「ごめん、もう帰らないと……」
少女は少年の体をそっと押し返してうつむいた。
「えっ? あ……そ、そうだよね。送るよ」
「……うん」
まだ唇に残る柔らかく温かい感触に、少年は頬を赤く染めてぎこちなく右手を差し出す。
断られたらどうしよう? 気付かれなかったら?
そんな少年の不安を、少女の白く華奢な手が一瞬で消し去ってしまう。
力を込めると折れてしまいそうに頼りない感触に、少年の心臓はドキドキとうるさいほど脈打つ。
もう少し、もう少し一緒にいたい……。
そんな彼の思いを後押しするかのように、賑やかな祭ばやしが聞こえてきて。
「お祭り……? こんな時期に?」
「ねぇ、ちょっと覗いてみない?」
二人は吸い寄せられるように神社の境内へと向かった。
それが、最近巷で噂になっている『亡者の祭』だとも知らずに……。
「みんな、『亡者の祭』って知ってる?」
教室に集まった灼滅者たちを見渡して、須藤・まりん(中学生エクスブレイン・dn0003)は流行のゲームでも聞くかのように言った。
ある者は首をかしげ、ある者は興味なさそうに窓の外をながめ、ある者は先をうながすように眉をひそめて沈黙を守る。
そんな一同の様子に、まりんは「うーん、やっぱり知らないよねぇ……」と一人呟くと、詳細を語り始めた。
「最近、一部の中学生の間で噂になっている『都市伝説』があるんだけど、どうやらそれが実体化してしまったらしいの」
その都市伝説とは、夜の10時ちょうどに千葉県のとある神社で無人の祭が開かれるというもの。
華やかな祭りばやしに誘われて神社の境内に足を踏み入れると、そこにはたくさんの屋台が……。けれど、人の気配は全く無い。
気味悪くなって帰ろうと振り返ると──、
「神社が見えるのよ。振り返ったはずなのに。そう……永遠に神社の境内から出られなくなってしまうの」
死んでしまった人間が、寂しさから生きている人間を誘い込むお祭り。
一度誘い込まれた人間は、二度と現世には戻って来れない。だが、灼滅者ならその見えない牢獄を壊すことが出来る、とまりんは言う。
境内に並ぶ屋台の一つに見せ物小屋がある。その中に亡者の魂が集まって実体化した妖怪が息を潜めている。
その妖怪を倒せば『亡者の祭』も終わり、閉じこめられた人々も出てこられるというのだ。
「妖怪はボスの土蜘蛛が1体、これは鬼の頭を持った大きなクモの妖怪で糸を吐いて動きを封じたり、強力な牙のある口で噛み付いてきたりするの」
壁や天井を自在に這い登って攻撃してくるから気をつけて、と告げた後、まりんはとても暗い顔をして口をつぐんだ。
ややしばらくして、意を決したように灼滅者たちを見つめる。なぜかその瞳には涙がにじんでいる。
「ボスの他にも2体の妖怪がいるの。中型犬ぐらいの大きさのムカデで、素早く動いて噛みついてくるよ。彼らは足元からしか攻撃してこないけど……ありえないぐらい気持ち悪いから覚悟してね」
見せ物小屋は大きく目立つため、すぐに見つけられるだろう。しかし、内部は明かりはあるが通路が狭く入り組んでいて、戦闘にはあまり向かない。
誰かが囮として見せ物小屋に入り、妖怪たちを誘い出すしかない、とまりんは言った。
「通路の広さから考えると囮は二人が限度かな。普通に入口から入って、声を上げたり音を出したりすれば釣れると思う。ただ、奥まで行くのは迷う危険があるから止めた方がいいよ。妖怪が現れたらみんなが待つ入口まで引き返して」
この作戦で一番危険なのは囮役の二名だろう。妖怪の攻撃を防ぎつつ、全力で入口まで引き返さなければならない。
