●墜ちる男
藤堂・英悟にはわからないことだらけだった。
なぜ大切な商品の輸送ルートが敵対する組に流れ、襲撃されたのか。
なぜ商品のケースはすべて空だったのか。
長い付き合いである幹部の竜崎が対策を練っているはずだ。そして商品はどこだ?
混乱を嘲笑ったのは、英悟を蹴りつけた相手の組の若頭だった。
「こいつ囮かよ。組に連絡しろ、空振りだ」
嘘だろ竜崎。
「古株のくせにヤクのルートから外されてら」
怒りと、血と、何かがこみあげてくる。
あたりには転がる手下たち、嘲笑する若造たち。
背中の竹に虎の刺青がうずく。
「……腹が、減ったな……」
散らばる人間だった肉片を、口へと運ぶ。
言い知れぬ乾きに身を任せて。
●人からも堕ちゆく夜
あまり耳触りのいい話ではないと前置きしてから、埜楼・玄乃(中学生エクスブレイン・dn0167)は本題に入った。
「刺青の入った人間が羅刹化するという話は聞いているだろうか。原因は目下不明だ。
だが裏では強力な羅刹の動きも垣間見える……どうあれ、羅刹による被害は看過できん」
たとえそれが、著しく反社会性の強い人間たちであるとしてもだ。
状況は深夜、ある繁華街にあるビルの地下駐車場へ黒塗りの高級車が入ってくる。
組の事務所を出た藤堂・英悟はその駐車場で『商品』を受け取り、車に積んで隣の市へ向かう。その途中、件の敵対する組の襲撃を受けて捕われ、殴る蹴るの暴行を受けるのだ。
自分が囮であったと知った英悟は羅刹へと変貌して人を殺し、喰らう。
「そこで今回の肝だが、羅刹になる前の彼を打倒して欲しい」
一瞬、教室になんとも言えない空気が流れたが、玄乃は無視した。
「手加減は無用だ。殺して初めて、彼は羅刹として復活する。そこからが本番だ」
復活したらダメージもバッドステータスもないので、油断は禁物だ。
英悟は神薙使いと同じサイキックと、日本刀による雲耀剣を使ってくる。
問題は彼一人なので、彼の周りの手下を遠ざけなくてはならない。
英悟には一般人には通じるESPが通じない。ESPを駆使して手下と離してもいいし、彼が一人になるのを待ってもいいだろう。
事実彼は受け渡し現場で、小用を足しに離れる。
「注意して欲しいことがひとつある」
玄乃はここで初めて眉をひそめた。
「刺青のある羅刹をめぐって、強大な羅刹の動きがあるとは言ったとおりだ。襲撃は慎重に、人目につかないよう、かつ手早く済ませて貰いたい」
時間をかけすぎたり、周囲の注目を集めすぎたりすると、不測の事態が起きないとも限らない。そう、強大な敵が現れかねないのだ。
「気をつけて行って、戻ってくれ」
参加者 | |
---|---|
花籠・チロル(みつばちハニー・d00340) |
和泉・風香(ノーブルブラッド・d00975) |
槌屋・康也(荒野の獣は内に在り・d02877) |
九条・泰河(陰陽の求道者・d03676) |
鷹合・湯里(鷹甘の青龍・d03864) |
桜井・かごめ(つめたいよる・d12900) |
石見・鈴莉(飛翔せんとす雛の炎・d18988) |
一色・紅染(穢れ無き災い・d21025) |
●道はおぼろ
朔へ向けて欠けてゆく月が雲で翳った。
街の暗部が凝縮したような、薄汚れてどこかうらぶれたビルの駐車場の有様もまた、灼滅者たちの心を重く塞ぐ。すべてがこれから行われることを象徴するようで。
「刺青の羅刹、対峙する時が来ましたか」
鷹合・湯里(鷹甘の青龍・d03864)は瞑目してひとりごちた。
それにしても何とも報われない最期を迎えるものだ。信じていた相手に裏切られ、囮として敵の目の前にぶら下げられるとは。暴力団の者とはいえ、同情に値する。
「せめて安らかに、そしてその汚名をさらに重ねる事のないよう」
「羅刹が何を企んでおるか……突き止めねば被害が増えるばかりじゃな」
和泉・風香(ノーブルブラッド・d00975)の呟きが聞こえてくる。比較的見通しのいい地下駐車場だが、もちろん柱は幾つもある。風香はその一つに身を隠していた。これも一般人が羅刹化する事例の一つに過ぎない、何者が誘発しているのかが気掛かりだ。
石見・鈴莉(飛翔せんとす雛の炎・d18988)としては刺青というキーワードが疑問でならない。そんなものが人をやめさせるほどの力を持つのか?
