嘉祥の紫陽花

    作者:佐和

     武蔵坂学園のある教室で。
     八鳩・秋羽(小学生エクスブレイン・dn0089)は自分の席に座って、1枚の広告をじっと眺めていた。
     そこに大きく踊るのは『紫陽花祭り』という文字。
     ビラ一面に広がるのは、紫陽花の花、花、花。
     示された会場は、とある公園にある小高い丘だった。
     緩やかな上り坂は、頂上の広場を通り、反対側へと緩く下っていく。
     その道を囲むように、紫陽花が咲いているという。
     いや、むしろ、紫陽花の花の間を道が通っている、と言うべきか。
     祭りの間はスタンプラリーも行われていて、道の途中、どこか7ヶ所に置かれたスタンプを、スタート地点でもらえるカードに全て押して、丘を越えた反対側のゴール地点に行くと、紫陽花色の金平糖が参加賞としてもらえるらしい。
     スタンプラリーの中間地点になる頂上には広場があり、もちろんぐるりと紫陽花に囲まれている。
     また、広場の一角では、野点の体験会も行われているのだとか。
     ああ、そういえば、次の日曜日は……。
    「嘉祥の日……」
     思い出した秋羽は、ぽつりと呟いた。
     16個の菓子を神様にお供えして疫病除けをした、という言い伝えにちなんだ和菓子の日だ。
     紫陽花を見るだけでも楽しそうだし。
     そんな紫陽花の横で、和菓子を食べるのも素敵だろう。
     なかなか体験できない野点をやってみるのもいいし。
     スタンプを集めて金平糖をもらうのもいい。
     広告の中に広がる紫陽花の花、その向こうへと思いを馳せて。
     それから、ふと、窓の外を見る。
     窓際の席からは、クラブへ向かったり寮へ向かったり帰宅したり、思い思いの方向に楽しそうに歩く生徒達が見下ろせる。
     遠くに聞こえる笑い声に、ふっと微笑を浮かべて。
    「……みんなにも、教えて、あげよう」
     秋羽は立ち上がった。


