サマースプラッシュ! レジャープールや温泉で遊ぼう

    作者:志稲愛海

     夏の到来を思わせる、蒸し暑い休日を。
     レジャープールや温浴スパがある施設で、楽しく涼しく過ごしませんか?

    「オレ、ウォータースライダーやりたーい! あとはねー流れるプールでのんびーり浮かぶのもいいしー。あ、温浴スパもあるんだ! ほかほかゆったりするのもまたいいかもー」
    「……何をそんなにはしゃいでるんだ?」
     何だか楽しそうにキャッキャしている飛鳥井・遥河(中学生エクスブレイン・dn0040)は、ふとそう声をかけてきた綺月・紗矢(小学生シャドウハンター・dn0017)に。
     ねー見て見てーっと、手元の雑誌を差し出しながら笑む。
    「6月末頃からさー、いろんなとこの屋外プールがプール開きになったみたいだから。武蔵坂からもそう遠くない、レジャープールと温浴スパのある施設に遊びに行きたいなーって!」
    「レジャープールか。もうすっかり夏だな」
     興味を示したように雑誌を覗き込んだ紗矢に、遥河はさらに続ける。

    「泳げる人は勿論、泳げない人もいっぱい楽しめる遊びどころ満載だよ! レジャープールといえば、まずはウォータースライダーだよね! スライダーも、何かいっぱい種類あるみたい!」
     レジャープールの定番といえば、ウォータースライダー。
     連続急カーブのある長いコースを急降下、スピード感溢れるスタンダードなものは勿論。
     2人乗りゴムボートで滑るものや、遊園地のアトラクションのようなスリル溢れるフリーフォール型、高めの滑走路からドボンと落ちるものと、種類もさまざま。
    「あとはさー浮き輪に掴まりながら、ぷかぷか流れるプールに身を任せるのもいいしー。アスレチックみたいなスペースとか、勿論普通に泳げる波のない広いプールもあるよー」
     流れるプールで浮き輪やゴムボートに掴まりながら、とにかく長いコースをひたすらぷかぷか流れてみるもよし。流れるプールよりもさらに激しい、巨大渦巻きが発生するプールでぐるぐる回転しまくるもよし。プールに浮かぶ安定感のないぐらぐら岩の上をわたる水上アスレチックで遊ぶのもまた、楽しそうだ。勿論、波のない普通の広いプールもあるので、普通に泳ぎたい人も困らない。
     その他にも、プールに噴き出す美しいアーチの噴水や、大滝などもあるという。
    「わ、すごく楽しそうだな……!」
    「あとねー、屋外プールだけじゃなくて、屋内に温浴スパもあるんだって! ライトアップされた大きな温浴スペースと、保温や保湿効果抜群ないろんな大きさのジャグジーがある気持ち良さそうな温浴スペースがあるんだってー」
    「楽しくプールもいいけど、温浴スペースでほっこり疲れを癒すのもいいな。それに、アイスやジュースの店やフードコートなど、プールサイドで食べられる店も充実してるのか」
     すっかり雑誌に見入る紗矢に、遥河はうんうんと大きく頷いてから。
    「オレねー、修学旅行の時に沖縄でね、オニューなオサレ水着買ったんだー! だから夏休みに入って混む前に一度、今度の休みにプールに行こうと思ってるんだよねー」
    「確かに、夏休みになると混みそうだ。もう毎日暑いが、日差しの強さもそれほどギラギラしていないし、いい時期かもな」
     興味を示した皆や紗矢と、レジャープールの案内図をくまなくチェックするのだった。

     2013年の夏も、いよいよ到来。
     遊び応えのある賑やかなレジャープールや、ゆったりできる温浴スパに。
     今度の休日、遊びに行きませんか?


    ■リプレイ


     太陽照りつける肌に弾ける、ひやり冷たい水飛沫。
     真樹のナイスバディーに、自分達の将来を期待しつつも。
     梅朱や司、【台湾小吃【花々】】の皆が並ぶ列は、ウォータースライダー!
    「これ滑らないと話題作りできないジャン?」
     そう二人乗りボートの前か後ろかを決めていた雀太は。
    「行くよ!」
     竜武諸共、不安定な体勢のままボートを足蹴にされて。
    「のぉぉぉぉぉ……」
     勢い良くGO!! 「押すなよ?」はフリですよね!
     そんな男子達に投げっぱなしジャーマンを決めた真樹も、司や梅朱も。
     はしゃぎながらスプラッシュ!
    「レッツGO! 水飛沫が俺を呼んでいる! ほわぁぁあああ!!」
     女子力なんて放り出して、全力で楽しみます!

