【はじめての迷宮づくり】闇はただそこに在りて

    作者:緋月シン

    ●死で満ちる世界
     狭い空間内を、くぐもった音が響く。それは呻き声にも、或いは何かを引きずるような音にも聞こえる。
     それはどちらも正解だ。付け加えるならば、そこに時折何かを貪り咀嚼するような音や、小さな悲鳴が混ざるというところか。
     そこは人知れぬ場所。
     知っているものは、その周辺に以前より住んでいた小さきもの達だけだ。
     しかしそのもの達も、そこへと近付くことは決してない。
     理解しているからだ。そこに侵入したが最後、その命を奪われるということを。糧にされるわけでもなく、無意味に散らされるだけだということを。
     そこは生というものが失われ、死で満ちた世界。
     今日もひっそりと、主の望むがままに、ただそこにある。

    ●蒼を継ぐモノ
    「さて、既に話を聞いたことがあるやつもいるだろうが……コルベインの水晶城に居たノーライフキング達が動き出した」
     その場に集まった灼滅者達を一通り眺めた後で、神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)はそう告げた。
     ノーライフキング達が現在行っているのは、自分の身を守るための迷宮作りである。言ってしまえばそれだけであるため、今のところは害がないとも言える。
     だがノーライフキングの作る迷宮は、時間が経てば経つほど強力になっていく。特に水晶城のノーライフキング達はコルベインの遺産であるアンデッドを使用する事が出来るらしく、放置しておけば第二第三のコルベインとなりかねない。
    「そうなる前に、何とかしてくれ」
     迷宮はとある山中に存在している。正確には、そこから続く洞窟の中だ。
     入り口は一つだけ。その洞窟から物理的に繋がっているが、他の場所から行くことは出来ない。
    「要するに適当な場所から掘り進んでショートカットするとかは出来ないってことだな」
     また、迷宮は通路と部屋から成り立っている。
     通路は狭く、戦うことを考えた場合横に二人並ぶのが限度だろう。しかも真っ直ぐに伸びているとは限らず、途中で複数に分かれ、必ず部屋に辿り着けるとも限らない。
     逆に部屋は戦闘に支障がない程度には広く、少なくともそこに陣取れば不意打ちなどを受けることはないだろう。
    「だからなるべくなら戦闘は部屋で行うべきだってことは言うまでもないだろうが……ま、そう上手くもいかないだろうな」
     迷宮の詳細は分かっていない。分かっているのは、精々が部屋が合計で四つあるということだけだ。
     しかしそれでも、やるべきことは変わらない。
     迷宮を探索し、そこに住まうアンデッド達を全て打ち倒し、最終的にノーライフキングを灼滅する。それが今回の目的だ。
     もっとも、まずはアンデッド達を何とかしなければならないだろう。
    「アンデッドの数は全部で十六体。剣や盾、槍なんかを持ってるみたいだな」
     だが分かっているのはそれだけだ。何を持ってるのが何体いるのかや、何処に何体居るのか等は分からない。
     一応罠はないようだが、それでも何が起こるか不明瞭なことは多い。迷宮内では常に警戒をしておく必要があるだろう。
    「そうして無事に最奥まで辿り着ければノーライフキングと戦うことになるわけだが……とりあえずそれは忘れておけ。そこまで無事にいけなかったらどうしようもないからな」
     例え辿り着けてもノーライフキングと戦えないほど疲弊していたら意味がないし、そもそも所詮アンデッドと甘く見ていると足元を掬われかねない。
    「まずは迷宮を攻略することだけに集中しておけ。ノーライフキングのことを考えるのは、その後でも十分だ」
     ヤマトはそう言って、言葉を締めくくったのだった。