「なるべく入口付近で誘い出せるといいんだけど……。待機組も周囲の屋台や木の陰に隠れて様子をうかがっていれば、上手く妖怪の不意をついて先制できると思う」
まりんは集まった灼滅者たちを改めて見渡した。
「危険な任務だし、その……かなり気持ちの悪い敵が相手だけど、引き受けてくれるかな?」
参加者 | |
---|---|
平・等(その正体はマスクドレッド・d00650) |
ナイト・リッター(ナイトナイトナイト・d00899) |
風野・さゆみ(自称魔女っ娘・d00974) |
東雲・由宇(神の僕(自称)・d01218) |
灰園村・水脈(裁断分離のギルティシザー・d01961) |
有栖川・へる(歪みの国のアリス・d02923) |
織元・麗音(ピンクローズ・d05636) |
風舞・羽衣(ワンコの羽衣・d06334) |
●夢幻の祭
賑やかな祭りばやしに誘われて鳥居をくぐると、夜の闇に鮮やかな色彩が浮かび上がる。
クレープ、たこ焼き、わたあめ……。参道を挟んで立ち並ぶ屋台からは、食欲をそそる匂いが漂ってくる。
だが、人の気配は全くない。参道を歩く8人の少年、少女の他には──。
夜目にも鮮やかな銀髪の少年、ナイト・リッター(ナイトナイトナイト・d00899)はふと足を止めて振り返った。
彼の青い瞳に映ったのは、朱色の鳥居ではなく──立ち並ぶ屋台と、その先にある拝殿。
「亡者共の妄執か、胸糞悪いな。死者は死者らしく静かでいるべきだぜ」
端正な顔を僅かに歪め、ぽつりと呟いたナイトの横で、ピンク色の髪の美少女、織元・麗音(ピンクローズ・d05636)が微笑む。
「ふふ、そう言わずに楽しみましょう? エスコート期待しています、ナイトさん」
「亡者に一般人、そして羽衣たち。せっかく集まったんだから、楽しみたいわね」
麗音に同意したのは、風舞・羽衣(ワンコの羽衣・d06334)。華やかな麗音とは対照的に、こちらはクールで大人びた印象の美少女だ。
「夏祭りかあ……青春の一ページって感じね、羨ましい……」
賑やかな夏祭りの雰囲気に依頼を忘れかけたのは、東雲・由宇(神の僕(自称)・d01218)だ。
「……じゃなくて、敵はさっさと倒さないと!」
金髪のウェーブヘアを揺らして、由宇はふるふると頭を振って気合いを入れ直す。
「祭りだってんなら、精々派手に……やっても大丈夫だよな?」
その由宇に灰園村・水脈(裁断分離のギルティシザー・d01961)が声をかける。
どこまで本気なのか、抜けるように白い肌をした小柄な少女は、紫色の瞳に妖しい光を浮かべてふっと笑う。
そんな彼らから少し遅れて歩く、風野・さゆみ(自称魔女っ娘・d00974)の足は重い。
「気味が悪いと言ってもな。たかが虫けら退治だ、気楽に行こうぜ? 面倒な相手には違いないがな」
さゆみの心中を察したのか、平・等(その正体はマスクドレッド・d00650)が渦巻き眼鏡をくいっと押し上げて励ますように言う。
「魔女の末裔たるわたしが、虫が苦手なわけ無いのですぅ~」
さゆみは幼さが残る頬を不満げに膨らませると、強がって見せた。
屋台をひやかしながら歩く一行を軽快に追い抜いて、くるりとターンしたのは有栖川・へる(歪みの国のアリス・d02923)。
「不思議の国からの出口って、あそこじゃないかな?」
ピシッと大きな天幕を指し示す。色とりどりの布で飾られた天幕には、見せ物小屋の看板。
麗音は携帯電話を取り出すと、あらかじめ登録しておいた由宇の番号を呼び出す。
「もしもーし、ばっちり聞こえるよ。このまま繋いでおけばいいんだよねー?」