     今をイイ思い出にしたいね、と。
     波琉那は、水着を見せっこした【井の頭3-I】の皆と一緒に。
    「見てろよお前ら! この俺の! 超格好いい滑りを見て! 惚れちゃったりなんかしたら火け……NOOO!?」
     どげしぃっと太一を蹴落とし、お望み通りスライダーのトップバッターに!
     そんな彼に続き、順番に。
    「あ、一番乗りなんてずるい! 僕もとっつげーき!」
    「……♪」
    「は、速いです……!」
    「……ぅぅ、わ、私もいきますっ」
     蒼月や澪やコルネリア、波琉那に緋織に茉莉も。スピードと水飛沫を上げ、ゴールへまっしぐら!
     そして。
    「って、落下地点は危険……逃げてー!?」
    「わ、わ! そんなところで止まってたら危ないよ!?」
    「きゃっ……え、誰かとぶつかってしまいました!?」
     懲りず下で待ち構えていた太一へと。
     次々に、強烈な蹴りやボディーアタック!

     合流した【吉祥寺3-D】の女子達の水着姿を沙雪が褒める中。
     あるなは皆を見回し、コンプレックスのお尻を隠すも。気を取り直し、スライダーへ!
     ではいざっ、と気合十分な銀都だったが。
    「このハードスライダーの滑りを目に焼き付けるといいさっ」
     空回って躓き、言葉通りハードに頭から突撃! 沙雪もはしゃいで続いて。
    「だ、大丈夫。だいじょ、ふぁぁぁぁおぉぉぉっ!?」
    「これが日本の夏のハードボイルドな遊び……!?」
     浮き輪のまま半泣きで落ちていったララとは逆に、両手を挙げ盛大に滑るイシュテム。
     そして成美は下で実況を。主に大音量で、何が揺れたのかとかを。
     そんな成美に、ずれたチューブブラトップを直して貰いつつ触られた奏音は。
     思わず漏れた声に、忘れて! と顔を真っ赤に。

     何度もスライダーを滑りはしゃぐのは、【落月屋梁】の面々。
     背がぶつかった紗矢にも声をかけつつ、怖くないぜ♪ とケイジはニカッと笑って。
     水滴だらけの眼鏡でえへへと笑んだ後、慌ててパレオを直す燐音を守りつつも。
    「おー、なんかすごく流れるー」
     狭霧は、今度はぷかぷか流されているケイジと一都、燐音と共に。
     大きなサメさんに掴まって、流れるプールをゆーらゆら。

     【水中歌】の皆も、二人乗りスライダーに挑戦!
    「ってボートまわしたら危ないですよ」
     蓮と一樹を乗せたボートは、滑りながらぐるんぐるん。
     そして月夜と一緒でドキドキしつつ、滑り始めたアレクセイは。
    「うわっ、うわ、うわああああ!」
     予想外のスピードに声を上げて。
     バシャンッと着水後、蓮に捕まって、少し青い顔に水をちゃぷちゃぷと。
     そして勢い良くボートから落ちて。
    「にゅー!?」
     じたばたする月夜も、一樹によって無事救出です!

    「わ、わわっ」
     こんなにスピード出るの!? と慌ててしがみつくミルドレッドと共に。
     きゃほー! とスライダーを滑った朱美は、彼女と笑み合ってから。
    「ん、よし、今度は……あっちっ」
     プール全制覇目指し、次は渦巻きプールへ!
    「チョー楽しい! もっかい乗ろう!」
     千巻も二人乗りゴムボートと連れの手を引いて、大はしゃぎ!
     心臓バクバクな在雛も、誰かに背中を押されて。
    「だぁぁぁぁぁぁぁぁ! 何してくれてんだぁぁぁーっ!!」
     レッツ、フリーフォール!