    参加者
    結城・創矢(アカツキの二重奏・d00630)
    冴木・朽葉(ライア・d00709)
    ピアット・ベルティン(リトルバヨネット・d04427)
    清浄院・謳歌(アストライア・d07892)
    マリナ・ガーラント(兵器少女・d11401)
    氷渡・零士(パプリックエネミー・d11856)
    ヴェリテージュ・グランシェ(混沌たる白の花・d12844)
    久保田・紅(深夜三流俗悪灼滅者の襲来・d13379)

    ■リプレイ

    ●闇の奥へ
     薄暗い通路の中を、八人分の足音が反響する。先を照らすのは、懐中電灯の光だ。
     予め聞いていた通り、道幅は狭い。普通に歩くだけならば三人は並べるが、いつ戦闘になるかを考えれば無理をする必要はないだろう。二人ずつ横に並びながら先へと進んでいく。
     先頭を歩くのは結城・創矢(アカツキの二重奏・d00630)と冴木・朽葉(ライア・d00709)だ。ポジションはそれぞれクラッシャーとディフェンダー。
     最後尾にも同様のポジションを置き、前後どちらから敵が現れても対応できるようにした隊列である。
     そして一番前を歩いているのだから、当然その様子というものもよく見渡すことが出来た。薄暗くはあったが、それでも大体のところを把握するには十分な光量が周囲を照らしている。
    「こんな迷路作られてたまんないよね」
     しかも自分たちが踏む地面の下に、とそれを眺めながら朽葉は溜息を吐いた。
    「ノーライフキングのさばらしとくのも、問題だろうし」
     ぼやきつつも迷宮攻略を目指し、今歩いている道を手元にある紙へとマッピングしていく。ライトは腰に装着しているためそれを照らすことは出来ないが、特に書きにくいということはない。
     その一番大きな理由は、氷渡・零士(パプリックエネミー・d11856)が全方位照射のカンテラ型ライトを持っているためだろう。範囲は狭くとも周囲全てを照らすその恩恵を、朽葉も十分受けていた。
    「短期間でこれだけのものが作れるのだな……ダークネスの力は凄まじいものだな」
     その零士が、不意に呟いた。
     前後どちらからの遭遇にも対応できる様、前から二列目を歩いているが、その視線が向くのは主に足元や天井だ。脚を取られないよう、それと潜伏を警戒してのものであるが、だからこそ分かるものもある。
     人がこれを作ろうとしたら、例え灼滅者であろうとも果たしてどれだけの時間がかかるか。
    「そうだね」
     その言葉に同意を示したのは、最後尾を歩くヴェリテージュ・グランシェ(混沌たる白の花・d12844)だ。
     その力が外へと向けられたら、どれほどの被害が出ることになるのか。
     今は害が無いとはいえ、いずれ多くを奪う事になるのは確実だ。だからそうなる前に。
    「早めに対処しないと」
     黙々と歩く創矢であるが、当然言葉は耳に届く。ふと、その存在へと意識が向いた。
    「コルベインの残滓とも言うべき存在か……」
     見逃すわけにはいかない、と思う。ここで排除し、後顧の憂いを断たせてもらう、とも。
     だがまずはそこまで辿り着かなければ話にならない。後方の警戒は後ろの仲間に任せ、意識を前方へと集中した。
