修学旅行~竹富島を、水牛車で、ゆぅるりと。

    作者:階アトリ

    ●皆で沖縄!
     武蔵坂学園の修学旅行は、毎年6月に行われます。
     今年の修学旅行は、6月18日から6月21日までの4日間。
     この日程で、小学6年生・中学2年生・高校2年生の生徒達が、一斉に旅立つのです。
     
     今年の修学旅行は、南国沖縄旅行です。
     沖縄そばを食べたり、美ら海水族館を観光したり、マリンスポーツや沖縄離島巡りなど、沖縄ならではの楽しみが満載です。
     さあ、あなたも、修学旅行で楽しい思い出を作りましょう!
     
    ●竹富島のお楽しみ
     修学旅行3日目、6月20日の自由行動では、沖縄離島の1つである竹富島にも行ける。
     竹富島は、石垣島から高速船で約10分。
     島内の集落には、石垣に囲まれた、赤瓦屋根の民家が建ち並ぶ。
     集落内の道は未舗装で、珊瑚礁を砕いた白砂が敷き詰められている。
     その白い道を、歩いて楽しむのも良いけれど、何といってもおすすめは、水牛車だ。
     耳の上にちょこんと可愛らしく花を飾った水牛が引いてくれる水牛車で、御者兼ガイドのおじさんやお兄さんが案内をしてくれたり三線を弾いてくれたりするのを聞きながら、集落内を巡ることができる。
     1頭の水牛が引く馬車の定員は20人ほど。
     ぎしぎしと揺れながら進む水牛車のスピードは、のんびりゆっくり。
     白い道、黒い石垣、家々の赤い瓦屋根と青い空、白い雲。
     そして更に集落を彩るのは、南国の花々だ。沖縄ではアカバナーと呼ばれるハイビスカスや、県花であるデイゴ、ブーゲンビリア等が咲き乱れる中に、蜜を吸いに来た蝶の姿も見られるだろう。
     民家の屋根には家ごとに表情の違うシーサーがいるのも注目だ。
     水牛車観光の後は、時間があれば集落の西にある西桟橋に行ってみると良い。
     今はもう桟橋としては使われていない、海に突き出した桟橋から眺めれば、沖縄の海と空が視界いっぱいに広がる。
     帰りの船の最終便の時間もあるので、夕日は見られないけれど、空と海のパノラマは一見の価値があるだろう。
     たっぷり楽しんだら、夕食までには石垣島に戻って一泊だ。
     
    「なあ、3日目の自由行動ってどうする? 俺は竹富島の水牛車に乗りに行こうかと思うんだよな。
     ほら、たまにはのんびりゆったりするのも良さそうだろ。普段はダークネス退治に、勉学に、忙しいしさ!」
     斑鳩・慧斗(中学生ファイアブラッド・dn0011)が、修学旅行のしおりと離島のガイドブックを広げて熱心に眺めている。
    「修学旅行、楽しもうな!!」
     慧斗は言って、八重歯を見せて笑った。


