下積み淫魔の道を塞ぐ者

    作者:飛翔優

    ●努力の影にダークネス
     アイドル淫魔・ミナトの朝は早い。
     日の出前に起床して、顔を洗って目を覚ます。トレーニングウェアを着用し河原の遊歩道へと繰り出して、ラジオ体操の後ランニング。
     体力づくり、体型維持……アイドルとして、気を配っている事項も多いのだろう。
     ――好きでやっていることですから。
     辛く感じることもあるけれど、全ては自分が選んだ道。自分が好きで志した道だから、決して留まったりなどしない。
     最高のプロポーションとパフォーマンスで、ファンのみんなと情欲を。栄えあるアイドル淫魔の一人として、ミナトは今日も走り続け……。
    「ラブリンスター一派の淫魔だな」
    「ん?」
     丁度折り返し地点へとたどり着いた時。帰り道を、五人の男たちが塞いでいた。
     剣呑な雰囲気に反応し、ミナトは小さく身構える。
    「……誰?」
    「名乗る必要はない……が、そうだな。裏切りモノのラブリンスター一派に死の制裁をもたらすもの、とでも言っておこうか」
    「!?」
    「アモン様の仇、覚悟!」
     まともな返答などは行わず、男たちは襲いかかる。ミナトも応戦したけれど……多勢に無勢。
     ソロモンの悪魔とその配下によって、ミナトは……。 

    ●放課後の教室にて
     集まった灼滅者たちを前に、倉科・葉月(高校生エクスブレイン・bn0020)は説明を開始した。
    「不死王戦争で灼滅したソロモンの悪魔・アモン勢力の残党が、また事件を起こすみたいです」
     彼らは現在、ラブリンスター配下の淫魔に対して攻撃を仕掛けようとしている。
     不死王戦争では共闘していたラブリンスターが、武蔵坂と接触した事を裏切りと取ったのかもしれない。
    「あるいは、不死王戦争の前からラブリンスターと武蔵坂が繋がっており、不死王戦争の敗北はラブリンスターの策略であった……と思ったのかもしれません」
     いずれにせよ、ダークネス同士の戦いではあるがアモン残党のソロモンの悪魔を倒す好機でもある。
    「なので、どうかよろしくお願いします」
     改めて頭を下げた後、葉月は具体的な説明へと移行した。
    「今回、狙われているラブリンスター配下の淫魔の名は、ミナトさん。現在下積み中という感じのアイドル淫魔ですね」
     時間は明朝。日課となっているランニングをしている最中に、ソロモンの悪魔たちと遭遇する。
    「場所はこの川の遊歩道。時間が幸いしてか、一般人の姿はありませんね」
     故に、特に問題なく仕掛けることができるだろう。
     また、辿り着くタイミングは戦っている最中となる。
    「そしてソロモンの悪魔の戦力ですが、リーダーとなるソロモンの悪魔の他、強化一般人が四名、といった形です」
     ソロモンの悪魔の力量は高く、配下がいる状態ならば八人に対して優位に立ち回れる。
     鋼糸を得物とし、妨害能力に優れており、鋼糸による拘束から逃れることは難しい。また、一列を凍てつかせる魔力を放ってくることや、糸を結界のように張り巡らせプレッシャーをかけてくることもある。
     一方、強化一般人の力量はそこまで高くはない。しかし防御面に優れており、ソロモンの悪魔をかばうように立ちまわってくる。その上、オーラを癒しの力に変換し仲間を癒し、浄化する力も持ち合わせている。
    「それと、ミナトさん戦闘能力についても説明しておきましょう」
     力量的には今回のソロモンの悪魔と比べてもあまり遜色はない。
     得意分野は癒し。攻撃となる爪の舞踏以外は、本来ならば一列に対する癒しと浄化の優しいダンスや癒しと破壊力アップの艶かしいダンスなどを用いる、サポート役として力を発揮するタイプのようだ。
    「以上で説明を終了します」
     葉月は地図など必要な物を手渡しつつ、締めくくりへと移行した。
    「今回の場合、ミナトさんを守ってソロモンの悪魔と戦う。ミナトさんと協力してソロモンの悪魔と戦う。ミナトさんが敗北してから、消耗したソロモンの悪魔と戦う……といった策を取ることが可能でしょう。どれを選ぶかは皆さんにお任せしますが……どうか、決して油断せず、ソロモンの悪魔の灼滅を。何よりも無事に帰ってきて下さいね? 約束ですよ?」