     さて、そんな感じにシリアス気味な雰囲気を醸し出している四人が居る一方、清浄院・謳歌(アストライア・d07892)達は割とその状況を楽しんでいた。
     とはいえ不真面目というわけではないし、依頼に望む態度が人によって異なるなど珍しいことでもない。迷宮探索という、今までになかったことであるならば尚更だろう。
    「ちょっとわくわくするねっ!」
     ともあれそんなことを言いながら、謳歌は周囲をライトで照らす。
     言葉の時点で明らかだが、その声音からも心を躍らせているのがよく分かる。勿論行動は慎重に、アンデッドとの遭遇を警戒してもいるが、最後尾を歩くその足取りは大分軽やかであった。
    「なんだか、勇者さんになった気分なの」
     ゲームみたいで楽しいと、そう思いながら歩くのはピアット・ベルティン(リトルバヨネット・d04427)だ。事前に歩きやすい靴を準備していたためか、動きにくさは感じさせない。
     そしてやはりと言うべきか、その足取りは軽い。
    「頑張って攻略して、悪い不死王退治するの」
     実際はまだ何も悪いことはしていないのだがそこはそれ。いずれすることは確実なのだから問題ない。
     洞窟の探検をするのは初めてなため興味深そうにきょろきょろ見つつも、きちんと危険がないかをチェックする。
    (「こういうのは油断したら大惨事だから、しっかり気を付けるの」)
     しかし問題点が一つ。ピアットは、背が低かった。
     歩いているのは三列目のため、当然のようにそのままでは前が見えない。
    (「こういう時、背が低いと不便なの」)
     背が高い人を羨ましく感じながらも、その分音に注意を向けるのだった。
    「ったく、ダンジョンとかヨ。めんどくせーモン作るよナ。ゲームじゃねェンだからヨ……」
     ピアットと同じくゲームという言葉を連想しつつも不満を口にするものが約一名。
     久保田・紅(深夜三流俗悪灼滅者の襲来・d13379)である。奇しくもピアットと同じ三列目を歩き、愚痴りながらライトで行く手を照らす。
     そんな彼が何故こちら側で紹介されているかというと……まあ、つまりはそういうことである。
     実は内心ノリノリだった。
     しかし初めは楽しくとも、ずっとそれが続くとは限らない。特に長いこと歩くともなれば、余計に。
    「洞窟を抜けて、とか、テレビの探検番組みたいなんだおっ♪」
     と、突入前はわくわくしていたマリナ・ガーラント(兵器少女・d11401)であったが、既に飽きてきていた。
     とはいえそれも仕方ないとも言える。迷宮突入から既に二十分以上は経過していた。
    「うー、思ってたより、長いんだおっ。帰る時とか、大変なんだお……」
     少しうんざりした様に呟くも、そもそもまだアンデッドと遭遇してすらいない。紅の隣を歩きながら、溜息を吐いた。
     だが余裕でいられたのもそこまでだ。
     創矢の合図が飛ぶのとほぼ同時、全員が一斉に立ち止まり、構えた。
     耳に届くのは何かを引きずるような音。漂ってくる腐臭。感じられる気配は、もうわざわざ言うまでもない。
    「さあ、行こう……僕は、僕達は、ここにいる……!」
     創矢がスレイヤーカードを解放するのに合わせ、皆もそれぞれ自らの殲術道具を取り出した。
     そして――。

