俺より強い奴を待ってみる

    作者:波多野志郎

     ――ストリートファイト。
     街の片隅や秘密裏に作られた有志のみが知る舞台で戦う喧嘩試合の事だ。決して世に認められたものではない。しかし、どんな時代にでも強さを求め戦う者は絶えない。強さとは、その果てにある最強の称号とは、それだけの魔力を秘めているのだ。
     だからこそ、その路地は存在していた。
     もう、一昔である。今でも脈々と語り継がれる「この街最強のファイターだけが使う事が許された戦場」があった。
     今では秘密裏に作られたステージで賭け試合が行なわれるのがこの街の常識だった。だが、ファイターの間では今もいるのだ、誰の目にも留まらないそこで名誉のない、強いというだけの結果が欲しいという者が。
    「だよな、強さというのは誰かに認められるもんじゃない。自分が認めるものだ」
     行き止まり。王座に座るように木箱に座った男が一人こぼす。
     筋肉の塊のような男だった。しかし、その仕種や動きに鈍重さは感じさせない。体をどう動かせばロスが少ないか? それを徹底的に探求した者の動きだ。
    「さて、来るかね?」
     自分と同じ馬鹿者が――自分よりも強い者が。この舞台に上がって来るだろうか? 男は野太い笑みでそれを期待していた……。


    「手加減は相手に失礼、とか思ってるタイプっす」
     こめかみを指で押さえて湾野・翠織(小学生エクスブレイン・dn0039)は苦い表情で言った。
     今回、翠織が察知したのはダークネス、アンブレイカブルの動向だ。
     その街には昔にその街のトップファイターがストリートファイトに密かに使った路地がある。それを知ったアンブレイカブルがそこに陣取ってしまったのだ。
    「……実は密かにまだ使われてたりするのが世の不思議っす。そこに来てしまったストリートファイターさんが被害に合うっす。いや、勝てるはずないんすけどね?」
     そうなると無冠の帝王としてアンブレイカブルがそこに君臨してしまう。そうなれば、犠牲者の数は増える一方だ。
    「なんで、ここは一つみんなに一戦やって欲しいんすよ」
     時間は夜。無意味に電灯が配置されている上、元は駐車場にでもするためだったのか広い空間となっているので戦うのに支障は一切ない。
     そこに行けば、アンブレイカブルは何の躊躇もなく、こちらの挑戦を受けてくれるだろう。
    「こっちが複数でもお構いなしっす……それだけの実力があるって事っすけど」
     敵は一人。だが、アンブレイカブルのサイキックに加えサイキックソードと無敵斬艦刀のサイキックを素手で使用してくる。攻撃力の高い強敵だ。全員が力を合わせてようやく勝てる、そういう相手だという事を忘れてはいけない。
    「自分はよくわからないんすけどね? それでも、こういうノリが好きな人もいるんじゃないっすか?」
     思う存分、やって来て欲しいっす、そう翠織はため息混じりに締めくくった。


    参加者
    長久手・蛇目(地平のギーク・d00465)
    阿々・嗚呼(剣鬼・d00521)
    逢坂・豹(豹牙奮迅・d03167)
    森田・供助(月桂杖・d03292)
    淳・周(赤き暴風・d05550)
    赤秀・空(アルファルド・d09729)
    村井・昌利(吾拳に名は要らず・d11397)
    炎藤・沙希(左を制する者は世界を制す・d18114)