    参加者
    大堂寺・勇飛(三千大千世界・d00263)
    アリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814)
    大場・縁(高校生神薙使い・d03350)
    マリア・スズキ(悪魔殺し・d03944)
    辰峯・飛鳥(変身ヒーローはじめました・d04715)
    アレクサンダー・ガーシュウィン(カツヲライダータタキ・d07392)
    ワルゼー・マシュヴァンテ(教導のツァオベラー・d11167)

    ■リプレイ

    ●アモンの残党
     灼滅者たちが到達した頃、戦いは既に始まっていた。
     眩い朝陽に照らされて、輝くは川のせせらぎとソロモンの悪魔が振るう鋼糸。四人の配下が纏う溢れるオーラ。
     遊歩道に吹き抜ける風の音色に誘われるがままに淫魔ミナトも舞を紡ぎ続けてはいるけれど、表情こそ笑顔ではあったけれど、一挙手一投足に余裕はない。恐らく、数に押されてしまうことを察知しているのだろう。
    「随分頑張るな、だが……!?」
    「え……」
     調子に乗り攻め上がろうとしたソロモンの悪魔の前に、マリア・スズキ(悪魔殺し・d03944)ら灼滅者たちが割り込んだ。
    「私は、マリア。……悪魔殺しの、マリア」
    「正直ダークネス同士の殺し合いなんてどーでもいいんだが、俺たち灼滅者にも刃が回ってきそうだったからな。その前に潰させてもらう」
     反射的に襲いかかってきた鋼糸を蒼い闘気のドレスで弾き返し、大堂寺・勇飛(三千大千世界・d00263)もまた宣言する。
     状況を理解したのだろう。鋼糸を収めたソロモンの悪魔が、不機嫌そうに瞳を細めていく。
    「灼滅者風情が……制裁を邪魔しようというのか!」
     怒号を浴びても、勇飛は微塵も怯まない。
     サングラスの位置を直し、木製の赫い短槍を構えていく。
    「敗者が勝者を憎むのはわかるが、同盟者に八つ当たりとは……あー、アモンに勝った灼滅者が怖くて、単独行動の淫魔に狙いをつけたのか……ダサいわ」
    「なんだと!?」
     口元に笑みを浮かべ挑発の言葉を紡いだなら、ソロモンの悪魔の瞳が釣り上がる。
     十分に印象付けることができただろうと感じながら、辰峯・飛鳥(変身ヒーローはじめました・d04715)は高らかなる声を響かせる。
    「着装!」
     赤い強化装甲服を身に纏い、光の刃を握りしめながら配下に向かって駆けて行く。
    「マリアちゃん、アレクサンダーくん、悪魔の相手は任せたよ! わたしたちでまず取り巻きを片付ける!」
    「片付ける……だと。貴様ら、重ね重ね我らを侮辱するか!!」
    「……くだらんな」
     怒号を、クラリス・ブランシュフォール(青騎士・d11726)が切って捨てた。
     意識が己に向いたことを感じながら、つまらなさそうな声音でソロモンの悪魔に告げていく。
    「アモンは灼滅者ごときに討たれた。コルベインのついでにな。貴様らが何をしたところで事実は変わらんとそう言っただけだ」
     本音を語るならば、力をつけてきたとはいえソロモンの悪魔を本気で怒らせるのは危険が伴う。
     しかし、いずれ戦うかもしれない相手でも、こんな無法は見逃せない。
     だからこそ、危険を覚悟した上でやってきたのだ。
    「……」
     目論見通り、ソロモンの悪魔の怒りは既に灼滅者たちのもの。
     ミナトへ意識を向けている様子はない。
    「……え、えと」
    「ふん、勘違いするな。僕たちはアモンの残党を始末しに来ただけだ。……だから下がっていろ。前に出られても庇う気などないぞ」
     戸惑うミナトに言い放ち、クラリスは光を宿す巨大な剣を振り上げ前線へと向かっていく。
     まずは攻めながら抑えると、快音を轟かせながら振り下ろし……!