    ■リプレイ

    ●青空と花の島
     石垣島からの船が到着するのは竹富港。その近くに、水牛車乗り場がある。
    「慧斗さん、こんにちは!」
    「よ! 敬厳、久しぶり! 芋虫退治……以来だな!」
    「初日の三線、楽しかったですね。慧斗さんはどうでした?」
    「おう、楽しかったぜ。あんま上手くは弾けなかったけどな! 沖縄、飯も美味いしいいよなあ」
     敬厳は慧斗と話しながら周囲を見回した。
     乗り場からは、これから巡る集落の家や、そこに咲く花が見える。何よりも、これからお世話になる水牛たちの姿を間近に見ることができた。
    「おめかしして可愛いのう」
     篠介は、角に花を飾った水牛たちの姿ににこにこと微笑んで、自分が乗る水牛車を引いてくれる水牛の首を撫でる。
    「女の子じゃろうか、思ってたより小柄じゃな。今日一日よろしく頼むぜ」
     篠介の呼びかけに応えるように、水牛はゆったりと首を振った。
     危なくないようにガイドさんの指示に従えば、かなり近くまで寄って一緒に記念撮影したりすることも可能だ。
    「良い子ね、今日はよろしくね」
     一沙も、水牛に優しく声をかける。
    「水牛もゴツい顔してるくせに花なんかで飾ると可愛らしいじゃねぇの」
     冬崖が、角の下にちょこんと挿された花を指して笑んだ。水牛の身体に対して花はとても小さいけれど、黒い身体に赤いハイビスカスは鮮やかに映える。
    「櫂も花とか好きだろ? 飾ったら可愛いと思……」
    「似合う?」
     冬崖が振り返れば、恋人の櫂も髪に花を飾っていた。もちろん想像の通り、否、想像以上に可愛い。
     青嵐も、ガイドさんに頼んで花をもらっている。綺麗に咲いた2輪を手に、振り向けばそこには連れの2人。
    「さ、アディ。行きましょ?」
    「いっちゃ……」
     水牛車の前、イトセに発破をかけられて喘ぐ、エイダの言葉の続きは「無理」。学園の比ではない暑さに、エイダはすっかり参っているのだ。
     青嵐は2人の許に戻ると、赤い花を1輪、エイダの美しい金の髪にそっと飾った。
    「水牛と、おそろいです」
    「……ありがとう、ございます……」
     笑いかければ、エイダが緑の瞳を細めてほわりと微笑む。が。
    「気障ったらしいことしますね」
     イトセからの視線は厳しい。けれど、そんな彼女のツーテールにも、エイダとお揃いの花が挿された。
    (「あれ、珍しい。私にももらってきてくれたんですね」)
     イトセは一瞬きょとんとして、内心ちょっと悪いことしたかなと思ったけれど、それはそれ、これはこれ。
    「どうぞ、アディさん」
    「歩かなくていいだけ楽チンですよ、はい」
     青嵐の差し出した手がエイダに届く前に、イトセが小柄な彼女をひょいと、水牛車に乗せてしまった。
     青嵐は負けじとしっかりエイダの隣に乗り込んで、手を取って座らせてあげる。座ってからも、お花が落ちないように髪やリボンを整えるエイダの仕草がなんとも可愛い。
    「(まぁ……こうやって一緒に観光できるだけでも、十分ともいえますか。今回はイトセにも感謝してあげます)」
    「?」
     青嵐は呟き、怪訝げに振り向いたイトセには「いえなんでも」と微笑を返した。

     お客がある程度の人数に達すると、水牛車はゆっくりと出発する。
     コースはおよそ30分。この島を早めに切り上げて、他の離島にも行ってみたい生徒にも程よい所要時間だろう。

    「ろた君あの花知ってます? ハイ……ハイビ……ハイブリッド?」
    「ハイビスカスじゃね? 星兄ィ」
    「はっ、それだハイビスカス!」
    「ふふ、今日の俺ったらイッツアクールナイスガイ!」
     星司と一狼太は出発するなり、自分たちではそんなつもりもなく漫才をしている。
     沖縄ではアカバナーと親しみを込めて呼ばれ、この島では一年中咲いているそうだ。台風が来て散らされてもまたすぐに次の花が咲くのだと、ガイドさんからの解説が入った。

    「……水牛ってのァ、こんなたくさん乗っけて涼しい顔してすげえな。器でけえわ」
     戦争は水牛車の屋根の下から、間近に通り過ぎる石垣に目を丸くしていた。おりしも、曲がり角。集落の道は狭いけれど、水牛は石垣の角にぶつかったりしないように曲がるのだそうだ。
     戦争の隣では、里月が微笑んでいる。
    (「綺麗だなぁ……それに、これなら迷子の心配がありません」)
     静かに、のんびりと風景を楽しんでいるのがわかる里月に、戦争も習うことにする。
    (「うん。静かなのもいいよな。そういや部活の連中に土産買って帰んねーと! 何にしよう!」)
     ちょうど良いタイミングで、ガイドさんが石垣に生えた蔓は島コショウといって、その実は香辛料として使われ、人気のお土産だと説明してくれた。
     この小さな島にも名物はたくさんあるようだ。