「うーん、バニー服のときも思ったけど、なんでただのアイテムが人間を闇堕ちさせたりするんだろ……」
逆に、殲術武具の方が灼滅者やダークネスに影響を与えることがあるのだろうか。
それはあまり、気持ちのいい想像ではない。
「何が起きてんのか、色々よくわかんねーな」
色々考えるのは他の奴に任せて、戦う方に集中しよう。槌屋・康也(荒野の獣は内に在り・d02877)にとってはそこの思案は、少しばかり手に余る。
「しかしいくら腹減ったからって、人食っちゃダメだよなぁ……あ、おでん食う?」
少し引っ込んだ壁際で一緒に潜みながら缶おでんを勧められ、一色・紅染(穢れ無き災い・d21025)は気持ちだけ受け取ることにした。
「刺青、が、ある、人、が、羅刹、に……。不思議、な、話、です、ね。……藤堂、は、ちょっと、可哀想、です、けど、でも……やってる、こと、考え、たら、同情、は、できない、です……」
滑り込んできた黒いセダンが、停止線を無視して斜めに停まる。通路を挟んだ反対側の駐車場に停まっていた別の黒い車がライトを点滅させ、セダンもライトで応じた。後部座席から下りてきた大柄な男が、取引を始める手下たちに声をかけて車を離れる。
「残念だよ……こういう殺し合いはね」
深々と息をついて吐き捨てるのは九条・泰河(陰陽の求道者・d03676)だ。
話し合う余地もないただの殲滅。
それは戦う相手と何が違うのか。
「……ダークネスを狩る為に一般の人の命を絶つ……こんなこと何時まで続くんだろ……。考えるとあの人達も被害者なのかもしれないね」
泰河は事前に少し探りを入れてみていた。藤堂がどこの彫師を使ったのか、他の羅刹に変じたという、刺青を入れていた者たちについても、わかることはないかと思ったのだ。しかし手の込んだ調査をする時間もなく、彫師は不明。他の事件もバベルの鎖のせいか、表だって明らかになっていること以外はわからなかった。
想いは同じ桜井・かごめ(つめたいよる・d12900)もまた、目を伏せる。
「……大義名分はあろうと力は所詮暴力で。暴力はいつかそれ以上の暴力で返されるって、知ってるのにね」
自らの想いは顔に出すまい。これから苦しいのも、悔しいのも、英悟のはずだから。
藤堂・英悟が潜む灼滅者たちの前を通って、背を向ける。
(「見つからないように手早く、なんて何だか忍者みたい、ダネー」)
ちょっとどきどきしながら、花籠・チロル(みつばちハニー・d00340)は英悟の視野に入らないよう少しずつ柱を回りこんだ。見つかっては元も子もない。
滲むような湯里の殺気が地下駐車場を広がって、人を払ってゆく。
身を起こした紅染が全ての音を断つ。
人を殺す。
どんな理由があっても、誰を護るためであっても。
どんな人で、どんな罪があっても。
そこに納得できるものは一人としてここにはいない。
だからこそ、誰か一人だけにそれを負わせはしない。
何も知らず、奥まった一角へと歩を進める英悟の背へ、八人はひと息に襲いかかった。
願いはひとつ。
どうぞ、彼が一瞬たりとも苦しみませんように。
●失われるもの
おだやかに、紅染が倒れた英悟へと話しかけた。
「……初め、まして、さよう、なら。……そして、初め、まして」
それは人としての英悟への別れと、羅刹としての英悟への挨拶。
ひと息に叩きこまれたサイキックで、彼は完膚無きまでに破壊されていた。
そして、再生が始まる。
ぼこりと音をたて、うつ伏せに倒れた英悟の身体が膨れた。引き裂かれたスーツと糊のきいたシャツが、為すすべもなく裂けて落ちる。下から現れたのは背中いっぱいの、竹林とそこから顔を出した虎の刺青。
(「虎、に竹……!かっこいい、ダヨ!」)
思わず見入るチロル、写真に撮ろうとするかごめと鈴莉だったが、その背さえありえない動きでぼこぼこと波打ち、そのさなか手をついて、人間をやめた英悟が身を起こす。撮っている時間がない。
「青・龍・召・喚!」
湯里がスレイヤーカードを解除した。
「災厄と、知れ」
続く囁くような紅染の解放の言葉を吹き散らさんばかりに、英悟の怒号が響き渡った。
