くるみとみるく

    作者:相原あきと

     霊峰富士の裾野に広がる薄暗い森林地帯――樹海。
     日の光りがささないその場所に、土から半分顔を出すように小さな白骨死体が露出していた。
    「恨みに満ち満ちし自殺せし屍よ。その身に宿す業をこの私に見せるのです。さすれば、その身に不死の力を与えましょう」
     その声とともに露出していた白骨死体へキラキラと白い光が降り注いだのだった。
     露出する白骨死体のそばに、パリパチに乾いたノートのようなものがあり、風も無いのにパラパラとページがめくれた。
    『いたいのはやだ いたいのはきらい みんなきらい』
    『てんごくはしあわせになれるからんだって』
    『くるみはみるくとてんごくにいく』
     パラリ。
     最後に開いた頁には、黄色いスカーフを巻く白い犬と、笑顔の少女の絵が、クレヨンによって描かれていた……。

    「みんな、羅刹佰鬼陣の時に姿を見せた、セイメイっていうダークネスについては覚えてる?」
     実は長月・紗綾(暁光の歌い手・d14517)が、富士の樹海で強力なアンデッドが現れているという情報をつかんで来てくれたと言う。しかも、その事件は『白の王』セイメイの仕業であるらしいのだ。
     セイメイの力を得たアンデッドは、ダークネスに匹敵する戦闘力を持ち、富士の樹海の奥にいるらしく今回の依頼はそのアンデッドの討伐だと珠希は言う。
    「そのアンデッドは樹海で自殺した人の成れの果てなんだけど……どうも、6歳ぐらいの女の子みたいなの……」
     珠希が言うにはペットの子犬が大好きな子だったらしいが、自殺の理由までは解らなかったらしい。ただ、強い恨みを残して死んだ事は確かのようだが……。
    「その子はすぐに事件を起こすことはないと思うけど、白の王セイメイが強力な配下を増やすのは阻止するべきだと思うの……だから、今のうちに灼滅して」
     基本的に樹海に向かって少女アンデッドを倒すだけだが、場所が場所だけに、樹海の中は目印のような物も無く迷いやすい。それなりの準備をしていかねば、樹海で一夜を過ごす事になるかもしれないだろう。
     そう念の為に注意しつつ、珠希はアンデッドの戦闘能力について説明を行う。
    「その少女アンデッドは強力よ。特に相手の得意分野で戦うのはおすすめしないわ」
     エクソシストと魔導書に似たサイキックを使用するらしく、常に全力で攻撃してくるらしい。
     それとすでに配下として犬のアンデッドを4体連れているらしく、こちらは解体ナイフに似たサイキックを使い、1体が少女をかばいながら、残り3体が後方から治癒の力を使いながら連携して戦ってくるとのことだ。
    「最後に一応、解っているから伝えておくけど……女の子の名前はくるみ、ペットの名前はミルクって言うみたい。でも、もう、アンデッドだから……その、油断しないで、お願いね」


    参加者
    二夕月・海月(くらげ娘・d01805)
    橘・芽生(元幻獣型対竜兵器・d01871)
    森本・煉夜(斜光の運び手・d02292)
    式守・太郎(ニュートラル・d04726)
    布都・迦月(幽界の深緋・d07478)
    高倉・奏(拳で語る元シスター・d10164)
    茂多・静穂(ペインカウンター・d17863)
    羅睺・なゆた(闇を引き裂く禍つ星・d18283)