    ■リプレイ

    ●紫陽花と 梅雨を楽しむ 嘉祥の日
     梅雨の合間、夏の近づきを思わせる晴れ渡った空の下。
     すでにここから紫陽花に囲まれているスタンプラリー受付兼スタート地点で、迫水・優志(d01249)はスタンプカードを受け取った。
     咲き誇る紫陽花と【夜天薫香】の仲間を見回しながら、
    「神津と斉藤はこのテの催しは燃えそ……」
    「先に到着したほーが勝ちね!」
    「って事で、ゴー!」
     優志が呟き終わるより早く、斉藤・キリカ(d04749)と神津・暁仁(d05572)がゆるやかな坂を駆け上っていく。
    「わ、私も負けないっ!」
     あっという間に小さくなる2人の背中を見ながら、ルーナティアラ・アルゲントゥム(d02930)もぐっと拳を握り締めて。
     ふと、隣の三栗谷・イーファ(d18483)を振り返る。
    「良かったら一緒に行こう?」
     イーファは嬉しそうにふんわり微笑んで。
     だが、1人走り出そうとしない優志を気遣って様子を見上げた。
    「俺はゆっくり行くから、楽しんでおいで?」
    「うん。いってきます」
     くすりと微笑んだ優志に、イーファはルーナティアラと共にパタパタと走り出した。
    「わあ! 鴛水さん、見て下さい! 沢山咲いてますよ!」
     歓声を上げる大場・縁(d03350)に、鴛水・紫鳥(d14920)は綺麗ですねと頷いて。
    「雨の日の紫陽花も綺麗ですよね。
     水も滴る……って、女の人じゃないですけど」
     くすくすと2人笑い合う。
    「今日は晴れてよかったですけど、雨が降ってもよかったかも?」
    「ですね。紫陽花だけじゃなくて、色んな物が普段と違う表情を見せてくれて……
     そういうのもとっても素敵ですよね」
     同意してくれた縁に、お気に入りの雨具を持っての散歩もいいかもと紫鳥は思う。
    (「次は雨の日に誘おうかな?」)
    「あっ! 最初のスタンプ発見です!」
     そして縁の示した先へ、晴れの散歩は進んでいく。
     最初のスタンプはかたつむり。
    「イヅル、見て見て。スタンプの絵柄が凄く可愛いよ」
     これは全部集めないと! と気合いの入る東堂・イヅナ(d02921)に、東堂・イヅル(d05675)は苦笑して、
    「俺のスタンプカードはあげないぞ」
    「な、何も言ってないしっ」
     だが狙ってはいたらしいイヅナは、ちょっとあたふた。
    (「金平糖くらいはあげるか」)
     そう思いながら、イヅルはカードの地図を見る。
    「しかし、迷路じゃなくてよかったな。迷わなくてすんで」
    「って、迷路だと私が迷子になるの前提なの?」
    「あくまでイメージだ。気にするな」
    「気にするよ!」
     ぽんぽんと会話を交わしながら、イヅルをナビゲーターに次のスタンプを目指した。
    「紫陽花を愛でに花々と歩く……贅沢な我侭が叶ったな」
     勾月・静樹(d17431)は、感謝の気持ちを込めて十七夜・狭霧(d00576)と南川・ことな(d17993)の頭を撫で、微笑んだ。
    「あれ? 花ってことなちゃんの事じゃないん?」
     確かにことな程綺麗な花は中々ないと同意しつつも、首を傾げる狭霧。
     が、すぐに気付いて。
    「俺も含まれてんの!?」
    「事実をそのまま言ったまでだ」
    「しづきちゃんってばナマイキー!」
     後輩の手を振り払って暴れる狭霧の反対側では、
    「ふふ。こうしていると静樹君がお兄ちゃんみたいです」
     長身の同級生に素直に撫でられることな。
     自分の方が年上だと狭霧はさらに暴れ出す。
     だが、その怒りは長くは続かずに。
    「あ、2人ともあそこ! 凄く綺麗!」
    「十七夜先輩、向こうは朝露が残ってて太陽を反射してすごく綺麗ですよ」
     ことなと共に、紫陽花へとまっしぐら。
     魅入ってスタンプを通過しそうな狭霧を、静樹がひょいと回収する。
    「もう、心配しすぎ!」
     また暴れ始めた狭霧に、ことなも再び微笑んだ。
    「こんなに沢山の紫陽花を見たの初めて。
     あ、あれ! 僕見たことないよ!」
     楽しそうに駆け出す古賀・聡士(d05138)に腕を引かれて、高城・時兎(d13995)は少し驚きながらもその頬が緩む。
    「アジアンビューティー。これ、お気に入り」
     指先でそっと触れて、綺麗でしょう、と小首を傾げれば、聡士も笑顔で覗き込んでくれて。
     吸い込まれるように時兎は紫陽花へとカメラを構えた。
     響くシャッター音。
     ふと顔を上げると、聡士は紫陽花ではなく時兎を見ていて。
    (「普段とは何となく雰囲気違うなぁ」)
    「……ちょっと。紫陽花見てなよ」
     仏頂面の時兎に柔らかく笑えば、不意に向けられたカメラ。
     撮れた聡士は、驚き顔。
     こちらも色とりどりな紫陽花にデジカメを向ける白藤・樂(d04514)。
    「こんなに種類あったんだなぁ……」
     進んだ先では、2人分のスタンプを押す阿桜・朱里(d16625)がいた。
     また1つスタンプの増えたカードも記念にパシャリ。
    「樂ってマメだなー」
     楽しそうに言いながら、朱里はより多くの紫陽花を見ようとあっちへこっちへ。
     樂はその様子を紫陽花と一緒にカメラに収めて。
     そんな樂を朱里が携帯でパシャリ。
    「おい……」
    「ふっふっふー。樂も俺の事撮ってたろ?」
     いつもより低い声で凄んでみても、朱里に嬉しそうに笑われれば、樂は苦笑するしかない。
     朱里が喜んだのは、いつもと違う声が聞けたからとは知らぬままに。
    「ふわ、こっちの紫陽花もきれーい!」
     ルーナティアラも携帯で撮影会。
    「ルーナおねぇちゃん、つぎ、あっち?」
     イーファの声に振り向いて、2人でカードを覗き込んでは、あっち? こっち? と楽しそう。
     一方。先行している2人組は。
    「あ! あっきー、すっげぇ綺麗! 一面紫陽花!」
    「うお、まじすげぇ……」
    「よっし、今のうちー!」
    「……って、斉藤てめ卑怯な!」
     暁仁はキリカを追って、紫陽花の真ん中を突っ切る階段を、頂上へと駆け上った。