「ええ、お願いします。敵と遭遇したら連絡しますね。それでは、行きましょうか」
通話状態にしたままの携帯電話を手に、麗音はナイトに微笑みかける。
「行くぜ麗音姫、なぁに最高の騎士が一緒だからな、緊張することはないぜ」
キラッと星が瞬きそうな最高の笑顔を返し、ナイトは右手を差し出した。その手をためらうことなくとって堂々と歩く麗音。
二人の後ろ姿はまさに姫君と騎士。しかし……向かう先は中世の古城ではなく、極彩色の天幕だ。
「……私たちも配置につきましょうか」
二人の後ろ姿を見送って、羽衣が冷静に呟いた。
等はナノナノの煎兵衛をともなって境内の木陰に、へると羽衣とさゆみは、それぞれ屋台の陰に身を隠す。由宇と水脈は茂みの中に身を潜める。
由宇が手にした携帯からは、妖怪たちを誘い出そうとする麗音とナイトの声が流れていた。
●物の怪たち
見せ物小屋の中は、思いのほか明るかった。
意図的にそういう作りになっているのか、狭く曲がりくねった通路が続き、要所要所に不気味な展示物が配置されている。
「ふふ、とても怖いですね。怖くて怖くて震えてしまいそうです」
妖怪を誘い出す為にわざと大げさに怯えて見せる麗音。
そんな彼女を守るように前を歩くナイトは、このシチュエーションに厨二心を刺激されたらしい。
「心配するな。姫君のことは、この命に変えても守る」
レディを傷つけることは許さん、と慎重に歩を進めるナイトの耳に、何かが這い回るような乾いた音が聞こえた。
「下がってろ、麗音姫!」
襲いかかってきたのは、中型犬程の大きさがあるムカデだ。
一匹の攻撃をWOKシールドで防ぎ、麗音に襲いかかるもう一匹の攻撃を身を挺して防ぐ。
が、天井を伝ってのっそりと黒い影が迫る。
「逃げるぞっ!!……って、姫!?」
振り返ったナイトの眼前を白刃がかすめる。麗音が振るう無敵斬艦刀をひらりとかわし、土蜘蛛が床に降り立った。
「いえ、ここで殺せそうなら殺してしまおうと……ですが、狭い通路ではやはり分が悪いようですね」
「これは、ずいぶんと気の強い姫君だな。守り甲斐がありそうだ」
じりじりと間合いをはかる土蜘蛛を油断なく見据えながら、ナイトは口の端に苦笑を浮かべた。
「由宇さん、敵に遭遇しました。今、そちらに向かっています」
携帯から聞こえてきた麗音からの報告を受けて、由宇が茂みから顔を上げる。
「妖怪に遭遇したって! もうすぐ来るよっ!」
「作戦を開始する。気をつけろよ、諸君」
渦巻き眼鏡を外しながら全員に注意をうながしたのは等だ。
6人は目配せしてお互いの位置を再確認すると、息を潜めて囮の2人と妖怪たちが出てくるのを待った。
まず麗音が、次いでナイトが天幕から駆け出してくる。
そして──二人を追って現れた巨大ムカデたちの姿に、さゆみは凍りついた。
(「ま、まだ我慢ですぅ〜。ボスが出てきてないです〜」)
上げかけた悲鳴を必死で呑み込み、マテリアルロッドを握りしめる。
巨大ムカデたちの後方からボスの土蜘蛛が現れた瞬間。
「いくぜっ!!」
水脈の声を合図に、全員が木陰から、屋台の影から、茂みから飛び出した。
「さて、鬼ごっこは終わりです。ここからは楽しい楽しい殺し合いのお時間ですよ」
逃げていたはずの麗音とナイトもムカデたちへと向き直る。
「役者が揃えば祭りもフィナーレ。最後に燃え尽きましょうか。Boys and girls……and ghosts,here we go!」
麗音に襲いかかろうとしていたムカデが、羽衣の歌声に身をくねらせてもがいた。もう1匹のムカデは急に増えた敵に驚き、動きを止める。
