ざん。
力任せの一閃は頭と胴とを分け、
ざん。
胴を真っ二つに切断し、
ぐぢゃり。
革靴が踏み潰した。
「はあ、はあ、はあ……」
薄暗い路地の中、肩で息をする男の周囲にはチンピラとおぼしき若者達が無残にも転がっている。
ある者は胴を切断され、ある者はいびつな角度で首がねじ曲がり、ある者は壁に叩きつけられ潰れていた。
何が『肩がぶつかった』だ。何が『ムカツクんだよ』だ。教育が足りていない。
足りていない。
何かが……足りない。
「どこだ……俺の……」
足りない、俺の、力。
切断した男の腹に無造作に手を入れかき回して臓器をずるりと引き抜き、口にするが――不味い。
べっと吐き出し、血に濡れた口で呟く。
「熱い……腕が……」
湧き上がる不愉快な感情を抑え込むように自身の両肩を抱き、男はふらりとその場から去っていった。
「刺青を持つ方が羅刹化する事件が発生しているのをご存知ですか?」
五十嵐・姫子(高校生エクスブレイン・dn0001)は資料を手に話す。
ここ最近、そういった事件が多発しており、集まった灼滅者達も依頼を見た者はいるだろう。
そう言いながら姫子は資料を開く。原因はなんであれ、被害は防がなければならない。
「今回、新たに羅刹化する方の情報を入手しました。彼の灼滅をお願いします」
男の名は乾・蓮慈。くたびれた濃紺のスーツにくたびれた顔の男。どこにでもいる中年サラリーマンのように見えるが、つい最近まで極道の道を歩んでいた男だ。
その証拠に、両腕には炎を纏う鬼の刺青が入っている。
場所は繁華街の外れにある雑居ビル街。休日の昼間という事もあり、通行人も多いその場所に男は現れる。
力を求め彷徨う蓮慈は通行人を殺しながら、自身が組を抜ける前に敵対していた組のビルを襲うつもりだ。
ビルの入り口には下っ端が4人見張りに立っており、異変があれば即座に情報が伝わり銃や日本刀を手にした組員が駆けつけるだろう。また、ビルの窓から見えた場合もそうなる可能性もある。
灼滅者達はそのビルから50メートルほど離れた場所で彼と対峙することになる。
「何か気をつける事はあるか?」
説明を聞いている灼滅者の問いに姫子は資料をめくり答える。
まず、蓮慈にはESPが通用しない。そして灼滅させるには一度、KOさせる必要がある。更には――
「KOすると完全な羅刹となる特性があり、体力、状態異常は全て回復します」
「2回戦う、って事か」
その言葉に姫子は頷く。完全に羅刹となる前の蓮慈は日本刀を手にし戦うが、さほど強くはない。だが、羅刹化するとそれに加えて神薙使い、バトルオーラに似た能力を使うようになる。強さは全員で戦ってようやく互角といったところか。
一通りの説明を終えた姫子は資料を閉じ、あまり時間をかけないよう、派手に注目を集めるような行為をしないよう注意して欲しいと言葉を続ける。
「刺青と羅刹に関する一連の事件についてはまだ分かっていません。ですが、背後で強大な羅刹が動いている可能性があります」
きり、と険しい表情を浮かべ、
「もしかすると思いもよらぬ強敵が現れるかもしれません。ですので事を荒げず、できるだけ穏便に……皆さんなら大丈夫と思いますが、気をつけてくださいね」
資料を閉じ姫子は灼滅者達を見渡しにこりと微笑んだ。
参加者 | |
---|---|
王子・三ヅ星(星の王子サマ・d02644) |
鈴鹿・夜魅(紅闇鬼・d02847) |
四月一日・いろは(剣豪将軍・d03805) |
志賀野・友衛(大太刀神薙使い・d03990) |
リュシール・オーギュスト(お姉ちゃんだから・d04213) |
葵璃・夢乃(ノワールレーヌ・d06943) |
鈍・脇差(ある雨の日の暗殺者・d17382) |
平戸・梵我(蘇芳の祭鬼・d18177) |
人々が行き交う中、灼滅者達は依頼を遂行すべく雑居ビル街に訪れていた。
「刺青羅刹との対峙は3回目だが……また厄介な状況を用意してくれたもんだぜ」
周囲を見回し、鈍・脇差(ある雨の日の暗殺者・d17382)は溜息をつく。
最近、刺青を入れた者が羅刹化する事件が多発しており、今回もその事件を解決させる為にこの場所へやって来た。既に2度、依頼を受けている脇差が言うように少々厄介な内容である。
人通りの多い休日の昼間に刺青を入れた羅刹――いや、まだ完全に羅刹化していない元・極道の男が通行人を殺して歩き、敵対していた組のビルに向かおうとしているのだ。上手く事を運ばなければ大騒ぎとなるだろう。
そのビルへは闇纏いを使った鈴鹿・夜魅(紅闇鬼・d02847)が向かい、一部始終を見られぬよう見張りの青年達を眠らせていた。現れてから眠らせようとした志賀野・友衛(大太刀神薙使い・d03990)も闇纏いを使い昼間から酒を飲んだと思わせるように夜魅と酒瓶を置く。