    ●嘉祥の日 梅雨と和菓子と 紫陽花と 共に変化を 楽しむひと日
     紫陽花の丘の頂上で、モアイ柄のレジャーシートを広げて座るのは大堂寺・勇飛(d00263)。
     その前にあるのは20人前の弁当。
     の、空き箱。
    (「今日はプリンも厨ニ病もマッチョ系寿司職人も忘れる」)
     今日までに何があったかはともかく。
     勇飛は穏やかな時間の大切さを悟りながら、紫陽花をのんびりと眺めていた。
     一方で、袖岡・芭子(d13443)は柵に寄りかかってコンビニ弁当を食べて。
    「やあ。こんな所で1人なんて、物思いでもしてるのかい?」
     そこに通りかかった野神・友馬(d05641)が話しかける。
     箸を止め、怪訝な顔をする芭子。
    「あ、いや、ナンパとかじゃないって」
    「じゃ、何かな? 迷子?」
    「そうだな。人生の道に……迷っちゃったかな?」
    (「これはキマった!」)
     自身最大の格好付けをした友馬は1人悦に入って。
    「……そっか」
     納得した芭子は、指でこめかみをとんとんと、大丈夫? のジェスチャー。
     必死に正常っぷりを説明し始める友馬に、芭子は小さく笑った。
    (「たまには変なことに巻き込まれるのも面白いかも」)
     大きなレジャーシートの端に座ってもくもくと和菓子を食べる八鳩・秋羽(dn0089)を見つけて、アイリス・アレイオン(d18724)はその歩みを向けた。
    「紫陽花のこと、教えてくれてありがとう。
     初めて一面の紫陽花を見たけど、様々な色があって綺麗だね」
     笑顔で話しかけると、秋羽は無言でこくんと頷いた。
     そこに。
    「よかったら自由に使ってくれ!」
     突然の声にアイリスはおどおどと秋羽の向こうを覗きこむ。
     そこにはごろごろと寝転がる改・昂輝(d18542)がいて。
    「オレ、アラタ・コウキ! よろしく!」
     元気な挨拶と共に再度勧められ、アイリスはシートの上へ座る。
     どうやらシートは昂輝が持って来たようだ。
     そこで初めてアイリスは、秋羽の後ろに浮かぶ髑髏の仮面に気付く。
    「きゃっ!? ゆ、幽霊!?」
    「やっぱ驚くよな」
     からからと笑う昂輝と、びくびくしているアイリスを気にもせず、仮面をつけた真夏月・牙羅(d18170)は無言で紫陽花を眺めていた。
     その前を通りかかった水瀬・ゆま(d09774)がひらりと手を振り、
    「八鳩さん、こんにちは。お菓子、美味しそうですね」
     刀形・影生(d18348)が秋羽へどら焼きの入った袋を差し出す。
    「誘いのお返しだ」
     そしてまたレジャーシートに人が増えて。 
    「……稀にはいいな」
     牙羅はぽつりと呟いた。
     その向こうでは【猪鹿蝶】の面々が梅雨をテーマにお茶会を開催中。
    「緋毛氈みたいだね♪」
     赤いレジャーシートを撫でてから、姫乃井・茶子(d02673)は茶道具を出して薄茶を用意。
    「広場でお茶会って新鮮です」
    「まるで紫陽花の方が俺達を観賞してるみたいだな」
     辺りを見回す有馬・由乃(d09414)に、殿宮・千早(d00895)が笑いかけて。
    「ね、みんなが持ってきた和菓子はどんなの?」
     待ちきれないとオデット・ロレーヌ(d02232)が声をあげた。
     嘉祥の日にちなんで、4人が4個ずつ、16個の和菓子を持ち寄ることにしていたのだ。
     言い出したオデットの手にあるのは、雨上がりの虹をイメージした7色あんを包んだ透明な葛。
     千早は、雨雫だ、と水面のように表面が円状に波打つ透明な錦玉羹を差し出した。
     その中では赤と黒の葛金魚が泳いでいる。
     茶子は、葛饅頭に紫や青の細かい錦玉を散らした紫陽花。
     そして由乃が出した透明な寒天の中にも、紫陽花が浮かんでいて。
    「同志だー♪ お花見対象増やしちゃったね!」
    「本当、紫陽花が沢山です」
     茶子と由乃が笑い合う。
     ついでにこれも、と千早が出した落雁にも紫陽花が混じっていて。また増えたと大笑い。
    「こんなに綺麗で爽やかだったら、梅雨の憂鬱なんて吹き飛んじゃうわ!」
    「疫病どころか鬼も裸足で退散かもっ!」
     笑いながら言うオデットに、茶子も頷いて。
     楽しいお茶会。皆で笑顔で歌を詠む。

