本を読むのには、環境が重要だ

    作者:波多野志郎

    「本を読むのには、環境が重要だ。椅子に腰掛けながら、寝転がりながら、あるいは立ちながら。場所も、それぞれだ。静寂に満ちた場所で。穏やかな音楽と共に。あるいは、雑多な人混みの中でもいい。本とは、読むべき者にもっとも相応しい環境があるのだ、と私は思うのだがね?」
     ペラリ、と本をめくり、男は呟いた。
     ――美しい男だ。長い銀髪。整った顔立ち。女性かと見間違うほど、細い体躯。そのページをめくる指も、白磁を思わせるほど細く芸術品のような美しさを持っている。
     そんな男がいたのは、山奥だ。本を手に山道を行く姿は、どう見ても登山客ではない。いっそ、CG加工で作り出したシュールなギャグシーンに見えるぐらいだ。
    「私は、そのような環境を生み出す努力も読書家には必要だと考えている。もちろん、他人に強要はしないよ? だが、読書家としてそのような環境を生み出す自身の努力を誇りたい、そういう事だよ」
     誰に向かって、語っているのか? それは、男の視線を見ればわかるだろう。
    「そう、私は『キミ』の結末に相応しい環境を、これから整えようと思うんだ。どうだろう?」
     まるで、愛おしい人の頬を撫でるように、男はページを撫でる。『キミ』――本は、もちろん答えない。答えは必要ない――男にだけ、その答えが届けばよいのだから。
    「うん、待っていておくれ? 私にもっとも適した読書環境を整えるから」
     男は、本を閉じる。その視線は、一つの山村に向けられていた。
    「死と混沌に燃える場所、『キミ』の結末を読むのは、そこでだ。さぁ、ゲームも兼ねて、楽しむとしよう」

    「……何て言ったら、いいんすかね?」
     湾野・翠織(小学生エクスブレイン・dn0039)は、渋い表情で語りだした。
    「今回、六六六人衆の動きを察知したんすけどね? どうやら、闇堕ちゲームを考えてる奴らしいんすよ」
     ようするに、こちらが来るのを前提で向こうは動いているのだ。もしも、来ないとしても無視して、本来の目的を達成するだけ――ようは、その程度の考えで動いているのだ。
    「加えて、結構な強敵っす。まともにやりあっても、倒すのはまず無理っすから……とにかく、相手を撤退させる、その事を考えて行動して欲しいっす」
     相手は、山村で虐殺を行なおうとしている。加えて、それを自身にもっとも適した読書環境と言ってのける神経の持ち主だ。
    「六六六人衆、四五四――『読書狂(ビブリオマニア)』グーテンベルク。見た目はなよっちい美形なんすけどね? 中身は、その序列にふさわしい実力を持ってるっす」
     グーテンベルクと接触するのは簡単だ。山村にいたる道で、襲撃すればいい。向こうは実力差を理解している、不意打ちされようと平然とするだろう。
    「逆に、そこが隙になってるっす。初撃でどこまで削れるか……結構、重要っすよ」
     山道で、どう潜伏して連携を取って不意を打つか? そこは作戦次第だ。その後、体勢を整えれば、向こうは強力な攻撃を次々に叩き込んでくる事だろう。それを耐え抜いて初めて、同じ土俵に立てる。
     もしも、抜けられてしまえば三十人ばかりの山村で一人残らずグーテンベルクは殺し尽くすだろう――なんとしても、阻止しなくてはいけない。
    「今回の目的は、『一般人の殺戮を止める』ことっす。向こうは、こっちを闇堕ちさせる気っすから、闇堕ちする者が出れば、撤退を考えるっす……」
     そうして、闇堕ちして撤退に追い込めば、成功と言ってもいい。ただ、それを推奨は出来ないっす、と翠織はため息と共に告げた。
    「闇堕ちを出さずに終らせられるなら、それが一番っす。でも……その最後の選択だけは、みんな自身で決めて欲しいっす」


