●キャッチフレーズは『ホットパンツと南半球』
端的に説明する。
きゅっと締まった健康的な生足。
蛇革仕立てのウェスタンブーツ。
ビビるくらい短いブルージーンズ生地のホットパンツ。
ごっついバックルのついた蛇ベルト。
ほぼ下から見えるんじゃないですかってくらいのシャツ(これを業界用語で南半球の絶景と呼ぶ)。
若干ばさついたかんじのウルフヘア。
そんな女の子がマジカルデッキブラシの上に乗ってピッと敬礼していた。
「みんなーっ! 今日も元気にやっちゃってるーう!?」
「「イイイイエエエエエエアッ!!」」
彼女の下ではハッピを着込んだおっさんや彼女をプリントしたTシャツを着込んだおにーちゃんたちがこの世の春とばかりに狂喜乱舞していた。
具体的には拳を突き上げて雄叫びを上げたり彼女の名前を絶叫したり獣のように飛び跳ねたりである。なにこれ人間なの?
「今日もローラのシークレットライブに来てくれてあーりがとーう! 今日もガンガン出していくからよろしくねー!」
「「イエエエエエエエエエエア!」」
「ローラーイズ!」
「ヒューウ!」
そんな中に、ローラちゃんの内輪を振り回して発狂するアンカー・バールフリット(シュテルンシュヌッペ・d01153)の姿があった。
いや、違うんだ聞いてくれ。彼らに怪しまれないためにファンの一人に混じっているだけなんだ。
そう、彼らはソロモンの悪魔に闇堕ちした「魔法少女ローライズ・キックス」ことローラたんと彼女をおっかけてやまないホットパンツ愛好家の皆様なのだ。このままだとファンの数がガンガン増えてちょっとヤバいことになるかもしれない。
「そう、だから俺はこうしてファンに混じって状況観察をォォォっふぉー! いいぞぉー! NAMA-ASHI! NAMA-ASHI!」
「「NAMA-ASHI!」」
「ん、ちょっと待て。こいつ灼滅者じゃないのか?」
「そういえばそんな気も」
「おい貴様、名前と会員ナンバーと己の性癖を言え!」
「くっ、ばれては仕方ない! ここは……はっ、見ろローラたんのストライプパンツが丸見えだぞ!」
「ふはは注意を引こうとしても無駄だ馬鹿め、ローラたんははかない主義だそんなことも知らんのかだがちょっと天候が気になるから空を見るわー、あー今日雨降らないか心配だわー、ついつい空みちゃうわー、見上げちゃうわー」
「今だァー!」
「しまった、逃げたぞー! 追えー!」
●ホットパンツの魅力に気づき始めた頃が大人の仲間入り
武蔵坂学園のどっか。
アンカーは滝のような汗を流してへばっていた。
「あれから俺は華麗なダッシュと心理テクニックによって無事に逃げ切った。恐ろしい連中だった……」
「あ、はい……」
腕で汗をぬぐうアンカー。
エクスブレインさんが説明するにはそいつらはソロモンの悪魔とその強化一般人の集まりだという。
まあ強化一般人はうち十人くらいしかいないし、ソロモンの悪魔も『ホットパンツ好きの皆さんの願いを叶えなくては』と変な義務感に駆られて自ら身体を張った結果なんだそうで、その辺は人間だったころの部分がそれなりに残っているからなんだそうで。
「つまり、それなりに頑張ったら人間……というか、灼滅者になれる可能性があるということか?」
「ぶっちゃけそうですね」
「でも絶対シリアスな説得とかする場面じゃないよな」
「まあぶっちゃけそうですね」
ある意味難易度の高い相手ではあるが、別に倒すだけなら難しい話では無い。
「とにかく、彼女たちのことは任せましたよ。みなさん!」
エクスブレインさんはなんか投げやりな笑顔と共に逃げ去っていった。まあしょうがないよなと思った。
参加者 | |
---|---|
アンカー・バールフリット(シュテルンシュヌッペ・d01153) |
晦日乃・朔夜(死点撃ち・d01821) |
メリーベル・ケルン(中学生魔法使い・d01925) |
エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746) |
神孫子・桐(放浪小学生・d13376) |
十六夜・深月紅(哀しみの復讐者・d14170) |
靴司田・蕪郎(靴下は死んでも手放しません・d14752) |
アンジェリカ・トライアングル(天使の楽器・d17143) |
●ローライズの付け根を見るか内側を見るかで趣味が分かれる
まずお伺いしたいことがある。
このリプレイのあらすじを三行くらいで語って、あとは全文ローライズとホットパンツの歴史と魅力について例を挙げながらじっくりと解説する流れにしてはどうだろうか?