    ■リプレイ


     カツン、と足音が路地に響き渡る。
    「難しい事を考えなくて済むのは良いね」
     そう呟く赤秀・空(アルファルド・d09729)の言葉には疲労の色がある。その空の肩を叩いて、淳・周(赤き暴風・d05550)が朗らかに笑った。
    「なーんかフラストレーション溜まってるっぽいけど力入り過ぎやしねえかねえ?」
     そんなやり取りを見て、炎藤・沙希(左を制する者は世界を制す・d18114)も笑った。
    「うち、初めての実戦やから緊張するわ……ま、それ以上にワクワクしとるんやけど」
     灼滅者達の表情には、悲愴はない。沙希の言う通り、そこには確かな期待が宿っていた。
    「マジパネェっすね!」
     その路地の奥に行き着いて、長久手・蛇目(地平のギーク・d00465)は思わずそう歓声を上げた。
     そこは、まさにバトルフィールドだった。アスファルトで足場を固められただけの広い空間、そしてそこに無造作に木箱に腰を下ろした男の姿。
    (「懐かしいな、この空気」)
     村井・昌利(吾拳に名は要らず・d11397)がふと昔を懐かしむ。地元で似た事をしていたのだ、小遣い増やした、減らしたりしたなぁ――そうかつて楽しんだあの空気に、古巣に帰って来たような想いだった。
    「喧嘩の相手が欲しかったんだろ? なら、ちょっと相手してくれよ」
     逢坂・豹(豹牙奮迅・d03167)の言葉に、男が立ち上がる。その動きに淀みは無い、武術を嗜んだ者ならその動作一つで男が詰んだ研鑽を見て取れただろう。
    「八人か、構わないぜ?」
     男の言葉に気負いはない。むしろ、それが当然の事のように言ってのける。いっそすがすがしい物言いに、森田・供助(月桂杖・d03292)は真っ直ぐに名乗った。
    「森田供助だ。あんたの名は? やる前にそれだけ聞かせてくれよ」
    「へぇ、名前を覚えて帰るつもりか」
     供助の言葉に、男――アンブレイカブルはむしろ嬉しげに歯を剥いた。それだけで戦場を覆っていた殺気の密度が増す。
     その中で、何と言う事もないように阿々・嗚呼(剣鬼・d00521)が口を開いた。
    「初めまして、嗚呼です。お墓には何と刻めば?」
    「――クカカッ!」
     その物言いに、アンブレイカブルは破顔した。そこには一片の冗談もない。だからこそ可笑しくてたまらないのだろう、ひとしきり笑いアンブレイカブルは天を仰いで名乗った。
    「咬拳――コウケン、だ。食い千切られたくなければ、死に物狂いで抗ってみろ」
     その名乗りと同時、周囲の温度が変化した、そう感じた。だが、実際には風は小揺るぎもしていない。その殺気に背筋が凍り、胸の奥からこみ上げる衝動に胸が熱くなった、それだけだ。
    「うちはボクサーやから拳しか使われへん、うちと思いっきりドツキ合いしてくれへん?」
     服を脱ぎ捨て、ボクサーのウェア姿となった沙希が拳を突きつけ、そう宣戦布告する。咬拳はそれに、握り拳を突き出し、クイクイと人差し指で招いた。
    「さあ、行こうか」
    「やろうか、喧嘩を」
     空がスレイヤーカードを解除し、上着とシャツを脱ぎ手首を軽く揉みつつ昌利が言い捨てる。それに咬拳も笑って答えた。
    「おう、やろうぜ、喧嘩」


