火中の栗を拾え

    作者:六堂ぱるな

    ●秋時雨 露乾く間に実を拾い
     全国的に秋が到来した、暖かなある週末のこと。
     いが栗をたっぷり籠に詰めた老人が、よっこらしょと声をかけて腰を屈めた。あら、と声をあげて、茅葺屋根の家を出た老女が小走りに近付く。
     続いて顔を出した女性が笑顔になった。
    「父さんったら、そんなに拾ってきて。腰に悪いわよ?」
    「おまえの商売になるもの、頑張って拾うさぁ」
     とはいえ籠はひとかかえもある。かなりの重さだ。お茶を淹れに戻った女性が、手早くお盆に湯のみを乗せて戻った。
    「はい、父さん……」
     語尾が吹きちぎられるように失われる。

     勝手口の前で、老人と老女にむしゃぶりついている、何かがいた。

    ●滋味をして知る 日々のうつろひ
     教室へ見たことがない眼鏡少年が……もとい、少女が入ってきた。間違えたのはショートカットだから、気がついたのはスカート穿いてたから。埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)はぺこりと一礼した。
    「転入してきた『のろ・くろの』という。適当に呼んでくれ。以後よろしく」
     手短にそう言うと、少女はもう一つの用件に入った。
    「早速だが、予想的中だ」
     三味線屋・弦路(あゝ川の流れのように・d12834)がひっそりと頷きを返した。

     ある山里で、ゾンビが老夫婦と孫娘を屠る。ゾンビがいた山中の栗林で老人が栗を拾ったため、縄張りへの侵入とみなされたのだ。
    「途中で介入すると取りこぼしが出る。老人が帰宅し足が止まれば、ゾンビは彼を目がけて集まってくるから、そこを叩いて欲しい」
     家は山裾から近い距離にあり、森が切れたところに家が建っているので、ゾンビは森から飛び出してくる。
     一番近い木立からは50m。敷地は広く、収穫も終わっており戦闘に支障はない。老人は玄関まで歩いていくので、ゾンビに接敵される前に割り込めるだろう。
     ゾンビは9体。チェーンソーを持ったボス、火ばさみを持った4体、素手の4体で構成されている。
    「ちなみにこの家の娘さんはパティシエールで、休暇がてら栗拾いに実家に来ていた。守りきれればお礼として、栗を使ったスイーツが期待できなくもない」
     ファイルを閉じながら、玄乃はレシピ欲しいな、と呟いた。


    参加者
    白・理一(空想虚言者・d00213)
    英・蓮次(マテリアルメガネ・d06922)
    アイナー・フライハイト(ひとかけら・d08384)
    深束・葵(ミスメイデン・d11424)
    三味線屋・弦路(あゝ川の流れのように・d12834)
    紫宮・樹里(文豪の地を守る椿姫・d15377)
    唐都万・蓮爾(亡郷・d16912)
    飯倉・福郎(肉と奇談とコック帽・d20367)

