それは、街から離れたホテルにあるブライダルチャペルでの、ごく普通の結婚式になるはずだった。
敷地の外れに併設されたチャペルは厳かな雰囲気に包まれて神聖な式は進み、アメリカ人の牧師が片言の日本語で指輪の交換を促したその時、両開きの正面ドアが雷のような音と共に、吹き飛ぶようにしてこじ開けられた。
突然のことに驚いた視線が背後に集まると、そこには頭に角を生やし、黒みがかった赤色の肌にぼろ布を腰に巻いた、日本画に描かれているような『鬼』の姿が逆光に照らされて立っていた。
ドアを背にして立っていた開閉担当の男性スタッフは、本来内側に開かないはずのドアに飛ばされ、なにが起こったのかわからないまま鬼の目の前に立ち上がる。
鬼の毛深く異様に長い腕がゆっくりと上がり、筋肉が限界まで引き絞られると、上がっていた腕が音もなく振り下ろされ、長く鋭い鬼の爪が男性の体を引き裂いた。
仰向けに倒れた男性から壊れた水道管のように血が噴き出し、ヴァージンロードはどす黒い紅に染まってゆく。
何が起きたのか理解できないまま全員が硬直していると、鬼はそのまま近くにいる参列者に、急激に膨張した右腕を横殴りに叩きつけ、壁まで吹き飛ばした。
人間が激しい音と共に壁にめり込み、血を吐き出して絶命する様を見て、やっと状況を理解して悲鳴が上がる。
全員が一斉に正面ドアから離れようと、奥の通用口へとひしめき合う。親族を含めて20人ほどが小さなドアに押し寄せて、争うように外に出ようともがいた結果として、誰も外に出ることはかなわなかった。その間にもでたらめな動きで飛びかかる鬼の凶刃に被害者達は引き裂かれ、拳に潰されてゆく。
人波に押し潰され、はじかれて壁側でしゃがみ込み、お互いを守るように抱き合っている新郎新婦の前に、赤い巨体が降り立った。
鬼が無造作に腕を振り回すと、しゃくり上げる嗚咽とがちがちと鳴る歯の音が不意に止み、ドスンという重たい物が落ちたような音が2つ響くと、純白のドレスが噴き出す液体で真っ赤に染まってゆく。
血と肉の塊となった存在をつまらなそうに見下ろすと、鬼は次なる獲物へと飛びかかっていった。
「鬼……か……あっと、ごめんね。鬼ような姿の眷属が現れて人を襲い出す未来が見えたんだよ」
あごに手をあてながらうつむいて何かを考えたまりんは、集まってくれた灼滅者達に顔を上げた。
「場所は熊本県の山の方にあるホテルで、そこのチャペルで結婚式を行っているときに、屏風とか巻物に書いてあるような姿の赤鬼が現れて、式に参加していた花嫁さん達も含めて次々に襲って殺しちゃうの。女の子の一番大事なイベントを悲劇で台無しにするなんて、許せないっ」
腕を組み、眉間に皺を寄せながらぷんぷんと怒りを表していたまりんだが、急に悲しそうな顔になる。
「接触のタイミングは赤鬼が花嫁さん達を殺そうとした瞬間。残念だけど、犠牲が出ないようにはじめから介入しようとすると、赤鬼は逃げ出してあたし達の力の及ばないところで殺戮をはじめちゃうの」
まりんは気持ちを切り換えるようにして顔を上げ、未来予測で見た状況を細かく説明する。
「その赤鬼は体も大きくて頑丈そうだよ。長くてとても鋭い爪を両手に持っていて、それで斬りつけてくるの。ほかにも鬼神変と同じように強化した腕で殴ってくるよ。後は、これも神薙刃みたいだけど、両腕を振るうようにして爪から風の刃を投げつけてくるので気をつけてね」
ちゃんと伝わっているか確認するように1人1人の顔を見て、まりんは説明を続けた。
「わりと単純な相手みたいだから、戦いに気を取られている間に一般の人達を誘導できると思うよ。もしそこでそのまま戦う事になったら、関係ない人達を巻き込んで大惨事になっちゃうかも知れないからね」
まりんは念を押すようにそういうと、表情を引き締めた。
「おねがい、花嫁さん達を守ってあげて!」
参加者 | |
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花蕾・恋羽(スリジエ・d00383) |
花澤・千佳(彩紬・d02379) |
四津辺・捨六(伏魔・d05578) |
藤堂・瞬一郎(千日紅・d12009) |
渡辺・綱姫(渡辺源次綱・d12954) |
綿貫・砌(強く優しいあの人たちのように・d13758) |
三条院・榛(どんなに苦しくてもやり遂げる・d14583) |