    ●淫魔ミナトとの契約
     仲間が抑えているうちに、素早く協力を取り付ける。
     その為に、未だ状況が理解できていないミナトにアリス・バークリー(ホワイトウィッシュ・d00814)が話しかけた。
    「ええと、ミナトさん。私たちは武蔵坂学園から来たの。一緒に戦って、ソロモンの悪魔を灼滅するために」
    「死にたく、ないなら。協力、して。逃げても、良いけど。それで、私達が、負けたら……次、助からない、よ」
     マリアもまた協力を切り出す言葉をかけて、返事を待たずに盾を掲げて吶喊した。
     ライドキャリバーを前線へと送り込んだアレクサンダー・ガーシュウィン(カツヲライダータタキ・d07392)は、己の内に力を溜めながら耳を傾けてくれているミナトに語りかける。
    「この襲撃はアモン一派が面子を保つ為の生贄として、君達を組し易いとみたからだろう。この場を凌いでも同じ事が繰り返される可能性は否定できない。だがここで淫魔と武蔵坂の結びつきが強いことを示せれば、おいそれと二つの組織を敵に回そうとは思えまい」
    「ええと、今は一緒に戦って欲しいんです。ミナトさんを護るためにも。それから……」
     言葉を引き継ぐ形となった大場・縁(高校生神薙使い・d03350)は、徐々に状況を理解し姿勢を正しつつあるミナトに思いを告げていく。
    「毎日アイドルになる為に努力しているなんて凄い……なんて……そんな方に思ってるんです。ですから、その……」
    「……わかりました」
     言葉を探してしどろもどろ。
     沸き上がってきた想いを言葉にして伝えたなら、ミナトも静かに頷き返す。
    「いえ、お願いします。私も協力しますから……」
    「えっと、それなら私と同じメディックに……」
    「はいっ! それこそ、私の得意分野ですよ」
     縁の提案も快く受け入れられ、共同戦線がここに誕生した。
     仲間たちのやり取りを聞いていたワルゼー・マシュヴァンテ(教導のツァオベラー・d11167)は静かな息を吐きながら、槍を静かに握り締める。
    「まずは共通する敵を叩くぞ。話はそれからで良い」
    「はいっ!」
     発破をかけると共に腕を捻り、螺旋状の回転を与える形で突き出した。
     さすれば配下の肩を削ぎ、二歩ほど後方へと下がらせる事に成功する。
     万全の状態を整えた上で、いざ本格的な戦いへと参ろうか!