    ■リプレイ

    ●惨劇の演目を覆せ
     暖かな日差しのこぼれる昼下がり。
     老爺がよっこらよっこらと、大きな籠を背負って茅葺屋根の家へと歩いていく。土間から顔を出したのが彼の妻であろう。籠にこれでもかと詰められた栗が、彼の愛情を想わせた。
     陽の入りにくい木立に紛れるようにして、灼滅者たちはその様子を眺めていた。
    「やれやれ……前回の時といい、本当に何処にでも湧いて出る連中なのだな」
     このぶんでは山狩りをしてみたら、日本中でいったいどれだけゾンビが出て来るか。三味線屋・弦路(あゝ川の流れのように・d12834)は頭痛を覚えていた。
    「えっと、山に住むゾンビだなんて、怖いですよね」
     着物の裾の乱れを直しながら、紫宮・樹里(文豪の地を守る椿姫・d15377)が思わず呟いた。それは深束・葵(ミスメイデン・d11424)も思っていたらしく、愛機・我是丸に身体を預けて首を捻る。
    「こんな山奥でゾンビの縄張りってのも妙な話だけど、出た以上は仕方ないよね。スイーツの腹ごなしとしてはお誂え向きだけど……」
    「縄張り意識の強いゾンビって何なの?死体は死体らしく地に伏しててくれないかなぁ……」
     白・理一(空想虚言者・d00213)も眉をひそめてぼやく。その横で飯倉・福郎(肉と奇談とコック帽・d20367)がシェフの帽子を懐にしまっていた。汚れたり破れたりしたらたいへんだ。
    「着物にはやはり和装ですよね」
     百鬼面を取り出したものの、今つけたものか考え込む。傍らにゐづみを喚びだして、唐都万・蓮爾(亡郷・d16912)はいつでも動けるように準備を終えた。
    「敵数が多い故、油断せず参りましょう」
    「そうだね。そろそろだと思うし」
     英・蓮次(マテリアルメガネ・d06922)が一同を促すと、老爺は畑をこえて庭へと入ったところだった。老婆が迎えに出ようとしている。労わりあう二人の声が聞こえるようだ。
    「……折角の気持ち、踏み躙らせる訳にはいかない、よね」
     アイナー・フライハイト(ひとかけら・d08384)の一言が、灼滅者たちの気持ちを代弁していた。

    ●いざや上がれ葬送の幕
     それが何かを、老爺は視認出来ていなかった。凍りついた妻の視線を追って振り返る。人影がこちらへ来ることはわかったが、何が起きているのかがわからない。
     と、突然、眼鏡をかけた少年が滑り込んできた。有無を言わせず抱え上げられる。
    「軽っ。これであんな重そうな籠持てるのか、爺ちゃんすごいな」
     目を白黒させている間に、今度は小柄な少女へとひょいと渡される。驚いたことに少女は反対側の腕に、既に妻を抱えていた。
     マスクをした黒髪の少年が栗を詰めた籠を持ち上げて、やけに和やかに目を細めた。
    「ホラ、お父さん。早く家の中に隠れないと、恐ろしいバケモノに食べられてしまいますよ? でも大丈夫、お父さんを守る我々の方が……もっともっと恐ろしいですからね」
     彼の言葉を聞いているうちに、老爺はなんだか考える気力がなくなってきた。
    「……はい……」
     茫然とした呟きだけが口からもれる。

    「うっし」
     葵に老人を渡して振り返りざま、蓮次はスレイヤーカードを解放した。迫っていたゾンビと間合いを詰めると、雷を宿した拳を固めて叩きこむ。遅れず続いたアイナーの槍が螺旋を描いて突き込まれた。
    「そら、こちらですよ」
     蓮爾が槍を華麗に回転させると、火ばさみを手にした敵のただ中へと躍り込む。一体ががくりと膝を折って動かなくなったが、一番の目的は彼らの興味を引くことだ。槍を掲げる蓮爾の傍らへと、うつむきがちに進み出たゐづみが袖を振った。
     ――それはまるで舞台の一幕のように、華麗で音のない一瞬。赤い衣が目を奪い、舞ったゐづみが顔を晒すとゾンビたちから苦鳴があがった。
     まずは段取りどおり。携えた三味線の胴を払い、仕込みの槍を手に弦路が火ばさみを持ったゾンビへと鋭い一撃を加える。
     怒りの唸り声をあげたゾンビが仲間の傷を癒し始めた。妨害能力を高める霧がたちこめる。どうやらその恩恵に、チェーンソーを手にしたゾンビもあやかっているようだった。
     支援を受けた二体のゾンビが、それぞれ毒の竜巻とも言うべき攻撃を仕掛けてきた。蓮次と福郎が風にまかれて毒を受ける。
     そして異音をたてるチェーンソーを振り上げたゾンビは、真っ直ぐ蓮爾へと襲いかかってきた。切り裂かれはしたものの、傷は浅い。