    参加者
    アプリコーゼ・トルテ(中学生魔法使い・d00684)
    若宮・想希(希望を想う・d01722)
    雨柳・水緒(ムーンレスリッパー・d06633)
    本田・優太朗(嫌塊乖離・d11395)
    星陵院・綾(パーフェクトディテクティブ・d13622)
    宮守・優子(もにゅーん・d14114)
    王・龍(未来永劫彼氏無し・d14969)
    寺島・美樹(猛犬注意・d15434)

    ■リプレイ


     一人の男が、山道を歩いていた。
     長い銀髪。整った顔立ち。女性かと見間違うほど、細い体躯。山歩き、というのにはあまりにもそぐわない空気の男だった。
    (「顔がキレイ……うん、妬いちゃいます」)
     その姿を見た猫――猫変身した王・龍(未来永劫彼氏無し・d14969)が草むらの中から男の姿を発見していた。
     秋の気配が濃くなった山の中だ。龍の視線を受けた猫、宮守・優子(もにゅーん・d14114)も慎重に間合いを測りながら男の後を追っていた。
    「アレがっすか」
    「ええ、そのようです」
     少し離れた木陰。そこから覗き込むアプリコーゼ・トルテ(中学生魔法使い・d00684)に、本田・優太朗(嫌塊乖離・d11395)は静かにうなずく。隙だらけ、に見えた。油断しきっている、いつ、どこからでも狙えそうな――そんな気さえした。
    (「……いえ、違いますね。正しく認識している、そういう事なのでしょう」)
     だからこそ冷静に、若宮・想希(希望を想う・d01722)はそう判断を下す。指輪に触れ、彼の存在を思い出しながらより状況の把握に思考を張り巡らせる。
    (「闇堕ちゲームを企んでいるのですから……あれは、油断ではなく余裕ですか」)
     自身を止めにやって来る灼滅者に、初撃のアドバンテージを与えても一切の問題がない――あの男は、そう思っているのだ。
    (「推理小説にも、あんなふてぶてしい殺人鬼は出てきません」)
     星陵院・綾(パーフェクトディテクティブ・d13622)も、唸る。警察に狙われているのを理解しながら平然と出歩く殺人鬼――そう考えれば、この男の本質は正しく理解出来た。
     六六六人衆四五四、『読書狂(ビブリオマニア)』グーテンベルク。その番号にふさわしい実力を秘めているのだ。
    「罪も無い人を傷つけさせるわけには行きません。なんとしても食い止めましょう」
     雨柳・水緒(ムーンレスリッパー・d06633)の呟きに、寺島・美樹(猛犬注意・d15434)は無言でうなずく。グーテンベルクの背中が見えた――その時、この場で美樹は初めて口を開いた。
    「行くぜ?」


