「はぁ、はぁ……――」
ここはどこだろう。
走り続けた足は痺れを訴え、水を欲して乾く喉からは掠れた吐息した出てこない。
辺りは見回す限りの灰色。
どうやら廃ビルのようだ。ネオン瞬く街が見下ろせることから、かなりの高層ビルだと思われる。ただし壁や部屋は全てボロボロに朽ちていて誰かが使っている気配はない。
このビル、実はおかしい点が二つある。
ひとつは一向に出口が見つからないこと。
いくら階段を下りても絶対に一階にはたどり着かない。
ふたつめはいったいいつ、この場所に迷いこんだのかまったく覚えていないことだ。
「ちくしょう、なんだよこれ。夢……そうだ、きっと……」
疲れきった体を壁にもたせかけて、甲斐は小さく笑った。
きっと受験ノイローゼに決まっている。夏休みだというのに朝から晩まで塾の入っているビルに押し込められて、ひたすら数式を解かされ続けたら頭なんてくるって当然だ。
(「夢ならさめるな」)
どうせ、現実に戻ってもロボットのように問題を解いて解いて解いて解いて。
ずるずると座り込む甲斐の背後から黒い影が忍び寄る。
それらはまるで影法師のように踊り狂いながら少しずつ形を変えて――……最後には、もうひとりの甲斐になった。
「残暑がきついけど、涼しくなるまで事件は待っちゃくれないってね」
須藤・まりん(中学生エクスブレイン・dn0003)は指でつまんだ襟元をぱたぱたと動かした。未使用の教室にエアコンがついているわけもなく、うだるような熱気を少しでも逃がそうと窓を開け放つ。
「こんな日に外へ出るのも大変だけど、だからって閉じ込められるのもきついよね。受験生は夏が勝負。今回の事件はそんな受験生を巻き込んだ都市伝説が相手なんだ」
――都市伝説。
人々の噂話や恐怖心を取り込んだサイキックエナジーが暴走、具象化した存在がそう呼ばれる。
「事件の起きた埼玉県南部にある街は首都のベッドタウンとして発展したの。交通の便もいいことからショッピングセンターやマンションが次々とつくられた。人が増えて子供が増えれば、当然それをビジネス対象とする企業も進出する。この辺りはね、たくさんの有名塾が凌ぎを削る受験戦国地帯なんだ」
この都市伝説がはらむ闇は、灰色の街に集積した若者にもなりきらない子供たちの鬱屈である。
子供らしい自由を奪われた魂がのぞむ、ここではない場所――。
だが、夢見ることすらわすれた彼らは結局、そこでも日常を再現してしまう。彼らの居場所は狭いビルの中にしかないのだった。
だから、この都市伝説は廃ビルの姿をしている。
うず高くそびえたつ、冷たい色をした無機質な牢獄そのもの。
「現地の街着いたら誰かひとりでいい、午後九時ぴったりにこの場所にある自動販売機でコーラを買って。それが案内状だよ。無事に廃ビルの中に飛ばされたらもう、そこは戦場。この廃ビル――『迷宮』と呼ぼうか。これそのものが、敵。壁でも地面でも柱でもどこでも攻撃することができるんだ」
無論、こちらが敵と分かれば『迷宮』も攻撃を開始する。
『迷宮』の攻撃は遠距離の列攻撃と考えていいだろう。こちらの隊列ごとにランダムで耳障りな音を発してダメージとプレッシャーを与えてくる。
「一定量のダメージを与えきると、ひとりの少年……甲斐っていう中学三年生の子を取り込んだ影法師が現れるはずだから、これを倒せば事件は解決。といってもそれなりに強そうだから油断しないで。彼はノートや問題集を手駒として前・中衛にまき散らし、自分は後衛から列ごとに狙いをつけた攻撃を繰り出すよ。ノートは全部で3体、近接の体当たりっていうかページで張り手する感じっていうのかな? 攻撃が得意。問題集は4体で、たまに影法師を庇うことがあるかもしれない。そして、遠距離単体の攻撃と回復を使い分ける」