    ●紫陽花と 笑顔花咲く 嘉祥の日
     運動会で見るようなテントの下で、こちらは本当の緋毛氈を敷いた、野点体験の一角。
     和装で抹茶を点てる人達を見ていると、蓮咲・煉(d04035)の背筋も自然と伸びて。
     作法は周囲を見て倣えば大丈夫と思いつつ、失礼をしてしまったらと緊張は消えず。
     つい、と隣を見上げれば、気付いた桜田・紋次郎(d04712)がいつものように笑いかけていた。
    「楽しめりゃ、それでいいんじゃねぇの」
     作法は略式だし、との言葉と何より笑顔にほっとして、やっと煉の力が抜ける。
     そこにゆるりと配られた抹茶を、そうっと1口、2口。
     苦い? それとも、濃い?
     ゆっくり味わう煉の姿を見て楽しみながら、紋次郎も口に含んで。
     どちらからともなく微笑み合う。
     どうぞ、と声をかけられて席に向かうゆま。
     昔、茶道を習っていたので、少し懐かしい感覚で正座。
     その隣に進むのは、初めての野点で緊張気味のシュネー・リッチモンド(d11234)。
     けれど、列の後ろに影生を見つけて、驚きながらも笑顔で手をひらひら。
     隣のゆまからも優しい挨拶を貰って気持ちが落ち着いた。
    「お手前ちょうだい致します」
     覚えているものだなぁ、とゆまは完璧な作法で抹茶を頂いて。
     ギリギリまでネットで作法を確認していたシュネーも、
    (「お茶は好きだから大丈夫」)
     落ち着いた所作で1口。
     でもその苦さにすぐに、添えられた和菓子を口にする。
     椎名・澪(d13674)は周囲の紫陽花に、最近帰っていない実家を思い出して。
    (「小さい頃ばあちゃんに連れられてこんなところに来たような気がするな」)
     作法なんかは覚えてないけど、見よう見まねで抹茶を頂く。
     平戸・梵我(d18177)も正座でにこにこと、抹茶と和菓子、そして紫陽花に囲まれた景色を楽しむ。
     広場でゆったりするのもいいが、やはり野点だ、と影生も静かな時間を過ごし。
     和装の女性の教えに、最後の挨拶、と揃って礼をする。
     そして。
     立ち上がろうとした梵我は派手にずっこけた。
     その足の感覚は、痺れすぎて、ない。
    「あ、足痺れた……」
     澪も立ち上がりかけた微妙な姿勢で呟き、影生はつった足の痛さに静かに耐える。
    (「頑張れっ。俺も頑張る!」)
     心の中でエールを送りながら、でもやっぱムリかも、と梵我は崩れ落ちた。

    ●雨晴れて 楽しい会話に 花が咲く
    「あ、スタンプありましたよ!」
     そのポイントを見つけて駆け出す花蕾・恋羽(d00383)。
     先を行くその背中を眺めて、蓮華・優希(d01003)は微笑んだ。
    「あと少し。全部集めましょう。ふふ」
     初めてのスタンプラリーに。ゴールにある金平糖に。
     恋羽の足取りは弾むようだ。
     そして、2人のお楽しみはもう1つ。
    「集め終わったらごはん、ですね」
     優希の持つバスケットの中にある、バケットのサンドイッチ。
     小振りのポットには紅茶、紙コップに、鞄には簡易救急セットも入っている。
     楽しみを支える準備は万全。
    「優希さんの手作り、楽しみなのです」
     恋羽に頷いてから、優希も次のスタンプを探し始めた。
    「見つからないね」
     紫陽花は綺麗だけれど、次のスタンプを見失って。
     辺りを見回す帆波・優陽(d01872)に、タージ・マハル(d00848)は箒を取り出した。
    「こんな時はこの『魔法の箒』にお任せ」
     呪文を唱えて手を離せば、ぱたんと倒れる箒。
    「うん、あっちだね」
     くすっと笑って進むマハルの後を、訝しげに着いて行くと、
    「本当にあった!」
    (「あ、本当にあった……」)
     ちょっと驚くマハルの横で、凄い凄いと喜ぶ優陽。
    「だって僕は魔法使いだからね」
     動揺を隠してえへんと胸を張ると、
    (「ちょっと可愛いかも」)
     優陽はくすりと笑ってまた、凄いね、と手を叩いた。
    「これで最後ね」
     7つ揃ったカードを見て檮木・櫂(d10945)は呟く。
     土方・士騎(d03473)と話しながら歩いていたらあっという間だ。
    「金平糖が食べたい、なんて我侭だったかしら?
     お茶をしながらの方がよかった?」
     櫂はそう言うけれど。
     紫陽花を見よう、という約束は果たせた。
     だから。
    「では、次はそうしよう」
     また新しい約束を紡いで、士騎は微笑んだ。
     櫂も嬉しそうに笑って……ふと、緊張の面持ちで士騎へと手を差し出す。
    「もう少し、ゆっくり歩きましょう」
    「私もそう思っていた」
     手に手を重ね、優しく握って。
     ゴールまではあと少し。
     でもこの時間をもう少しだけ長く楽しもう。
     そして、マイペースにゴールした優志は【夜天薫香】の仲間と合流。
    「あー、くっそ! しゃあねぇ、何奢りゃいいんだ?」
    「ま、仕方ないから金平糖で許したげる!」
     勝負はどうやらキリカの勝ち。
     イーファとルーナティアラは甘い星の欠片に夢中だ。
     優志は自分の星も2人に差し出して。
     仲間に笑顔で問いかけた。
    「さて、次の季節は皆で何処に出掛けようか?」

     皆でならきっと楽しいから。
     

    作者:佐和 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年6月25日
    難度:簡単
    参加:39人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 2/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 14
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