「ダメに決まってんでしょ」
エルファシア・ラヴィンス(奇襲攻撃と肉が好き・d03746)が虚空を見上げて言った。
後ろのほうでこそこそ話す晦日乃・朔夜(死点撃ち・d01821)とメリーベル・ケルン(中学生魔法使い・d01925)。
「あの人虚空に向かって何喋ってるの……」
「わかんないけど、ホットパンツには圧迫された肉感がいいとか言ってたわね」
「さすが圧倒的肉感でおなじみのりょーじ絵は違うわね。感覚が一般層のもうひとつ深いところにあるわ」
「ふと気になったんだけど、そういう言葉どこで覚えてくるの? 勉強したの?」
「まあ、昨晩、ちょっと……」
「フ、流石クラスいちの美人にして才媛。勉強はお手の物ってわけだね」
妙なオーラを出しながらスライドインしてくるアンカー・バールフリット(シュテルンシュヌッペ・d01153)。画面に収まらなかったのでメリーベルに『ぷっちんするプリンあげるからあっちで食べておいで』といって撤去していた。
はにかんで目を背ける朔夜。
「さ、才媛って、そんなんじゃ……」
「ハッ、アンカーさんが朔夜さんを口説いてる!」
「この、やりとり……デジャビュー」
お皿にプリンのっけたメリーベルと十六夜・深月紅(哀しみの復讐者・d14170)が画面に被る感じでスライドインしてきた。どんだけ映りたいんだ彼女らは。
でもまあ二人とも黒シャツにホットパンツって格好だったし、『細いなら反らせ、太いなら丸まれ』の格言通りにポージングしていたので一種のサービスシーンになっていたのだが。双方黒ベースではあったが、体型の違いはもとより深月紅は上ワイシャツだったしメリーベルは下ハイサイだったからいい感じにアシンメトリーだった。挿絵申請が待たれる図だった。
だったのだが。
「ソォォォォックス、ダイナマイッ!」
土下座姿勢から倒立した靴司田・蕪郎(靴下は死んでも手放しません・d14752)が両足をカッと180度開脚した途端ムタンガの上にマイクロホットパンツっていう嫌がらせみたいな格好にチェンジした。
マイクロホットパンツを知らないひとはググれ。強いて言うならズボンのふりしたパンツだ。
サイハイソックスを知らない人もググれ。強いて言うなら靴下のふりしたタイツだ。
そんな光景をハタから眺めつつ、アンジェリカ・トライアングル(天使の楽器・d17143)はTシャツを腰の辺りで縛っていた。
「できたらでいいんですけど……あの状況を収拾してもらえませんか?」
「えっ?」
わーこれスースーするーとか初めてスカートはいた男子みたいなことを言っていた神孫子・桐(放浪小学生・d13376)が、割と真顔で振り向いた。
しばし考えた後、太陽に笑って言った。
「うん、無理っ!」
●ネットアイドルのゲリラライブほど『ゲリラ感』の強いものはない
「みんなー、ダークネス界のアイドル、ローラだよ! みんな聞いて、ついさっき私ホットパンツの集団と出会って意気投合したの。折角だからお互いの気持ちをぶつけ合うために合同ライブを開くことにしたんだ。私だけを見たかったみんな、ごめんね! でも止められない辞められない、刺激的な五分間をピッチリ楽しんでいってね! それでは聞いてください。『半端ねぇローライズの集団が半端ねぇうた』!」
オーケーエブリバディ!
社会のしがらみかなぐり捨ててこんな所に集まっちまったアウトローなドロップアウターのみんなノッてるかい?
正論なんて知ったことじゃねえって顔だよねわかるわかるー!(ローラたんスマーイル!)
そんなことより刺激が欲しいよ皆もそうだよねそれじゃあ早速イカしたファミリーを紹介するぜ!(フッフーゥ!)
タンクトップにホットパンツのスポーティ。期待のロリータ、神孫子・桐!
「上も下も短すぎる……普通の短パンじゃだめなの?」
「ハンパな気持ちで履いてるんじゃないよ全身剥ぐぞ!」
「ヒィッ!?」
アヤナミ系? ナガト系? 知らねえな彼女は深月紅系。サイレントな魅力なら任せとけ、十六夜・深月紅!
「ホットパンツって、動き、やすい、よね」
「だよねー!」
テストは一番クラスの才媛。健気なところがそそるじゃねえの、晦日乃・朔夜ァ!
「古くは縄文時代軽量かつ急所を守れる防具としてホットパンツを履き始め平安戦国江戸時代と受け継がれるにつれ現代ではソーシャルホットパンツという言葉が爆発的に――」
「ストップそれジョークサイトの知識ぃ!」
MANAITAからのOKOSAMAコンボにガッカリするなよ中学時代を思い出せ絶対ドキドキしただろうそうさ彼女はメリーベル・ケルン!
