●炎獣の訪い
クロキバ、再来。
表情の読みにくさは変わらず、彼は訥々と語った。
「シロノ王セイメイノアラタナ企ミガ確認サレタ。死体ヲアンデッドニスル儀式ノヨウダ」
語る内容がとてもスルー出来るものではない点も、前回同様。
一般人が多々いる場所の死体がアンデッドになるなど、およそ見過ごすわけにはいかない。
「申シ訳ナイノダガ、コレヲ知ッタ若イイフリートガ、事件ノ起コル場所ニ向カッテシマッテイル」
えっ。
「彼ラガ暴レレバ、周囲ニ被害ガ出テシマウノデ、済マナイガ彼ラヲ止メルカ、彼ラガ来ル前ニ、セイメイノ企ミヲ砕イテクレナイダロウカ」
えーと。
「ヨロシク頼ム」
……頼まれちゃった。
●板挟みの知恵者
眉間を揉んだ埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)はひと言で斬り捨てた。
「クロキバとやら、苦労性だな」
言わないであげて、と思ったのも一人二人ではあるまい。
気を取り直し、咳払いをした玄乃はファイルに目を落とした。
「まあクロキバの話の通りだった。全国の病院の霊安室やら通夜や葬式、火葬場などで死者がアンデッド化することがわかった」
もちろんいずれも病院の職員や患者、参列者や火葬場の職員など、一般人がいる場でのことだ。放置すればとんでもない惨劇が繰り広げられることになる。
「是非にも未然に防いでもらいたい」
玄乃が導きだした予測は、ある少女の通夜の席でのことだった。
少女の名前は藤・ちひろ。フットサルに打ち込んでいた高校1年生だという。未だ茫然としている両親と弟、親戚一同が居並ぶ通夜の席で、彼女は甦ってしまう。
「一般人の避難誘導は俺がやろう」
宮之内・ラズヴァン(高校生ストリートファイター・dn0164)が頷く。
ちひろは影から生みだしたボールを蹴って攻撃してくる。命中すると麻痺や石化の恐れがあったり、トラウマに苦しんだりするらしい。
藤家は広い日本家屋で、通夜は二十畳近い仏間で行われている。襖を開ければ広い庭もあり、戦うのに不足はなさそうだ。
「注意すべきは、通常のゾンビより手ごわい点だ。だが小柄な少女であることもあり、頑丈ではない。押し切ってくれ」
問題はそれだけではない。
クロキバがやってきた最大の要因、血気盛んなイフリートが一体、この事件を嗅ぎつけて藤家の付近までやってきている。通夜の席にイフリートが飛び込めばどうなるか、言うまでもない。
なんとか付近にいるイフリートを説得して引き返してもらうか、協力して事にあたってもらう必要がある。イフリートを足止めし、その間に事件の幕引きを図る手も必要かもしれない。
方法は灼滅者たちに任される。
「ややこしい状況だが、諸君らなら対処してくれると信じよう。イフリートが若く、好戦的であることは忘れないでくれ」
気遣わしげにそう付け加えて、玄乃は話を終えた。
参加者 | |
---|---|
一之瀬・暦(電攻刹華・d02063) |
ミネット・シャノワ(白き森の黒猫・d02757) |
現世・戒那(天ツ風・d09099) |
御厨・司(モノクロサイリスト・d10390) |
柊・司(灰青の月・d12782) |
アイン・コルチェット(絆の守護者・d15607) |
鏑木・直哉(水龍の鞘・d17321) |
卦山・達郎(龍の血に魅入られた者・d19114) |
●幼い炎獣
いつもなら穏やかな秋の風景でしかない夕焼けが、やけに不吉に紅く映る。
それはこれから起こる凶事を知っていればこそかもしれないが、どれほどの無念を抱えた死者であろうと……いや、だからこそ。今度こそ静かに眠らせてあげなくてはならない。