     ――奇襲は、成功した。
    「……へぇ」
     優子が猫変身を解除、直後に無数の影猫と共にライドキャリバーのガクと共にグーテンベルクの視界を塞ぐように動いた。それを見たグーテンベルクの表情には感嘆の色があった、その意図を理解しながらも受け入れざるを得なかったからだ。
     ガガガガガガガガガガガガッ! と足元に打ち込まれるガクの機銃掃射。それに合わせて、美樹が振り上げたバイオレンスギターを力任せに振り下ろした。
    「上等だ、コラ。テメェの喧嘩、買ってやるぜ」
     頭を強打したその一撃に続き、グーテンベルクの体を無数の影の触手が絡め取る――水緒の影縛りだ。
    「外しません この一撃は」
     その直後、ビハインドのデイ・キャンベルが回り込んで斬撃、優太朗が夜闇の残影から無数の影の刃を繰り出しグーテンベルクを包み込んだ。
    「まだまだっす!」
     そこへ、アプリコーゼがわんこ尻尾を振るって魔法の矢を叩き込んでいく――そして、想希が死角から回り込み横一閃に龍華を、綾がアイスクライムをそれぞれ振り抜いた。
    「――まず」
     い、と想希が自身の斬撃、その感触に口に出すその前だ。猫変身から元の姿に戻った龍の異形化した怪腕が――大きく、弾かれた。
    「あの連携を――!?」
     綾も気付く。推理するまでもない、自身の氷の大鎌が何かに受け止められたその感触がしたからだ。
     そして、相殺された龍にはより明確にソレが何なのか理解出来た。
    「本の、ページですか」
    「ご明察だよ」
     バララララララララララ! と紙吹雪が舞い散る。その中心、乾いた拍手と共にグーテンベルクは一歩前へと踏み出した。
    「素晴らしい奇襲だった。むしろ、この時点で私も攻撃を防御するはめになるとは思っていなかった。惜しむべくは、全員が背後から襲ってきたために、連携の後半に反応できてしまったぐらいか……うん、キミ達の評価を上昇修正しよう、なかなかに読み応えがありそうな物語(てき)だ」
    「格上相手に十人にも満たない人数で相手するとでも思ったっすか?」
     アプリコーゼがやんわりとちゃちゃを入れる。もちろん、ハッタリだ。それでも、奇襲という形を取ったこの時点でまだ今のような奇襲があるかもしれない――そう思わせるのは、常識的に考えれば有効だ。
     ――問題は、相手が常識外にあるダークネスである事だ。
    「それだけ大人数で動くのであれば、私のバベルの鎖に引っかからないはずがない。おそらくは、何らかの手段でそれを掻い潜ったとしても、この人数が限界ギリギリ――可能だったにしろ、奇襲で戦況を覆す戦力を確保しているはずもない。ならば、この奇襲に全戦力を傾けるべきだったはずだ……違うかい?」
    「……この人数がいれば十分っすよ」
     思った以上に、論理的に論破される。アプリコーゼは視線を逸らし、嘘をついている演技で否定した。
    「私も本は好きですよ。ミステリーが特に好ましいですが、純文学、SF、時代小説、エッセイ。所謂 古典からジュブナイルまで、今まで読んできたどの本も私の宝物です。そして私はそんな本を、物語を生みだせる全ての人々が大好きです」
    「ふむ、気が合うね」
     綾の言葉に、グーテンベルクは艶やかに微笑む。しかし、その美しい笑みにも綾は心動かされず、言葉を続けた。
    「故に、私は貴方が許せません、グーテンベルク。人の命を蔑ろにする貴方に、本を愛する資格はありません。探偵の名にかけて……いえ一人の本を愛する者として、私がそれを証明して見せます!」
    「おや、一点で食い違ってしまうか。残念だね」
     強く言い放つ綾にも、グーテンベルクはどこ吹く風だ。肩をすくめ、右手をかざす――その瞬間、一冊の巨大な本がグーテンベルクの眼前に出現する。
    「殺人犯として、探偵に言うべき言葉はこんなところかな?」
     灼滅者達が、身構える。一気に深海の底に引き吊り込まれたような――グーテンベルクは殺気と共に、言い放った。
    「『殺す事に、理由なんてないんですよ、探偵さん。殺した、その結果にこそ意義があるのです』」
     ゴォ! と夜の津波のような黒い殺気が、一気に灼滅者達を飲み込んだ。


