設があるのだ。
     駅の改札からは、次々とヒトが溢れ出てくる。それを見ていた黒尽くめの男は、自分の横を通り過ぎようとした女子高生の二人連れを突然斬った。素早い動きで行われたそれは、本人達も斬られたと認識するのに間が必要だったかもしれない。
     噴き出る血しぶきに改札前の空気が一瞬止まる。
    「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
     辺りに悲鳴が満ちて、一気に場に混乱が広がっていく。その中で何事もなかったかのように一人立ち止まっている男は、日本刀についた血を振るって呟いた。
    「本当にこんなことでやつらは来るのか? ……まあ」
     人波に押され、男の近くに飛び出てしまった哀れな小さな子供を斬り捨てる。
    「来ないなら来ないで、殺しまくるだけだがな」
     そより……男の動きに長い黒髪が揺れ、男は混乱をきたしているヒトの塊へと刃を振るうのだった。

    「……ああ、よく来てくれたね」
     教室に入ると、なにか考え事をしていたらしい神童・瀞真(高校生エクスブレイン・dn0069)がはっとしたように顔を上げて灼滅者達を出迎えた。なんだか彼は難しそうな顔をしている。
    「六六六人衆の動きを察知したよ」
     ダークネスにはバベルの鎖による予知があるが、エクスブレインが予測した未来に従えば、その予知をかいくぐることができるだろう。ダークネスは強力な敵ではあるが、ダークネスを灼滅することこそ灼滅者の宿命である。
    「敵の名は黒鵺・零(くろぬえ・れい)。序列は四七七位の六六六人衆だよ。黒髪長髪に黒い衣服の黒尽くめの男……彼は休日の、混雑した駅構内で息をするように人を殺して回るよ」
     その情景を想像して、瀞真は眉をしかめた。
    「彼は――君達が来るのを待っているんだ。六六六人衆は武蔵坂学園の灼滅者を誘い出して、闇堕ちさせようとしている」
     ダークネスからすれば、不完全である灼滅者達を闇堕ちさせて完全なダークネスにするのは当たり前の行動なのだ。
    「零は灼滅者が現れれば標的を君達に変えるだろう。つまり、誘いに乗らなければ、休日の行楽を楽しんでいる一般人が大量に犠牲になるというわけなんだ」
     とはいえ序列が表す通り、力の差は明らかだ。戦えばこちらも無事ではすまないだろう。灼滅よりも、大きな被害を出さないことを考えたほうがいいかもしれないと瀞真は言う。
    「零を見つけるのは簡単だと思うよ。黒のロングコートを来て、改札の向かいの壁に寄りかかっているからね。けれども接触に最もよいタイミングは、零が日本刀を抜こうと、コートの下に手を入れた時なんだ。見極めが難しいから気をつけて」
     そこまで言って瀞真は一瞬口ごもって。
    「……零が女子高生の二人連れを斬った後の方がタイミングとしてはわかりやすいよ。彼が日本刀に手をかけてから女子高生を斬るまでそんなに間はないから。けれども女子高生が斬られてしまうと、彼女達は助からないから気をつけてほしい」
     女子高生二人は、いわゆるゴスロリ系の服装をしているらしい。人混みの中で注意すれば見つけることはできるかもしれないが、彼女達を先に避難させたり足止めしたりしてしまうと、いつ闇堕ちゲームが始まるのかわからなくなってしまうので注意が必要だ。
     零は殺人鬼のサイキックと日本刀のサイキックを使用して攻撃してくる。序列が表す通り、今の灼滅者達より圧倒的に強いのは確かだろう。
    「……君達には大変な事件に赴かせることになって申し訳ないと思っているよ。僕にできるのは、ここから君たちの無事を祈るだけだ。君達が無事に帰ってきてくれることを、祈っているから……頼むよ」
     そう言って瀞真は、小さく微笑んだ。