     孫娘は土間から出るなり目を丸くした。祖父と祖母を両手に抱えた、自分より明らかに若い少女が自動二輪……一輪か? 乗って近づいてくる。何を、と言うより早く、続いてやってきたマスクをした少年が目を細めた。
    「危ないから家の中へ入りましょう。なに、すぐ済みますとも」
     その言葉に違和感を感じるよりも早く、彼女は頷いていた。
    「あとは頼んだよ」
     祖父母を土間へと下ろした少女が、自動一輪に乗ったまま土間を出て行く。入れ替わりに、今度は線の細い少年が入ってきた。
    「はい、大丈夫だよ~」
     おっとりとした声が爽やかな風を導いたのを最後に、三人はくたくたと崩折れ、深い眠りについた。
    「……怖がらせてしまうのは気が引けるからねぇ」

     理一が引戸を閉める音に、樹里は後ろを振り返った。この戦いの騒ぎが聞こえてしまったら怖いに違いない。少しでも争う音を抑えたくて、樹里はサウンドシャッターを展開した。
     それからおもむろに、素手でうろつくゾンビに狙いを定める。
    「赤門ビーーーム!」
     ご当地の英明誇り高いビームが迸った。素手のゾンビたちが至近距離しか攻撃できないことを利用し、彼らの手が届かない後方から気を引く攻撃をするというわけだ。
    「鬼さんこちら、手のなる方へって、あ、鬼じゃなくてゾンビでしたね」
     てへ、と笑う彼女の傍らを抜け、シェフが百鬼面をかぶりながらの福郎の指示で、素手のゾンビたちへとトラウマを放つ。
     案の定、樹里の攻撃を受けたゾンビは彼女を探して戸惑っているようだった。その隣のゾンビが蓮爾へと噛みついたが、弦路とゐづみはかわしている。

    ●終幕に眠れ
     敵の支援を放置はできない。アイナーは刀の柄に手をかけてわずかに身を沈めた。次の瞬間、一閃した刃が生み出した衝撃波が月の光のように輝くと、火ばさみを持ったゾンビたちへと奔った。敵の増強を斬り払う。
     ゾンビがたたらを踏んでいる間に、蓮次と弦路が距離を詰めていた。
    「ゾンビ退治は実は嫌いじゃないんだよね! ホラーゲームの中に入りこんだみたいで楽しい。俺の場合、使うのは銃じゃなくて自分の炎だけど!」
     繰り出されたレーヴァテインが腐肉を焼き、首へきゅるりと音をたてて惨の糸が巻きついた。肩越しに弦路が目を閉じ、ひと息に糸を引く。
     ごとり、とゾンビの首は落ちた。
     一体残った火ばさみを持ったゾンビは、再び癒しの霧を呼び寄せた。わずかとはいえ相手の傷が癒えるのは考えものだ。ボスのゾンビは、今度は我是丸へと斬りつけにいった。がりがりと火花が散る。
     その我是丸を火ばさみを持ったゾンビへ突撃させつつ、葵は不敵な笑みを浮かべた。
    「何故かは知らんが今ならクリティカルが連発しそうな気がする……モンブランがうちを待っておるからかのう」
     だがまずは防御を固める為にシールドリングを飛ばす。
    「いたいのいたいの、とんでいけー!」
     理一の清めの風がふわりと流れて、前衛の傷と毒を癒していく。蓮爾は自らもWOKシールドを展開し、前衛の防御力を増強した。ゐづみが舞いながらの一撃をゾンビに加えている。
    「もう一体、まごまごさせてあげます!」
     素早く懐へ踏み込み、樹里はゾンビの鳩尾へ抉るような盾の一撃を加えて離れた。福郎は気合いの叫びで自身の傷と毒をリセット。動きが鈍くなってきたゾンビへと、シェフが霊障波を放つ。
     素手のゾンビたちは既に戦力ではなかった。二体が樹里を探してまごついており、残る二体も蓮次と弦路へ相次いで襲いかかるがかわされる。
     むしろ蓮次は更に敵のうちへと踏み込み、火ばさみのゾンビへと鮮やかに杖の一撃を繰り出した。まともに喰らったゾンビが吹き飛んで動かなくなる。

