●
「たのもう」
「失礼致しますお客様、会員証はお持ちでしょうか?」
礼服を軽く着崩した青年が広々としたロビーを通過し、颯爽とホール内に入ろうとするのをボーイが止める。
「おにーさん、灼滅者さんすか?」
「はい?」
「その感じでは違うぽいっすね。俺ねー、灼滅者っての探してるんす。ちょっとこの中見せて貰うっすよ」
ボーイは、彼の前にやんわりと立ち塞がる。
「こちらは会員様限定の立食パーティ会場になります。会員証の無い方は入室致しかねます。申し訳ありませんが、お引き取りを」
「ちょっとカマを掛けたら『帰れ』なんて。早速ビンゴっすか! やっぱここに灼滅者は居るんすね」
「申し訳ありませんが入室致しかねます。お引き取りを」
「入るか入らないかは俺が決めるっすよ。おにーさんこそ『お引き取りを』」
「どうしたの? さっきから騒がしいけど」
外の騒ぎを聞きつけた女性が眉を顰めながらドアを開ける。
扉が開かれるなり、女性へ力無く倒れこむボーイの不躾な態度に不快感を隠すことなく彼を押しのける。
そこへひょっこりと現れる、人の良さそうな青年の顔。
「……あれぇ? ハズレっすか。まあ良いや。この人達全員狩るまでには灼滅者が来る予感がするっす。俺の勘は良く当たるっすからね。灼滅者じゃなくても、ご主人様候補になりそーな人が居たら嬉しいんすけど。あ、おねーさんは遠慮するっす。なんでかって? 勘っすよ」
真っ赤なドレスを身に纏った女性を押しのけ、青年はホールに入る。
「んじゃ、始めるとするっすか」
●
「虐殺執事って前衛的過ぎると思うんだけどねぇ。執事ってそんなにアグレッシブな職業だっけ?」
黄朽葉・エン(中学生エクスブレイン・dn0118)は首を傾げる。
「まあ良いや。今回は六六六人衆、ナンバー四六一、三条・カラスっていうダークネスが相手だよ。
気まぐれだとは思うけど、彼は執事志望みたいだねぇ。現在ご主人様不在で仕える人を探してるんだって。そのご主人様候補に選ばれたのが、畏れ多くも畏くも君達灼滅者って訳。って言ってもその場で主従の関係になるって訳じゃない。先ずは、ご主人様を自分の望む形に仕上げようってことで自分達に近い存在――つまり闇落ちを狙い、ゆくゆくは立派なダークネスにするという計画みたいだよ。その迷惑極まりない計画遂行の為に、君達が来るのを待ってる」
六六六人衆って妙な人が多過ぎて嫌になるね。エンは溜息をつく。
「事件が起こる場所は、都内のシティホテルの最上階にあるホール。出入り口は3か所。そのうち一つはカラスが陣取ってる形になるよ。会場へはビジター用のチケットを用意出来たからお客様として堂々と入れるよ」
ホール内には100人以上の客が居るが、事前に全員を避難させるのは良い案とは言えない。がらんどうのホールではバベルの鎖による察知能力を差し引いたとしても余りにも不自然だからだ。
「攻撃をするタイミングは、ドアが開かれる瞬間。女性は助けられるかもしれないけど、ボーイさんはかなり厳しい、だろうねぇ。プロとしてお客様の安全を守ったって言えなくはないけど、それで死んじゃったら――」
エンの声が小さくなり目を伏せる。何かを考える様に暫く黙っていたが、再び前を向いて話し始めた。
「不自然な動きを見せたらカラスにこちらの動きを察知されちゃうから、無茶は駄目だよ? 武器は殺人鬼サイキックと黒い羽根。羽根をダーツの矢みたいに投げつけるんだ。天星弓と同等のサイキックだと思ってくれたら良いよ。
言い難いんだけど、カラスは君達よりかなり格上。灼滅できる見込みは、ゼロだ。
だから、耐えて? 時間は10分。それだけ耐えきればカラスは飽きる。今は、それしか方法が見当たらない。