     咬拳が地面を踏みしめ、その右拳を横薙ぎに一閃させた。
    「!?」
     ヴォ! と鈍い風切り音と共に、衝撃が戦場を駆け抜ける。そして、盛大な爆音を轟かせた。
    「こっちからも行くで!」
     その衝撃に踏ん張り、軽いフットワークから沙希が咬拳に間合いを詰める。オーラを集中させた拳を顔の前に揃え、左ジャブで距離を測りながら右ストレート、更に体を左右に振ってコンビネーションブロウを叩き込んだ。
     叩き込んだ、そのはずだ。だが、拳のすべてが命中しても咬拳は小揺るぎもしない。
    「――ちょ!?」
     どころか、ゆっくりと咬拳は右の拳を突き出した。ゆっくりではあるが連打の最中だ、沙希はガードするがそのまま咬拳は無理矢理拳をねじ込み、沙希を吹き飛ばした。
     攻撃ではない。ただ、拳で押しただけ――攻防とも言えないやり取りだけで、自分達に横たわる戦闘能力の差を思い知らされた。
    「いいねえ、分かりやすい奴は!」
     それを見てむしろ燃えた、と周は皐月を右拳に一点集中、炎に包み咬拳へと繰り出した。咬拳は周の燃える右ストレートを跳ね上げた右手で迎え撃った。
     右手首で払い、巻き込む。回し受け、あまりにも有名な武術における基本的な防御の一つだ。
    「っとと!」
     周の拳が逸らされる。そこへ横へ回り込んだ豹が手で拳銃の形に作り、銃身に見立てた人差し指を咬拳へと向けた。
    「さあ、行くぜ、ワルツ!」
     豹の呼びかけに応えるように、挟撃の形でライドキャリバーのワルツが咬拳へと突撃した。そのキャリバー突撃に咬拳は裏拳で反応、装甲を殴り倒しその突撃を相殺する。
     瞬間、豹が心の引き金を引いた。指先の銃口から放たれた漆黒の弾丸に咬拳が反応するが、わずかに間に合わない。
    「数が多くては、捌ききれんか!」
    「今回は、ただ戦いを楽しませてもらおう」
     地面を蹴る咬拳を空の足元から気根のように伸びた影が追う。左右にステップする咬拳の右足を影の蔦が捕らえたその瞬間、嗚呼が迫った。
    「私より強い人に会いにきました」
     嗚呼の小さな両の拳が嗚呼を殴打していく。だが、それを無造作に咬拳は受け切り、牽制のショートアッパーを放った。
    (「ああ、当たったら痛いですね」)
     ひどく他人事のように嗚呼は思った。鼻先を通りすぎた拳は、かすかな焦げ臭さをさしていた。通り過ぎただけでそれだ、まともに比べは宙を舞わされるだろう。
    「いてぇ奴は声出せ! すぐ、癒す」
     供助が昌利へと防護符を飛ばす。それに傷を癒されながら、昌利は咬拳へと間合いを詰めた。
    「出し惜しみ無しだ!」
     こめかみを、顎を、リバーを、昌利の連打が命中していく。それに、咬拳は歯を剥いて笑い、振り下ろしの拳打で昌利を後方へと下がらせた。
    「いやー、こういうのはロマンっすよねー!」
     わくわくが抑え切れない、そう目を細めて蛇目が入れ替わりに咬拳へと挑みかかる。左右の連打――が加速する前に、咬拳の拳が蛇目のオーラに包まれた両手を弾き、相殺した。
    「あ、やば」
     呟くが、どうしようもない。流れるような動作で腰溜めに拳を構えた咬拳の右が蛇目の胸元を強打、そのまま吹き飛ばした。
    「おっとっと――!?」
     地面を腕で殴り、蛇目は無理矢理体勢を立て直す――その直後、即座に再行動した咬拳が森羅万象断を叩き込んだのだ。
    「ワルツ!」
     豹の言葉を受けてワルツが蛇目の目の前に回りこみ、その車体を盾にする。それを見て、咬拳は満足げに笑った。
    「いいな、存外いいな、たまらんな! いいぞ、お前等八人がかりで、まとめてようやく満たされそうだ」
    「それは上々だ」
     昌利は短く返す。侮りだとは思わない。嘲りなどは欠片もない。心の底から、今、目の前の男は自分達を対等の『敵』と認めたのだ。
     もちろん、それで終わらせるつもりはない――灼滅者達は自身の中で盛り上がる熱を確かに感じながら、咬拳へと挑みかかった。