    参加者
    領史・洵哉(一陽来復・d02690)
    龍田・薫(風の祝子・d08400)
    椎名・亮(イノセントフレイム・d08779)
    有馬・由乃(歌詠・d09414)
    祁答院・哀歌(仇道にして求答の・d10632)
    水無瀬・旭(晨風・d12324)
    クリス・レクター(ブロッケン・d14308)

    ■リプレイ

    ●接敵
     ざわざわざわ……雑音広がる駅構内の人混みの中で、その姿は異様にも思えた。夏日に近いくらい気温が上がり半袖の者も多いという構内で黒のロングコートは目立つ。だが駅付近にコンサート施設があると知っている者はバンドか何かのコスプレだと思ったかもしれない。壁際にいることもあってか、結果的に黒鵺・零はそれほど周囲から注目を浴びているということはなかった。
     彼に注目しているのは――灼滅者達。エクスブレイン言う通り、彼を見つけるのはそれほど難しくはなかった。
     零を発見した領史・洵哉(一陽来復・d02690)は素早く仲間達に目配せをし、近くにゴスロリ姿の二人連れがいるか探しにかかる。
    「あそこ!」
     椎名・亮(イノセントフレイム・d08779)が人混みの一角を指さす。そこには楽しそうにお喋りしながら歩く二人連れの姿があった。服装はゴスロリである。
    「行っテ来るヨ」
     不自然にならぬように人ごみに紛れて二人連れの尾行を開始したクリス・レクター(ブロッケン・d14308)は零との距離を把握しつつも心の中で思う。
    (「やレやレ、六六六人衆って奴等はどーしテ、どいつもこいつモ目立ちたがりなんダ。さっさトお引取リ願おうカ」)
     零みたいなタイプは大っ嫌いだというクリスは自然、視線に強い力が宿る。
     洵哉や亮、アンネスフィア・クロウフィル(黒狩り姫・d01079)は零の位置を起点にしてすぐに駆けつけられる距離まで近づく。祁答院・哀歌(仇道にして求答の・d10632)と水無瀬・旭(晨風・d12324)は気取られぬように別方向から近づき、一定の距離をおいて待機した。もちろん零と二人組の位置は把握している。
     二人組の位置を確認して視線で追う。彼女達と零の距離が近づくごとに鼓動が大きくなるような気がする。聞いた所によればタイミングはほぼ一瞬だろう。零ほどの手練れ、そして六六六人衆ならば得物に手をかけてから対象を斬るまで無駄に躊躇いはしまい。
     あと3メートル、2メートル、1メートル……!!
    「freizugeben」
    「求道悪鬼、修羅となりて」
     カードに口付けして封印を解くアンネスフィア。哀歌はそれまでの雰囲気とは違い、流血と暴力を否定しない戦士然とした佇まいになった。
     次々と封印を解除していく灼滅者達とほぼ同時、零は黒いコートの中に手を入れていた。二人連れはもう目の前。零がコートの中から腕を引きぬこうとする。灼滅者達は、一斉に彼に向かって走り出している。
     キラリ、白刃が構内の明かりに煌めいて、一瞬の後には目の前の二人連れを斬りつけ――てはいなかった。
     シュンッ! 旭の放った風の刃が零の鼻先を掠め、少しばかり彼の動きを鈍られた。そして。
     ザシュッ! 刃は彼女達を庇うように割り込んだ洵哉の背中を斬りつけた。獲物を違えたことに、零はピクリと眉根を動かす。洵哉は女子高生に怪我がないことをサッと確認すると逃げてくださいと告げて振り返った。
    「黒鵺零さん、ですか? 貴方の思い通りにはさせません。まず彼女達は殺させませんよ」
    「……灼滅者か?」
    「呼び付けておいて他の女に目移りとは、その罪万死に値する!」
     零のその問いに答えるように駆けつけた哀歌が盾を構えて殴りかかった。