鴛海・忍(夜天・d15156) |
●
それは、あまりにも突然の事だった。
神聖な儀式に乱入した異形は、訳もわからないまま眺めている人々に凶刃をふるい、破壊的な力で蹂躙する。その場にまるでそぐわない絶叫と悲鳴で満たされた誓いの場には、ひとつ、またひとつと血を流す死体が横たわっていった。
おとぎ話とホラー映画を融合させたかのような鬼の姿をした化け物は、出口に殺到する人波に押し飛ばされ、壁の隅でがたがたとふるえながらお互いを守るかのように抱き合っている、新郎と新婦の前にゆっくりと近づいていった。
2人のどちらかの家族だろうか。必死に名前を呼びかけるが、鬼はすでに2人の目の前に立ち、命を刈り取る喜びに口元を醜く歪ませながら、鋭く長い爪のはえた腕を頭上高く振りかぶっていた。
その時、破壊された正面の扉を乗り越えて突入した四津辺・捨六(伏魔・d05578)は一気に間合いを詰めて、影を纏った拳を鬼の横っ面にねじ込んだ。
「鬼にトラウマなんてもんが有るかわからねえけどな……俺が、今! てめえに新しく刻んでやるよ!」
「グアァァッッ!」
側の壁まで飛ばされた鬼はすぐに体勢を整えて、怒りの咆吼あげる。目の前のか弱い獲物から自分に挑んできた敵達へと意識を切り換え、神経を集中した。
「壁ぶち破って外まで飛ばしたかったんだがな」
捨六は残念そうにつぶやいたが、計画通りに鬼の意識を被害者達から引き離し、うまく自分達に向けさせたことには成功していた。
そんな状況にも気がつかないほど混乱している式の参列者達は、祭壇の奥にあるスタッフ用の通用口に押しかけ、騒々しく争いながらそこから出ようともがいていたが、結果として誰も外には出られていなかった。
「静かにっ!」
花澤・千佳(彩紬・d02379)の凛とした声が辺りの風を払うかのように響いた。混濁した意識を無理矢理引き寄せられたような威圧感を感じた人々は動きを止め、いつの間にか近くに来ていた2人の女の子に目を向けた。
少したどたどしい言葉遣いで、花蕾・恋羽(スリジエ・d00383)か語りかける。
「おちついて、私達のいうとおりに避難して、ください」
「わたしたちがお守りいたします。おちついて、おしかけないで……だいじょうぶ、怪我させません」
千佳と恋羽の言葉に落ち着きを取り戻した人々は、2人の指示どおりに狭い通用口を1人ずつ外へと避難を始める。
「どうせなら強いのと戦った方がお前も楽しめんじゃね?」
藤堂・瞬一郎(千日紅・d12009)が天星弓 を引き絞り、鬼へ向けて矢を放つ。煌めく軌跡を残しながら、彗星のごとく飛ぶ矢が鬼の左肩を貫いた。
痛みに顔をゆがめた鬼は、しかし、口元を嬉しそうにつり上げ、両手を交差させるように振り回し、空を引き裂いた。
鋭い爪に切り裂かれた風が刃となり、瞬一郎に襲いかかる。
すると、瞬一郎に寄り添うように漂っていたビハインドの『とし子さん』が、すっと間に立ちはだかり、風の刃をその身で受けとめた。
ありがとうと感謝の言葉を口にする瞬一郎の側で、綿貫・砌(強く優しいあの人たちのように・d13758)の小さな体が踏みだし、光り輝くサイキックの剣を振り下ろす。空を切った刀身からは光の刃が放出され、鬼の胸部を引き裂いた。
「悪戯に死んでいい命なんて、ひとつもないのに……僕は、お前を絶対に許さない!」
血まみれで横たわり、もはや動かなくなった幾つかの人の姿を目にして、砌は怒りを露わに言い放った。
そんな砌をあざ笑うかのように口元をつり上げながら、鬼は力を誇示することのできる喜びに筋肉を振るわせていた。
●
三条院・榛(どんなに苦しくてもやり遂げる・d14583)は突進して鬼との距離を一気に縮め、未だに怯えながら、へたり込んで抱き合っている新郎と新婦を庇うために鬼との間に立ち、サイキックで形成されている盾を、渾身の力で振り抜いて鬼に叩きつけた。
度重なる痛みに加えて挑発するようなその攻撃に、鬼は目の前の榛をにらみつける。
「今のうちや、あっちから逃げや」
十分に鬼の意識を引きつけたと判断した榛は、落ち着きはしたが未だに人であふれる通用口を一瞥すると、新郎新婦にドアの吹き飛んだ正面口から逃げ出すように促した。
動揺して通用口にまでたどり着けていないような人達を誘導していた渡辺・綱姫(渡辺源次綱・d12954)は、意識を集中して王者の風を新郎新婦に向ける。