柊・司(灰青の月・d12782)は決意を胸に、公園の植込みにいるイフリートを眺めた。
「出来れば若いイフリート達は無傷で帰してやりたいところだな。気にしないっても、クロキバもそっちのが嬉しいだろうしよ……とはいえ」
一連の事件を想った卦山・達郎(龍の血に魅入られた者・d19114)が、呆れて呟く。
体高だけで1メートルは超える、犬にしては大きすぎる身体をなんとか隠してはいるが。
子供たちが蹴って跳ねあがるボールを目が追うたび、うねる尻尾が気分を表しているが。
「……本当にボール遊びで満足してくれるかね?」
その時、イフリートがぐるりと首をめぐらせて灼滅者たちのほうを見た。炎が灯ったような目が訝しげに細められる。柊は器用にボールを転がしながら、にこりと笑った。
「宜しければ一緒に遊びませんか?」
「こっちにも白くて丸いのあるんだよ、あそぼ?」
魔法のようにアイテムポケットからサッカーボールを取り出して、サポートにきた垰田・毬衣も誘う。いちおう葛藤があるらしいイフリートが首を傾げたが、風輪・優歌のにこやかな手招きと、転がるボールまで揃っては、遂に腰をあげた。
イフリートは素直にボールに夢中になった。
空を焦がした夕陽も地の彼方へ落ち、あたりは暗くなり始めた頃。イフリートが充分に身体を動かしたのを見計らって、柊は切り出してみた。
「ねえ、キミは白の王を倒す為に、ここに来たんですよね?」
押さえ込んだボールをあぐあぐ噛みながら、シラミネが訝しげに柊を見た。
「アンデッドは僕たちに任せてもらえませんか?」
ぎらりと眼が光る。
「デキルノカ」
若く――むしろ幼く、力あるものの驕慢。
それを灼滅者たちは受け流した。
「クロキバもお前のことを心配してんだ」
達郎に言われた途端、耳がぴくりと動いてしまって、イフリートは鼻の頭にしわを寄せた。すかさず優歌がたたみかける。
「アンデッドを倒せば、白の王が出て来るかもしれないよ。シラミネさんは白の王をやっつけるため、かくれんぼしててほしいの。シラミネさんを怖がって逃げたら困るでしょ?」
「この綺麗な毛並みに傷がついたりしたら、もったいないと思うんだよ」
硬めの漆黒のオーバーコートの下は白いふわふわのアンダーコート。もふり甲斐のある二層構造のふわもこ毛皮を撫でながら、毬衣が穏やかに続けた。
言葉を吟味するようにイフリートがボールを更に噛む。むしろ噛むことに集中しているように見えなくもない。彼なりの熟慮の末、唸るような声を押し出した。
「ワカッタ」
クロキバの名前が出たことも、彼には大きかったようだ。
「シロノオウデタラ、タオス。マッテル」
そう言うと再び植込みへ腰を下ろした。さすがに白の王が現れるまで――現れるとは思い難いが――遊んでいるつもりもないらしい。未練げながらもボールから距離を置いている。
帰らないにしろ、引きとめには成功したようだ。達郎と柊は顔を見合わせた。
●偽りの蘇生
年若い少女の通夜とあって、和風建築の屋敷は沈痛な空気のうちに沈んでいた。僧侶による読経の中、しめやかに一般焼香が始まる。故人のクラスメイトらしい学校の制服を着た者もかなりいた。
両親は早すぎる娘の死を受け止めきれていないようで、押せば倒れてしまいそうだった。
こんな時に死者がアンデッドとして甦るなど、遺族にとっては筆舌に尽くし難い事態だ。
(「……ふざけやがって」)
鏑木・直哉(水龍の鞘・d17321)は仏間の端で、険しくなる表情を緩めるのに苦労していた。とりあえずは目の前の厄介な仕事だ。丁寧に片付けなくてはならない。
さりげなく隣に並んだ一之瀬・暦(電攻刹華・d02063)が囁く。