    「喰らえ!」
    「っ!」
     ソロモンの悪魔が振るってきた鋼糸を、アレクサンダーは盾を用いて弾き返す。
     勢いのままにビームを放ち……。
    「くっ」
     ライドキャリバーが突撃し、アレクサンダーへの怒りを増幅させた。
     意識が彼に向いている内に……と、飛鳥が肩を削られた配下を切りつける!
    「いくら守りが堅くたって、これなら……」
     守りを削ぎ、後続の攻撃を楽にする。
     少しでも配下を早く倒せれば、それだけ全員が安全に立ち回れるようになるのだから。
    「そこだっ!」
     護りの合間を貫く形で、勇飛が紅の槍を突き出した。
    「龍星号!」
     突き刺すことはできずとも動きを縫い付けることはできたから、ライドキャリバーの龍星号に指示を出していく。
    「極北の凍てつく大気よ、我が前の敵にその大いなる冷気を示せ」
     轟音を立てて衝突していく光景を目の当たりにしつつも、アリスは前線周囲の温度を引き下げた。
     寒さに呼応したから、オーラを体内へと収めていく配下がチラホラと。
     すぐには反撃してこない証左であり、アリスは笑みを浮かべながら静かな祈りを捧げていく。
     彼女が次の力のために魔力を切り替え始めても、前線の温度は上がらなかった。
     否……。
    「えっと、凍っちゃって下さい!」
     今はミナトが支えてくれているから、縁が力を用いて周辺の温度を更に引き下げる。
     配下の足元を凍てつかせ、この瞬間のみ動きを止めさせた。
    「っ」
     長くは続かない。
     前衛陣の周囲に糸が張り巡らされてしまったから。
    「けど、まだ……」
     すかさず縁が優しい風を吹かせ、張り巡らされた糸を消していく。
     今回は治療を縁に任せることが出できる状況だったからか、ミナトもまた踊りの質を切り替えた。
    「この調子なら……」
     元気いっぱいな応援のダンスから、口元に柔らかな笑みを浮かべながらの艶ダンス。
     振り向かずとも響くリズムを聞くだけで、体の中から力が湧いてくる。
    「そこよ!」
     己が力を感じるままに、アリスのオーラが配下を撃ちぬいた。
     限界を迎えたのあろう、件の配下はふらついた果て遊歩道のフェンスを背に倒れこむ。
    「この調子で一気に配下を片付けよう」
     次に狙うべき対象は、クラリスの雷によって決定された。
    「今回もまた集中していくぞ」
    「ああ、わかったよ」
     飛鳥が勢い良く駆けて行く。
     焔に染まりし刃を振り下ろし、配下の力を削っていく。
    「くっ……貴様ら、よくも……!」
    「っと、跳ねろスキップジャック!」
     追い詰められていることを悟ったのだろう。
     ソロモンの悪魔が鋼糸を放ち、しかしライドキャリバーが受け止める。縛られてもなおエンジンを吹かし、拘束から奪取すする。
    「その調子だ!」
     賛辞を送りながらソロモンの悪魔にビームを放ち、己へ気を惹きつける。
     ミナトの持つ実直さを、このようなことで無にする訳にはいかない。
     今もそう。流れこんでくる応援が力を高め、ソロモンの悪魔たちを倒す一助となるのだ。
     そして……。