    ●狭間での一息
     戦闘は割とあっさり終わった。というのも、現れたアンデッドが二体だけだったからである。
     さすがに狭いために相手も小出しにせざるを得ないのか、その後もちょくちょく遭遇するも、やはりその数は少数であった。
     探索はそこそこ順調といったところか。内部での立ち回りを考えていなかったために虱潰しにあたることとなってしまい、そのせいで余計な時間がかかることとなってしまってはいるが。
     適度に進行方向を示すマークを記載し、分かれ道でも印をつけ、さらに朽葉が部屋と道をマッピングしているため迷うことはない。
     マークをつけようと準備してきたものが四名ほどいるため、時折被って二・三個マークが書かれることがあるが、まあそこはご愛嬌だろう。
    「予測ではあと六体か。残り、頑張っていこうか」
     倒したアンデッドの総数は十。こちらも数えるものが複数人居るため間違える心配はない。
     横道や穴の中に潜んでいたり、あわや挟撃を受けかけたりもしたが、きちんと警戒していたために凌ぐことが出来ている。
     曲がり角に来たら鏡で先を確認したり、敵が多い場合は近くの部屋まで戻るなど、より確実性の高い方法を取っていることもあり、想定していた以上に被害は軽い。
     部屋は二つを見つけ、その先を進んでいる最中だ。ここまで来ればあと少し。それでも警戒を切らさず、歩いていく。
     が、しかし。
    「え~と、り、り……りすなの」
    「の、だっておっ、謳歌お姉ちゃん」
    「え、の? の……のり」
     開始から数えれば経過した時間は如何ほどか。その間黙々と探索を続けろというのも酷な話である。
    「り、かおっ……じゃあ、りんごだおっ。お、だおっ、謳歌お姉ちゃん」
    「ねえ、ていうかこれ色々とおかしくないかな!?」
    「楽しそうでナニよりだナ」
     少々緊張感を欠いてようにも見えるが、そうしながらも警戒はきちんとしているし、その時が来れば即座に反応できるので問題はない。多分。きっと。
     まあずっと気を張っているというのも、逆効果だ。出来るのならば、適度に緩められるぐらいがちょうどいいのである。
     とはいえそれは出来るもの且つやろうとする場合の話だ。出来ない者ややらない者には関係がない。
     創矢は前者だろう。認識としては未だ戦闘が続いている状態であり、余計な言葉を話す口を持たない。黙って前方の警戒を続けている。
     マッピングした紙を睨むように見ている朽葉は後者か。混ざることは出来るだろうが、現在はそちらを優先していた。
     零士は前者であり、ヴェリテージュは一応後者といったところだろうか。何にせよ、周囲の警戒へと意識を割いているという意味では変わりがないが。
     そうして真っ二つに分かれている雰囲気もある八人だが、時に正反対の性格の者同士の方が上手くいくのが人間関係というものである。
     つまりは、アンデッドが現れなかったというのもあるだろうが、意外とスムーズにそこまで辿り着くことが出来たのだった。
     そこは三つ目の部屋だ。そしてその向こう側には、今まで見かけなかったものが存在している。
     扉だ。
    「ここがゴールってことかな」
     言いながら朽葉は、一旦役目の済んだ紙を懐へと仕舞う。それが再び役に立つ時は、あの扉を潜り、出てきた時だ。
     けれどその前に。
    「ターゲットを捕捉」
     創矢の視線は自然と扉の前に陣取っているそれらへと向かう。
     それは六体のアンデッドだ。今まで倒してきたものと合わせ、これで全部ということになる。
     その時点で全員の準備がどうかなどは、今更問う意味がない。
     故に。
    「攻撃を開始する」
     その言葉を合図とするように、戦闘が開始されたのだった。