「貴様ら、どこの組のもんだ?!」
彼の偏った価値観と狭い世界観では、それが精一杯の想像だったらしい。先ほどまでも充分に大柄だった英悟だが、羅刹として甦った彼の体格は二回りも大きくなったようだ。額に捻れた黒曜石の角が生えている。
「おかえり。理不尽を暴力で覆すかい?」
「なめくさったことを! 餓鬼でも容赦せんぞ!!」
至極冷静なかごめの言葉に英悟が吠える。しかし生憎と、その様相に怯えるようなものは一人としていなかった。それにしても目が覚めるなり元気なことだ。
ふと前髪を留めたクリップに触れた康也の隣で、湯里が凛とした声で名乗りをあげる。
「鬼の掌(たなごころ)に人の心を握り、神に代って鬼を薙ぐ青龍の巫女・鷹合湯里……貴方を在るべき場所へ還す為、参ります!」
唸った英悟のただでも太い腕が、ぼこりと肩から膨れ上がる。
「その笑っとるのは、馬鹿にしとるのか」
「これが普通の顔ですよ」
地顔が笑顔なのが湯里である。だがそれも、英悟を刺激したようだ。
「上等だ!!」
「させるか!」
圧倒的な膂力で湯里に襲いかかるその一撃を、代わって受けたのは康也だった。面識のある彼女に攻撃させはしない。骨がめきめきと音を立てるのに顔をしかめる。
攻撃を受け切った康也に驚いた顔をした英悟だったが、次の瞬間懐深く踏み込んだ湯里の一撃でよろめいた。身体が内側から破裂するような衝撃が走る。足元がおぼつかない間に、続けてかごめが槍を構えて螺旋の刺突を加え、かろうじてかわした英悟の肩を風香のバスタービームが撃ち抜いた。
「見切れなんだか?口ほどにもないのぅ」
前線を形成する者たちへ、鈴莉から燃え上がる炎の加護が付与される。炎はわずかながら康也の傷を癒し、破邪の力を与えた。その康也はシールドを展開すると、やっと体勢を立て直した英悟の頬へと一撃を捻じ込む。
「許してくれとか言えねえけど、その分はしっかり俺が受け止めてやるから……来いッ!」
歯がみした英悟を、更にチロルの歌声が襲った。美しいにも関わらず、頭の芯を揺さぶるような激しい衝撃。そこへ泰河の足元から滑りこんだ影が英悟を飲みこむ。
「ぐ、お……!」
「貴方は人を辞めてしまった……だから……申し訳ないけど此処で眠ってもらうんだよ!」
その隙に、紅染はそっと呟いた。
「……おいで、僕」
活性化する破壊衝動は紅染を離れ、深い傷を負った康也へと注ぎ込まれる。激しい一撃を受け止めたダメージが一部とはいえ癒され、康也はちょっと息をついた。
と、影を切り裂いて英悟が勢いのまま、刀の間合いにかごめを捉える。依然表情を変えない彼女の脳天目がけて、羅刹の腕力で振り下ろされる一刀。
しかしまたしても、彼の攻撃は当初の目標を得られなかった。
かごめの前に滑り込んできたのは泰河。
「僕の相手をして貰おうか!」
今更目標を変えることなどできはしない。刀は深々と少年を切り裂いた。
●何を手にするために
さすがに羅刹の膂力と言うべきであろうか。手ひどいダメージを受けた泰河がよろける。
「泰河に何しやがる! ぶっ飛ばす!!」
烈火のごとく怒った康也が槍を構えると、横合いから英悟へと妖気の凝った氷柱を撃ちこむ。続けて攻撃を喰らえば泰河がもたない。
「その闇……浄化します!」
すかさず湯里が利き手を巨大化させ、破邪の霊気を宿して叩きつけると同時に、風香の放った血のように鮮やかな紅の輝きを宿した光条を突き刺す。途端、衝撃で氷がびきりと音をたてて身体を蝕んだ。
たまらず後じさる英悟へと、かごめが追い討ちに死角からの斬撃を繰り出す。
「くそ……っ! こんなはずは!」
英悟の血を吐くような叫びが、泰河の疑惑を呼び起こした。
こんなはずではなかったというなら、どうなるはずだったというのだ?
「ねぇ……その刺青は誰に彫ってもらったのかな? 何かこう、不思議な感覚とか違和感みたいなのは覚えたの? 変な奴に絡まれたりとかしてない?」
「足りない、俺の力はこんなもんじゃない! どこだ、俺の力はどこなんだ?!」
苛立たしげな咆哮。これは人外に堕ち、殺戮に走る羅刹のたわごとなのか?