「……さて、いきますか」
由宇がバスターライフルを構えて狙いを定める。周辺環境や弾道を計算し、獲物までの距離を的確に割り出していく。
水脈が羽衣の歌声にもがくムカデの死角に回り込み、その体を切り裂く。そして、ライドキャリバーのナーサリーライムに声をかけた。
「轢き逃げアタックかましてやれ!」
一輪バイクがムカデの体の上を走り抜ける。それでもなお動きを止めないムカデの背を、等が放った魔法弾が貫く。
びくりと跳ね上がり動かなくなったムカデを横目に、等はナノナノの煎兵衛に指示を与えた。
「煎兵衛。お前は、あのピンクの髪のおねぇちゃんの手助けをしてやれ。これは厳命だ。ああ、ついでにあのチャラい男の手助けもな。あれもいないと困るんだ」
オーバーサイズの白衣からのぞく等の指には、キラリと光を反射する指輪がはめられている。
己の中に眠るダークネスの力を一時的に引き出す危険な指輪だ。使いつづけることにはリスクがともなう。だが──助けを必要としている人たちを見捨てることなど出来るはずがない。
(「くっくっく、ヒーローはツライぜ?」)
麗音の傷を癒す相棒の煎兵衛を見つめる等の瞳には、固い決意がみなぎっている。
●亡者に捧げる歌
混乱するムカデたちをよそに、するすると音もなく屋台の柱を上る土蜘蛛。その様子にいち早く気付いたのは、へるだった。
土蜘蛛の背後に回り込むと、その長い脚に切りつける。ぼとり、と地面に落ちた鬼の頭を持つ蜘蛛に、へるはにっこりと笑いかけた。
「ボクのことは親しみを込めて、アリスと呼んでね」
ゆっくりと土蜘蛛が後退する。次の瞬間、土蜘蛛は素早く体を反転させて膨れ上がった腹をへるに向けた。
獲物を拘束する糸を吐き出す寸前、ナイトがWOKシールドで土蜘蛛を殴りつける。
「可愛いレディに、こんな不快な思いをさせられるか!」
土蜘蛛の虚ろな目がナイトをとらえる。
ナイトは全身に絡みつく糸に苦戦しながら、土蜘蛛と対峙する。見せ物小屋から逃げる最中に吐きつけられた糸だ。
その糸が、ふっと一瞬で消え去った。
「ナイトさん、回復は任せて下さいですぅ〜」
さゆみがナイトに向かって笑顔でマテリアルロッドを振る。
奇襲攻撃に成功し有利に戦闘を進める灼滅者たちだったが、妖怪たちも徐々に自分たちのペースを取り戻しつつあった。
ムカデは素早い動きで前衛の4人の足を狙って襲いかかってくる。土蜘蛛はナイトに怒りの矛先を向け、糸をからませ鋭い牙で噛み付いてくる。
前衛の4人、特にディフェンダーの水脈とナイトの消耗が激しかった。
彼らを陰ながらサポートしているのが、さゆみと煎兵衛だ。殺伐とした戦場に、さゆみの柔らかな声が清涼剤のように響く。
さゆみの声に負けず劣らずの美声を披露しているのは羽衣だ。だが、こちらは癒しの歌声ではなく、敵を惑わす催眠の歌声。
いつの間にか止んでいた祭りばやしに変わって、澄んだ歌声を秋の夜風にのせていた羽衣は、少し不満げに首をかしげた。
「んー、ノリがわるいわね。じゃあ、この曲はどうかしら?」
曲調が変わった羽衣の歌声に、ムカデが身をよじる。その体を眩い光が包み込む。
「裁きの光よ!」
由宇が放った裁きの光は、ムカデを断罪し灼滅した。
残るはボスの土蜘蛛1体。
麗音がドレスを翻しながら大剣を操り土蜘蛛の脚を数本断つと、羽衣が歌声に一層思いを込める。
動きの鈍った土蜘蛛の隙をついて、由宇が間合いに飛び込むと縛霊手を叩き込む。
「接近戦は苦手なんだから動かないでよ!」
由宇の拳が土蜘蛛の体をとらえた瞬間、霊力がほとばしり網となって土蜘蛛を縛りつける。