これでビルの中へ異常が伝わりにくくなった筈だ。こちらへ戻ってくる二人を目にし、仲間達は担当するグループごとに分かれる。
「関係のない人達は、誰一人だって傷つけさせやしないよ」
「そうだね」
一般人への被害が出ないよう警戒する平戸・梵我(蘇芳の祭鬼・d18177)と王子・三ヅ星(星の王子サマ・d02644)が言葉を交わす中、ダークネスを挑発し、誘導する役割のリュシール・オーギュスト(お姉ちゃんだから・d04213)はぎゅっと拳を握り締める。
「(まだダークネスじゃない……でも、もうダークネスになるしかないのよね)」
相手はいずれダークネスとなる運命だが、今はまだ人間である。人間に近い相手との戦いは慣れない。
「大丈夫?」
「……はい」
その様子を心配してか葵璃・夢乃(ノワールレーヌ・d06943)がかける言葉にリュシールは力強く頷く。戦い、灼滅する事に慣れる事はないだろう。だが、子供達を自分と同じ境遇にならぬよう、悲劇を起こさないよう戦わねば。
人々が行き交う中、灼滅者達はそれぞれの思いを胸にその時を待つ。
「みんな、来たよ」
彼を目にし殺界形成を展開させ、四月一日・いろは(剣豪将軍・d03805)はスマホで仲間達へ情報を伝える。連絡を受けた灼滅者達に緊張が走り、視線が一斉に動くと――
路地からふらりと男が現れた。
くたびれた濃紺のスーツにくたびれた顔の男、そして抜き身の日本刀。間違いない、乾・蓮慈だ。
苛立ちに歪む表情と異様な盛り上がりをみせる額の左右に彼の羅刹化が進んでいる事が伺えた。
作戦通りに灼滅者達は行動を開始しようとし、
「まずい!」
首にかけていたヘアバンドで前髪を上げる中、梵我は声を上げた。蓮慈の近くに幼い兄妹と女子高生達がいるのだ。突如現れた異様な男に視線が釘付けになり、血走る瞳がじろりと睨みつける。
「ガキが……見てんじゃねえ!」
言葉より早く日本刀が動く。が、それは素早く動いた梵我の木刀が弾いた。
「大丈夫?」
サウンドシャッターを展開した三ヅ星が駆け寄り不安にさせないよう笑顔で声をかける。真っ青な顔の兄妹は何が起きたのか分からないようだ。
「なんだお前? 俺のジャマをするな!」
再び日本刀を力任せに薙ぐと今度はがちんと火花が散る。
「よう飼い犬、今更鬼になって暴れてどうすんだ?」
燃えるような熱を含む蓮慈とは対照的に冷たい脇差の言葉。日本刀・片時雨で刃を受け余裕を含む言葉は標的を変えるには十分なものだった。
「飼い犬? ……俺が犬だと?!」
ぎりぎりと刃が嫌な音を立て、払われると蓮慈は吼え、再び刃を振り上げる。
「俺はもう犬じゃねえ!!」
「(かかった!)」
刀は再び火花を散らした。
蓮慈を目的のビルへ向かわせてはいけない。逃げ遅れた人々からも遠ざけねば。と、なると――
「何しようとしてるか全部知ってるわよ……力が欲しければこっちに来なさい」
「……ガキが!」
わざと目に付くよう蓮慈の前を通り、リュシールは彼がやって来た路地へと駆け出すと脇差といろはも続く。
「ここは危ないわ……さ、早く逃げて」
遠ざかる二人を目に夢乃は子供達と女子高生達にこの場から去るよう声をかけると梵我、三ヅ星も見回し立ち去れずにいる人々に被害が出ないよう動いた。
「任侠にすら為れない半端者は言うこと為すことそのざまなんだね」
「そうよ、あなたなんか、ちびの私一人だってどうにも出来やしないわ」
「ふざけんな! ぶっ殺してやる!!」
振り回す刃をひらりと避け、路地へと入る。薄暗く、車一台通れる幅の場所を奥まで進み、足を止めた。
「鬼ごっこは終わりだ」
「終わりなのはキミだよ」
にやりと笑う蓮慈だが、背後からの声に振り返ると学生達が武器を構えていた。追っていた二人へ視線を戻すと丸腰だった少女もいつの間にか剣を手にしている。ああ、俺に殺されたいのか。
「お前等も殺してやる!」
苛立ち蓮慈は刀を振るうが空を切る。死角に回り友衛と梵我が鬼神変で切り裂くと剥き出しになった両腕から紅蓮の炎を纏う鬼が現れた。
「刺青に憑かれて力を求める、か。どういう仕組みかは気になるが、まずは止めなくてはな」
「確かに気になるけど、さっさと止めちまおうぜ!」
どろりと血に濡れる鬼を目にする友衛の言葉にばきばきと指を鳴らす夜魅の言葉を合図にするかの如く他の仲間達も武器を手に蓮慈へと攻撃を繰り出した。
長く続くかと思われた戦いは灼滅者達が思うより、あっさりと終わった。
……ぅ、ぅう……うおおおおおおぉぉぉぉおおお……!!