サイキックで恐怖を押さえつけられた2人は、指示されたとおりに立ち上がると、始めはゆっくりと歩き出し、慎重に鬼の側を通り抜けて、自分達に危機が及ばないとわかった途端に一気に2人で走り出し、ドレスのスカートを引きずりながら壊れたドアを乗り越えて、外に走り抜けた。
2人の無事を見届けた綱姫は、冷ややかな視線を鬼に向ける。
「もう少し待ちや、こっちが終わったら相手したるさかい」
そう言い放つと再び誘導する作業に戻った。
「随分な悪鬼ですね」
これ以上の被害を出さないようにと、身を挺して役割に専念する仲間達を守るのが自らの仕事と、鴛海・忍(夜天・d15156)心に決めていた。
忍の手から輝くリングが放たれ、鬼を囲むように立ちはだかる仲間の前に浮かび上がる。癒しの光を放つその輪は仲間を守る盾となった。
一般人を逃がすために受け身の作戦をとっており、どうしても攻撃力に欠ける所があった。
それでも捨六は防御を仲間に任せて、全力で攻撃することで鬼の意識を引きつけていた集約したオーラを拳に集め、気合いを発しながら鬼の腹部に何度も何度も叩きつけた。
重ねて綱姫のビハインド『雷鋼』が霊障波を放ち、痛撃に興奮する鬼の体を蝕む毒素を植え付けた。
「ギィィィッッ!」
金切り声のような咆吼と共に、鬼は腕を振りかぶって榛に振り下ろした。
2倍以上に膨張した鬼の剛腕が唸りを上げて榛の腹部にめり込む。
「ぐぅっ!?」
自らの身をもって仲間を守る立場ではあるが、それでもなお強烈な衝撃が痛みをともなって全身を駆けめぐった。
榛はギリギリと歯を食いしばってガードで固めた腕に力を集中し、破壊的な膂力で食い込む鬼の腕をゆっくりと押し戻してゆく。
「人の恋路を邪魔する奴ぁ……馬に蹴られて地獄に落ちろぉぉぉ!」
鬼も渾身の力で榛をねじ伏せようとしたが、絞り出すような言葉と共に、榛はとうとう鬼の腕をはじき返した。
砌が体勢の崩れた鬼の懐へと素早く潜り込み、脚をつかんで床を蹴って巨体を持ち上げると、鬼を後頭部から大理石の地面に叩きつけた。
目の回るような衝撃に頭を振りながらよろよろと立ち上がる鬼に、瞬一郎の影が襲いかかる。触手状に伸びた影は鬼の体に絡みつき、ギリギリと締め上げていった。
「こっからが勝負だぜ。まだやれるよな?」
不敵に挑発する瞬一郎の言葉を理解しているのか、鬼はすっと目を細めるとゆっくり立ち上がる。力を蓄えるかのように筋肉を隆起させると、体に似合わない素早さで砌に飛びかかり、長く鋭い爪を横なぎに振り回した。
庇おうとした仲間達の挙動もむなしく、鬼の凶爪は砌の胸を大きく切り裂き、鮮血がほとばしる。
「私が回復するから、攻撃の方をお願いします」
忍はサイキックを指先に集約し、癒しの力を限界まで高めると傷ついた砌へと解き放った。祭霊光の輝きに包まれた砌の傷は癒され、体から痛みが和らいでいった。
強靱な肉体を誇示するかのように、鬼は次々と来る攻撃の影響をほとんど見せないまま襲いかかってくる。
未だすべての避難が終わっていない状況では、足止め役の5人は決定力に欠くままで耐えるしか、方法はなかった。
●
「おまたせ、しました」
時間はかかったが、最後の1人を無事避難させた恋羽達は、鬼を追い込む仲間達の元に急いで駆けつけた。
自分の身長ほどもある巨大な刀を振りかぶり、恋羽は背後から叩きつけるようにして鬼の背中を切り裂いた。
新たな敵からの攻撃を受けた鬼は、うなり声を漏らしながら状況を見回す。
殺戮衝動から襲いかかった獲物達のことなどはすでに念頭から消え去っており、自分に挑んで来た敵達は、普通の獲物なら死んでいるはずの攻撃を何度も与えているのに、傷つきながらもまだ自分の前に立ちはだかり、挑んでくる。鬼自身も度重なる攻撃からのダメージをうけ、更なる敵の追加は命の危険を感じるのに十分だった。
それでも、鬼は逃げ出すことよりも殺戮衝動に身をゆだねて、狂気のままに拳を振り上げた。
捨六に襲いかかる鬼の剛腕を庇って受け止めた『とし子さん』は限界に達し、自らの形状を維持できなくなって霞のように消えてゆく。
チェーンソー剣で反撃する捨六のダメージが深刻だと判断した千佳は大切な仲間を想う力を光に変えて、捨六へと注いだ。
千佳が聞き取れない程度の声で何かを唱えると、裁きの光は癒しとなって、傷ついた体を回復させていく。