    ●混乱
     突然の刃傷沙汰、二人連れが上げた悲鳴が伝播して、構内は混乱の極みにあった。
    「通り魔だ! 外へ逃げて!」
     龍田・薫(風の祝子・d08400)が割り込みヴォイスで混乱する一般人達に叫びかける。何度も、何度も。
    「通り魔です! 避難誘導を手伝ってください! これから電車から降りてくる人達も改札から出さないように!」
    「は、はいっ!」
     有馬・由乃(歌詠・d09414)はプラチナチケットを使って駅員に指示を飛ばす。その堂々とした姿に駅員達は彼女を警察関係者だとでも思ったのだろうか、残りの駅員達にも事情を伝え、そして指示を飛ばしてくれる。
     すると人の流れは構内から外へと向かっていく。押さないで、大丈夫ですから押さないでと駅員の声は聞こえるが、人混みはいくつかある近い出口に殺到しているようだった。二次災害が心配であったが、由乃達はあまり長く避難に関わっているわけにはいかなかった。急いで零のいた場所へ戻ると、そこだけ人が避けていてぽっかりと空いていた。
    「ははは……本当に来るんだな。俺は運がいい!」
     零は哀歌の盾での一撃を刀で受け流すようにして交わし、どす黒い殺気を無尽蔵に発して前衛を包み込む。纏わりつくようなその殺気は気分が悪くなりそうな程で。
    「目的は俺らだろ?」
     亮はよそ見はさせないとばかりに爆煙の魔力のこもった大量の弾丸を撃ち出す。クリスも追うように大量の弾丸をばらまいた。
    「殺し合いなラ僕達だけデ充分ダロ? 黒ずくめ野郎」
     その言葉に零の頬がぴくっと引きつった気がした。アンネスフィアは脳の演算能力を高速化しながら問いかける。
    「なるほど。血飛沫が舞う日……さて、この血飛沫は、果たしてどちらの血だと思います? 六六六人衆」
    「愚問を……」
     零は八人を相手にしても余裕の表情だ。伊達に序列四七七位ではないということか。
    「ディフェンダーの粘りと意地、お見せしますよ。そう簡単に倒れません!」
    「いつまで威勢よくいられるかな?」
    「確実に動きを止める……!」
     洵哉は盾で自らの守りを固める。旭は零の死角へと回り込み、その動きを鈍らせるべく斬りつけた。追うようにして由乃は自身の腕を異形巨大化させて零を殴りつけるが、かわされてしまう。薫は零が避けた先を狙うように盾を振るい、殴りつける。霊犬のしっぺは洵哉の傷を癒した。
    「さて、お前達を完全なダークネスとしてやろう」
     ダークネスから見れば灼滅者はダークネスのなりそこないだ。それを完全なダークネスに仕立てあげるというのは彼らにとって正当な行為である。零はアンネスフィアに向かって上段の構えから刀を振り下ろす! 袈裟懸けに斬りつけられた彼女の血が舞う。
    「くっ……」
     傷を抑えるようにしながらアンネスフィアは零を見た。確かにその一撃は重い。
    「私だけを見るように。その為に、わざわざ足を運んだのでしょう?」
     リベンジとばかりに再び繰り出した哀歌の盾での一撃。今度は手応えがあった。
    (「強敵を想い、策を練り、戦いに備えてその日に挑む。まるで逢瀬のよう。戦いは愛だと神父は言っていたが、なるほど少しは理解できそうだ」)
     ふと、思った。
    「人の命を何だと思ってやがるんだ! まぁダークネスに何言ったって無駄なのは解ってるけどさ! だからこそ絶対止めてやる!」
    「止める?」
     亮の叫びに零は不思議そうに笑う。まるでお前らごときに止められるはずがないとでも言っているようだった。亮は体内から噴出させた炎を『lux solis』に宿し、殴りかかる。だが相手はまるで堪えていないようであった。
    「ところデその黒ずくめの格好、自分で格好良いと思ってるのかイ?」