    「……凌真、しっかり押さえててね……?」
     そんなミケを後ろから抱き締め、一緒にスライダーを滑り降りた凌真は。
    「もっかい滑りに行こうぜ」
     勢い良く着水し、あぷあぷしつつも珍しく笑っちゃった彼女に、どう? と再度のお誘いを。
    「鷹秋が前でもいいよ……?」
    「レディーファーストってな、前にどうぞお嬢様」
     そう意地悪っぽく笑む鷹秋の声に、結局前に座った鋼は。
     後ろから回された彼の腕をぎゅっと掴み、珍しく少しだけ叫ぶも。
     もっかいやろ、とアンコールを!
     行くぞ、と声をかけた紘疾は、びくっと動揺してドキドキ。
     スライダーのスリルと……かえでにぎゅっとされた、感触に。
     それから、水から出した顔を見合わせて。
    「もう一回、滑りたいな……今度は僕が前で~」
     何回でも一緒に!
     何だか露骨に目を逸らしている気がするから。
    「スライダーにしようぜスライダー」
     月人は春陽とスライダーへ!
     そして。
    「や、ちょ、ブレーキ……ってそんなもん無いわよねきゃああああ!」
     珍しい彼女の悲鳴のお詫びは、デザート付ランチで。
     地獄合宿で必死に練習した、はずだけど。
     ぷくぷくぷく……と沈むディアナを、翼は急いで救い上げてから。
     泳げなくても大丈夫なスライダーに挑戦!
    「私前に行ってもいいかしら……?」
     離れぬ様に、しっかり抱き合いながら。
    「わわっ、速いっ、お姉ちゃーん」
     そう胸に顔を埋める忍が怯えるフリをしている事は、雲雀にはお見通しだけど。
     二人用ゴムボートで、スリリングにスプラッシュ!
     そして勢い良く着水した後のドキドキな事故に慌てて、忍をぎゅっ。

     エアンと百花が真っ先に向かうのも、スライダー!
    「こ、怖くないもんっ。でも、ぜったい離さないでねっ?」
    「大丈夫、離さないから安心してくれ」
     力強く抱き締める彼の腕を、百花もぎゅっと掴んで。
     水飛沫を上げ、一緒にスプラッシュ!
     恋人とのデートは、まだいっぱいいっぱい。
    「武流。もう一回、もう一回……!!」
     でも普段はクールなメイニーヒルトのはしゃいだ様子に、武流は嬉しくなりながらも。
     引っ張られた手と滑る時に触れ合う肌の感触に、ドキドキ。
     初めてのデートに緊張気味の陽菜を抱きかかえ、いざゴムボートに乗り込めば。
     その柔らかい感触や良い匂いに、紫廉は色々とドギマギ。
     そしてドキドキのスライダーの後、温浴スパで寄り添う彼女に笑む。
     デートならいつでもOK! と。
     これはデートなのか? と思いつつも。
    「うわわわわ!!」
    「きゃー♪」
     一緒にスライダーを滑る夜宵に思わず抱きついたヴァルケは、着水後の手の位置に慌てて謝るも。
     抜群のスタイルで人目を惹く彼女の手を取り、次のアトラクションへ。