避難を終わらせた綱姫は、高ぶるサイキックを言霊へと昇華し、自らに暗示をかけることで大きなチカラを呼び起こした。
「許さへん……こない凶行をしはったあンたを許さへん!」
そのチカラは体を通して強く握りしめている愛刀『鬼王丸』へと伝わり、破壊力を更に増大させてゆく。
鬼の攻撃は単純で、破壊力はあるものの単一の相手にしか襲いかかることは出来なかった。仲間達のサーヴァントと同じように防御に徹している恋羽のライドキャリバー『紅桜』も、盾となって傷つきながら仲間を守っていた。
いつまでも続いていた戦いの中で、サイキックでは癒しきれない深刻なダメージを少しずつ積み重ねながらも、無尽蔵にも見えた鬼の生命力を確実に削っていった。
鬼の動きは未だに好戦的で凶暴だったが、無数の傷口からは血が噴き出し、ふいごのような音を立てる呼吸で激しく肩を上下させていた。
示し合わすまでもなく、チャンスだと判断して全員で一気に攻撃する。
忍が鬼の胸部に逆十字を刻み、捨六がオーラに光る拳を何度も叩きつける。彗星の矢で鬼を撃つ瞬一郎に続いて千佳がチカラのこもった歌声を鬼に放つと、鬼を取り巻く破壊のサイキックがガラスのような音を立てて砕けて消えた。
「グアァァァァッ!」
建物を震わせながら叫んだ鬼は、所々欠けて鋭さがなくなった爪を振りかざして、砌に振り下ろした。
榛が押しのけるように間に割って入り、鬼の渾身の攻撃をその身で受けためた。
左右から恋羽と砌が同時に鬼に斬りかかり、交差するように肩口から腹部へと切り裂いた。
苛烈な攻撃にとうとう膝をついた鬼だったが、それでも唸りながら拳を握り、未だ力強い腕を振りかぶる。
そんな鬼に一気に詰め寄った綱姫は、サイキックを帯びた巨大な鉄刀を上段に構え、渾身の力を込めて振り下ろした。
「これが魔を断ち、妖を祓う一撃や!」
直上からまっすぐ切り裂いた刃は、硬い角ごと厳つい鬼の頭部を真っ二つに両断した。
●
完全に動きの止まった鬼は、しばらく硬直していたが、やがてゆっくりと横向きに倒れていった。
参列者用の木製ベンチをへし折りながら硬い床へと横倒しに崩れ落ち、しばらくすると漆黒の粒子となって霧散していった。
しんと重い沈黙が漂った後に、榛が痛みに耐えかねて両膝をついた。
「……ごっつしんどいわぁ」
盾となって攻撃を受け続けていた榛は、どことなく不自然な京言葉で弱音をはいたが、それでもかろうじて意識を保っているだけで精一杯だった。
本物の京言葉に慣れ親しんでる綱姫はくすりと笑みを浮かべると、榛に肩を貸して立つ手助けをする。
恋羽はゆっくりとチャペルの中を見渡し、助けることの出来なかった人々の横たわる姿を悲しそうに見つめていた。
「この人達には、なにもして、あげられませんでした」
そんなつぶやきに無言で頷いた砌は血塗られたヴァージンロードに跪き、両手を握って祈りを捧げた。
そんなチャペルの、日差しが差し込む片隅で瞬一郎は目を閉じる。そして日差しに手をさしのべて目を開けると、鬼に倒されていた『とし子さん』が再び姿を現していた。
「俺のわがままでこの世に縛り付けて、ごめんな」
そう語りかける瞬一郎に、彼女は日の光を浴びて輝きながらにっこりと微笑んでいた。
千佳と忍は無事に逃げ出して遠巻きに様子をうかがっていた新郎新婦や親族達の元へとゆき、危険が過ぎ去ったことを伝えていた。
それでも人々は疑わしげに互いの顔を見やったり、亡くした命を想って泣き崩れていた。
亡くなった人達のことは、バベルの鎖の影響で、当事者以外の人々の意識から遠く閉ざされることになるだろう。
それを想うと、千佳はきゅうっと胸が苦しくなった。
「結婚式めちゃくちゃになってしまいましたね……」
忍がぽつりとつぶやいた。きっと彼女も同じような思いを感じているのだろう。
『助けたい、助けられる自分になりたい』
内心で強く叫んだ千佳は、顔を上げて忍と共に仲間達の元へと歩き出した。
作者:ヤナガマコト |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年6月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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