     嘲笑うような、呆れたような声色を投げかけるクリス。異形巨大化させた腕で零に接近、殴りつけて。合わせるようにしてアンネスフィアは空間に発生させた無数の刃で零を斬りつけた。
    「そんなに闇堕ちさせたいなら、私を殺してみなさい?」
     血は流れ出ている。だがまだ充分戦える。
    (「これが六六六人衆の闇堕ちゲームのやり方ですか。酷いですね本当に」)
     洵哉は哀歌の前に盾を出現させ、防御力を高める。
    (「出来得る限り多くの人をこの場から離れさせないと……!」)
     ちらりと周囲の避難状況に目をやった旭は殺界形成の使用タイミングに悩んでいた。だいぶ人の流れは落ち着いてきたように見えるが、あまり使用が早くては混乱を極めるかもしれない。逆に使用が遅ければ野次馬や報道関係者、警察関係者を呼び込んでしまうかもしれない。だから、意を決して使用を決めた。遅すぎて一般人を標的にされてはたまらない。そのままチェーンソーの刃で零の傷を広げた。
     由乃は旋律を紡ぐ。天使の歌声はアンネスフィアの傷を塞いでいく。
    「天下の公民を悪しき風荒き水に会せ給わず守り幸え給え」
     灼滅者となって日が浅い薫は殺戮に免疫がない。恐怖を誤魔化すかのように一心不乱に祝詞を唱えながら防護の札を洵哉へと投げる。しっぺも追うようにして洵哉を癒す。
    「挑発に乗るのは愚かだが、そうせねば闇堕ちせぬというならば、乗ってやろう」
     零が白刃をもってして素早くアンネスフィアの死角へと入った。

    ●闇
     戦闘は長引いていた。だがそれは、零が強いからだけではなかった。灼滅者達が立てていた対策と回復を優先とした者が多かったからだ。零は見た目の傷よりも疲労度が強いように見える。それは炎などによる追加の傷が響いているのかもしれなかった。
     しかし、灼滅者達の方が疲弊しているのは事実だった。一人に対して八人がかり。灼滅するつもりで挑んでも、そこまではなかなか手が届かない。回復を手厚くしても癒せないダメージがどんどん蓄積されていって。皆が少なからず傷を負っていたが、特に集中的に攻撃を受けていたアンネスフィアは流した血の量も多い。
    「あなた程度の剣術など、既に次の一手が読めています」
    「なら、次は避けてみたらどうだ?」
     ふらつきながらも鋭く切り込んで断罪の刃を振るうアンネスフィア。それを身に受けながらも零は薄ら笑う。洵哉はアンネスフィアの前に盾を広げるとともに彼女の傷を癒す。
    「……守りごと両断する……!」
     旭が『Marquis du soleil』を器用に回転させながら斬りつけ、由乃は前衛に清らかな風を呼び込んで浄化する。それでも完全に流れる血を止めることは出来ない。
    「ぼくを狙ってよ!」
     薫は盾で零を殴りつけた。自分も傷を負っているが、まだ耐えられる。だから自分を狙ってくれれば――その願いが通じたのか、零は中断に構えた刀を薫へと向けた。そのまま素早く横に薙ぎ払い、薫の小さな身体を斬り裂いた。
    「かはっ……」
     胸元からだけでなく口からも血が溢れる。それ程に思い一撃。必死でしっぺが薫を癒す。哀歌は癒しを込めた矢を薫に放ち、回復の助けとする。
    「いい加減堕ちてみないか?」
    「嫌だね」
     戦況が思わしくないことはクリスにも解っていた。自然、喋り方にも余裕がなくなる。これでもかというほど弾丸を放ち、炎まみれにしても零はまだまだ平気そうだ。亮は影で縛り付け、アンネスフィアは重くなってきた身体を押して零の死角へ入る。
    「これではどうだ?」
     零は刀を納め、納刀状態から一瞬にして抜刀する。その刃は死角から退避しようとしていたアンネスフィアを斬りつけ、そして斬り捨てる。