    「織、カメラくれー持ってネェのか? 撮っとけ、記念だァな」
     露利が、水牛車の中に吹き込んでくる南国の風に闇色の髪を煽らせながら、隣にいる織に言う。
    「……露、こっち。見て」
     織の言葉に振り向けば、至近距離でカメラのレンズとご対面し、少し驚いた顔になった瞬間にカシャリ、とシャッター音。
    「おーおー、やってくれんじゃねェか」
    「びっくりした……? いつも子供扱いするお返し」
     カメラを降ろして笑った織に、露利が返すのは「ニヤリ」と音がしそうな笑み。
    「その俺様のブロマイドは御守りとして持ってろよォ?」
    「おまも、りって。……ばか。じゃない? 仕方ないから、残しておくけれど」
     織の精一杯にも見える憎まれ口に、露利が豪快に吹き出す。
    「その行動がガキだと気付けーってかァ」
    「もう、また子供扱い……」
     がははっと笑った露利に頭を撫でられて、織は恨めしげな表情をしたが、子供というよりはシーサー扱いだったかもしれない。

     集落全体が、伝統的な建造物として保護地区となっている。
     赤い瓦屋根の民家を囲う、黒い石垣は珊瑚でできた石を海辺から運んで来て作られたもの。石と石とを接着せず、積み上げただけの石垣なのに、きちんと作ってあれば台風にもびくともしないそうだ。
     ガイドさんによる島の風景についての説明があらかた終わって、三線の弾き歌いが始まると、水牛車の旅はますますのんびりゆったりとしたものになる。

    「オレもともと首都圏から出た事ないからさ、こうやって他の地域見るのも結構楽しいというか」
    「へぇ、四童子、あまり出た事なかったのか……なら……ひーろーになったら……東京のごとうち……がいあちゃーじ……」
     斎の隣、さっきまで水牛の角やシーサーのくるくるした鬣に目をキラキラさせていた実の、声がなにやら危うい。
    「おーい、桃野ー? って、寝てるし」
    「……おれ、ねてない……ねてない……ぞ……」
     斎の肩に、こてん、と実の頭がよりかかる。修学旅行も3日目、少し疲れも出るころだ。
     心地良く風の吹きぬける水牛車に座って、ゆっくりとしたリズムで揺られれば眠くもなる。
     足元に目を落とせば、実のクロ助も目を閉じて居眠りをしているようだ。
    「……ふあぁ。んー、オレもちょっと寝るか……」
     斎もあくびをして、重くなった瞼が落ちてゆくに任せるのだった。
     
     眠くなる生徒は続出。
    「ん?」
     輝は、寄りかかってくる重みが増したのを気にして本から顔を上げた。見れば、隣で風景を楽しんでいた晃がうとうとと瞼を閉じている。
    「あら……疲れてしまったんですかねぇ……」
     輝は晃の頭を軽く撫で、そっと顔を見た。普段から寝不足の晃だ。無理に起こすのも可哀相。さらり、晃黒い前髪が揺れて瞼が震える。
    「輝殿……?」
     完全に寄りかかってしまわないように、晃の眠りは浅いのだろう、薄く瞼が開いた。
    「……んふふ♪」
     輝が本を閉じ、頭を撫でると、晃はすこし気持ち良さそうにまた目を閉じる。普段よりも幼く見える晃の表情に、輝は微笑み、指先で眼鏡の位置を直してから、また本を開いた。
     南の風や、花や海の匂いを感じながら、輝は残りの時間を楽しむ。恋人と共に。

