七夕の夜に私たちは逢うの

    作者:るう

    ●とある少女のココロの奥
    (「このまま二度と、彼とは逢えないのかしら」)
     ずっと一緒と誓ったのに、家族の転勤でどこか遠くへと行ってしまった彼。
     電話やメールのやり取りこそ続けているが、直接逢いたいという気持ちは日増しに大きくなってゆく。

    (『心配しなくていい。君にはもうすぐ、僕に逢うための力が手に入るから』)
     気のせいか、心の中に聞こえてきた彼の声に、少女ははっと思い出した。そろそろ、七月七日。
     二人の名前はオリヒメとホシヒコ。七夕の伝説を再現するには、この上ない偶然だ。
    (「待っていてホシヒコ……七夕の夜、必ず貴方のもとへ行くわ!」)

     どくり。
     オリヒメの心の中で、赤い闇が胎動した。

    ●武蔵坂学園、教室
    「ヴァンパイアが生まれる時、近しい人を一緒に闇堕ちさせることは、皆さんも知っての通りだと思います」
     五十嵐・姫子(高校生エクスブレイン・dn0001)はその少女、オリヒメが、どこか遠くで闇堕ちした恋人の影響を受けるのだ、と説明する。
    「恋人……ホシヒコさんは、救う手立てがありません。けれどオリヒメさんだけは、闇から助けられるかもしれません」
     実際にはホシヒコは、七夕の数日前にはヴァンパイアと化しているのだ。本来ならその時、オリヒメも同時に闇堕ちするはずだが、それが七夕の夜まで伸びたのは、闇に抗う灼滅者の素質のためかもしれない。
    「とはいえオリヒメさんは、闇に堕ちること自体は望んでいますから。その気持ちを挫かない限り、灼滅は不可避でしょう」
     もし、オリヒメの闇へ傾く心を救えるとしたら、彼女がホシヒコのものと信じている心の声が、邪なものであると証明することだ。

    「オリヒメさんは七日の夕食後、団地の最上階の自分の部屋から、闇を纏って飛び降ります」
     その直後にオリヒメと戦えば、オリヒメは自分に宿った力にすぐに気付くはずだ。けれどそのままでは、オリヒメはダークネスを拒絶するには至らない。
    「その力がどんなもので、本当はオリヒメさんはどうすべきなのか。オリヒメさんに、伝えてあげて下さい。あとは、体を支配しているダークネスの力を倒して、オリヒメさんの心が打ち勝つ手助けをするだけです」
     オリヒメの使うサイキックは、ダンピールのものとほぼ同じ。けれどオリヒメが、望んでダークネスの貴族たるヴァンパイアの力を使うなら、闇堕ち直後とはいえ決して侮れまい。
    「オリヒメさんはホシヒコさんを追う間に、人の血の味を知ってしまうでしょう。悲劇の起こる前に、オリヒメさんのことをお願いしますね」
     救うにせよ、灼滅するにせよ。けれど姫子がどちらを期待しているかは、彼女の瞳を見れば明らかだった。


    参加者
    ギィ・ラフィット(カラブラン・d01039)
    月宮・白兎(月兎・d02081)
    シャルリーナ・エーベルヴァイン(ヴァイスブリッツェン・d02984)
    クラウィス・カルブンクルス(秘めたる漆黒の魔性・d04879)
    逢瀬・奏夢(番狗の檻・d05485)
    東堂・イヅル(デッドリーウォーカー・d05675)
    砂原・皐月(禁じられた爪・d12121)
    ナハトムジーク・フィルツェーン(途切れた呼吸は陰りさえ写して・d12478)

    ■リプレイ

    ●闇の中、部屋を見上げて
    (「恋は盲目とは言いますが、困ったものですね」)
     今は明かりの消えている部屋を見上げて、クラウィス・カルブンクルス(秘めたる漆黒の魔性・d04879)は恋する乙女のことを思っていた。
    「電話でも、お互い繋がっていることは確認できるでしょうに……それだけでは、満足できないのでしょうね」
     軽い苛立ちはあるものの、顔に表すことはない。そうだとしても、オリヒメを救わねばという気持ちに偽りはないのだから。
    「でも、私たちでは天の川になれないのが辛いです……」
     分厚い眼鏡で半ば覆われた顔が俯く。二人を永遠に引き離した運命は変えようがないことを、シャルリーナ・エーベルヴァイン(ヴァイスブリッツェン・d02984)は知ってしまっているからだ……けれど、それを言うならカササギでは?
    「え゙っ!?」
     シャルの顔が真っ赤に染まり、あからさまにキョドる。すぐに自信をなくしてしまうのが、引っ込み思案な彼女の悪い癖だ。
    「落ち込んでいる場合ではありませんよ、ほら……」
     月宮・白兎(月兎・d02081)が部屋を指すと、窓を覆っていたカーテンが、今まさに取り除かれようとしているところだった。部屋の中に、明かりはない……それが思い詰めた姫君の、決意の表れだったのだろう。
    「けれど幸い、助けられる方です。後悔のないよう、絶対に助けてやりましょう!」
    「もちろんです月宮先輩。シャル先輩も、俺、一緒にいてくれて、とても心強く思ってますから」
     東堂・イヅル(デッドリーウォーカー・d05675)に言われてやっと、シャルはほっと安堵の表情を浮かべる。どうやら自信は、取り戻したようだ。