    「!!」
     すると零は倒れ伏したアンネスフィアの身体を踏みつけ、その身体に刀を突き立てようとしているではないか。
    「何をするんですか!」
     洵哉が叫ぶ。その叫びに零はふっと鼻で笑って。
    「簡単に殺せそうな相手もいないようだし、この女を殺せば堕ちるのではと思っただけだ」
     一般人達はすでに避難を終えていて、殺界形成のおかげで後から構内へ入ってこようとする者はいなかった。零の言う『簡単に殺せそうな相手』は近くにいないわけだ。これは灼滅者達の対策が良かったといえるだろう。また、ここまで味方に戦闘不能者が出なかったのも、戦闘不能ギリギリまでダメージが蓄積している者がいるとはいっても灼滅者達の作戦がしっかりしていたからだというるだろう。だが、だからといって一人でも仲間が殺されるのを黙って見ているわけにはいかない。
     明らかに零はアンネスフィアにとどめを刺そうとしている。この状況に反応したのは二人。
     鶴ヶ岳では知人が堕ちて、残される側の気持は良く知っているけれど、そんなことを言っている場合ではない。誰かを助けるためならためらわない、薫が黒いオーラに包まれていく。
    「殺させません」
     ぽつり呟いた由乃。かつての依頼で一度に多くの仲間が闇堕ちした。故にこれ以上仲間が堕ちる姿を見たくはない、だから自分が……。
    「っ……これで満足か!?」
     仲間が闇堕ちした――覚悟はしていたけれど、実際に目の前で見ると違って。亮の炎を宿した斬撃が零の腹部へと決まる。旭はチェーンソー剣を振るう。クリスがジグザグの刃で零を斬りつける。哀歌はこれ以上戦闘不能者を出すまいと癒しの矢を放って。洵哉は美しい歌声を響かせる。
     ぐ、と声を漏らした零を見て、由乃が打って変わって好戦的に笑った。
    「……お楽しみはこれからでしょう?」
     歌姫のような歌声は零の体中から彼を侵食していく。
    「あっははは!」
     恐怖心を抑えるために唱えられていた祝詞は途絶えていた。子鬼となった薫が哄笑する。闇堕ち直後でまだ残っていた薫の意識がカミを降ろすのとはわけが違うと感じている。
    「ニィヒヒッ。死ねや♪」
     接敵して異形化させた片腕を振るう薫の顔は笑っている。殴られた零はふらりとバランスを崩して。
    「目的は果たせた。予想以上に愉しく戦えたぞ、灼滅者達」
    「っ……」
     黒いコートを翻して走り去るその後姿に待て、とはいえなかった。闇堕ちを出さずに零を撤退させられればよかったが、さすがに格上の相手だけあってそう簡単にはいかないようだ。だが彼もそこそこ疲労が蓄積していたようである。闇堕ちを促すためなら手段を選ばぬのが六六六人衆ということか。
    「……」
     薫は笑い涙を流しながらその場から素早く去っていった。由乃は軽く仲間だった者達を見て薫とは別方向へ去っていく去っていく。
    「撃退はしましたけれど……成功といってもいいのでしょうか」
     哀歌は去りゆく二人を見つめて呟き、旭はアンネスフィアをそっと抱き上げた。
     二人はどこへ去ったのだろう。ともあれ今は、学園へ帰るのが先決だ。
     一般人に被害を出さずにすんだ。それが幸いであった。

    作者:篁みゆ 重傷:アンネスフィア・クロウフィル(黒い一撃・d01079) 
    死亡:なし
    闇堕ち:龍田・薫(風の祝子・d08400) 有馬・由乃(歌詠・d09414) 
    種類:
    公開:2013年5月16日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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