    「にしても……ほんとゆっくりだな水牛って……」
     銀河は水牛車の前で揺れている水牛の背を眺めてしみじみと言った。少し物悲しさのある三線の音色が奏でる、沖縄の楽と歌は、水牛の歩みのリズムとよく合っている。
     周囲を見れば、いつもは賑やかな井の頭キャンパスの中学2年C組のクラスメイトたちも、ゆったりとした島の時間に浸っていた。
    「綺麗な色……」
     壱は、空や花の彩りにうっとりしながら、うとうとし始めている。
    「心地いいですね」
     壱に肩を貸してあげながら、ジュリーも心地良さそうに目を細めた。
    「素敵」
     鼻歌で三線の音色に便乗しながらカメラを構えて、燐音は瞳を輝かせている。ゆっくりなので写真も撮りやすい。
    「のんびりできるためのスピードってこんぐれェなのかもな」
     宗汰が銀河に笑いかける。
     でも、何か楽しいものが見つかれば「のんびり」もちょっとお休み。
    「おわー! ほら、シーサー! 各家でそれぞれ全然違う!」
     銀河が、民家の屋根を指さして声を上げれば、眠そうにしていた壱も目を開けた。

     屋根の上のシーサーたちは、笑っていたり、怒っていたり、牙を剥いていたり、口を閉じていたり、様々な表情で家々を守っている。背筋を伸ばし足を揃えて座っていたり、逆立ちをしていたりと、ポーズも色々だ。

    「どっちがより面白い顔のシーサーを見つけられるか勝負しねぇか?」
     冬崖が言い出したのに、櫂が乗って、真剣に探し始める。
     しかし、横長に四角く口を開けた間抜け顔のシーサーを見つけてしまったのが運の尽き。
     冬崖にその顔真似をされ、櫂の笑いが止まらなくなってしまい、勝負どころではなくなった。
    「この旅行でどれだけ笑ったか分からないわ」
     櫂は目尻の涙を拭った。水牛車を降りた後も笑いは止まらず、ガイドさんに撮ってもらった2人の写真には思い切り笑った顔が写ることになる。

     太陽と、風と、鮮やかな彩りの中に響く、武蔵坂の生徒たちの楽しそうな声。

    「本当、楽園に……ニライカナイに来たようじゃな」
     篠介は景色を撮ろうと向けたカメラに、ふわり飛込んできた蝶々の姿を見て笑んだ。
     蝶々はブーゲンビリアの花群の中に消えてゆく。花の色と、空と白砂とが鮮やかなコントラストになって、眩しい。眩しいけれど静かな、不思議な風景を持つこの竹富島では、時の流れがゆっくりなようだ。
    「こんな1日も悪くないものだ」
     尚竹は都会の喧騒を忘れさせてくれる水牛車の旅に、満足げに吐息した。以前ここを訪れた人に、話に聞いて憧れていた通りなのだ。

     多くの生徒たちが、30分間の短かったような長かったような旅に満足し、水牛車を降りた。
     ガイドさんに許可を取れば、お世話になった水牛と一緒に記念撮影もできる。

    「じゃ、水牛を挟んで」
    「「記念撮影しよう!」」
     宗汰に頷いたジュリーと燐音が、仲良く腕を組んで、空いた手でノリノリでピースをした。
     でもどうせならグループ全員で一緒で撮りたい。
    「……カメラお願いして大丈夫かな?」
    「ああ、OK」
     燐音は快く撮影を引き受けてくれたアヅマにカメラを渡して、ジュリーたちの中に混じった。
    「ありがと! 水牛さんと一緒に撮ろう撮ろう! ほら、ちゃんと可愛い顔しなくちゃあ★」
    「わわっ、可愛い顔、って!」
     壱もアヅマにお礼を言って、手近な慧斗の腕を引く。可愛い顔と言われても戸惑いの表情になる慧斗の隣で、銀河が満面笑顔のピースサイン。
    「クラスメイトしゅ~ご~! って感じ?」
     直後、銀河は二の腕に押し付けられた柔らかな質感に目を見開く。
    「ってジュリー! びびったー」
     腕にしがみ付いているジュリーに赤面する銀河の姿も、しっかりカメラに収められてゆく。
    「この写真見れば、今日のことずっと思い出せそうだよな」
    「そうだな」
     カメラの液晶を覗き込む慧斗に、宗汰は頷いて、穏やかな島の光景の中、改めて空を見上げる。
    「……ありがとう」
     燐音に頭を撫でられ、お礼を言ってもらった水牛は、応えるように鼻面を燐音の手に摺り寄せた。
     そして、水牛車から外してもらうと、良い仕事ができたと満足でもしているかのように、堂々とした歩調で休憩場所へと歩いていったのだった。