「……切り裂いてやるよ。網じゃなく、お前の体をなっ!」
霊力の網から逃れようともがく土蜘蛛の体を、水脈が切り刻む。闇よりも暗い色をした体液が飛び散り、水脈の白い頬に跳ねた。
「……っ!」
僅かに眉を寄せ頬をぬぐった水脈に、へるの声が飛ぶ。
「キミのように白く美しいバラを汚すなんて許せないよねっ。白いバラは赤く染めなきゃダメなのに」
そう、白いバラは赤く染めなければ首をはねられる。不思議の国では──
「赤の女王の代わりに、ボクが首をはねてあげる」
へるが構えたバスターライフルから放たれた閃光が、土蜘蛛の頭の付け根を射る。
●祭りの後に
「ん……人外の断末魔の叫びは、やはりイマイチですね……」
夜の闇に響く耳障りな甲高い叫びに、麗音がぼやく。
絶叫はすぐに途切れ、ごろりと鬼の頭が参道に転がった。
「終わったな……」
転がった頭と共に土蜘蛛の体が溶けて消えていくのを確認して、等が渦巻きメガネをかける。
参道を挟んで立ち並んでいた屋台は、いつの間にか消えていた。月明かりが照らす参道には、秋の虫の声だけが鳴り響く。
「マジキモかった。ゴ○ブリ妖怪出なくてホントよかった……」
今まで堪えていたのか、由宇が大きく息を吐く。
その横で女性陣を口説くのはナイトだ。もちろん由宇にも最高の騎士スマイルでアピールするのを忘れない。
「俺の勇姿はどうだった、愛しい姫君達? 惚れた?」
麗音がふわりと華やかな笑みを浮かべてナイトを振り返る。
「そうですね。エスコートして頂いたことには感謝しています」
「だったら是非お礼に吸血させてくれ。貴婦人の血は何物にも代えがたい勲章なのさ」
すっと首筋に顔を寄せるナイトの頭を麗音はやんわりと押しやると、笑顔できっぱり断った。
「丁重にお断りします」
「全く、土地神くらい敬いなさいよ……」
手入れが行き届いていない拝殿に文句を言いながら掃除をしているのは羽衣だ。巫女である羽衣は、寂れた神社を見るのが忍びないのだ。
(「わぅ……こんな扱いをされたら、神様だってここに来る人を守ってくれないですよ……」)
しかし、彼女の掃除はなかなかワイルドだった。羽衣の周囲に渦を巻いた風が、ゴミや埃を一気に巻き上げ吹き飛ばす。
すっかりキレイになった拝殿を満足げに眺める羽衣の耳に、ぽつぽつと人の声が聞こえてきた。
閉じこめられていた人たちが戻ってきたのだ。
狐につままれたような顔で辺りを見回す人たちを見て、へるがほっと一息ついた。
(「よかった。衰弱している人は、いないみたいだね」)
「あのー……何が、あったんでしょうか?」
「さあ? あたしも誰かに聞きたいんだよね」
子供を連れた主婦らしき女性に声をかけられた水脈は、さらりと受け流す。
「やっと出ることができたのですぅ~。皆心配してるし早く帰りますよ~」
さゆみが巻き込まれた少女を装って、みんなの帰宅をうながした。
まだ頭がよく働かないのか、のろのろと帰路につく人たちに紛れて、灼滅者たちも神社を後にする。
千葉県某所のとある神社。
そこで起こった神隠しは、伝聞することなくひっそりと忘れ去られていった。
作者:miku |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2012年9月19日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 3/感動した 0/素敵だった 8/キャラが大事にされていた 3
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