     美樹が、駆ける。美樹は、その右腕を異形の砲門へと変化させ、グーテンベルクへと狙いを定めた。
    「顔は綺麗だろうがしつこい奴は嫌われるぜ?」
     ドン! と放たれたDCPキャノンの死の光線に、グーテンベルクはページの一枚を光の円盤へと変え投擲。空中で激突、爆音と共に相殺した。
    「私は女性よりも、本にこそもてたくてね?」
     美樹は見る。爆煙の向こう、もう一つのスラッシャーを生み出していたグーテンベルクはすかさず美樹を狙って射出した。
     回避できない。耐え切る事もできない――美樹がそう思った瞬間、ガクが自ら盾となり砕け散った。
    「……多少のダメージは」
     覚悟の上っすよ、そう告げようとした優子を嘲笑うように、グーテンベルクは再行動する。
    「ほらほら、頑張らないと後衛から瓦解するよ?」
     紡がれるのは禁呪、巻き上がる爆炎が後衛を一気に飲み込んだ。ゴォ! と吹き上がる炎の嵐、その中で優太朗を庇ったデイ・キャンベルが崩れ落ち、美樹を庇った優子が炎に包まれながら這い出した。
    「どういう、火力っすか……!」
     優子が言い捨て、自身をシールドで包む。アプリコーゼは、優太朗へとすぐさま声をあげる。
    「自分は自分で回復するっす!」
    「わかりました」
     それを聞いた優太朗は、夜霧隠れでその身に包む炎を掻き消した。
    「盾が痛くないとは思わないことです!!」
    「ああ、確かにいたそうだ」
     水緒が一気に間合いをつめて繰り出したシールドに包まれた裏拳を、グーテンベルクは本の背表紙で受け止める。一歩、二歩、と下がろうとするグーテンベルクへ綾が死角へと回り込み、アイスクライムでその足を切り裂こうとした。
     それをグーテンベルクは大きく跳躍して回避、山道用に突き刺さっていた杭の上に着地した。
    「――ォオオオオオオ!」
     そこへ龍は、無敵斬艦刀を手に飛び込む。大上段の斬撃、それはグーテンベルクを真っ二つに両断した――そう思った直後、トンと背を押され龍は振り返る。
    「いい思い切りだ、キミだけは私を殺しに来てるね、よい事だよ?」
     両断したのは、杭のみだ。その笑顔に拳を叩き込んでやろうとするも、既にグーテンベルクは地面を蹴っている。
    (「誰も倒させない、闇堕ちもしないしさせない。もちろん、村人だって犠牲にしない……全員で、帰りますよ」)
     強く強く、指輪に触れて想希は自身にそう言い聞かせる――言い聞かせなくては、ならなかった。
     グーテンベルクは、強い。四五四、その数字に恥じない実力を確かに持っていた。あらゆる面で、こちらの総合力を上回っている――でありながら、その思考は残酷なまでに冷酷だ。まずは後衛を打ち崩しに来る――もちろん、灼滅者達はそれを許すはずもなく、ディフェンダーは必死に庇い続けた。
    「く……!?」
    「よく頑張ったね、もうおやすみ」
     描かれる紙吹雪による螺旋――届く、そう判断した瞬間、グーテンベルクは優子を落としにかかった。優子も懸命に意識を保とうとするが、耐え切れない。そのまま、崩れ落ちてしまう。
    「おおおおおおおおおおおおおおお!」
     死角から回り込む想希に、グーテンベルクは笑う。その怒りを感じたからこそ、愛おしいと言いたげに囁いた。
    「我慢する必要はない。思う存分、その力を振るったらどうだい?」
    「吠えるな!」
    「観察者に徹しても、本質は火だろう? キミは。燃え上がりやすいはずのキミが、燻ってどうする?」
     想希の龍華とグーテンベルクの紙吹雪が、鎬を削る。拮抗状態にはない。想希は全力以上で迎え撃ち、グーテンベルクには微笑む余裕さえある。
    「本の環境整備に殺人はいらねぇんだよ!」
     そこへ、美樹がバイオレンスギターで殴りつける。グーテンベルクの頭部に直撃、のけぞったグーテンベルクへ美樹は言い放った。
    「なかなかやるじゃねぇか……、まだまだ本気の喧嘩してぇ所だけど、テメェが引くまでは一歩も譲らねぇぜ」
    「――その認識が、もう違うんだよ」
     まるで殴られた事などなかったかのように、グーテンベルクは体勢を立て直し囁いた。
    「こっちに来たまえ――それが、第一歩だよ?」
    「ふざけるんじゃないっす!」
     そこへアプリコーゼが冷気を巻き起こす。グーテンベルクは、それを爆炎で相殺――水緒が妖刀新月に緋色のオーラを宿し、龍が龍砕斧を振りかぶり襲い掛かった。
    「その命吸わせてもらいます」
    「落ちろおおおおおおおおおおお!!」
     横と縦、十字の斬撃に、冷気と炎が蹴散らされる。だが、十字に斬られたグーテンベルクの顔にあるのは、笑みだけだ。
    「――これぐらい、かな?」
     呟き、ゲシュタルトバスターの爆炎が後衛を飲み込む。想希はかろうじて、優太朗を庇うが――耐え切れない。
    「ぎゃーっす!」
    「く、そ……ッ」
     アプリコーゼと美樹が、その場に倒れる。後衛にたたき込められ続けた攻撃、それがこの状況を生んだのだ。
    「さぁ、どうするのかな? ――ずっと、この時を待っていただろう?」
    「殺人衝動が無いとは言いませんよ。殺人鬼ですし。最近は特に、酷いですよ。きっと衝動と、貴方達に対する微かな憎しみが同期し始めたみたいですね」
     眼鏡を外し、優太朗が前に出る。その背中を、綾は見送る。見送るしか、ない。
    「撤退、しましょう」
     倒れた四人を抱きかかえ、水緒が言う。それに綾はうなずいた。
    (「立ってただけじゃあ、ここまでですか」)
     龍も倒れた仲間を抱え、走り出す。仲間達の退路を防ぐように、優太朗は踏み出した。
    「三度目の正直という諺の通り、今度は僕の番です、ありがとう、武蔵坂。あの学園で、初めて幸せを学べた」
     落とした眼鏡を踏み砕き、優太朗は地面を蹴った。それを見たグーテンベルクは迷わず背後へと駆け出す。
    「さようなら、探偵さん――『今回は、私の勝ちだ』」
     芝居がかった台詞を綾へ残し、二人のダークネスは森の中へと消えていった。