     皆の姿を眺めつつ黒那が優雅にプカリ浮くのは、流れるプール。
     でも。
    「私のシャチは渡さないのじゃよ!?」
     沈みゆくシャチ、荒れ狂う大波……!?
    「私の50メートル48秒のバタフライを披露する時ね!」
     柔道で鍛えた体を生かし、大波を起こす加古と連携して。
     真琴は水中から、シャチフロートをゆさゆさ。
     黒那もギャーギャー喚き抵抗するも。
     最後はプールに、じゃっぱーん!
     流れるプールでまったり泳ぐ、【空中庭園喫茶 Arcobaleno】の皆の隙をついて。
     隠れようと潜水した、樹咲楽であるが。
    「あら? 樹咲楽さんは?」
     気づかぬフリをしつつも彼女の頭を何気に押える、エリスティア。
     そして、負けないわっ、と対抗し、潜ったビアンカは。
    「え、ちょ、ちょっと!?」
     浮上後、もがもがしている樹咲楽の様子にハラハラ。
     そして、はわわっ? と驚く隣の蘭世へと、少し待ってて? と笑んだ後。
     作った笑顔を宿し、羽目を外しかけている三人へと。
    「先輩方……。何をやっているのですか?」
     プールサイドで、真理亜のお説教が。
     玄界灘の如く波に逆らい泳ごうとして、係員に注意された純也は。
    「風宮先輩とはいえ渡しません。シャチ子は俺のです」
    「いやいや、俺も譲れない」
     流れるプールを歩きつつ、みをきと壱の『シャチ子さん』の取り合いに首を傾けるも。
    「――え、わ、やべ」
    「う、ぁ……っ!」
     俺も乗せて! と壱が飛び乗った瞬間、巻き込まれて。
    「そこに直れ。先達とて容赦はしない」
     純也も、ばしゃんっとずぶ濡れに。
     七葉と紗矢と遥河も、色々お喋りしたり、流れに逆らって一緒に泳いだりしながら。
     渦巻きプールで、ぐるぐるぐるー。
     唯浮かんで流れてルのが好いと、そう言った七狼と。
     シェリーは触れ合い互いを感じながら、流れるプールで暫しぷかぷか。
     そして浮き輪ごと自分を抱き締めたまま、うとうと微睡む七狼の頬を。
    「目、覚めた?」
     伸ばした指でそっと、ぷにり。
     そして流希はカップル達を眺めながら。
     水浴びを 興じる季節に 物思う――流れるプールに浮かびつつ、そう一句。

     プールサイドも、とても賑やか。
    「こういう場所の定番とはどのようなものなのじゃ?」
     足湯に行く前に、雅弥と紗矢はフードコートで腹拵えを。
     ……どうでもいい、と呟きつつも、そこには通りかかった悠の姿も。
     そして小次郎を誘った祐一の目的は。
     きしめん愛が迸りすぎな友を、正しい道に戻す為に。
    「そこのお姉さん俺らと遊ばない?」
     いざ、ナンパです!
     小次郎も、チラチラそんな祐一を伺いながら。
    「あっあのっさあ……、おねーさん、今ヒマ?」
     年上巨乳の子に、果敢にアタック!
     トロピカルジュースを購入している間に。
    「よっし、恵ちゃん! 次はあれだ、二人乗りボートだって!」
    「よっしゃ、シャンロン競争すっか!」
     初季と恵がスライダーに、昼子とシャンロンがプールへ競争しに行って。
     何故か【真昼運送】の仲間が、誰もいない。
     そこで綾乃は仕方なく、ビーチチェアーで横になっている蔵乃祐の元へ。
     そして、隣座っていい? と声を掛けてから。
    「え~っと……い、いい天気だねぇ……」
     二人きりの状況に言葉が出てこないながらも、何となく一緒に幸せな時間を。
     そして。
    「ひひひひ。よーし、覗きにいこうぜ!」
    「あ、こら、せっかく面白……じゃなくていい雰囲気なんだから邪魔すんじゃねーアルよ!」
    「もうちょいホントもうちょいだけ近くに……」
     思惑通り蔵乃祐と二人になった綾乃を応援しつつ、皆でこっそり出歯亀です!
    「祐也さん、一緒に流れるプールに行きましょうか?」
    「行く、行く!!」
     一緒に選んだ、お揃い色違いの水着で。
     渡された黒猫浮き輪に大喜びしつつも、裕也の耳は真っ赤。
     本当なら……独り占めしていたい、と。修斗の声が聞こえたから?

    「あの、梓。私、実は……泳げないんです」
     選ぶのを付き合った水着姿の明が赤くなりつつ言った、意外な言葉。
     でも梓は俯く彼女に優しく笑みかけて。
    「気楽にやろう。明ならきっとすぐ泳げるようになるさ」
     まずは一緒に、泳ぎの練習を。
    「息は鼻から出して、顔あげたときに口から吸うんだよ」
     ビシバシ教える有貞の言う通り、懸命にバタ足する真白。
     手を引かれれば……水も、怖くない。
     そして髪を拭いてくれた彼の掌に包まれ、思う。
     とってもやさしくて、あったかくて、ふしぎな感じだと。