……ごめんね」
説明をし終え、そっと胸に手を当てる。
「専属の執事が欲しい、なんてちらっとでも思ってる人はいないかなー? 駄目だよー。今回の執事さんは危険過ぎるから。
無事に帰ってきたら、俺が執事でも何でもやってあげるからさ。その条件として、皆、無事に帰ってくること。……良いね? 約束だよ」
参加者 | |
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逢坂・兎紀(跳飛する兎耳・d02461) |
骸衞・摩那斗(Ⅵに仇なす復讐者・d04127) |
野神・友馬(高校生無職・d05641) |
アリス・ドルネーズ(バトラー・d08341) |
浅見・藤恵(薄暮の藤浪・d11308) |
天神林・零(アブソリュートゼロ・d11362) |
星空・みくる(お掃除大好きわん子・d13728) |
クリス・レクター(ブロッケン・d14308) |
●
本日の立食パーティの会場は大盛況。
それでも息苦しさを感じないのは、100人を超える参加者を収容しても、まだ余裕のある広いホールのおかげか。
(「虐殺執事……か。何にせよ序列四百番台、気を引き締めて救出に当たらなくちゃね。好き勝手殺らせるわけにはいかない……いかないんだ」)
骸衞・摩那斗(Ⅵに仇なす復讐者・d04127)は、復讐対象である六六六人衆との相対に、高揚感とも怨恨の念がないまぜになったような、不気味な感情を御せんと拳を握りしめる。
「はた迷惑な執事ですね 使えるべき主を探しているというのは、まぁ良いとしても、探し方がいい加減すぎます」
「本当に、大迷惑だよ。自分勝手な理由で人を傷つけて……許せない。絶対止めるよ。ぜったい……ぜったい、皆を守るから!」
少し苛ついた口調でアリス・ドルネーズ(バトラー・d08341)が零し、天神林・零(アブソリュートゼロ・d11362)も、それに同意する。
3か所あるドアのふたつは野神・友馬(高校生無職・d05641)、クリス・レクター(ブロッケン・d14308)の両名がいつでも対応できるように傍に控えている。
避難が完了するまで、残りの6人で敵を、叩く。
仲間と共に組んだ作戦を確認しながら、逢坂・兎紀(跳飛する兎耳・d02461)が3か所の扉、全て見える場所で空気が動くのを待つ。
――と、新緑を思わせるグリーンのドレスを身に纏った女性が、ドアのひとつに向かう。
女性がドアを開ける。
そして、グリーンのドレスが赤く染まり、彼女はその場に崩れ落ちる。
(「――来た」)
兎紀がナイフケースをひと撫でし、殺気を飛ばしながらドアまで駆ける。
「逃げて下さい!」
浅見・藤恵(薄暮の藤浪・d11308)が、精神波と共に、良く通る声で一般客に退避を促す。
何が起こったのか分からないが、『何か良くないことが起こった』とだけは認識した客達は、只、悲鳴を上げて会場を右往左往する。
「こっちかあっちの扉から逃げて!」
零が、友馬とクリスの居る2か所のドアを指し示す。
それを聞いて、我先にと扉へと殺到する。
「焦らないで、落ち着いて……!」
「順番に避難すれバ、イイから」
蜂の巣を突いたような騒ぎになっている会場内へと入ってくるひとりの男。
「えーと、取り込み中みたいすけど、何か手伝った方が良いっすか?」
●
恐ろしく的外れで、緊張感の無い六六六人衆の台詞を聞き、灼滅者達は武器を構える。
「三条カラス! 全部あなたのせいでしょ!」
「えー、だって」
「だって、じゃない!」
「あれ? てか、なんで俺の名前知ってるんすか?」