    ■リプレイ


     富士の裾野に広がる樹海。
     昼間の樹海は道こそ無いが、静かな森の中と言った風情であった。
     遠くの木立の影に鹿が見えたり、おどろおどろしい感じは無い。
     そんな樹海を木に目印を付けつつ奥へ奥へと進む学生が8人。
    「『いたいのはきらい』……なんとなく予想は付きますが、やるせないっすね」
     想像したのか、一度強く目を閉じ開けるのは高倉・奏(拳で語る元シスター・d10164)だ。
    「きっと辛いことがあったんだろうな……かわいそうに」
     同じく奏に同意するのは二夕月・海月(くらげ娘・d01805)、その海色の瞳もどこか沈んだように……。
    「痛いのはいやだ、ですしね……死で本来、痛みは終わるべきなんです」
     道をふさぐ大きな倒木に登りながら茂多・静穂(ペインカウンター・d17863)がつぶやき、倒木の上から同じクラブの橘・芽生(元幻獣型対竜兵器・d01871)へ手を伸ばす。
    「ん……倒すしか、ないのですよね。天国に……送れるでしょうか?」
     静穂の手をつかみ登った芽生が不安そうに口にする。
    「送ってあげましょう。そして、彼女の痛みを今度こそ終わらせてあげましょう」
     静穂の言葉にこくりと頷く芽生。
    「それに……」
     倒木からひらりと飛び降り森本・煉夜(斜光の運び手・d02292)が。
    「ダークネスに利用されるのなら灼滅するまで、だ」
     それが灼滅者にできる、いや、灼滅者にしかできないことならば。
    「少女の憎しみは晴らせませんが、安らかに眠らせてあげることはできるはずです」
     樹海に入って何度目かのスーパーGPSを発動させ、皆に指示を出しながら式守・太郎(ニュートラル・d04726)がつぶやく。
     灼滅者達は地図や方位磁石、目印にESPとしっかり準備していたおかげで順調に奥へ奥へと進んでいた。
    「それにしてもノーライフキングは、ろくなことをしないな」
    「ノーライフキング、白の王、か。霊山とも呼ばれる富士の下で何が……」
     黒幕であろう白の王にイラつく羅睺・なゆた(闇を引き裂く禍つ星・d18283)の言葉に、布都・迦月(幽界の深緋・d07478)も疑問に思っていた言葉を口にする。
     白の王がどんな謀をめぐらそうとしているのか。
     まさか弄ぶのが目的では無いだろうが……。
     他の仲間達も迦月の言葉に思いを巡らすが――。
     パンッ!
     奏が柏手を打ち。
    「気になることは多々あれど、今は少女を救う為に力を奮いましょう」
     皆の視線が奏に注がれ、奏はもっとも、と。
    「今回の依頼の成功条件はアンデットの灼滅……目的は、違えないように、っすよ?」
     心に秘める想いはそれぞれだが、奏の言葉に誰もが縦に頷くのだった。


