焼いて上等、ホルモンヤンキー

    作者:雪神あゆた

     大阪市内の町中で。
     髪を金に染めた不良少年達が路上に、七輪を置き、何かを焼いていた。
     通りかかった中年男性が、おもわず足を止め、彼らをマジマジと見てしまう。
    「ぁんっ? 何見てんだよぉ、おっさん」
    「俺らにナンクセつけるつもりなら、容赦しないぜっ」
     不良達の二名が、中年に近づき威嚇する。
     たじろぐ中年。
    「ひっ。い。いや、私は……ご、ごめんなさーい」
     背中を向け逃げようとする中年を、
    「待ちなっ」
     不良のリーダーが呼びとめた。振り返る中年男性に、リーダーは皿を押し付ける。皿には七輪の上で焼かれた肉……ホルモン。
    「食いな、おじさん」
    「は、はぁ……ありがとうございます」
     中年は断ることもできず、ホルモンを食べる。
     リーダーは中年や仲間の不良に言う。
    「ホルモンは、臭いだの、下処理がめんどくさいだの、醜いだの言われて、見向きもされないことがある。
     不良と言われ見向きもされない俺達と、ホルモン……似てるじゃねぇか」
     握った拳を突き上げて叫んだ。
    「だから、ホルモンを世界に認めさせれば、俺達も認められるはずさ! 焼いて焼いて焼きまくるぜええ!」
     
     入ってきた灼滅者達に、五十嵐・姫子(高校生エクスブレイン・dn0001)はあいさつし、本題に入る。
    「大阪市の不良少年が、ご当地怪人・ホルモンヤンキーになってしまいました。
     本来なら、闇落ちした一般人は、すぐ人の心を失うのですが、ホルモンヤンキーはまだ、人の心を持っているようです。
     ですが、このままでは、近いうちに人の心をなくし、完全なダークネスになってしまうでしょう。
     その前に彼の元に赴き、彼と戦いKOしていただきたいのです。
     彼に灼滅者の素質があれば、KOされた後、灼滅者として復活するでしょう。でなければ、灼滅してしまいますが。
     彼が助かるようなら、どうか助けてあげて下さい」
    「ホルモンヤンキーは、高校一年生。
    『ホルモンと不良の自分達が似ている』だから『ホルモンを多くの人に広めよう』……という考えを持っていて、
     今は、大阪市内の路上で、手下となった少年たちと七輪を囲み、網の上でホルモンを焼きまくっています」
     姫子はごくりと喉を鳴らした。
    「七輪の上で炭火焼になったホルモン焼きは、とてもとても美味しそうです。しかし、ダークネスの活動を放置はできません」
     そして、現場の説明に入りだす。
    「午後二時に、大阪市の路上へいって下さい。
     取り巻きたちと一緒に路上で七輪を囲んでいるホルモンヤンキーに遭遇できる筈です」
     いきなり戦闘をしかけてもいいし、まず話しかけてみてもいいだろう。
     が、取り巻きたちは、ホルモンヤンキーをしたっているが戦闘力を持たない一般人。彼らを傷つけるわけにはいかない。
     彼らを傷つけないように闘うなり、彼らを追い払うなり、工夫が必要だ。
     ホルモンヤンキーは戦闘になれば、次のような技を使う。
     相手を肉を取るためのトングで掴み、投げつける、ご当地ダイナミック。
     七輪から炎を出す、ご当地ビーム。
     煙を操り、敵一人にダメージと足止めを与える技。
    「ホルモンヤンキーは実力者ですが、彼の人の心を言葉などで揺すぶる事で、彼の戦闘力をそぐことが出来ます。
     説得などをしてみてもいいかもしれません」
     説明を終えると、姫子は皆をまっすぐにみつめる。
    「せっかく、美味しいものをつくっても、闇堕ちしてしまったら意味がないですよね?
     皆さんの手で、彼をとめてあげて下さい。できることなら、彼の更生も。
     よろしくお願いしますね!」