     残るは素手のゾンビとボスゾンビ。
     アイナーと弦路は素早く目を見交わした。あのポジションは放置しておけない。どうやら理一も気づいたようだ。
     アイナーが死角へと回りこみ、防御さえ切り裂く鋭い一撃を加える。続く弦路の急所を狙った仕込み槍、理一の異形と化した腕での重い殴打を受けたゾンビが、チェーンソーを杖代わりになんとか踏みとどまる。
    「はー……さっさと倒されてくれない? 目障りなんだけど」
     眉をはね上げた理一の冷えきった一言もむべなるかな。
    「なに、そう長いこともつまいよ!」
     葵はガトリングガンを引き据えると、弾丸を嵐のごとくゾンビへ浴びせかけた。本人の宣言どおり、ことごとく弾が狙ったところへ吸い込まれるように命中している。
     ダメージが蓄積してきた我是丸は、スロットを吹かして回復。
     ゐづみのダメージも重いことから蓮爾も回復へと回る。ゐづみとシェフは共に素手のゾンビへと攻撃を加え、様子を見ていた樹里は毒やトラウマで足元さえおぼつかないゾンビへ、更に悪影響を刻みつけることにした。
    「毒のつらさ、ご自身が味わうとよいですわ!」
     味方の状態を確認し、改めて福郎がボスへと向き直った。
    「料理、とは食欲という根源的な欲望と他者への純然たる奉仕という善意の複合行為であると共に、糧にした生物に対しての感謝や資源を有効活用し、消費活動を抑える事を目的とした素晴らしき創造行為」
     彼自身のポリシーらしい。訥々と続け、突如、福郎はキレた。
    「その可能性を秘めた人間を、夢も希望も実も蓋もない暴力で奪おうとするこのクサレ脳味噌共が!『あの時死んでおけば良かった』と、後悔させてやる……絶対に後悔させてやるッ!」
     叫ぶと同時に、彼は生命力を刈りとる殺気をボスのゾンビへと放った。押し包み、その撹乱能力を大きく削ぎ、福郎自身のジャミング能力を押し上げる。どうやらずっと我慢していたらしい。

     やっとゾンビの一体が、樹里を忘れシェフへと襲いかかった。相変わらず樹里を探してまごまごしている一体を残し、残る二体も理一や蓮爾へと掴みかかる。
    「三味線屋先輩、まとめてお願いします!」
     まだ余力のありそうなゾンビの懐へ飛び込んだ蓮次がレーヴァテインで焼きながら引き裂き、舞った弦路の糸がゾンビたちを絡め取る。その糸のひと引きで二体のゾンビの首が落ちた。
     激しく引き裂かれたゾンビの一方へは理一の放った死を運ぶ氷の魔法が撃ち込まれ、もう一方は透き通る蒼い異形の刃と化した蓮爾の腕が、既に朽ちた肉を切り裂いた。
    「もう、眠れ」
     ボスゾンビへと、再びアイナーの槍が唸りを上げる。葵の放つ炎に巻かれ、樹里の拳によろけたその身体を切り裂いたのは、福郎のティアーズリッパーだった。