    ●蝶の道を通り抜けて
     集落からほど近い浜辺に、西桟橋はある。
     花が咲き、蝶の飛び交う道が、海へと通じていた。
    「海だー! 海だ星兄ィ! すげぇ! 海だ! でけぇ! 海でけぇ!!」
     見えてきた海に、一狼太が目を輝かせて声を上げる。
     竹富島には船に乗ってやってきたから、海は見ているのだけれど、広々とした白い砂浜と、両腕を伸ばしても抱えきれないほどに長々とした水平線という光景には興奮せざるを得ない。
    「ああ、海キレイっすね。ってろた君、何か子供みたいっすねー」
     はしゃぐ一狼太を見守りながら後ろを歩いている星司も、笑顔だ。今日は本当に、色んな光景が楽しい。

     水平線へと真っ直ぐに伸びる桟橋から、海を眺めるのもまた良いものだった。
    「……ふむ」
     昌利は桟橋の端に胡坐をかいて座り、深呼吸をする。
     頭を空っぽにし、風や波の、あらゆるリズムや音を思う存分に感じ、楽しむ。周囲の学友たちの賑やかな声さえもこの海の音の一部だ。南の海は懐深い。

    「絵に描いたようなとかいいますけど、これ絵に描ける気がしません」
     桟橋の先端から、真夜は水平線に向けてシャッターを切る。
     青い空と海の色合いのコントラストが美しく、水平線が空と海の境界線のようにくっきりと見える。
     白い雲も綺麗だった。
     カシャリ。
     真夜の隣から、違うカメラのシャッター音が聞こえてくる。
    「やっぱり綺麗だよなぁ、沖縄の海って」
     カメラを手に、嘆息したのはアヅマだった。
    「ずっと見てるとなんだか悩みが消えていくような気もしますね」
     真夜は笑んで、頷く。
     海から吹く風が、カメラを持った2人を等しく包み込んだ。
    「斑鳩君、ここでも写真、撮っておくか?」
    「もっちろ……ん!?」
     アヅマに頷いた慧斗に、誰かが何かを投げてきた。反射的に受け取って、見ると、なんと女物の服。 
    「モッテルネ Little Boy!」
     服を脱いでビキニ姿になったクリスティーナが、西桟橋から近いビーチのほうへと、駆け出すところだった。
    「ちょ! おい! 待てよ!」
     慌てて呼び止める慧斗を振り向き、風と波の音に負けない声でクリスティーナは言う。
    「集団行動ヲ乱スナデスカ? JApノBad boyハ意外トGood boyネ!」
    「あーもー! 船の時間覚えてるか!? 最終便までに戻れよなー!」
     慧斗の声も負けずに響いた。振り返された腕は、もちろん、という返事だろうか。
     日はまだ高く、石垣島に戻る船の最終便まで時間はたっぷりある。
     けれど、気をつけなければいけない。
     ゆぅるりとした、この島の時間に流されていたら、きっと夕方なんてすぐ来てしまうだろうから――。

    作者:階アトリ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年6月20日
    難度:簡単
    参加:30人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 10/キャラが大事にされていた 1
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