     樹海を奥へ奥へと進むこと2時間弱。
     その少女はいた。
     大樹に背を預け、その周りを4匹のアンデッド犬が走り回っている。
     最初に気づいたのは首輪を付けていない犬だった。
     眼球の無い空洞の瞳で灼滅者達を見つけグルルとうなり声をあげる。
    「先に謝罪しますね」
     灼滅者を代表するように一歩前にでた静穂がスレイヤーカードを手に少女と犬達を見据える。
    『おねえさん……だれ?』
     アンデッドの少女――みるくが首を傾げて聞いてくる。
     その様子に生前の無垢な少女の姿が重なって見え、誰かの息を飲む音が聞こえた。
    「痛みが……痛みが嫌で現世を離れた貴方に、私たちはまた痛みを与えます。でも、今度こそ」
     静穂が決意鈍らぬよう、次の言葉を。
    「終わりです」
     きっぱりと告げると同時、ポケットから黄色いスカーフを取り出す。
     くるみが『あっ』と声をあげる。
    『みるくのだ』
     くるみの言葉に対し、静穂は渡さぬとばかりにスカーフを遠ざけるように構える。
    『みるくの! かえして!』
     くるみが非難の声を上げ、同時に犬達が灼滅者へ敵意を向ける。
    「貴方とみるくさんに永遠の眠りを。貴方方の痛みは私たちが受け止めます!」
    『かえしてーー!』
     静穂の言葉にみるくが絶叫で応える。
     同時、灼滅者達も一斉にカードを解放する。
    「竜因子……解放!」
     胸に手をあて、全身から炎のようなオーラを纏った芽生がくるみ達へと走り込む。
     わんちゃん達が倒れるまで、私はくるみさんの抑え役だから――。
     正直、胸が締め付けられる。
     ――必ず倒して……。
     芽生の決意に呼応するように、炎の闘気がさらに燃え上がる。
     そんな芽生の目の前で、くるみと首輪の無い犬を黒い殺意の領域が包み込む。
     それは煉夜の放った鏖殺領域だった。
     領域の中から、くるみのだと思われる悲鳴が響く。
     悲痛な叫び、だが煉夜はそれすらも聞き逃しまいと。
    「せめて耳は傾けてやろう。決して言う事を聞いたり願いを叶えてやる事はできないけれど。それがせめてもの……弔いだ」
     どす黒い殺気が霧散し、はたしてそこには少女を守るように立つ首輪の無い犬。
     犬の後ろで少女がわなわなと震え。
    『みるくは……みるくをいじめないで! みるくはわるくないの!』
     くるみの持っていた絵本の頁が自動的にぱらぱらとめくれ、真っ黒な頁が開ききる。
    『くるみをなぐっていいから!』
     中衛の煉夜と太郎に黒い感情が、くるみへの怒りの紋章が刻まれる。
     だが、即座に夜のような霧が2人を包み憤怒の感情が霧散した。
    「正気に戻ったか?」
     迦月の夜霧隠れの効果だ。
    「後ろは俺が預かったから、前の奴らは存分に力を振るってくれ」
     心強い迦月の言葉に、仲間達がくるみ達へと向き直り、そして戦いが始まった。

     戦いは長期戦の様相が予測された。
     くるみの怒り付与こそ迦月のキュアで打ち消せていたが、逆に灼滅者の自己強化も3匹いるメディック犬の攻撃がくる度にブレイクされる為、お互い一進一退のまま殴り合う状況だったからだ。
     それでも、蓄積されるダメージは少しずつ戦況を動かす。
    「お前らがいるべきはここじゃない。一秒でも早く、その体バラバラにしてやる」
     なゆたのウロボロスブレイドが、何度目かの自己強化をしつつ高速回転する刃で後列の3匹の犬を薙ぎ払う。
     3匹のうち1匹が耐え、もう1匹が横に飛びのける。
     だが、最後の1匹はまともに直撃し、ぐらり、わずかに体勢を崩す。
     バリバリバリッ!
     それを見逃さなかった奏の雷がトドメの一撃を放ち、まずは1匹。
    「よそ見か?」
     声に振り向くはなゆたの刃を跳び退いてよけた1匹だ。目の前に立つ海月の姿に驚き、さらに横に跳ぼうとするが――。
    「逃がすなクー」
     海月の肩付近、影でできたクラゲから黒い弾丸が発射され、アンデッド犬へと着弾。
    『うぅ……』
     くるみが2匹を倒したこちらを見て辛そうな声を漏らす。
     海月はキッとくるみを見つめ。
    「このままいても二人が望んだ幸せには行きつかないだろう。だから躊躇わない、全力でいく」
     恨みがましく見つめて来るくるみの視線を振り切るように、海月は3匹目のメディック犬へと向き直った。
     今回、くるみの怒りを付与してくる列攻撃への対処がメディック頼りだったのが心許なかったが、そこを臨機応変に動けるキャスターがフォローしていたのは良かった。
     そんなキャスターの太郎が。
    「そんな恨めしそうな目で見ないでください」
    『だって……』
     くるみが悲しそうに。
     太郎は白いマフラーの下で唇を噛みしめ、努めて冷静に。
    「なら、何故こんな地獄に戻ってきてしまったんですか」
     少女が言葉に詰まる。
     もちろん、自分で好きに戻ってきたわけでは無いだろう。
     だからこそ、言った太郎も辛いのだ。