    ●二つの力が合わされば
     ミナトのダンスによる加護をもらった後、怒涛の如き勢いで配下の殲滅は完了した。
    「この調子、なら……」
     静かな笑みを湛えたまま、マリアがソロモンの悪魔へと向き直る。
     牽制のために振り回されている鋼糸の合間をくぐり抜け、素早くナイフを振り回した。
    「ぐ……だが!」
     傷を刻んだ後、反撃の鋼糸が体を縛める。
     僅かな痛みを感じながらも、マリアの表情が曇りはしない。
    「ラブリン一派が、裏切り者、なら。アモンと、一緒に死ななかった、お前は、何?」
     霊犬による治療を受けながら、ソロモンの悪魔に語りかける。
    「腰抜けの、臆病者? それとも……肝心な時にいなかった、役立たず?」
    「なんだと!」
     否。
     挑発を行い意識を分散させ、攻撃を散発的なものに変える布石を打っていく。
     今の今まで挑発の言葉など紡いでいないから、己は恐らく意識の外。
    「くそ……灼滅者なんぞに……ここまで……」
     ワルゼーは音もなく近づいて、杖に魔力を込めてフルスイング!
     二撃、三撃と魔力を爆発させながら、明るい声音で語りかける。
    「しかし、小物臭が激しすぎて耐え難いな! 早々にご退場願おうか」
    「っ! ……貴様ら、絶対に、絶対に許さんぞ!」
    「みんな、頑張って! 何があっても支えるから。縁も……」
     わめきちらすソロモンの悪魔とは対照的に、ミナトは落ち着いていた。
     灼滅者たちが受けた傷の質によってダンスを切り替えて行くことができるほどに。
    「うん、分かりましたっ」
     ミナト同様に治療の任を担っていた縁が、促されるがままに杖を掲げていく。
     激しき雷を浴びせかけ、ソロモンの悪魔をその場に縫いつけた。
    「ほんと、八つ当たりして、気晴らしの、つもり? この……無能」
     すかさずマリアがナイフを振るい、ソロモンの悪魔を切り裂いた。
     度重なる反撃の前に反論する余裕もないのだろう。ソロモンの悪魔は口を固く結んだまま、体中を小刻みに震わせている。
     無論、余裕を与えるつもりもない。
     ライドキャリバーの後を追う形で、アレクサンダーが吶喊する。
    「そろそろ終わりと行こうか」
     突撃がソロモンの悪魔を縫いつけている内に、斧で護りを打ち砕く。
     柔らかくなった肉体を、ワルゼーが勢いのままに殴りつけた。
    「ぐ、ぐがが」
     一撃、二撃と重ねるたびに、ソロモンの悪魔が悲鳴を漏らした。
     三撃、四撃と重ねたなら、もうソロモンの悪魔は動けない。
    「Gute Nacht」
     殴り飛ばすとともに言葉を手向け、ワルゼーは静かな息を吐いて行く。
     勇飛は龍星号を足元へと呼び寄せつつ、瞳を閉ざした。
    「せめて祈ろう。汝のオモイに救いあれ……」
    「お前達に忠というものがあるかは知らんが、主の仇を討とうという心意気だけは認めてやる。さらばだ、名も知らぬ悪魔よ」
     得物を仕舞ったクラリスもまた手向けの言葉を投げかけた頃、ソロモンの悪魔は風に抱かれるようにして消滅した。
     後に残りしは灼滅者、及び協力者たるミナトだけ。
     まだ、終わりではないから武装は解かず、灼滅者たちはミナトに向き直った。

     傷は概ね、ミナトの踊りが癒してくれた。
     後は武装を解くだけ……と言った状態で、ワルゼーが率先して語りかけた。
    「ひとまず片付いたが、恐らくこのままでは終わるまいよ。そちらのリーダー次第だが、共同戦線を張ってみるのもアリだと思うな」
     これからも、ラブリンスター配下の淫魔が狙われるかもしれない。
     対抗策などを練るための話し合っておきたいとクラリスが伝えたなら、ミナトはこくりと頷いた。
     言うだけ言ってみるとの契を交わした後、深く頭を下げていく。
    「えっと、助けてくれてありがとうございました。本当に、助かりました」
    「わたしたちこそ、協力してくれてありがとう!」
     飛鳥もまた頭を下げ、礼を述べる。
     その上で、更なる言葉を重ねていく。
    「わたしたちの使命はあくまでダークネスの灼滅。でも、人とダークネスの間にも分かり合えることだってあるって、わたしは信じたい。今のわたしたちとキミたちみたいに」
     願いを込めた言葉を告げ、連絡先も伝えていく。
     ミナトは静かな笑みとともに、連絡先を受け取った。
     ……そうして、灼滅者たちはミナトと別れ帰還する。
     ただ一人、アリスだけを残して……。
    「えっと、私に用があるのかな?」
    「うん。ええと……」
     アリスは願う、男の子の喜ばせ方やや、気持ちよくなる方法を教えて欲しいと。
    「そういうことなら……」
     通っていい? との願いは叶わぬが、一度きりの授業は……という運びになった。
     平和の守られた朝に、響くはどんな歌声か。
     明るいものになればいいとの願いを込めているかのように、空は青く輝いて……。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年7月6日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 5
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