    ●最後の前哨戦
     当然というわけではないが、真っ先に動いたのは創矢だ。
     基本的な動きは、通路でもここでも変わらない。味方が後方援護をしやすいよう、距離を詰める。
     狙うのは目に付いた一体。今まで倒したアンデッドやここに居る他のものは、持っている武器に違いこそあれ全て一つだった。
     しかしそれが持っているのは剣と盾、二つだ。他と比べ危険と思われるものを先に叩くのは基本である。
     一気に懐まで踏み込むのと同時に、集束させたオーラを纏わせた拳を撃ち込む。それは盾によって阻まれたが、構わない。連続で撃ち込んだ。
     その勢いによってアンデッドの身体は少しずつ後ろに押されていく。苦し紛れに剣を振ってくるが、創矢はそれを悠々とかわす。
     そしてかわしながらも日本刀を抜き、上段へと。
    「下らん亡者どもに、この一撃はかわせまい!」
     何かをする暇すら与えずに、そのまま振り下ろした。
     敵陣へと一人で突っ込めば孤立して危険だが、そのようなことは他の皆がさせない。
     攻撃を繰り出し続ける創矢へと近付かんとするアンデッド達の体温が、急速に奪われていく。
    「邪魔はさせん。凍えていろ」
     零士のフリージングデスだ。
     そうしながらも敵の並びや行動傾向を観察し、ポジション等の推測を重ねていく。勿論割り込みヴォイスで仲間へと伝達することも忘れない。
     そしてある程度の推論が固まったところで、一体へと標的を絞る。最も厄介だと判断したその身体を、零士の放った魔法の矢が貫いた。
    「おっ、おっ? 思ったより、ゾンビが多いんだおっ。でも、纏めてやっつけちゃうんだおっ」
    「使い古された表現だけどヨ……今こそ言うぜ? 『ヒャッハー!ゾンビは消毒だァ!』ってナ!」
     二方向より大量の弾丸がアンデッド達へと突き刺さり、直後に爆炎と化した。炎はただそれだけで、アンデッドの肉体を焼いていく。
     しかし当然それだけでは終わらない。Blaze of Glory――栄光の炎の名を持つ機関銃を紅は再度構えた。
     勿論同じ攻撃を繰り返すなどと詰まらない真似はしない。
    「てめェ等にゃチト勿体ネェが、鉛玉のサービスだゼ? たんと召し上がれってんだ!」
     単なる金属の、しかし先と同等以上の弾丸を叩き込まれ、それは跡形もなく消し飛んだ。
     さて、ちょっと攻撃にも参加してみたマリナであるが、本来のポジションはメディックである。
    「回復はマリナにお任せ、なんだおっ」
     ぐるりと仲間を見回すと、最も傷ついている朽葉へと防護符を飛ばした。護符がその傷を癒し、再び動く力を与える。
     朽葉はマリナへと視線だけで礼を述べると、素早くアンデッドへと視線を戻した。
     アンデッドの視線や行動を眺め、次の行動などを予測する。誰を狙うかをよく見極め、すぐに庇えるようにだ。
     しかしそれは同時に攻撃にも役に立つ。どのように動き、見ているのかを把握していれば、自然と視界に入らない位置というものも分かるからだ。
     そしてその手に持つのは、鞭剣とも呼ばれる長剣。身軽な身体を駆使し、身体の方へと意識を向けさせる。
     その刹那、認識の外からやってきた切っ先が、アンデッドの身体を斬り裂いた。
    「ノーライフキングと戦う為にも目の前の敵から、だね。アンデットは全て還してあげる」
     朽葉を狙う一体を目標とし、ヴェリテージュは盾で殴りかかった。
    「君の相手は私だよ……怒りのままに向かっておいで?」
     他の味方へと攻撃が行かないよう、敵の邪魔になるような位置取りを心がけながら、動く。
     今までは敵の合流が無いか周囲に気を配っていたが、既にその心配はないため目の前の敵へと集中することが出来る。敵の意識が自分へ向いたのを確認すると、後ろへと下がりながら制約の弾丸を放つ。
     アンデッドとはいえ、油断は怪我の元だ。ワンパターンな攻撃は、簡単に見切られてしまうだろう。
     故に変則的に別の攻撃を織り交ぜる。
    「単調な攻撃よりは見極めにくいでしょう?」
     漆黒の弾丸が放たれた。
     ピアットは攻撃を他の皆に任せ、回復中心で動いていた。ダメージの大きい人から順にソーサルガーダーで回復していく。
     だが皆の奮闘の甲斐あり、残るアンデッドは一体となっていた。既に回復の必要性は薄い……というか、攻撃に回った方が早いと言うべきか。
     そのアンデッドを、一条の光が貫いた。謳歌によるオーラーキャノンである。続けて放たれた魔法の矢が、その足を縫い止める。
     瞬間、謳歌と目が合った。何となく何が言いたいのか分かったピアットは頷き、謳歌がにこりと笑みを浮かべる。
    「いくよっ!」
     そして同時に動いた。
     謳歌の手に握られているのは、月の加護を宿した魔法杖、ルナルティン。ピアットの手には光。
     悪しきものを滅ぼす光条がアンデッドを貫き、振りぬかれたルナルティンが直撃する。
     直後、流し込まれた魔力が、体内で爆発。弾け飛んだ。
     そうして残ったのは、八人の灼滅者のみ。
     目の前には、最奥へと通じる扉。
     最後の時は、すぐそこに迫っていた。

    作者:緋月シン 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年5月16日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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