    参加者
    黒咬・翼(翼ある猟犬・d02688)
    山岡・鷹秋(赫柘榴・d03794)
    敷島・雷歌(炎熱の護剣・d04073)
    ディアナ・ロードライト(比翼の片羽根・d05023)
    天羽・梗鼓(颯爽神風・d05450)
    花菱・爆(リア充爆発しろ・d08395)
    結城・麻琴(陽烏の娘・d13716)
    秋野・昴(中川オレンジ・d14028)

    ■リプレイ

    ●ホルモンを焼こう!
     七輪から立ち上る煙。脂の焼ける匂い。爆ぜる音。
     六人の少年――髪の毛を染めたり、木刀を足元に置いてたり、改造制服を着ていたり……いわゆる不良少年たちが、路上で七輪を囲んでいた。
     花菱・爆(リア充爆発しろ・d08395)は仲間と共に彼らに近づく。此方に気付いた彼らに、話しかける。
    「旨そうなモン食ってんじゃん。オレらにもご馳走してくれねぇかな? ……オレら、丁度ご飯をタッパーにいれてもってきてるんだ」
     改造制服を着た、不良のリーダー格――ホルモンヤンキーが爆に応えた。手招きする。
    「ホルモンが旨そうって……わかってるじゃねぇか! よし、こっちに座りなっ」
     八人の灼滅者は、少年達と七輪を囲む。
     結城・麻琴(陽烏の娘・d13716)は、隣に座ったホルモンヤンキーと和やかに会話する。
    「ねえ、マル腸ある? あ、今から焼く? ――うん、マル腸が一番好きかな。でも、ハツもいいし、センマイの食感もたまに恋しくなるわよね」
     マル腸が焼き上がるなり、麻琴は大喜びでタレをつけ口の中に。
     秋野・昴(中川オレンジ・d14028)も同じマル腸を口にしていた。口全体を満たす脂と味に、うんと頷く。
     そんな昴にホルモンヤンキーは、別のホルモンも勧めてくれた。
    「ハツもお勧め? ありがとう! ……にしても、ホルモン旨い!」
     昴の言葉に、山岡・鷹秋(赫柘榴・d03794)が同意を示す。
    「焼く時間はかかるが、噛むごとに広がる味わいがたまんねー……あ、俺も、ギアラをパックに入れて持って来たんだ。一緒に焼いてくれ。いー感じに脂がのってるぜ?」
     赤みがかったギアラを網の上に乗せ、皆に勧める鷹秋。
     ギアラが焼けると、黒咬・翼(翼ある猟犬・d02688)は箸でつまんで、隣のディアナ・ロードライト(比翼の片羽根・d05023)の口に近づけた。
    「ディアナ、はい、あーんだな」
    「えっと……人の見ている前では、少し恥ずかしいのだけど……でも、折角だしね」
     ディアナは箸に口を寄せ、肉をぱくっ。ディアナの頬はほんのり赤い。
     天羽・梗鼓(颯爽神風・d05450)はホルモン焼きは、初めてのようだ。
     口の中に入れたミノを、先程から口の中で噛み続けている。
    「……もぐ……もぐもぐ………これ、いつ呑みこんだらいいん?」
     梗鼓はそんな風に尋ね、不良や仲間達を笑わせた。
     そして。敷島・雷歌(炎熱の護剣・d04073)は、しばらくホルモン焼きを楽しんだ後、箸を止める。
    「……ところで。聞かせてくれないか? お前はどうして、こんなところでホルモンを焼いているんだ?」
     ホルモンヤンキーの目を真直ぐに見て、問いかける雷歌。