甲斐少年の影法師は彼の深層心理を反映して、つまらない現実を呪う言葉でダメージを与え、時に怒りを付与するようだ。
「無事に影法師を倒せたら『迷宮』は消えて甲斐くんも解放される。多分意識を失ってるだろうから簡単なフォローだけお願いできるかな。……現実に戻って来れたところで彼の抱えている闇は何も解決しないのかもしれないけどね」
まりんは最後にほんの少しだけ目を伏せてから、思い直したように笑った。
「だめだめ、暗い顔してちゃみんなに笑われちゃうね。大丈夫、みんなならきっと何とかしてくれるんだから。私はいつでもみんなの帰りを待ってるよ――!」
参加者 | |
---|---|
幸祝・幸(不幸中の災い・d00040) |
七里・奈々(ほんもののじゅうななさい・d00267) |
染谷・真言(灰色の魔法使い・d00478) |
来栖・清和(武蔵野のご当地ヒーロー・d00627) |
斑目・立夏(双頭の烏・d01190) |
卯道・楼沙(脱兎之勢・d01194) |
藤谷・徹也(高校生殺人機械・d01892) |
シルヴィア・ホリングワース(主なき騎士・d06585) |
●都会の片隅で
未だ夜の九時とあらば、灰色の街が眠りに浸るには早過ぎる――。
「ん……怖くあらへん、あらへんよー」
幸祝・幸(不幸中の災い・d00040)は手の熱を帯びた硬貨を握り締め、自分に言い聞かせるように呟いた。道端に並ぶ自販機の前には8人の学生が集合している。
「染谷、どない?」
そのうちの一人、斑目・立夏(双頭の烏・d01190)は染谷・真言(灰色の魔法使い・d00478)の手元を気安く覗き込んだ。淡いピンク色に染めた頭髪がひどく目立つ、垢抜けた少年である。
「……あと3分」
飄々とした物言いの立夏とは対照的に真言の口調にはどこか生真面目な響きがあった。
夜の9時に自販機でコーラを買うと灰色の迷宮に引きずり込まれる。
彼ら――8人の灼熱者達はその迷宮を生み出した都市伝説に挑むためこの場に集まったのだ。
夜闇に映える金の髪をかき上げて、シルヴィア・ホリングワース(主なき騎士・d06585)は呆れとも感心ともつかぬ口調で言った。
「夜間も屋外の自動販売機が稼働してる……。日本って本当に治安がいい国、ね」
「まーねぇ。おかげでこうやってネギを振り回して歌うこともできるってわけよ!」
暇を持てあますように七里・奈々(ほんもののじゅうななさい・d00267)が両手に持ったネギを振り回す。
「なんか、いろいろギリギリな気がするよ……?」
ゲームやマンガ好きな来栖・清和(武蔵野のご当地ヒーロー・d00627)は辺りを見回しつつ慌てた様子で奈々を止めた。夜中にネギを振り回す女学生はあまりにも目立ち過ぎる。
「キミも、大丈夫かい?」
「わ、我は大丈夫じゃ! その辺におる虫が怖いなんて思っとらんぞ……!!」
柔らかい髪が覆う幸の背に隠れるようにして、卯道・楼沙(脱兎之勢・d01194)は小刻みに肩を震わせた。なにしろ夏の夜だ、街灯に誘われた蛾や蚊の類が幾らでも寄ってくる。
「……問題ない。人体に悪影響を及ぼすような虫は見当たらない」
と、藤谷・徹也(高校生殺人機械・d01892)が機械的な判定を下した。彼はやたらと構いに来る立夏の対応に困惑しつつも真言に同じく時刻を見定める。立夏は人懐こく彼に問うた。
「なな、後何分?」
「既に1分を切った。45秒後に戦闘を開始する」
徹夜の台詞に硬貨を投入する音が被さる。
そして始まる、戦いへのカウントダウン。