「絶望した、ダネ……楽にしてあげる、ダヨ……!」
チロルの弓が引き絞られ、炎の尾を引いて矢が英悟の身体を抉る。
眉を寄せた風香と顔を見合わせたものの、鈴莉は気を取り直した。どうあれ、やることは変わらない。泰河へとソーサルガーダーをかけ、深い傷を塞ぐ。ナイフを手にした紅染が舞うようにくるりと回り、じわりと広がった夜霧が前線を支える者たちを包んだ。
改めて灼滅者たちは英悟を包囲した。氷に蝕まれ、炎に焼かれながら、なお英悟が弱る様子が見えない。時間をかけるわけにはいかない。
更なる氷の呪いをくれてやろうと、かごめが槍を揮って一撃を加えた。遅れず康也の足元から奔った漆黒の影が英悟を切り裂いたが、それは英悟に康也への怒りを思い出させた。
「貴様を喰らえば、俺の力が戻るかもしれんな!」
歓喜とすらとれる咆哮とともに、英悟から夜気を切り裂いて風の刃が迸った。真っ直ぐ康也を捉えて引き裂く。燃える血を撒いて吹き飛ぶ彼へ追いすがろうとする英悟との間に、湯里と風香が割り込んだ。
「止まらんか、たわけ!」
風香の放った深紅の逆十字が英悟の足をとめ、湯里の目にもとまらぬ無数の打撃がことごとく撃ち込まれる。たたらを踏んだ懐へ踏み込んだ泰河の縛霊手が、炎を纏った一撃を見舞った。
「げはっ!」
さすがに苦鳴をあげた英悟の身体に、更に体温と生命を奪う氷がびきびきと広がってゆく。
彼の目には、康也へと駆け寄って炎の癒しを与えるチロルと――癒す為に闇の力を注ぎこもうとしている紅染の細い姿が映っていた。
その背へと、英悟が死力を振り絞って神薙刃を放った。
そんなことをしても、今や目前に突き付けられた死の定めが覆るわけではない。
それでも、英悟は笑いながら放った。
火線へ立ちはだかったのは鈴莉。
英悟の渾身の風の刃は彼女を引き裂き、小柄な身体が突き飛ばされるようにコンクリートを滑っていった。
そして、英悟の前には湯里。
「お還りなさい……貴方の在るべき場所へ!」
捻じ込まれた打撃と、流し込まれた魔力が英悟の身体を打ちのめし、血と氷と炎にまみれた身体を爆ぜさせた。
●空だけを掴み
びしりと音をたてて、英悟の身体に亀裂が入った。
がくりとついた膝に走る亀裂が広がると、さらさらと崩れていく。あっというまに膝から下が失われ、バランスを崩して背中から倒れたその瞬間、文字通りざらっと音をたてて塵に返る。
言葉もなく、灼滅者たちはその終わりを見送るしかなかった。
何一つ残すことも許されない、それは人をやめたものの終わりだとしても無残な崩壊。
その最期へ、仲間の治療を終えたかごめと紅染がそっと手を合わせた。
同じように湯里が祈りを捧げる。
(「次の世では、社会の闇に囚われる事のない命に生まれますよう」)
「急ごうぜ。なんか出て来たらまずい」
「少し周囲を調べたいところではあるが、やむを得んの。誰かが羅刹化を、誘発していると思うのじゃがな……」
康也と風香の言葉に、湯里と紅染が祈りを終えて頷いた。時間をかけるのはまずいという予測もある。今、事態を操っているかもしれない強大な敵に遭遇するのは危険だ。
灼滅者たちは殺界形成とサウンドシャッターを解いて地下駐車場を後にした。移動をしながら、携帯をいじっていた鈴莉が声をあげる。
「刺青の竹に虎って、和風の刺青では相性のいいセットみたい。虎が物理的な力や勇気、怒りとかを現すんだって」
徒党を組まない孤高の虎は、竹林に潜んで象を狩る。象といえど、しなやかで強靭な竹林には容易に踏み込めないのを利用するのだ。それを意図して彫ったのならば、確かに羅刹になるに相応しい思想だと言える。
だがそれが羅刹化を引き起こす要因だとは考えられない。メジャーな取り合わせの刺青であるなら、どれだけそれを彫ったものがいるかわかったものではない。
かごめは戦いの間のことを思い返してみたが、刺青に変化があったとは思えなかった。
まったくの謎。そうとしか言いようがない。
手がかりになりそうなのは英悟の叫びだけだ。
「ほんと……こんな依頼ばかりで気がめいるんだよ……。僕はきれいなお姉さんのお胸に埋まってればいいのにさ……」
駆ける足を緩めない泰河の小さな呟きは、その言葉ほどには軽さがなかった。
「刺青、の羅刹……他にもたくさんいる、カナ……? 被害者減ったらいい、ダネ……」
チロルの吐息混じりの言葉は、灼滅者たちの懸念を代表していた。
今はただ、生まれるはずだった被害を防げた、それだけが収穫。
苦い想いを胸に、灼滅者たちは夜陰に紛れて立ち去ったのだった。
作者:六堂ぱるな |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年11月22日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 1
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