    ●ホルモンと君と
    「よく聞いてくれた」
     ホルモンヤンキーは話し始める。
     多くの人から見向きもされないホルモンと、不良として多くの人から見向きされない自分たちが似ていること。だから、ホルモンを広めたいのだと。
     雷歌は黙って相手の言葉を聞いていた。腕を組む。
    「でもよ。万人受けするばかりじゃつまんなくねぇか? 多少癖があるのも個性だろうし……少なくとも、俺は好きだぜ。ホルモンも、真直ぐなお前らもな」
     麻琴と昴が、雷歌の言葉に同意。
    「少なくとも、ここの皆はホルモンが好きでしょ? ホルモンの美味しい店だってあるし、ホルモン好きは、ちゃんといる」
    「そう。俺達も入れて、全国に相当数いるんだから。ホルモンは要らなくならないし……不良の皆も悲観することはないんだ!」
     麻琴はまだ網に残っているホルモンをたべながら、昴は常にもまして声を張りあげつつ、続ける。
    「あたしはあなたのことも好きよ? 同じものを同じように美味しいって感じられるから」
    「そりゃ、世界中の全員に好かれるのは無理だよ。でもだからこそ、好きでいてくれる人を大事にしないと。そのための力も、持っているんじゃないか?」
     三人の言葉の温かさは、不良達、特にホルモンヤンキーに衝撃を与えたようだった。
    「……そ、そうなのか? ホルモン好きは多くて、オレ達も嫌われてるばかりじゃない……?」

     混乱したヤンキーはなお反論する。
    「それでも、不良やホルモンを嫌いな人は多くてだなっ、そのためには多少強引に」
     ディアナは顎に指を当てて考える仕草。
    「……不良もホルモンも、本当に嫌われてるのかな? ……自分で勝手に嫌われてると思ってるだけな気がするの。ホルモンは最初に手がかかっても、努力した分だけ応えてくれるし。
     それは恋愛に似て……って、その、なんでもなくて」
     翼をちらりとみてから、慌ててごまかそうとするディアナ。
     ごほん、翼が咳払いしてみせる。
    「イメージをよくしたいとしてもだ、こんな所で火を使ったら、迷惑だろう? 悪いイメージの払しょくにならん。もっと好きになって貰う努力が必要じゃないのか」
     翼は、真顔。
     鷹秋は赤い前髪を触りながら、溜息をついた。
    「うめーもんでも、迷惑かけたり強要したりは、いけねーわ。ホルモンみてーにじっくり良さを教えねーと」
    「うっ」
     ディアナ、翼、鷹秋、三人から正論を突きつけられ、返事に詰まるヤンキー。
     爆は人差し指を、ヤンキーの顔面へ突きつけた。
    「そもそも、テメエを認めさせるのにホルモン焼きを広める、ってのがおかしいだろ?! 男だったら、まず自分を磨くもんだろ!」
     爆はまくしたてる。
    「ダークネスの力に頼らず、熱い魂を見せてみやがれ。ホルモン焼きと同じに熱い魂をよぉ!」
     梗鼓は先から噛み続けていたホルモンを、こくん、と呑みこんだ。そして、梗鼓は強い口調で言う。
    「それに。ホルモンとアンタには、大きな違いがある。……アンタは見向きもされないって腐ってるけど、ホルモンは無視されても文句、言わない!」
     さらに言葉を叩きつける。
    「いつまでも歯ごたえがあるのがホルモン!! アンタも腐ってないで、男の歯ごたえを見せろ!」
    「……熱い魂が、歯ごたえが……俺には足りない……!?」
     ヤンキーは気圧されたように後退し、ごん! 後ろに会った電信柱に頭をぶつけた。
    「……だが……」
     ヤンキーの瞳が虚ろになる。
    「リーダー、どうした?」
     取り巻き達が声をかけるが、ヤンキーには届いていないようだ。
    「だが、本当に正しいものは強い筈。アンタらが本当に正しいかどうか、試してやる!」
     トングを右手に持ち、左手で七輪を握るホルモンヤンキー。戦闘態勢を取ったのだ。
     灼滅者の言葉は彼に届いたが、それでも彼の中のダークネスが戦えと命じている。