    ●舞台が跳ねたら甘き誘いへ
     起こされた老夫婦と孫娘は、何が起きたのか把握できていないようだった。逆光でゾンビをはっきり見ていなかったのも幸いしたらしい。
    (「仮に見ていたとしたってバベルの鎖もあるし、時期的にハロウィンとして片付けられるのがオチなんだろうね、多分」)
     葵はそんなことを考えていた。獣だと言われれば「熊か!」という程度には田舎である。
     ともあれ助けられたのならばお礼がしたい、と中村家の人々は申し出、灼滅者たちはそれに応じた。店で出すスイーツの試作をすることもあり、この古びた民家には似つかわしくない近代的なキッチンが据え付けられている。
    「うう、美味しいですー!」
     半ば涙目で樹里が訴えた。こっくりとした苦みのあるマロンクリームがたっぷり、スポンジとの相性もとてもいい。樹里同様、縁側に並んで福郎と葵もモンブランを賞味していた。
    「今パウンドケーキも焼いてるから、遠慮しないで食べちゃって!」
     寒天を水で戻して火にかけ、餡子を少しずつ入れながら孫娘の舞が微笑む。栗ようかんを作っているらしい。
    「どちらかと言うと、僕より弟や妹たちに食べさせてあげたいな~」
     理一のにこやかな言葉に舞はぐっと親指を立てて見せた。
    「モンブランはもちろん、今焼いてるパウンドケーキも持ってって。ようかんとか好きならすぐ出来るわ。甘露煮は瓶に詰めるから!」
    「ありがとう~♪」
    「弟や妹にだなんて、いいお兄ちゃんだねえ」
    「すごく可愛いんだよ~。あ、お婆ちゃん、その桶運ぶなら持ってくよ?」
     理一は思いっきりお婆さんに可愛がられていた。
     鍋が焦げ付かないよう手を休めない舞へ、アイナーがそっと問いかける。
    「よければ、栗きんとんを食べてみたい」
     栗の甘露煮は平らげたようだ。言い淀んでから、意を決したように続ける。
    「オレ最近、調理に興味があって。できたら、作り方も教えてほしい」
    「えー嬉しいなー! 待ってね、さつまいも蒸かすから。栗きんとんはさつまいもと栗の甘露煮ですぐ出来ちゃうの」
     足取り軽く舞が野菜の貯蔵庫へと駆けて行く。

     栗を入れていた籠を持って土間へと戻った老人へ、蓮次が遠慮がちに声をかけた。
    「お爺ちゃん、これ少し分けてもらってもいいですか? 同居人へのお土産にしたいんだ」
     土間の隅にまだ盛られている栗を指しての言葉に、老人はにこにこと笑った。
    「いいよぉ。イガを取って、鬼皮を剥いてあげような」
    「あ、それは助かる。俺もやるから教えてくれないか?」
     栗と一緒に置いた火ばさみを取りながら、蓮次は腰の曲がった老人の代わりに栗を拾い始めた。

     座敷に座布団を出され、弦路や蓮爾は栗の甘露煮を味わっていた。和三盆とみりんで炊いているせいか、甘みには角がなくまろやかな味わいだ。
    「守るためとはいえ、騒がせたには違いない。申し訳ないことをした」
     弦路の言葉に、老爺は顔じゅうしわくちゃにして笑ってみせた。
    「気にするこたぁない」
    「栗もご馳走になって。感謝する」
    「私たちからのお礼だもの! 私もお祖父ちゃんには感謝してるんだけどね!」
     舞が笑顔で口を挟んだ。笑いあうその温かな様子が、実家との関係を絶っている弦路には少しばかり眩しかった。
     存分に食べながらも、蓮爾の心は先日相手取った死を撒き散らすある女へと向いていた。所詮ゾンビ、魂を揺さぶられるほどの戦いは期待できない。乾く魂が、足りない、と囁く。
     ――いけない。
     思い出さないよう、塗り込めるよう、蓮爾は甘い栗を口へと運ぶ。

     秋の味覚を存分に味わった灼滅者たちは、日暮れを前に田舎家を辞した。
     たくさんの美味しい栗のお菓子と、仲の良い家族の思い出をお土産に。
     それは正しく、火中の栗を拾った報酬である。

    作者:六堂ぱるな 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年10月11日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 7/キャラが大事にされていた 3
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