「……足止めは成功したけど、帰らないって。柊と卦山はこちらへ向かってる」
頷きを返すと暦はふらりと離れ、仏間と庭を隔てる廊下にいる御厨へと向かう。
直哉よりも棺に近い位置で、制服を着こんだミネット・シャノワ(白き森の黒猫・d02757)も怒りをなんとか抑えていた。
(「最後のお別れを汚すだなんて……セイメイ、許すまじ、です……!」)
ちひろに家族や友達を手にかけることだけは、させてはならない。
少し距離をおいて、結咲・音彩も焼香客に紛れていた。避難誘導のサポートをすべくやって来たのだ。
柊と卦山の合流の話を聞いた御厨・司(モノクロサイリスト・d10390)は、庭の鮮やかな紅葉へと目をやった。
もう、随分と前のこと。
人々の嗚咽、悲しみに満ちた空気。子を亡くした親の気持ちを把握できるわけではないが、どこか既視感を覚える。
――それでも、おまえを忘れない奴は、必ず居る。
「死者を生き返らせて知り合いを襲わせるなんて……最悪だね」
現世・戒那(天ツ風・d09099)の怒りをこめた呟きが、御厨を現実へと引き戻した。彼らと無言のままのアイン・コルチェット(絆の守護者・d15607)は庭での待機組だ。彼女と遺族のためにも、迅速にカタをつけたいところだった。イフリートもいつまでおとなしくしているか、わかったものではない。
仏間から玄関への避難ルートでは宮之内・ラズヴァン(高校生ストリートファイター・dn0164)と万事・錠も控えている。
あとは異変を待つだけだ。
そして、それは本当にすぐだった。
がん、と棺を内側から突き上げる音が響く。
僧侶が思わず読経を止め、一瞬の沈黙が通夜の席に流れる中、灼滅者たちは素早く行動を開始した。ラズヴァンと錠が襖を開け放って退路を確保、ミネットと暦は棺の側へ、庭にいた灼滅者たちが廊下へあがる。
次の瞬間棺の蓋が吹き飛び、ジャージ姿のちひろが土気色の顔のまま起き上がった。
「ちひろ?!」
ちひろの母親らしき女性の悲鳴を圧倒し、直哉がパニックテレパスを発動しながら声を張り上げた。
「……ああなりたくなかったら今すぐ逃げろ!」
「こっちだ、外へ避難しろ!」
参列客の間に混乱が広がった。仏間へあがってきたアインの殺界形成もあり、人々がラズヴァンたちの指示の通りに逃げ始める。驚いて動けない者へは音彩がすぐに駆け寄った。
「落ちついてください。大丈夫ですよ、一緒に逃げましょうね」
手をとって廊下へと一緒に歩きだす。
人々を追い立てるように動く直哉の後ろで、起き上がったちひろが床から染み出すような闇を集めて盲撃ちに蹴った。ミネットが受け止めたが、トラウマが襲いかかってくる。初めてダークネスを灼滅した、まだ重い記憶。
「私が私であるために必要な事……今更トラウマなどと!」
ミネットはそれを振り払った。
「ちひろ!」
逃げなくてはならないという感情に追い詰められたちひろの母親は、起き上がった娘へ駆け寄ろうとしていた。即座にアインが間へ割って入ると怒鳴る。
「死を認めたくないのは解る……! だが、このままではその娘に殺されてしまうんだ!そんな悲劇、オレは絶対に許さん!」
びくりと身体を竦ませた彼女へ、駆け寄ってきたラズヴァンが手を引いて促す。
「避難してくれ、頼む!」
やっとのことで母親が離脱していく物音を背中に、暦はスレイヤーカードを解放した。
「善悪無き殲滅」
●軋む声
白の王セイメイ。前の戦争に出てきてから色々暗躍しているようだ。それでなくとも他の勢力もいて忙しいというのに。まあ、そうは言ってもやることは変わらない。
「残念だけど、もう一度死んでもらうよ」