仲間とカラスのやり取りを横目に、星空・みくる(お掃除大好きわん子・d13728)はロビーで殺されたボーイと、彼の上に重なるように倒れ伏す女性を青い顔で見つめていた。
「執事は常に皆さんのために尽くすべきなのに……平気で人を殺してしまうなんて……」
無力感に苛まれるが、どんなに見つめても消えた命が戻ることはありえない。
「あー! もしかして、おにーさん達が灼滅者さんっすか?」
素っ頓狂な声が、みくるを現実に戻す。
「成程成程。ご主人様になるかもしれない晴れの舞台に、こんなにギャラリーを集めてくれたんすね」
「何を言ってるんだ、キミは」
「おにーさん達が、俺が来るまで会場内で待ってた、ってことは俺をここに招き入れたかったってことっしょ?」
違うんすか? カラスはきょとりと首を傾げる。
「でも、ギャラリーの数、多過ぎっすよ。しかも、わーわーぴーぴー煩いし。ちょっと黙らせちゃっても良いすか?」
「ご主人様探してんだろ? 暫く相手してくれよ」
カラスの意識が避難中の客に向いたことを悟り、兎紀が影をカラスに走らせる。影に気付いたカラスは、腰の丈程度の長さの黒い羽根を空中から取り出すと、それをくるりと回転させて影を巻き取る。
「自分の欲望のために、関係ない人を傷つけて良い訳ないっ!」
怒りと共に零が振るった斬艦刀は、未だ影に絡み付かれた儘の羽に弾かれる。
刀と羽がぶつかりあうには不釣り合いな「きぃん」という、高い金属音が会場に響いた。
「動きを止めさせていただきます」
アリスが交戦中のカラスの死角に回り、鋼糸を巧みに操り彼を絡め取ろうとするが、身体に鋼糸が触れるより僅かに早く、カラスは羽を盾にして鋼糸から逃れる。
連続した攻撃に、羽が耐え切れなくなったのか、鋼糸がきつく絡み付くと羽はその場から霧消した。
「ありゃ、消えちゃったすか」
藤恵の影から産み出された無数の触手がカラスを襲う。影に身体の自由を奪われながらも、腕に絡んだ影を強引に引き裂き、掌サイズの羽を産み出すと、藤恵の顔を狙い投げつける。
「――っ!」
かわし切るのは無理と顔を腕で庇い、咄嗟に片足を後ろに下げる。その判断が良かったのか、羽は腕の肉を抉り取り、後方の壁へと突き刺さった。
「直ぐに回復します。……兎に角、耐え続けるしかありませんから」
致命傷ではないが、傷は決して浅くはない。直撃を避けたのにも関わらず、だ。
そのことには敢えて触れずに、みくるは回復の術を施す。
ナノナノのノノもふわりと浮かび、傷付いた仲間を回復させんと、忙しく飛び回る。
「みんなの背中は僕が守る。もう僕は誰ひとり、失いたくないんだ」
もうひとりのメディックである摩那斗も静かに覚悟を固めていた。
仲間が傷付いたらすぐさま回復して、次の一手に備える。
今回の敵は、灼滅は不可能。だが、倒れなければ灼滅者側の勝利だ。
「ノイジーも頼むよ。……皆の命はお前の心臓にかかってる」
ライトキャリバーのノイジーキッドにそっと声をかける。その声が聞こえたのか、相棒は力強いエンジン音を轟かせる。
「おにーさん方、なかなかどうして。お見事お見事。この分じゃ、もうちょっと本気出しても良さそうっすねー」
「今までは本気じゃなかったのかよ。……誰が闇落ちなんかしてやるかっつーの」
ナイフを下段から掬い上げるように振るう。
喉元を狙った兎紀のナイフは、カラスの頬を掠め、頬の傷口から噴出した炎は彼の髪を焼く。
「あづづづっ!? 髪がチリチリになったらどーするんすか!?」
慌てふためき消火をするが、消えないどころか、更に燃え上がる炎に反比例し、余裕の色は消えていない。
(「六六六人衆400番台は伊達じゃねえってか」)
友馬は客から意識を逸らし、六六六人衆を睨み付けた。
●