地の底から響くような声が一面に響き渡る。両膝を突き、頭を抱えたままうずくまる蓮慈は突如、バネの如く仰け反り吼えた。
盛り上がる額の両側から黒曜石が突き破り血が流れ、左腕はぼこぼこと膨れ上がり異形化し――前触れもなく横へと薙ぐ。
「避けろ!!」
脇差は上げるが間に合うか。生み出された風の刃が灼滅者達へと襲い掛かる中、三ヅ星と梵我は近くにいた仲間をどうにか庇う事ができた。
「大丈夫?」
「三ヅ星君、ありがと」
「助かる、梵我」
痛みに顔を歪めそうになるが、にこりと微笑み言う三ヅ星にいろはは礼を言い、梵我も友衛の言葉に頷き返すと上げたバンダナのずれを直し武器を構える。
「さあ、こっからが本番だ。始めようじゃねぇか……血祭(まつり)の時間だ!」
「いくわよ!」
声を上げ、リュシールは影を飛ばし攻撃すると愛刀・月下残滓を手にいろはが切りかかり、友衛も変化させた腕を振り上げ肩口をえぐる。派手に傷口が開き手ごたえを感じたが、血を流しつつも余裕でその腕を振り回した。
「やるな」
「ガキごときにやられるかよ!」
眉をひそめる友衛に蓮慈はにやりと口を歪め、笑う。余裕の鬼に三ヅ星はクルセイドソードで切りかかり、脇差も死角に回り腕を切り裂いた。
「ほら、どうしたの?斬った、張ったは得意だったんでしょ?」
「ほらほら、こっちだこっち!」
盾で夢乃は殴りかかり、梵我も地を蹴り腕を振り上げ背をえぐった。羅刹化する前の戦いで切り裂かれたスーツがびりっと裂け、上半身が剥き出しになる。
「殺す……お前ら全員ぶっ殺してやる!!」
攻撃を受け、傷だらけの半身からは血が流れ、両腕の鬼も血に染まる。鬼は吼え、灼滅者達は再び武器を手に飛び掛った。
この戦いは長引かせる訳にはいかない。長引けば長引くほど、危険のリスクが高まる。だから灼滅者達は全力で戦いに挑んだ。
「これでどうだ!」
友衛は剣を振り上げ蹴りからの大振りな一撃にざくりと腕を裂く。だが、立て続く攻撃もダークネスに致命傷を与える事ができないでいた。
「思ったよりやるな」
「そうだね」
少しでも情報を得ようと蓮慈を観察しつつ、片時雨を構え脇差と三ヅ星は言葉を交わす。夢乃、梵我が死角に入ろうと動き、攻撃を繰り出そうとするが羅刹化した男の動きは予想以上にすばやく日本刀で弾かれ、腕で流されてしまった。
「確かにやるじゃねえか」
蘇芳色の闘気を纏い、梵我はぎりっと武器を握り締め、いろはに向けられた刃をばしんと弾く。
「やっぱ、強くなろうってんなら同等以上のヤツと闘り合わねぇとな……お互いによ」
「殺す……皆殺しだ!!」
「やれるものなら、やってみなさいよ!」
いろはに切りかかり、声を上げる蓮慈の背後にリュシールは回り込み剣を閃かせると愛刀を鞘に納めたままいろはも腕の痛みを気にする事なく一撃を繰り出す。
「このお代は高くつくわよ!」
二人の攻撃は異形化した腕をざっくりとえぐり、夜魅が仲間を癒すと三ヅ星はヒコボシを手に矢を放った。
「ボクは弓を扱うのが得意でね。君の鬼は、ボクらが祓おう」
言葉とともに矢は鬼の体へと吸い込まれ、痛みに蓮慈は腕に刺さった矢を力任せに引き抜くと血が噴き出すがまだ余裕らしい。
「どこ見てる、こっちだぜ」
三ヅ星にちらりと目線で合図し隙を付いた脇差の刀を受けてもその表情は変わらなかった。
戦いが続く中、夢乃はぎゅっと唇を噛み締める。仲間を守ろうとするのに動かないのだ、体が。
脳裏には守れなかった、救えなかった人が浮かび上がる。傷付く事を恐れ、救えなかった人達。
「あっ!」
攻撃が自分に向けられる事を知り、身構えようとしたリュシールがつまづき声を上げた。尻餅を付く彼女に向く刃を防ごうと三ヅ星と梵我が動くが間に合わない。
誰も傷つかない戦いなどない。自分の大切な何かを捨てなきゃ、他の誰かなんて守れない。だから私は――
「もう逃げない!」
盾を構える時間はない。駆け出しその身をリュシールの前へと滑らせ、一撃をまともに受けた。