     拳が空を切る音が響き渡る。
    (「こいつ……ッ!」)
     沙希はスウィービング――頭を左右に振り、的を絞らせないように近距離で左ジャブで間合いを測りながら咬拳の動きに舌を巻いた。
    「ボクシング、ね。確かに、拳打に関しては面白い」
     沙希のそれとは似ていても違う、だが、明らかなボクシングスタイルで咬拳は対応する。回し受けではなく、パーリングと呼ばれる相手のパンチを掌打で弾く防御で沙希のジャブを受け流していく。
     だが、ボクシングでならば沙希に一日の長がある。
    「ほら、ガードしてるだけやったら勝たれへんで!」
     左ジャブを打つように見せかけフェイント、タイミングをずらしての右ストレートが咬拳を捉えた。それに咬拳は一歩後退する――直後、左の砲弾のような直突きが沙希の顔面を狙う。
     しかし、そこへ蛇目が回り込んだ。両腕でその直突きを受け止め、その手首を掴んだ。
    「今っすよ! 思いっきりぶちかましてくださいっ!」
     昌利がそこへ踏み込んだ。フッ、と姿が消えたかのように高速で死角へと潜り込み、手刀で咬拳を切り裂く!
    「ソニックぶ……フレア」
     そして、そこへ嗚呼が両手の間に生じた炎の奔流、バニシングフレアを叩き付けた。
    「クカカ!」
     笑い、咬拳が駆ける。その進行方向へワルツの機銃が掃射される。ガガガガガガガガガガガガガガ! と着弾しては火花を散らす銃弾の雨、そこへ跳躍した豹がまるで食らい付くような指の形の手を突き出した。
     その直後、大きな黒豹の姿をした影が起き上がり、咬拳へと飛びかかる。グッ! と豹が握り拳を作った瞬間、影の黒豹が大口を開けて咬拳を飲み込んだ。
    「化け物が――!」
     いっそ楽しげに豹が吐き捨てる。黒豹が内側から膨れ上がり、砕け散る――咬拳の雷を宿る拳が、粉砕したのだ。
     豹は着地する。ワルツと再び形を取り戻した影の黒豹がその後に付き従った。
    「逃がさねぇぜ!」
     咬拳の背後に周が回り込む。咬拳はそれを裏拳で牽制しようとしたが、その手首に影の蔦が絡みつく――空の影縛りだ。
    「隙ありだ」
    「要所要所で――!」
     ミシリ、と腕を締め上げられる。まさに絞め殺しの木と呼ばれる赤秀の気根に絡みつく影を咬拳は力づくで振り払った。
     しかし、牽制のはずの裏拳が逆に隙になる。裏拳を間に合ったガードで受け止めた周が紅い闘気をまとった拳を繰り出したのだ。
     周が後方へ跳ぶ。咬拳が呼吸を整えるのを見て、供助が告げた。
    「お望みなんだろ? それで何が得られるわけでもねぇのに。熱い、強い相手との殴り合いの瞬間の、最高にハイな気分を」
    「おお、だな」
     咬拳は笑う。心地のいい笑いだった。賞賛も喝采もいらない。ただ、自分の方が強い、その実感だけが欲しい――それだけが最強へ至る道だと信じて疑わない、馬鹿が一人そこにいた。
    「安心しろや、こいつらはばてさせねぇよ。俺が治す」
    「頼むぜ?」
     咬拳の冗談交じりの呟きと共に、供助は素早く防護符を放った。
     ――夢のような時間だった。
     ただ、相手を倒すために全力を尽くす。力によって立つ者ならば誰もが酔う熱だ。自分はどこまで強いのだろう? どこまで強くなれるのだろう? それを知りたい。知るきっかけが欲しい――それを見せてくれる相手が目の前にいる、その事に心が躍らない訳がない。
     だが、夢とはいつか覚めるのが運命だ。この戦いも、例外ではない。
    「ォオオオオオオオオオッ!」
     咬拳が拳を振り切り、その衝撃波で空を襲った。考えて、では間に合わない。空は全身のバネを使って渾身の力で唸りを上げるチェーンソー剣を大上段、衝撃波に叩き付けた。
    「――悪夢を見せてやるッ!」