    ●技と技、意地と意地
     雷歌はパニックテレパスで、心配そうな取り巻きたちを混乱させる。
    「焼かれたくねぇならすっこんでろ!」
     大声でどなり、取り巻きたちを追い払う。
     爆も、追い払った取り巻きたちが戻らぬよう、殺気を放った。
     不良達を追い払った後、灼滅者たちは残った一人へと向き直る。
     その一人、ホルモンヤンキーは野太い声で喚いた。
    「ぶんなげてやるっ!」
     トングで、爆の足を掴んだ。そして強引に投げる! コンクリートの地面に激突する爆。
     が、敵の技には本来のキレがない。灼滅者の言葉に心を揺るがされているからだ。
     爆は即座に起き上がる。反撃とばかり、相手の胸をロケットスマッシュで殴りつける!
     揺らぐヤンキーに、特攻服姿の一人と一体が迫る。雷歌とビハインドの紫電だ。
     服の裾をはためかせつつ、左右からレ―ヴァテインと霊撃で襲い掛かる。
     仲間が攻撃している間に、昴は、電信柱を登り、近くの民家の屋根に移動する。
    「決め台詞は未だ未定! 迷走する葛飾ヒーロー・秋野昴、推参!」
     高らかに名乗りをあげて、ジャンプ。地面に着地。再び跳んで、亀有キック! 足裏をヤンキーの胴にめり込ます!

     灼滅者の攻撃を受け、体勢を崩すヤンキー。が、一分かけて体勢をなおし、
    「煙でまいてやるよ!」
     七輪から煙を噴出した。
     煙はディアナを覆うが、
    「町中で煙を出したら、迷惑でしょう! 嫌がられるの当たり前じゃない!」
     ディアナは吠える。気合で煙を追い払う。
    「黙れ。俺はホルモンのために、俺達のためにっ」
     ディアナに気を取られているヤンキーへ、翼が颯爽と接近する。
    「認められたいなら、ここで油をうっている暇などないぞ!」
     言い終わった直後、杖の先をヤンキーの腹に押し付け、フォースブレイク!
     翼は視線をディアナに向ける。大した傷はないと、ディアナは微笑んで知らせた。
     一方、
    「どうした、ホルモンヤンキー? 焼きが足りないんじゃないか? 火をくれてやんよっ!」
     鷹秋はライドキャリバー・クリアレッドに乗りながら相手を笑う。クリアレッドの機銃と自身のガトリングガンから弾と炎を発射する。
     足に火がついたヤンキー。それでも、ヤンキーは不敵な笑みを作る。
    「やるじゃねえかっ。だが、まだまだだぜえっ!」
     が、麻琴と梗鼓の黒と茶の瞳は、ヤンキーの足が僅かに震えているのを捉えていた。強がっているのだ。
     麻琴は腕をあげた。手刀をヤンキーに叩きつけ、ティアーズリッパー! ヤンキーの防御を崩す。
     守りの弱ったヤンキーに、斬魔刀を咥えたきょしがとびかかる。
     さらに梗鼓は翼の形したオーラを広げ、相手の懐へ。呼吸を止め、相手の顎を殴る。閃光百烈拳!

    ●決着
     元々灼滅者の言葉で力を弱らせていた、ホルモンヤンキー。彼は、既に顔色が悪い。
     けれど彼は弱くはなかった。
     翼の体をトングで掴み、渾身の力で地面に叩きつける!
    「どうだ……ぬ?!」
     おいうちを掛けようとするヤンキーを、きょしが六文銭で牽制。
    「翼、今治すから!」
     梗鼓はその隙に翼に駆け寄る。梗鼓は防護符を彼の背に貼り回復させる。
    「梗鼓、感謝する。――ホルモンヤンキー、反撃だ。高火力で一気に叩かせてもらう!」
     翼は仲間に礼をした後、妖の槍『一閃』で突きかかる。
     槍に怯んだヤンキーに詰め寄るのは、ディアナ。
    「翼をトングで掴んでたけど、私達、お肉じゃないのよ? 失礼ねっ!」
     山葵の形をした槍を握りしめ、螺旋槍!
     翼とディアナの攻撃を受け、ヤンキーは額に汗を浮かべた。
     そのヤンキーに、昴が腰を低くして突進。
     昴は相手の胴を掴み、投げつける。さらに、ご当地・葛飾区の力で爆発を引き起こした! 青砥ダイナミックだ。
    「ぐお……」
     聞こえる敵のうめき声。