     改めて部屋を見上げた灼滅者たちは、ゆっくりと開きゆく窓の様子に、しばらく目を凝らしていた。

    ●恋する少女の闇
    「マドモアゼル、夜道の一人歩きは危ないっすよ」
     地上に降りたオリヒメの目の前に、ギィ・ラフィット(カラブラン・d01039)が姿を現す。邪魔をしないでと睨む視線を受け流し、ギィは一歩進み出る。
    「……特に、闇を抱えていたりするとね」
    「どいて……私は、行かねばならないの……」
     背後を塞ぐ建物を一度振り返って見てから、オリヒメは震える声で懇願する。一方でオリヒメの全感覚は、追い詰められた小動物がそうするように血路を探し続けている。
     けれど、やっと逃げ道を見つけた視線の先に、砂原・皐月(禁じられた爪・d12121)が割り込んできた。
    「ちょっと、見過ごせないね……」
    「お願い……ホシヒコが待ってるから……」
     明らかに格闘慣れした皐月に近づこうと思える者は、同じ灼滅者と、ダークネスしかいない。出し抜くのは無理と判断したオリヒメは、踵を返して逆側に駆け出して……再び、行く手を別の灼滅者に阻まれた。
    「少しくらいは、話を聞いていったらどうかね?」
     なぁに、すぐ終わる、とナハトムジーク・フィルツェーン(途切れた呼吸は陰りさえ写して・d12478)。普段は飄々とした、似非紳士風のノリの彼が、何故高圧的で邪悪な笑みを浮かべたのかは、後ほど語られることになろう。

     とにかく、彼らを排除しない限りはホシヒコに会えないことを、オリヒメはわかっていた。ホシヒコの声に導かれるまま、彼女は心の闇の奥から、瘴気の霧を生み出してみせる。
    (「右手が痺れる……血の、匂いだ」)
     あの日以来、血を見る度に逢瀬・奏夢(番狗の檻・d05485)を責め苛む彼の右手。拭い得ぬ血の感覚は、ほんのすぐそこまでやって来ていた。
    「ほな、行こか……」
    「おう。殲具解放!」
     ゴーグルをかけてスレイヤーカードを取り出した白兎に続き、ギィも武具の封印を解く。
    「行動開始だ!」
     皐月が脱ぎ捨てたコートの下から現れる、雷と化した月光色の闘気。それは、こちらに真っ直ぐに向かってくるオリヒメに、正面から立ち向かう!

    ●闇の力の使い道
    「待っててホシヒコ……すぐに貴方のもとへと行くわ……!」
     鮮血のごとき赤い筋を残しながら、獣のように伸びたオリヒメの爪が皐月を薙ぐ!
    「踏み込みが甘い!」
     だが、爪が皐月のいた場所を切り裂いた時には、皐月は既にオリヒメの腕を掻い潜り、拳に纏った雷を彼女の体に叩き込んでいた。
    「その声、本当に恋人なのかよ。偽者なんじゃないのか?」
     咳き込むオリヒメ。けれど皐月を睨みつけるその瞳からは、狂気にも似た強い意志は、消えかけてもいない。
    「私が、ホシヒコの声を間違うわけがないわ……。ホシヒコは間違いなく、私に会いに来いって言ったのよ!」
    「その力を使って、ってことか?」
     手にした護符で、オリヒメの放った真紅の逆十字を振り払うと、イヅルはオリヒメに淡々と説く。
    「普通なら、あの高さから飛び降りても無事では済まないよな。今、オリヒメさんが使った力も、普通のものじゃない」
     それは何だと思うのか、と問うイヅルに、オリヒメは淀みなく答える。これはきっと、ホシヒコがくれたものだ、と。