(「こうした人助けは久しぶりだ。無事終える事が出来れば、少しはあの時の俺に戻れるのかね……」)
真言の脳裏に過去の記憶がほんの僅かよぎる。だが、物思いに耽る暇はない。今はただ戦闘に向けて精神を統一すべき時である。数秒後、真言と徹夜が同時に告げた。
「9時だ」
「今だ、頼む」
幸は胸元で握り締めた手とは逆の指先で点滅するコーラのボタンを押す。機械の箱の中でガタガタと音を立てながら送り出されたペットボトルが取り出し口に落ちてきた。
――それを取り出した刹那、世界がめくり変わる。
●魂の迷宮
遙かな暗闇と無音は死に似ている。
確かに窓の外に街の灯は見えるのに、音は聞こえない。まるでここだけ外と断絶する透明な壁でもあるかのような空間に灼熱者たちは放り出された。
「地着!」
静寂を破る清和の掛け声は壁に反響して予想外の声量と化し、辺りに響き渡る。
「武蔵野のご当地戦士 ローカル特捜・ムサシノイジャー参上!」
そして、再びの沈黙。
敵が姿を現してから名乗るべきだったろうか。居心地悪げに頬をかく清和の後ろで立夏は素早く視線を巡らせた。
「影法師やらノートやらはまだおらん、か」
「話に聞いてはいたけど、いきなりビルの中とはね」
シルヴィアと立夏は軽く視線を交わしてから、それぞれのカードを翻す。
――ほならまずは、迷宮に恐い目ぇおうてもらおか。
――人に害なす都市伝説、私達が討たせてもらうわ!
瞬時に構えられるバスターライフルと蠢く影。同時に真言の瞳にバベルの鎖が集中、まるで意識を切り替えるように被ったフードの奥で強い輝きを放った。
「我が瞳に映すは崩壊の未来――発動せよ」
それを合図に残る全員がスレイヤーカードを解除、奈々は可憐なピンクに染めた鋼糸を操り片目をつむってみせた。
「それじゃ、力を合わせていってみよー! あ、ちなみにななりんのことはななりんって呼んでね! 呼ばないと泣くよっ!」
一息に解き放たれた昏い殺気が迷宮内に満ちる。同時にジャマーである奈々の能力を更に強化するであろうエフェクトが発動、周囲に自らの存在を知らしめるように幸の歌声が響き渡った。
「都市伝説になら、歌ってもかまへんね……久々やけ、いくよ!」
自らで封印した歌声を解き放つ――窓ガラスがうち震え、途端に大きく建物全体が傾いだ。まるで雷が弾けるような音が後列の幸と立夏、そして楼沙を襲う。
「くっ、何て音なのだ」
デッドブラスターの弾丸を放ちつつ、楼沙は顔をしかめた。
「こんなもの、我の歌で掻き消してくれるわ!」
「援護する」
「武蔵野のアニメの力、アニメティックキィィィック!」
後衛の前に躍り出た徹也は手近な床にガンナイフの刃を突き刺し、彼と肩を並べて跳んだ清和は気合いの乗った叫びとともに跳び上がりドロップキックを見舞った。
「さて、いきましょうか」
前衛の攻撃手であるシルヴィアは微かに微笑んで炎の翼を具現化、その炎を受けて破魔の力を授かった真言がデッドブラスターを射出、コンクリートの柱を砕く。しかし相手は無機物だ。これといった手応えが感じられない。
「厄介な相手だな」
「気にしない気にしなーい! とにかくジャンジャン攻撃いってみよっ」
明るい声の主は奈々で、彼女はたわむ胸の揺らぎや短いスカートの裾からちらちく太腿の柔らかさなどまったく意に介することなく踊り狂う。ティアーズリッパーで剥ぎ取るように迷宮に傷を負わせてゆく彼女の動きは文字通り、目にも止まらない早さだ。
と、その時だった。
「――何が楽しいんだ?」
暗い、全てに絶望したような声は前触れなく、こちらの背後から聞こえた。
楼沙は驚きに目をみはる。
「危ない!」