     森の中で、爆炎が巻き起こす。しかし、その中を悠然と歩きながら、優太朗が右手を振るう。グーテンベルクへ、優太朗の操る鎖が放たれる。ジャララララララララン! と森の木々を高速で縫いながら走る鎖に、グーテンベルクは渾身のスラッシャーでわずかな隙間を生み出し、掻い潜った。
     轟音と、破砕音。森の一角から巻き起こる噴煙を振り払い、グーテンベルクは微笑んだ。
    「ようこそ、こちら側へ。歓迎するよ、新たなダークネス。本当なら、もう少し付き合ってあげたいところだが……撤退の時間は、これで稼げただろうしね。悪いが、ここでお開きにさせてもらう」
     ゴォ! とグーテンベルクの鏖殺領域が森を黒く黒く塗り潰していく。キャスターからクラッシャーとなった、グーテンベルクの本気の一撃だ。だが、それさえももはや優太朗を倒す事は叶わない。
     一瞬、ほんの一瞬あればよかった。グーテンベルクは森の中を全力で疾走しながら、笑った。
    「いいね、次にキミに会えて、どんな物語になっているか……楽しみにしているよ」
     これにより、戦いは唐突に終息した。だが、新たダークネスという脅威が生まれた今、これは終わりではなく始まりだと言うべきであろう。
     ここに始まった物語の結末は、まだ決まっていない……。

    作者:波多野志郎 重傷:アプリコーゼ・トルテ(三下わんこ純情派・d00684) 宮守・優子(猫を被る猫・d14114) 
    死亡:なし
    闇堕ち:本田・優太朗(歩む者・d11395) 
    種類:
    公開:2013年10月10日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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