「あと三年くらいで大規模な地殻変動がおきて見事な南半球ができるはず、できるはず!」
「わかったから向こうでプリン食ってろ!」
ホットパンツは肉を見せるためのもんだ縦線セーターの威力を思い知れ、エルファシア・アヴィンス!
「私とキャラ被ってるわよね、告訴よ告訴!」
「オーライ魔女裁判だオラー!」
トライアングル一筋十六年。三位一体の神楽器を舐めるなよ、アンジェリカ・トライアングル!
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします!」
お前どうしてここへ来た帰れ今すぐ帰れうわあこっち来んな靴司田・蕪郎ぅ!
「ホットパンツも悪くありません。しかし靴下は更に素晴らしいィィィィィ!」
「帰れぇい!」
そういえばお前ファンに混じってた気がするんだけど本当はファンなんじゃないのか違うのか、アンカー・バールフリットぉ!
「ローラちゃんの魅力をより引き出すためにスカートと下着を用意してきた。そこのテントで着替えてくれ」
「存在を全否定する気だこの人!」
やっほーみんなー! 温まって来ちゃったかな?
これで終わりなはず無いよね!?
こっからが本番正念場! ローラちゃんが路線変更しちゃうかどうかの瀬戸際だよ!
ファンを辞めるか辞めないかの分かれ道!
さあアピールバトルタァァァァァイム!
「エントリーナンバー一番、メリーベル! ローラさんっ、あなたはホットパンツを履かされてるにすぎない! 心から感謝と敬意をもって纏うそれが真のホットパンティストというものよ!」
頭の後ろで腕を組み、身体を反らしておへそをチラ見せするメリーベル。
拳を突き上げて絶叫する男たち。
「こりゃあイイぜ。ヘソちらだけじゃなく足もハイサイとロンブーでギリギリのチラリズムを守っていやがる。徹底したホットパンティストかもしれねえな!」
「エントリーナンバー二番、桐だよ! 皆に応える姿勢はすごいけど、悪になるなら見逃せないっ!」
ホットパンツとタンクトップの組み合わせで両腕を翼のように広げる桐。
「どこかで見た気がするんだ。どこかで……そうだ、幼い日に好きな女の子がはいていたブルマを思い出すんだ! 青春のひとときを、思い返すんだ!」
顔を覆ってむせびなく男たち(アンカー含む)。
まだまだ続くぜアピールタイム。
「三番、深月紅。四肢を、掲げて、息、絶え――眠れ!」
側面から見せつける90度前屈みのポーズ!
「身体のシルエットを活かしてのポージング。そして左目から流れる血にエキゾチックが止まらないぜ! このドキドキ、クセになっちまうじゃねえか!」
グッズや同人誌が無いか即座にタブレットで検索し始める男たち。
「四番、アンジェリカ! あなたはリクエストに応えているだけで、本当は恥ずかしいんじゃありませんか!?」
「シャツを腰で縛るアメリカンスタイル! ホットパンツの元祖といえばやっぱりコレだよな! ドクペが呑みたくなってくるぜ! 今夜は呑もうぜ!」
ウチワを振り回して熱狂する男たち。
そこへ登場ダブル魔法少女。
「魔法少女マジカルさくにゃん!」
「同じく魔法少女エルファちゃん――さんじょう! テヘペロ!」
もはやただの鈍器としか言えない槍とロッドを両脇に構えるエルファシア。そしてロッドとガトリングガンを魔法の杖と言い切ってしまう朔夜の二人が背中をあわせてなんかのオーラを放った。
「そういえばローラちゃんが魔法少女ローライズ・キックスだということを今再認識した」
「もはやアイドルだったので忘れていたやもしれぬ」
「あの人ふとましくね?」
「しかしあの二人が加われば魔法少女トリオとして綺麗に収まるんじゃないだろうか?」
「ハッ、つまり新キャラフラグ!?」
そこへ満を持して登場する蕪郎。
ばらまかれるラブフェロモン。
「ソォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォックス!」
「ソ、ソォォォォックス!」
何人かが靴下の魅力にヤられたが、しかしそこは情熱的なソロモンファンクラブ。根底の所は持ちこたえているようだ。
そう、今注視すべきはローラちゃん本人の意志なのだ。
畳んだ衣装を手にじりじりと近づいてくるアンカー。
「さあ、このミニスカとストールの衣装に着替えるんだ」
「そんな、でも」
「君は意志と無関係に、男たちが見たいというからという理由で着せられているだけだ。そんな物は捨てていい。今やホットパンツ女子は何人もいるんだ」
グイグイ迫るアンカーに、ファンクラブの男たちが立ち上がる。
「おい貴様、ローラちゃんに路線変更を迫るとは――」
「彼女が着たいと言っている」
「言って……な、ないと……思うんですけど、ごめんなさい。生まれてきてごめんなさい」
だが王者の風にあてられて三秒で謝っちゃう始末!