奈々を庇うように跳び出した清和の周囲をどこから現れたのか複数のノートが取り囲んだ。
「現れおったな」
立夏は笑みさえ浮かべ、楼沙に合わせて拍を取る。
だが、標的は積極的に襲いかかるノートではなく影法師を守るように立ちはだかる問題集の群れだった。
「くらえ!!」
舞踏の与える衝撃に問題集は身を大きくしならせた。
まるで生きているようだ、と幸は眉をひそめる。奈々の結界糸がこれまでのお返しとばかりに敵をからめ取り自由な動きを封じた。全体的に体力を削ったところで、止めのデッドブラスターが真言の手元より放たれる。
「確実に行くぞ」
「おっけー!」
2人のジャマーによってかなり早い段階で毒やプレシャーが溜まり始めた。こちらの布陣は前衛がディフェンダー2人とクラッシャー1人、後衛がスナイバー2人とメディック1人というバランスのよい構成だ。影法師の呪う言葉の対象をほぼ最少人数に抑えつつ、攻撃の主力を後衛に置いた安定感のある布陣と言える。
思うように攻撃の通らない影法師――甲斐を取り込んだ闇は苛立たしげに舌を打った。直後、眩い光に目を灼かれる。
「武・蔵・野フラァァァッシュ!」
清和の必殺技に攻撃力を奪われた問題集は為す術なく徹也の抗雷撃と奈々のマジックミサイルに撃たれ、数を減らしてしまった。
「弱い者いじめして、楽しい? せっかく現実から逃げてやったのにさ、こんなところでまで痛い思いするなんて信じられない……」
壁を失くした影法師はつらつらと恨み言を繰り返す。
「っ、もうちょっとだけ頑張って!」
影法師の言葉は怒りの感情を誘う。幸のヒーリングライトだけでは足りず、シャウトの声がそこかしこであがった。セイクリッドクロスを取りやめた立夏がジャッジメントレイで援護にまわる。特に前衛としてノートの猛攻を受け止める清和と徹也にダメージが蓄積し始めていた。
「あなたたちだけに負担はかけないわ」
シルヴィアは炎を纏わせたバスターライフルの銃口を問題集に差し向ける。さながら、敵の注意を惹きつけるように高らかと言い放った。
「来なさい、私が相手よ!」
群がるノートなど今は眼中から振り捨てて、残る問題集を炎で貫く。
「今よ!!」
「任せてっ!」
影奉仕は張りめぐらされた奈々の結界糸をすり抜ける。どうやら得意な属性のようだと敵の様子を注視していた奈々は見定めた。瞳に鎖を集中させた真言の影縛りと清和のご当地ビームが相次いで影法師を捉え、追い詰める。
廃ビルの迷宮を舞台に幕を開けた戦いはさながら一進一退の様相を呈した。問題集による援護を失った影法師はその身に受けた攻撃を癒す術なくただひたすらに呪い続ける。その間、残るノートが猛威を奮う。
「きりがないわね」
牽制をとりやめ、シルヴィアは影法師に狙いを絞った。
「この力、人を護るためのもの。無駄にはしないわ!」
「了解した」
一気に片をつける。徹也の眼差しが鋭さを増して、ガンナイフの先に立つ敵を見据えた。立夏は完全にジャッジメントレイでの援護に切り替えている。
「……今助けたるさかい。安心しぃや」
都市伝説。
それは、人々の抱える恐れや不安によって生み出されたもの。ならば彼もまた犠牲者といえるのかもしれない。行き場のない怒りや悲しみのはけ口としてしか存在を許されないものとして、牙を剥くことしかできないのだとすれば――。
真言と楼沙の影が弾丸の形に凝縮してゆく。
これで最後、と清和はこれまで温存していたサイキック斬りを解禁して対峙するノートたちを振り払った。
「受けなさい! これが、私の一撃だ!」