     なんとか後衛のアンデッド犬達を全滅させる事はできたが、くるみの攻撃を灼滅者側は何度もくらう事になり、限界が近くなって来ている者も多かった。特に――。
    「い、痛みは全て……私が……」
     くるみの一撃で膝を折った静穂が再び立ち上がる。
     首輪の無い犬を攻撃した時以外、くるみの攻撃は全て静穂を巻き込む形で発動していた。すでに治らない傷は相当なものだ。
    「しずほさん……」
     すっと静穂の前に芽生が立つ。
    「メイ……ちゃん?」
    「私が、みんなを守る、です!」
     芽生の目はしっかりとくるみを見据え、背後に攻撃を行かせまいと小さな両手を左右に伸ばして立ち塞がっていた。
     静穂は「無理はしないで」と呟き、手にしたスカーフをそっと地面に置き、そのまま後列へと下がる。スナイパーへポジションをチェンジしたのだ。クレバーな判断と言える。
     芽生は静穂が下がったのを確認すると、無手のまま両手に竜の気を纏い、一足飛びにくるみ達の所へと跳び込んで行く。
     その瞬間、芽生へと向かってくる首輪無しの犬。
     鋭い牙が芽生を狙うが、芽生は竜の気を纏った両手でその上顎と下顎をがっしと掴み押さえつける。
    「私は……絶対に、倒れません! だから、今の、うちに」
     犬が抑えつけられたて焦ったのか、くるみの絵本が再びパラパラとめくれ出す。
     狙いは明らかに芽生だ。
     だが、くるみの周囲の空間に線が走り、それは結界を形作ってくるみの動きをマヒらせる。煉夜の除霊結界だ。
     結界内でくるみが悲鳴をあげ、バシュと音を立てて結界が崩れさる。
    『い、いたいよ……いたいの、いや……いやなの……』
     泣きだすような声音で呟くくるみの前に、芽生を振り払ったアンデッド犬が少女を護る様に脚を踏ん張り立ち塞がった。
     それでも、灼滅者達の攻撃はくるみへと集中する。
     もとよりダークネス並に強いと言われた少女だ、いくら攻撃を当ててもなかなか崩れないばかりか、灼滅者側へまんべんなくダメージを与えてくる。ここに来てゾッとする、もし静穂がくるみを引き付けていなかったら……もっと戦況は灼滅者に不利になっていただろう。
     ただ、灼滅者達が導き出した撃破順、これは大正解だと言える。もしメディック犬を1体でも残してくるみを狙っていたら……きっと結果は大きく変わっていただろう。

    『もう……やめて……おねがい』
     イヤイヤと両手を前に出していたくるみが、疲れたように手を降ろす。
     くるみを守る犬の方も、ぜぇぜぇと荒く息を吐くような動きになっていた。
     灼滅者達も限界は近いが、それはくるみ達も同じようだ……そろそろだろう。
    「天国に行くんだろ?」
     轟ッ!
     激しく渦巻く風の刃がなゆたの手から放たれるが、くるみの前に割って入った犬が空気の刃をがぶりとその牙で受け止める。
    「僕の邪魔をするんじゃない!」
     舌打ち混じりになゆたが叫ぶが、犬は怒りも露わになゆたへと突撃してくる。
     そのタイミングを狙っていたかのように2人の影が飛び出し、左右から犬とすれ違う。
     先にくるみの前へ到達したのは白いマフラーの学生、太郎だった。
    「俺は今を生きる人のために、君の憎しみを断ちます!」
     大上段から振り下ろされる無銘という名の日本刀。
     だが、刀はくるみに到達する前に勝手に開いた絵本から放たれた衝撃派によって相殺される。
    「くっ」
    『いやーーー!』
     衝撃派が刃の勢いを上回り、太郎が弾き飛ばされる。
     だが、それこそが――。
    「偽りの生を与えられて、恨みを増幅させた荒魂よ」
     静かにリズムを刻む迦月の声は、くるみの真後ろから聞こえた。
     くるみがハッとして振り向くが、顔の前には掌が向けられており。
    「安らかに眠れ」
     ドンッ。
     容赦の無いオーラキャノンだった。
     少女の身体が撃たれた衝撃で後ろへ吹き飛ぶ。
     樹海の大地へどさりと転がるくるみ。
     今のがトドメの一撃になったか、少女はぴくりとも動かない。
    「まだっすよ」
     警戒を解くなと奏が皆に注意する。
     くるみは倒しても、まだ犬が1匹残っているのだ。
     だが、全員の視線を集める中、残ったアンデッド犬は予想外の行動に出る。
     灼滅者に背を向け、くるみへと駆け寄ったのだ。
     ぐずぐずと肉を崩していく少女に、骨の露出した鼻を寄せる犬。
     それは、まるで……。
     注視していた奏が、思わず唇を噛みしめ辛そうに言葉を告げる。
    「終わらせましょう……彼女の為にも」
     奏の手に光が集まって行く、ジャッジメントレイの構えだった。
     その隣に海月が並び、影のクーがデッドブラスターの力を集め始め。
    「ちゃんと天国に行かせてやるからな」
     言葉と共に、光と闇の力が――くるみの側で身を寄せる犬にトドメを刺したのだった。