     だからどいて、と逃走を試みるオリヒメの目の前に、半ば建物に隠された空が広がった。迷いなく振り抜かれた、青白い闘気を纏ったシャルの足。それがオリヒメの足を掬い上げ、体を宙に浮かせていたのだった。
    「いいえ、貴女に宿ったその力は、邪悪なものです。語りかけてくるその声は、貴女の大切な方を騙った……」
    「嘘よ!」
     大地に伏せる直前で、オリヒメは無理矢理体を捻って体勢を立て直す。
     普段なら、動きは迷いなく、しかし申し訳なさそうな顔のシャルを見れば、彼女が言いにくい真実を伝えようとしてくれていたのを察する事はできたかもしれない。けれど今のオリヒメの目は、依然として闇に曇っている。
    「あなた達だって、不思議な力を使ってるわ! なのにどうして……私ばかりが、ホシヒコと逢うのは許されないの……?」
    「ひとまず伝えなければならないことは、その力の使い道、でしょうか?」
     白兎の爪が狙い済まされ、闇雲に振るわれるオリヒメのそれとは対照的な軌跡を描いた。
    「無闇に、悪いことにもそうでないこと……今みたいな状況でも力を使うと、段々とダークネスというものに乗っ取られて、自分では本当はしたくない事にも使っちゃうようになるのですね」
    「信念なき力は、闇へ沈んでいくだけっすよ。闇からの呼び声は、オリヒメさんまで闇に染めてしまうっす」
     白兎に加え、ギィもまた言葉を紡ぐ。けれど、ギィからの断罪の十字架を全身に受けてもなお、オリヒメはその罪の意味を知ろうとはしないのだ。
    「信念なら、あるわ……必ずホシヒコに会って、今度こそ永遠に一緒になるの!」
    「ほう……ならば、何故だ?」
     ナハトの影が、オリヒメを縛り付けた。
    「何故そのホシヒコは、お前を迎えに来ない。白馬の王子様は、お姫様に自分を迎えに来させるものじゃないだろう?」
     押し黙るオリヒメ。今ばかりは、何も遮るものがなかったとしても、オリヒメはこの場から動かなかっただろう。
    「それはきっと……何か、迎えに来れない理由があるのよ……」
    「その理由を知らせもせずに、一方的に呼び出した、というわけだろう?」
    「……」

    「そもそも、ですよ」
     そう、クラウィスが言った。
    「得体の知れない『力』がなければ、彼とは逢えないのですか? 遠いとはいえ同じ大地の上に……同じ空の下にいるのですから、そんな力を使う必要はないでしょう?」
     だとしたら、何故彼は力を使うことを求めるのか? そのクラウィスの問いに、オリヒメは答える術を持たない。
    「声がホシヒコとは別人で、何らかの理由で騙して『力』を使わせたがっている。そう考えるのが、最も妥当な解釈になるはずだ」
     言葉に窮したオリヒメに代わり、奏夢が答えを提示する。本当は、奏夢の言葉が真実なのかもしれない……けれど。
    「ホシヒコは、言ってるわ! こんな奴らの言うこと、信じちゃダメだって!」
     オリヒメの叫びに応えるかのように、彼女の体を取り巻いて、再び瘴気の霧が吹き荒れる!

    ●信じること、信じないこと
     霧と、続いて浮かび上がる逆十字を押さえ込むため、奏夢は力場の盾でオリヒメを抑えつける。
    (「右手が、また……」)
     一瞬は収まった痺れが、再びぶり返す。盾を押し付ける右手から力が抜け……けれど次の瞬間奏夢は、自分の盾を取り落とさぬよう寄り添ってくる、別の力の存在に気付く。
    (「……ありがとう、キノ」)
     今や唯一の家族となった、奏夢の霊犬が、そっと盾を支えてくれている。奏夢にとってのキノに当たるのは、果たしてオリヒメにとっては誰なのだろうか……?

     赤い軌跡が、奏夢を裂く。
     オリヒメを引き止めるように、皐月が、ギィ叫ぶ。
    「そんな声に耳貸すなっての! だったら同じように、私たちの声も聞いてくれよ! ちゃんと全員分、な!」
    「気持ちはわかるっすが、頭に血が上りすぎっすよ。結婚詐欺師の常套句に騙されないよう、一度立ち止まって考えて下さいな」
    「いいえ、私は何があっても、ホシヒコの言葉を信じるわ!」
     霧ごと赤いオーラをかき混ぜる槍も、闇を焼く黒き炎も届くけれど、言葉だけが届かないもどかしさ……そんな中。
    「あなたの悲しみを、他の人にも味わわせるおつもりですか!」
     バチンという音が、戦場内に響き渡った。
    「今までいた人がいなくなる、それは確かに心がイタイのです。けれどオリヒメさんにも、そう思って下さる方がいるはず、違いますか?」
     白兎はもう一度、オリヒメの頬を叩く。
     闇に堕ちた親友を自らの手で救い出すまでの間、白兎が一体、どんなにさびしい思いをしたか。悲劇のヒロインは一人ではない。オリヒメがいなくなれば、彼女の家族や友人だって同じ思いをしてしまうはず……。
    「わ……私とホシヒコの絆が、どれだけ深いか知らないからそんな事が言えるんだわ!」
     灼滅者たちを突き飛ばして駆け出すオリヒメの体は、けれどすぐに、引きつるようにその場に倒れた。
    「惑わされないで下さい。その力に飲み込まれれば、もっと多くの人に、貴女と同じ思いをさせてしまうのですよ……」
     指輪から麻痺弾を放った姿勢のまま、シャルは語りかける。訥々とした言葉の奥に込められた、強い意志。その意志は闘気となって、今も青白く全身を駆け巡る。
    「だって、ホシヒコが……」
    「また、ホシヒコ、ホシヒコ。まったく、見上げた王子様だね」
     倒れたままのオリヒメを組み伏せ、ナハトは吐き捨てるように笑う。
    「王子様は俺たちのことを、『信じるな』って言ったんだったかね? 『俺を信じろ』ではなく?」
     真紅の爪が、ナハトを切り裂く。けれどナハトの言葉は、その程度では止まらない。
    「そもそもホシヒコは、女に、全てを捨てて自分に尽くして貰えば満足するような奴なのかね?」