遅々として進まない避難の進捗状況に友馬は焦りを感じていた。
エクスブレインが用意したビジターチケットで予め会場に来場することは可能だった為、何か策を講じる必要があったのかもしれない。
しかし、今それを考えても遅い。
今、起こっている状況で対応しなくてはいけないのだから。
「ホントうっさいすね、このヒト達。やっぱ少し間引くっすよ」
客を庇うようにクリスがカラスの進路を塞ぎ、薄く笑みを浮かべる。
「待テが出来ない駄犬のような執事だネェ」
「む、誰が犬っすか。せめて鳥に例えて貰いたいっすよ」
「じゃア、鳥頭」
「誰が鳥頭っすか!!」
クリスの容赦ない例えに、口を尖らせながら文句を言う。
「貴方の相手は私たちですよ」
アリスの拳がカラスの身体にめり込む――直前に、彼は羽を出現させ、衝撃を和らげる。
「えー、だって」
「だって、だってと煩い人ね。少しは我慢を覚えたらどう?」
彼女の後ろへひらりと降り立ったカラスへと向かい、振り返りざまにそう吐き捨てる。
「ご主人様から目を逸らす執事なんて、聞いて呆れるよっ」
「え? や、まだご主人様じゃないっすよ。候補――っとと、危なー」
アリスへと言い返そうと思案していたカラスは、零が繰り出した攻撃への反応が一瞬遅れ、仕方なく両手で斬艦刀を掴む。零はその儘、斬艦刀をぐいと押しつけ、カラスはバランスを崩し掛けた。
「ご主人様だか、候補だか知らねえが、そんなものになってやるつもりはねーけどなっ!」
その隙を見逃す筈も無く、兎紀が指輪から魔法弾を飛ばす。
「ちょーっと遊び過ぎたっすかね。そろそろ真面目にやるっすよー」
いつの間にか、カラスの両指の間に羽が数本挟まれている。その数は――いや、悠長に数えている場合ではない!
「駄目だ!」
「ノイジー!」
友馬の叫び声と、摩那斗が相棒を呼ぶ声はほぼ同時。
友馬と、ノイジーキッドに阻まれ、羽の殆どは床へ舞い落ちる前に消えていく。
しかし、被害はゼロではない。友馬の身体のあちこちに羽が深く突き刺さり、ノイジーキッドは切なげにエンジン音を震わせ動かなくなった。
「大丈夫ですか!?」
「守ることが今回の俺の役目さ。この程度、何てことないから」
涙ながらに治療をするみくるに向けて、友馬は気丈に笑顔を見せる。
「ノノはノイジーキッドさんの回復を――」
「ノイジーは、もう回復させる必要はない。……一般客に被害が無くて良かった」
ガンナイフを握り締め摩那斗はぽつりと呟く。
「ぴーぴー喚く小鳥ちゃん達にかかずらう前に、俺の相手をしておかないと、今度は、おにーさん達が死ぬかもしれないっすよ? 俺の勘は良く当たるんす」
羽を指で弄びながら、楽しそうに言う。
●
「お探しの灼滅者が目の前にいるのによそ見をしていていいのですか?」
荒い呼吸を抑え、平静を装いながら藤恵が言う。
藤恵だけではない。初めからカラスと交戦している仲間達は繰り返される重い攻撃に、いつしか攻撃は止み、殆どを回復に従事していた。
避難誘導を行っていた友馬とクリスが戦闘に加わることになっても、劇的な変化は起こらず、彼らの疲労は溜まっていく。
攻撃を捨て防御に徹し、更に、敵の行動を制約する術を幾重にも重ねていなければ、勝負はもっと早く決していただろう。
身体は勿論、魂さえも酷使して六六六人衆に立ち向かうが、それでも埋められない、絶対的な力の差。
もう何度目かになるか。拳を握り締め、カラスへと向かう。
集中力を欠いた攻撃は易々とかわされ、快活な笑い声と共に、重いカウンターの一撃が繰り出される。
カラスがチームの生命線である、後衛を狙い無数の羽を降らせる。
前衛陣が、襲いかかる羽を少しでも減らさんと武器を振るうが、羽の勢いは止まらない。迎撃しきれなかった羽が脇をすり抜ける。