     再び、富士の樹海に静寂が戻る。
     灼滅者達の目の前には、骨だけになった犬の躯に守られるように、白骨化したくるみがサラサラと消えていく所だった。
    「何故こんな子が自殺を選んでしまったのか……無念でなりません」
     静穂の呟きは生前のくるみを想い、胸を締めつけ、同時に――。
    「(セイメイ……彼女にまた痛みを与えた貴方を、私は絶対に許さない)」
     まだ見ぬ敵に向け新たな決意をするのだった。
     そこへ迦月が戻ってくる、簡単に周囲を見回ったがセイメイの痕跡は見つからなかった。これ以上は帰還間際にどこまで調べるかだが……。
     迦月の目の前で、くるみ達に対して片膝を付き祈る奏。
     ――今度こそ天国へ逝けますように。
    「くるみさんとミルクさん……天国に、いけたでしょうか?」
     奏の心の声を聞いたかのように芽生が誰ともなく質問する。
    「いけたと思いますよ」
     答えたのは太郎だ。
     心配そうに見上げてくる芽生にこくりと頷く。
    「今度は天国で仲良く暮らすんだな。もう二度と誰にも邪魔されないように」
     なゆたも思わずくるみ達の安寧を願う。どうせ自分には行けない場所だ……。
     煉夜がそっとくるみ達が倒れた場所に近づくと、付近の木にスカーフを巻こうかと取り出す。それは戦闘中に静穂が置いた物。少女の持つ絵本に描かれたみるくの首に巻かれたのと同じ、黄色いスカーフだった。
    「次はあんな歪んだ偽りの生ではなく、ちゃんと丈夫な体に生まれ変わって仲良く、な」
     煉夜が呟くと同時、灼滅者達の間を一陣の風が吹き抜ける。
     それは崩れ始めていたくるみやアンデッド犬達の骨を舞上げ――。
    「スカーフが」
     煉夜の手からするりとスカーフが抜け、風に乗って舞いあがって行く。
     それはやがて樹海の天井、枝葉を越えて上へ。
    「今度は幸せになれるといいな」
     誰かに語りかけるような海月の声に、どうした?と仲間が聞く。
    「今、見えた気がした」
     そう言う海月の言葉に、何人かが枝葉で隠れる緑の天井を仰ぎ――。

     樹海の上を風に乗ってスカーフが舞う。
     まるで、誰かと一緒に楽しげに走っているように……。

     黄色いスカーフは空へ空へと昇っていった。

    作者:相原あきと 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2013年10月12日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 6/素敵だった 4/キャラが大事にされていた 0
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