    「もうこれ以上、ホシヒコのことを悪く言わないで!!」
     オリヒメの絶叫と共に、ナハトの体は大きく仰け反った。胸に真っ赤な筋をつけられた体に鞭打って、ナハトはイヅルの元へと辿り着く。
    「……無茶しすぎだ。何も、あそこまで言う必要はないだろうに」
     呆れながら傷を看るイヅルに、ナハトは笑んだ。
    「人の信念を疑念に変えて捻じ曲げるのが闇ならば、その闇と同じやり方で曲げ直してやればよい。簡単な事だよ」
     オリヒメの声への疑念は、確かに膨らみ始めている。そこから正しい方向に導いてゆくのは任せた、とナハト。
     頷いて、イヅルはオリヒメの元へゆく。
    「どんなに甘く囁かれたって、それはホシヒコさんの声なんかじゃない。偽者に騙されて、あなた達を繋ぐ七夕の伝説を、自分で曇らせてしまってはダメだ」
     仮に声がホシヒコのものでなかったとすれば、オリヒメはそれを信じれば、彼を裏切ることになる。心の声を信ずるべきか否か、オリヒメは葛藤に苛まれているようだった。
    「それでも私には……それしか信じるものがないの……」
    「でしたら聞こえてくるものだけに頼らず、自分から探しにゆけばどうです。正しい努力を怠って、我儘を振りかざす……そんな姿を彼が見たら、どう思うのでしょう?」
     クラウィスの影が伸び、オリヒメの心臓を掴む。それが引きずり出した赤黒いエネルギー塊を踏みにじると、クラウィスはオリヒメに告げた。
    「安心して下さい。これでもう、偽りの声は聞こえなくなったはずです」

    ●受け入れ難い真実の先に
    「ならやっぱり、ホシヒコは……」
     ホシヒコ身に起きた本当のことを伝えられると、オリヒメはその場に泣き崩れた。
     そうなる事はわかって、彼女に伝えたのだ。いつかは必ず、知らねばならなかったのだから。
    「恨んで貰っても構いません……それでも、真実を告げねばと思ったのです」
     クラウィスの隣ではシャルが、見ている方がいたたまれなくなるほど何度もぺこぺこと頭を下げていた。それを止めて、オリヒメはやっとのことで語る。
    「いいんです……。思えばあの時、ホシヒコがどこか遠くへ行ってしまう気がして、必死になっていたんです」
     泣きはらした瞳は、もう、幻想に曇ってはいなかった。思った以上に大丈夫そうですね、と白兎は胸を撫で下ろす。
    (「本当は、最初に伝えた方が荒療治になったんだろうけれどね」)
     けれど、それをせずともオリヒメを救えた以上、Ifは無用だ。皆、上手くやってくれたものだな、とナハトは思う。

    「こんな時に訊くのも何っすけど、これから、どうするっすか?」
     ギィの問いに、オリヒメの答えは力強い。
    「私、ホシヒコ……だったものの居場所を、私の手で探したい。それがどんなに、困難なことであっても」
    「そう言うと思ってた。じゃあ、探しに行こうぜ。私たちとさ」
     座り込んだまま呟くオリヒメに、皐月が手を差し出した。それを握り返す手は既に、武蔵坂学園の生徒たちと同じくらい強い意志に溢れている。
    「今度、うちの学校で学園祭があるんだ。できるなら、その時に一緒に楽しむところから始めよう」
     イヅルの言葉が叶うかどうかは、彼女だけの一存で全てが決まるわけではないかもしれない。けれど、いずれにせよ彼女が、ホシヒコに代わる、新たな絆を手に入れたことだけは確かだったはずだ。
     今やすっかり痺れの取れた右手でキノの頭を撫でながら、奏夢は感謝の言葉をかけてやっていた。その最中にふと見たオリヒメの様子は、奏夢にとっては少しばかり眩しかった。

    作者:るう 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年7月7日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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