「これ以上は……やらせない」
友馬の誓いも虚しく、彼は遂に膝を折りその場に崩れ落ちる。
「ありゃ、もうお終いっすか?」
おもむろに友馬の元へと歩いていこうとする、カラスの足に何かが絡み付く。
クリスだ。
「……待テ、って言ってるのが分からないのカ?」
「お。さっきの駄犬くん。待つか待たないかは、俺が決めるっすよ。おにーさんこそ『待て』っすよー」
「ぐ、ああっ」
大きく開いた肩の傷口をわざとらしく優しく撫で付け、痛みに喘ぐクリスの頭を蹴り飛ばす。
「はは、これじゃ『待て』というより『伏せ』っすねー」
地面に転がるクリスを見て、楽しそうにカラスがからからと笑う。
「……く、とにかく、耐えないと……耐え続けないと……」
みくるは倒れたクリスと友馬を悲しそうに見つめていたが、何とか自らを奮い立たせ、符を取り出す。
「それで何をするつもりっすか?」
「――っ!?」
「可愛らしい執事の坊っちゃん? 幾ら可愛くても、おイタが過ぎちゃダメっすよー」
符を取り上げると、素早く背後に回り背中に羽を突き立てる。
「……なーんか、つまんないっすね。もう少し頑張ってくれると思ってたんすけど……俺の勘も外れるんすね。――そろそろ頃合いかな。こんな弱っちい主人だったら、こっちから御免被るっすよ」
笑顔を絶やさなかったカラスが、ふと表情を引き締める。
「こんなのダメ……! 嫌だ、絶対……っ!」
倒れ伏していた零の様子がおかしい。何かに耐えるように唇を噛み締めている。
「っ!? 駄目ですっ! まだ勝負はついていません!」
「そうだ。タイムアップまで耐え抜ければ、僕達の勝利だ。きっと、あと少し……!」
「くっ……!」
残艦刀を強く握り締め、六六六人衆の元へと走り、渾身の一撃を加える。
直撃を喰らったカラスはホールの外まで弾き飛ばされるが、身軽な動きで態勢を整える。
カラスは埃の着いた服をぽんぽんと払いながら、外が見えるガラス張りの窓を背にし、曖昧な笑顔を見せる。
「あーあ、なんか飽きちゃったっす。勝負はここまでってことにするっすよー」
そう言うや否や、肘をガラスに叩きつける。
強い風が一気に吹き込み、細かいガラスが宙を舞う。
「次はもっと全力でやりあえれば良いんすけど。――三条カラス、これにて退場!」
その時までお元気でー、っすよ。
重心を後ろに移動させ、その儘、割れたガラスの窓から、落ちた。
状況を理解するのに、暫くの時間が必要だった。
「撤退させられた……?」
誰かの独白のような声に、誰かが頷く。
完全勝利とは言い難い。
戦闘不能者が3名、サーヴァントが1体消滅、残りの者も歩くのさえ覚束ない状態だ。
それでも、誰も堕ちることなく、この場にいられる。
「そういえば、もうそろそろ学園祭ですね」
「立食パーティもあれば良いな」
「……もう、さすがに参加は遠慮したいな。今回でお腹いっぱいだ」
苦笑を零しつつ、立ち上がる。
床に落ちたガラスを、先程までいた六六六人衆になぞらえて力いっぱい踏み付ける。
ざり、という苦い音がした。
作者:呉羽もみじ |
重傷:野神・友馬(ノーアフターフォロー・d05641) 星空・みくる(お掃除大好きわん子・d13728) クリス・レクター(夜咲睡蓮・d14308) 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年7月6日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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