     けれどヤンキーは闘志を消さない。立ち上がり、トングを構えた。
     爆は彼が技を使うより早く、胸倉を掴み投げ飛ばす。
    「ホルモンはよく焼かねえとな! 爆発しやがれってんだ!」
     宙に舞うヤンキーの体へ花火玉を投げ、爆発させた。
    「強いな……が、まだだあっ。俺の闘志も、ホルモンを焼く炎も、消えてない!」
     かろうじて着地したヤンキーの瞳には、灼滅者たちへの敬意。
     ヤンキーは七輪から炎のビームを放射した!
     撃たれたのは、雷歌。だが、雷歌は唇の端を釣り上げた。
    「炎で俺に勝てると思うなよ? こいつが俺の、命の熱だ!!」
     拳に炎を灯す。そして、拳を真直ぐに突き出した。額を炎の拳で殴りつける!
     さらに紫電も霊障波で加勢。
     拳と霊気に吹き飛ばされ、それでもヤンキーはなお立ち上がる。
    「かははっ! まだ立ち上がるとは、大したもんだ」
    「ええ、凄いって思う。……でも、そろそろ決着ね。……焼き上がった瞬間にホルモンを取れる、腕の動き、見せてあげる!」
     鷹秋はヤンキーを見て、豪快に笑い声を飛ばす。麻琴は鷹秋に頷きながら、拳を固く握った。
     鷹秋はクリアレッドの機体をヤンキーにぶち当て、さらに影で相手を包み込む。
     体をくの字に曲げ、後ろにさがるヤンキー。彼の体を追いかけるのは麻琴。閃光百烈拳で、五発を体に叩きこんだ!
    「……見事だ」
     ヤンキーはうつ伏せに倒れる。

    ●新しい仲間!
     昴は倒れたホルモンヤンキーに近づき、彼の様子を確認する。
    「意識を失っているだけ……ちゃんと闇堕ちから救えたようだな」
     ディアナは水筒をとりだし、
    「お疲れ様。冷たいお茶、あるわよ? みんな、どう?」
     と勧める。
     翼がカップを受け取った。
    「そうだな。貰おうか。……そっちはどうだ?」
     そして、翼は視線を動かした。そこには、意識を取り戻した、ホルモンヤンキーだった青年。
    「俺は……そうか、アンタらがとめてくれたのか……」
     半身を起し、頭を下げる青年。
     灼滅者は彼に、改めて自己紹介し、学園のことを説明した。
    「おめー、学園にこねーか? 気の合う奴もけっこーいるぜ」
     と、鷹秋が笑って誘うと、
    「うちの学園なら、アンタも噛み応えある男になれるよ」
    「ホルモンも不良も笑って受け入れるくらいには、器のでかい場所だぜ?」
     梗鼓が親指を立て、雷歌が青年の胸を軽く叩き、それぞれ勧誘する。
     青年はしばらく考えていたが――。
    「アンタらは本当に強かった。……ホルモンを広めるためにも俺を磨く為にも、アンタらの学校に行きたい」
     そう言った。
     麻琴は青年を助け起こしながら、提案する。
    「ねっ、これからホルモンを食べない? 拳で語り合ったあたしたちだもん。きっと一緒に食べるホルモンは最高においしいわ!」
     爆も同意する。
    「決まりだな。ホルモンパーティーにしようぜ。路上はよくないし、どっかいい店、教えてくれや。……ほんと、腹減っちまった」
     腹を押さえる爆に、数人が笑みを浮かべた。
     そして八人と新たな仲間は移動する。ホルモン焼きをたらふく食べ、新しい仲間を歓迎するために。

    作者:雪神あゆた 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年7月14日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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