しかしそれは一般人クラスまで。デビュー当時から見守っていた熱狂的ファンにしてファンクラブの幹部十人は違った。
……いや、違うとは言えないか。
「分かっていたんだ。それは」
「えっ?」
ハッピを着た男たちは曇りの無い目でローラちゃん見た。
「ローラちゃんが俺たちのためにホットパンツを履いてくれていること。その丈が俺たちが望むたびに短くなっていったこと。こうして急増していくファンに応えるため、日夜露出とポーズの研究に明け暮れているってことも。最初から見ていた俺たちは、知っていたんだ」
「なんだと……!」
怒りに震える拳を握り、アンカーは叫んだ。
「ならなぜ放置した! お前たちは、この子を性欲のはけ口にしたんだぞ!」
「分かっている。分かっていたさ! でも……!」
男たちは目を瞑り、涙を浮かべて言った。
「恥ずかしがるローラちゃんが、凄まじくエロくて、もっと好きになってしまったんだ!」
「…………くぅっ……わかるっ」
「みんなっ……!」
ローラはアンカーから衣装一式を受け取り、大人しくテントへと入っていった。
「分かったよ。みんな、私がどうすればいいか……わかった」
瞑目するアンカー。
それを見守る少女たち。
靴下を頬張る蕪郎。
そして。
「イッツ、ショー、タァァァァァァイム!」
テントから膨大な光が立ち上り、骨組みごと吹き飛ばしていく。
中から現われたのは、腰の辺りに細かく切れ目を入れた『ダメージホットパンツ』というマニアックな品に身を包み、武器用のデッキブラシを高々と掲げた魔法少女。
「私は今理解した! 求められるからこその私を、求められることを求めた私を! そして今、最大限の恥じらいと、最高級の開放感、その狭間に輝く私の小宇宙(コスモ)が――解き放たれる!」
地面に突き立てたブラシを中心に、膨大な竜巻が発生する。
ファンクラブたちは『もう我らが挟む口はない』とばかりに正座待機に入り、灼滅者たちはここぞとばかりに戦闘態勢へと移行した。
「真・魔法少女ローライズ! この私を曲げたくば、かかってきなさい!」
「望むところだ!」
血涙を散らして斬りかかる深月紅。更に反対側から殴りかかる桐。
二人の攻撃を、蹴りとブラシで受け止めるローラ!
その後ろで新しい同志と共に靴下しゃぶしゃぶに興じる蕪郎!
「わたくしのアイデンティティ。それはこのトライアングルです。やめろと言われたなら死にます。いや、殺します! あなたもそうだと言うのですか、ローライズ・キックス!」
三位一体の響きでエンジェリックヴォイスを展開するアンジェリカ。
竜巻とぶつかり合い、響き合い、ダメージが相殺されていく。
「ちょっとさっきふとましいって言った奴誰よ! ほら私の方が胸大きいし! 勝った、第三部完!」
荒ぶる鷹のポーズでファンクラブへ威嚇するエルファシア。ガタガタ震えて凍り付くファンクラブの皆さん。
「畳みかけるわよっ、アブソリュートゾーン!」
「うう……そろそろ帰りたい……」
逆にこちらから竜巻を引き起こすメリーベルと朔夜。
ノーブラの上着がはじけ飛ぶが、ローラは歯を食いしばって耐えた。そしてオーラが仕事した。
一方で巻き込まれたファンクラブの皆さんは『ローラちゃんに栄光あれぇー!』とか言いながら散っていった。ちなみに全員生きてた。
最終的にダメージをモロにうけたローラはというと、地面に膝をつき、胸を腕で庇いつつ目を閉じたのだった。
そう、ダークネスと灼滅者の戦いが終わった瞬間である。
――かくして、どうなったのかというと。
「ローラちゃん、東京へ行ってもがんばるんだぜ!」
「またゲリラライブに行くからな!」
「活動、やめないでくれよ!」
「みんなー! ありがとー!」
灼滅者の仲間たちと共に、ローラは暁の空へと飛び立っていった。
よりきわどいローライズを身につけ、より深い業を背負い、それでも飛んでいく。
それこそが、闇の力を受け入れ克服した者。
灼滅者の姿そのものであった。
完!
作者:空白革命 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年9月13日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 2/感動した 13/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 6
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