「翔け昇れ、天雷っ!」
雷を纏った拳を握るミネットと呼吸を合わせて素早く踏み込むと、巨大な縛霊手の拳を捻じ込む。およそ少女にすることではなかったが、その一撃を受けて廊下へまろび出ても、ちひろは表情を動かさなかった。
庭へ追い立てるように、御厨が足元から伸びあがる影に食らいつかせる。それをかろうじてかわしたちひろが、遂に庭へ降りた。
「お前の生は、もう途切れたんだ。どれだけ不本意だろうが、未練が残ろうが……それを無理に繋げることは、できない」
ふわりと腰までもある黒髪を舞わせ、華奢な少女が御厨の傍らへと現れる。彼女からの一撃をかわしそこねたところへ、すらりと抜き放たれた刀が重い斬撃を加えて抜けた。
「ごめんね。今、眠らせてあげるから」
鈍く光る刀身を提げて呟く戒那の足元で、戒世がミネットの傷を癒すべく浄霊眼を使う。
少なからぬ傷を刻みこまれたちひろは、痩せ衰えた顔で一同をぐるりと見回した。
「セイメイ、サマ……」
呟くと、その小さな身体を覆うように不吉な気配が膨れ上がる。全てとはいかないようだがいくらかの傷を――死体ではあるが――癒し、ちひろが灼滅者と距離をとった。
参列客たちの避難を終わらせた音彩や錠、ラズヴァンたちに用心の為イフリートのいる公園へ向かわせ、直哉は戦線へと加わった。あとは彼女を打倒するだけ。だとしても、極力顔を傷つけたくはない。それはミネットの想いでもあった。
「人手が足りないかもしれないから、油断はしない方が良いね」
暦の言葉に頷き合う。柊と達郎がまだ来ていないのだ。
再び暦とミネットが呼吸を合わせて踏み込んだ。縛霊手コンビの抗雷撃と縛霊撃がしたたかにちひろを捉える。重い打撃によろけたところへアインから放たれた漆黒の弾丸が撃ち込まれた。
その弾を追うように宙を奔った直哉の符が輝き、御厨の足元から滑る鋭い刃と化した影がちひろを切り裂く。御厨の傍らの少女が霊障波を放ったところへ、戒那が破邪の斬撃を加えるべく踏み込んだ。
「セイメイサマノ、タメニ」
かすれたその囁きがあまりに間近で。斬撃は漆黒のボールを叩きつけられ、相殺された。近すぎる彼我の距離、ちひろが反撃をするよりわずかに早く。
「待たせたな!」
紅蓮の炎をまとった龍砕斧を振り上げた達郎と、異形の腕を掲げた柊が襲いかかる。避ける暇もあらばこそ、ちひろは炎の斬撃から重い打撃を受けて吹き飛んだ。
「家族に手を出すなんてことをさせる前に、早いとこ終わらせてやろうぜ」
「賛成だ」
達郎の言葉に直哉が頷く。既にちひろの包囲は済んでいる。
間合いへ踏み込む柊を追うように、暦の足元から幾重にもからみ、じゃらじゃらと伸びる漆黒の鎖がちひろへと走った。それをかわしたちひろの漆黒のボールが、お返しとばかり暦を襲う。ぎりぎり割り込んでその一撃を引き受けた御厨は、びきりと身体が軋むような激痛に顔をしかめた。石化の呪いだ。即座に直哉から防護符がとぶ。
振り返らず閃光百裂拳を見舞った柊がぽんと距離をとった瞬間、達郎とアインが同時にオーラキャノンの構えに入る。
「いい球を投げるな。お前とも球技で遊んでやりたかったぜ……!」
達郎の手からは赤い龍のようにうねるオーラの奔流。アインと同時にちひろを撃ち、その残滓が消えるより早く、ちらちら舞う光の中からミネットの魔力弾が突き刺さった。
真っ直ぐ立つことさえ難しい状態のちひろが、それでもまだ灼滅者たちへ向き直る。無理やりアンデッドにされた彼女の姿は痛々しかった。
「なんの慰めにもならないけど、せめてできるだけ綺麗なままで。おやすみ」
――閃。
戒那の居合斬りが、ちひろの偽りの蘇生を終わらせた。