     アスレチックのぐらぐら岩で繰り広げるのは、奢りを賭けた耐久勝負!
     お先に、と、くるりターンを決めながら挑発や水飛沫で妨害してくる月子に。
     目測でルート選定をしつつも勢いで進み、返撃する白焔。
     緋頼も足場を読みながら立ち回るも。
    「しょうがないですね。好きなものを言ってください」
     先行する二人の水飛沫を浴びて、ばしゃん。
     そして緋頼はふと思う。これが「仲が良い」でしょうか? と。
     制覇したスライダーの浮遊感そのままに、香純と煉が挑むのも、水上アスレチック!
    「くらえっスプラッシュウォーター!」
    「私だって、まだ……!」
     香純の不意打ちに、煉もウォーターキャノンで応戦!
     でもゴール目前で――ばしゃーん! と同時に、二つの水柱が。


     新しい水着は学園祭のお楽しみだけど。
    「わ~、すごい泡……なんだかくすぐったいよ~」
     温浴スパで【星空芸能館】の皆と、キャッキャお喋りを楽しむくるみ。
    「ふむふむ、泳げないん? 力むとあっぷあっぷするからな、今度力抜いてみ?」
    「泳げるようになったら、皆で海水浴もいいかもしれませんね。きっと楽しいですよ♪」
     泳げないえりなは、紗里亜や智恵理の言葉に、海水浴は大歓迎ですけれどと、笑み返しつつ。
    「修学旅行、温泉に行ったそうね。スパとはやっぱり違うのかしら?」
    「スパはおっきな銭湯っぽい感じ? でもお湯は温泉だから一緒ですよね♪」
     結衣菜と、先日の修学旅行の思い出話を。
     そして、はあぁ~……♪ と思わずハミングしながら温泉を堪能していた瑞央は。
    「お食事、です……か? 素敵、ですね……♪」
     スパの次は皆と一緒に、美味しいランチを食べに!
     いつかお猿さんと一緒に温泉に入ってみたいと。
     日本独特の秘湯に思いを馳せながらも、アリスも温浴スパで、ほわわーんと。
     叶音と一緒に入った、狭い温浴ジャグジーは。
    「全然狭くないっすよ、大丈夫。むしろ叶音と居られてはっぴー!」
     シスコン全開の颯音には、天国です!
     そんな兄の背中を叶音は流してあげて。
     颯音は妹の頭をぽんぽん、大きなパフェを奢る約束を。
     真夏日の昼の温泉は、少し変な感じがするが。
     有栖は華月と洗い合いっこを。そして、くすぐったいと笑みを漏らして。
    「ねー、お昼から温泉もいいでしょ?」
    「……たまにはこういうのも悪くないわね」
     華月の言葉に、そう小さく一言。
     温浴スパに浸かり、滑ったスライダーの話で盛り上がりながらも。
    「アキ……どこ見てんのよ! どーせ私は胸がナイですよーだ!」 
     嵐の水着姿をデレデレ眺める暁に、むすっと拗ねる瑠璃羽。
     でもそんな彼女ににっこり、僕が大きくするから大丈夫だよ、と。
     すかさず手を伸ばす暁だが。
    「……でも、どーやって大きくすんだ?」
    「……私に聞かれても困ります」
     ふと首を傾ける嵐と、彼女への答えに鴎が窮する間に。
     瑠璃羽の肘鉄が暁にクリティカル! ぷかりと湯船に、屍が。
    「ふおぉ香乃果ちゃん見て! めっちゃ泡ぼこぼこなってる!」
    「わ、本当ですっ。泡いっぱいですねすごいすごいっ」
     スクール水着でわいわいジャグジーに入るのは、【刺繍倶楽部】の皆。
     そしてつるぴかお肌と見事なくびれを目指し、ぱしゃりと希沙に倣って身体にお湯を掛けてみつつも。
     女の子同士でこういうの、いいな、と。
     お湯の気持ち良さと裸の付き合いの楽しさに、瞳を細める依子。
     香乃果も、皆と同じ時間を過ごせる事を嬉しく思いながらも。
     コンテストやその他の為に、一緒に女を磨きます!
     それからやはり、最後の締めはこれ!
    「フルーツ牛乳にはそのようなルールが」
     藤乃は見様見真似で腰に手を当てて、皆と、お風呂上りの一本を。

    作者:志稲愛海 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年7月14日
    難度:簡単
    参加:107人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 11/キャラが大事にされていた 8
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