「夢乃さん!」
「私はまだ……大丈夫よ……だから、とどめを!」
ぐらりとよろめく夢乃にリュシールは駆け寄ろうとするが、その言葉に意を決し蓮慈の懐へと飛び込んだ。背後に回りこみ飛ばした影は足元に絡みつく。
灼滅者達の猛攻にダークネスの体力は大半が奪われており、回復が間に合わないのか切り裂かれた箇所からは血が滲みぼたぼたと血を濡らしている。
「こざかしいガキが!!」
「お代の用意はできたかい?」
「そろそろ終わりにしようか」
いろはの刀と友衛のクルセイドソードが閃くと蓮慈の両腕がどずんと落ちた。切断された両腕から大量の血が撒き散らし、ダークネスは痛みに声を上げる。
「これでとどめだ!」
あと一撃だ。回復に徹していた夜魅は腕を変化させ、よろめく鬼へ渾身の一撃を繰り出した。
「お、おおおおぉぉぉぉおお……!!」
その攻撃は真正面を捉え、ざっくりと横一文字に切り裂く。服を、肉を裂き腹が紅に染まるとそれは徐々に範囲を広げ、アスファルトへと落ちる。
「人としての生とダークネスとしての生、確かにお代は受け取ったよ」
かちんと音を立て、愛刀が金属製の鞘へと収まる。いろはの言葉の終わりと共に両腕を失った蓮慈は血を流しながらがくりと膝をついた。
ダークネスの命の炎は尽きかけていた。体力も無いに等しく、前のめりに倒れこむ。
戦いは終わったといえ、油断はできない。武器を手にしたままリュシールは血の池に倒れる蓮慈の元に近付き、
「ねえ、誰にその刺青を入れてもらったの?」
そっと尋ねた。それはこの場にいる誰もが思っている疑問。これが分かれば羅刹化事件を解決する糸口が掴めるかもしれない。
だが、その疑問が晴れる事はなかった。蓮慈はにやりと口を歪めると、突然、その身が彫られていた刺青のように炎に包まれてしまったのだ。一気に炎は燃え上がり、あっという間に消えるとその姿も消えてしまう。
「組を抜けたってことは、堅気になるつもりだったのか? その矢先に羅刹化なんて……皮肉なもんだな」
「……おやすみなさい」
何も残さず消えた羅刹に夜魅はぽつりと呟きリュシールも手を組み消えた男に祈りを捧げた。
「本当に……一体何が原因なんだろう……?」
「刺青に操られている様な感じも強かったしな」
髪を上げていたバンダナを首元に巻きながら、梵我と友衛は疑問を口にする。灼滅してしまった以上、それを聞きだす事は不可能だが。
「ま、いずれ分かる事だろ」
「そうだね。今回は残念だったけど、ボク達以外にもこの事件を――」
脇差の言葉に三ヅ星も言いかけるが、ふと遠くから人の気配を感じ、振り返り――誰もない。気のせいだろうか。
「どうしたの? 三ヅ星」
「大丈夫、気のせいだったみたい」
身元に繋がる物が落ちていないか確認するいろはに声をかけられ、三ヅ星は言葉を返した。やはり気のせいだろう。
「夢乃さん」
仲間達と周囲を確認する中、リュシールから声をかけられ夢乃は振り向く。
「さっきは……庇ってくれてありがとう」
その言葉はずっと彼女の心の奥深くに残る痛みを和らげるには十分なものだった。
「こちらこそ、ありがとう」
助かってくれて、ありがとう。夢乃の言葉にリュシールは微笑む。
今回の事件は謎を残したままではあるが、いずれ解決するだろう。その為に戦い続けるのだから。
灼滅者達は路地から通りに出るとその場から立ち去っていった。
作者:カンナミユ |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年12月7日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 6/感動した 1/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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