     ボォン! と空気が爆ぜる音がする。大きくチェーンソー剣が弾かれる中、空は地面を蹴り一気に咬拳の懐へと潜り込んだ。
     直線、その影を宿す拳が咬拳の胸を強打した。
     咬拳がのけぞる。そこへ周が続いて跳び込んだ。
    「教えてやるよ。魂のこもった拳の重みってやつをな!」
     燃える拳が繰り出される。咬拳はそれを回し受けで受け流そうとして、その受けようとした腕が弾かれた。
    「確かに、さっきよりも、重いなッ!」
     体が燃えながらも咬拳の顔から笑いが消えない。そこへ、沙希が身を沈めて懐へ踏み入った。
    「ガードががら空きやで!」
     バチン、と放電光が絡みつく沙希の拳が咬拳の顎を打ち抜く。咬拳は大きくのけぞり宙を舞う――だが、素早く空中で身を捻り、着地した。
     着地の瞬間、咬拳が身構える。そこには既に嗚呼の姿があったのだ。
    「流派は秘密ですが、とっておきですよ?」
     千歳鳥・祇の居合いの一閃が、咬拳の胴を捉える。咬拳は地面を蹴るが、その切っ先から逃げ切れない――そして、蛇目がマテリアルロッドを逆方向から振り払った。
    「ほらほら! ボディがお留守っすよ!」
    「ク、カカ!!」
     咬拳は逃げ切れない。胴を切り裂かれ、衝撃に肋骨を砕かれる。それでもなお膝を付かないのは、その笑顔からわかる通り、この楽しい時間を引き延ばしたいからこそだろう。
    「させるかっつの。邪魔一丁!」
     咬拳の顔面へ供助の異形の巨腕が振り抜かれる。のけぞった咬拳の足元へワルツの射撃が、額へ豹の人差し指が押し付けられた。
    「……じゃあな」
     零距離のデッドブラスターが咬拳の額を捉えた。咬拳の膝が大きく揺れる――倒れる、誰もがそう思った。
    「ク、カ、カカカカ――!」
     だが、踏みとどまった。そこへ昌利が飛び込む。その胴へと腕を回す、投げの体勢だ。
     その昌利の後頭部へと咬拳は肘を落とそうとする。もはや、反射だ。的確な、いや的確過ぎたからこそ、昌利のその一撃の隙が生まれた。
    「感謝する、咬拳」
     左手を背中に回し、右の拳を腹部へ押し付ける。完全に密着した状態からの寸勁が、咬拳の体を大きく揺らした。
     今度こそ、耐え切れない。崩れ落ちていく咬拳へ周が問いかけた。
    「満足できたか!?」
     言葉での答えはない。しかし、力なくとも突き上げられたその拳こそが、雄弁に語っていた……。


    「さようなら。あっちで待っていてね」
     楽しい殺し合い、いや、殴り合いだった、と嗚呼は告げた。
    「ああ、気持ち良かった……でもうちはリングの上の方が性にあってんかもしれへんわ」
     沙希は惜しいと思う。あの戦いを観客の目の前で魅せられたのなら――どれだけの賞賛と歓声が勝者にも敗者にも与えられただろうか、と。
     求めていない、そうは思ってもボクサーとしての想いがそう思わせずにはいられなかった。
    「さっさと帰るべー」
     しれっと、まるで覚めたかのように供助が言う。しかし、その胸にしっかりとあの馬鹿な男の名と強さは刻み込んだ。
     空もまた、確かに与えた一打の感触を思い浮かべながらその拳を握り締める。今夜は誰もが酔いしれた、その熱は忘れられないものとなるだろう。
    「――楽しかったぜ、じゃあな」
     豹の呟きが夜風にかき消されていく。
     夢は覚める。しかし、夢は終わらない。生き延びた者は次の夢を見る資格を得るのだから……。

    作者:波多野志郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年6月20日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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