激しい戦いを経てのことだ。ちひろの遺体は決して軽い損害では済まなかったが、顔は生前のままのきれいな状態を保っていた。
ミネットが精一杯の擬死化粧を施し、直哉が死装束を整えて棺へと元通り納める。
「……ちゃんと看取る奴が生きてるんだ。しっかり天まで昇ってくれな」
「今度こそ、彼女が安らかに眠れますように」
直哉の呟きに続いて、戒那がそっと瞑目する。
殺界形成の解除に伴い、人々のざわめきが聞こえてきた。何故通夜の席を離れてしまったのか、何の騒ぎだったのかが誰にもわからないのだ。そんな中真っ先に戻ってきたのは、ちひろの母親だった。
「ちひろ? いったい何が、さっき何があったの……」
棺の小窓を開けて娘の顔に手を伸ばし、棺にすがりつき、あとは声にならない嗚咽になった母親の慟哭を、アインは拳を握り締めて聞くしかなかった。
「白の王セイメイ……。貴様だけは、許さん……!」
●ひと時交わす心
日も落ち、人気もなくなった公園で。
毬衣と優歌にこれでもかというほど毛皮をもふられ、ラズヴァンと錠にあやされながら待っていたシラミネは、残念そうな吐息をついて前脚の上に顎を乗せた。彼なりに種の役に立たんとしてのことだったのだろう。
「シロノオウ、デテコナイ。ツマラナイ」
シラミネが暴れてもいけないので、灼滅者たちは全員で公園へと赴いていたのだが。
「じゃあせっかく会えたんですし、僕たちともっと遊びませんか?」
柊の遊ぶ、という言葉に、シラミネの尻尾がぱっと立った。実は体力が限界にきつつある柊は内心冷や汗たらり。
「満足するまで付き合うよ」
「ふふー、このミネット、こう見えてサッカーは……ばりっばりの初心者ですけどね!」
暦に続いてミネットも宣言。もちろん毬衣もやる気満々だ。
初めてシラミネに会った戒那が、シラミネからすれば子犬ほどの戒世と並んで挨拶する。
「かわいいなぁ。戒世とも仲良くしてね?」
「イイゾ」
シラミネが本気になってボールを潰してもいいよう、替えは皆で沢山用意してきた。持って帰って仲間と遊べるよう、毬衣が用意した分もある。
「よっしゃ、遊ぼうぜ!」
錠がノリよく声をあげ、優歌がボールを公園の真ん中へ放る。サッカーは授業程度しか知らないラズヴァンも混じり、ボールが人とイフリートの間を跳ねた。
「わきゃー!?」
何もないところで悲鳴をあげながらミネットが転ぶ。その上を飛び越えたシラミネがボールを奪い、戒世ともつれあうように駆ける先で暦と達郎が待ちうける。
「うー、もう、限界ー」
遊びたいのはやまやまながら、柊が遂にへにゃりと潰れた。
「人手は足りてそうだな」
公園を出ようとした御厨の前に回りこみ、イフリートがボールごと足をすくうように駆けこんできた。危うい所でかわした御厨を追いたて、公園の中央まで引きずり込む。
「おい、こら!」
「オマエモアソベ」
御厨の抗議などどこ吹く風。僕たち、と言ったからには全員つきあえというのだろう。これは逃がしてもらえそうにない。
観戦モードだった音彩、直哉とアインはこの段階で観念した。冬へ向かうこの季節、なにしろ夜は長い。せめて異種族交流を兼ねて、サッカーで身体を温めるよりほかになさそうだった。
作者:六堂ぱるな |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年11月19日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 6/キャラが大事にされていた 3
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