ひとつに紡ぎあげられた炎が、闇が、光が――影を駆逐する。圧倒的な集中攻撃が影法師の体を穴あきのように食らい尽くし、貫き、屠った。塵と化して消失するその行方を見届ける間もなく、迷宮が崩壊を始める。
「きゃっ……――」
思わず目を閉じた幸は靴の裏にしっかりとした地面を感じて顔をあげた。
そこは元いた自販機の前――時刻は9時ちょうど。
「う……」
うめき声に気づいた徹也はすぐ傍に横たわるひとりの少年を見つけた。
●甲斐
「お兄さん、大丈夫? こないな時間まで、無理したらあかんよ」
幸から差し出されたコーラは買ったばかりのようにまだ冷たい。警戒する甲斐はすぐにそれを受け取ろうとはしなかったものの、「どうぞ」ともう一度勧められて遠慮がちに受け取った。
「……子供はさっさと家に帰れよ」
「冷たい言い方やなあ。何を悩んどるかしらんけど、嫌なら人の言う事聞く必要ないんやで?」
簡単な自己紹介の際に甲斐が塾通いの中学生だという事は聞き出していた。もちろん最初から了解済みではあるが、本人の口から話してもらわねば対話にならない。
立夏の切り替えしに対して、甲斐は黙り込んでしまった。
楼沙は何か楽しい話題や頑張る理由などを思いつかないかと必死で考える。腕組みをして、「うーん」と首をひねった。
「我には想像もつかぬが……おぬしは相当、つらかったのであろうな」
「私も生きる目的を明確に持っているとは言えないけれども。だが、それにしても君の生き方は危いわ。己の行動理念を持たなければ、良いことはないと思うよ」
甲斐はずっと沈黙を保っていたが、ようやくシルヴィアの言葉に反応を返す。
「んなこと言ったって、俺、特に才能もないし……やりたいことなんてねぇもん」
「だが、お前は思い悩むことはできた」
怪訝そうに見つめる甲斐に背を向けながら徹也は続けた。
「少なくとも、俺にそんなことはできない」
――藤谷にも甲斐のような経験があったりしたのだろうか。
問おうと思っていた立夏は頑なな彼の背中を前にして言葉を飲み込んだ。甲斐はしばし考えた後で、上目使いに唇を開いた。
「悩むのは悪いことじゃないってことか?」
「まあ、少なくとも人間らしい感情だな。皆お前を心配してくれてるんだ」
優しく甲斐の肩をたたいたのは真言だった。
「……そっか」
小さく肯いて、甲斐は立ち上がる。
前向きにはなれなくとも現在の自分を認めてやることはできる。少なくとも、自分で自分を追い詰めることの不条理さに甲斐は気づいたのかもしれなかった。
(「助ける事が出来て、良かったよ」)
真言は胸の内に安堵をたたえながら帰途につく少年の背中を見送った。
「ん、どうした?」
反対方向を眺めていた清和に気づいて声をかけると、彼はゆるく首を振る。
「怒りも悲しみも、僕らが背負う。それが力を持ったものの務めだとおもうから……とね」
「せやね。無事に終わってよかったわぁ」
けれど、不幸を呼び寄せる彼女の1日はまだ終わっていなかった。新しく買ったコーラのプルタブを開けた途端、飛び跳ねた炭酸が幸の顔を濡らす。
「あ、あう……」
――夜は過ぎゆく。
ひとつの迷宮が潰えようと、世界は闇の支配下にある。夜明けを待つにはまだ、あまりにも早い夏の夜の出来事だった。
作者:麻人 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2012年9月3日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 29/感動した 1/素敵だった 5/キャラが大事にされていた 8
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