「ややっ!? 兄弟、これを!」
「今どき誰も言わねーような古臭い驚き方をして一体どうし――ややっ!?」
武蔵坂学園の一角、各種お知らせなどが掲示されるいわゆる掲示板の前にちょっとした人だかりが出来ていた。
クリスマスに行われる学内イベントの告知がいくつか貼りだされているようだ。
その中のひとつに2人の男子学生は注目していた。
「クリスマスにミュージック、そしてダンスパーティーだと!?」
「ややっ、て驚いたけど、別にそこまで驚愕するような内容でもないなー」
「いやいや、クリスマスの催しといえば大抵は恋人同士のもの……」
「普通はそうだなー。この学園では一概にそうとも言えないけど」
「だがここを見てみよ!」
力強く指差した先には『音楽を楽しむ心があれば誰でも大歓迎!』とポップな書体で記載されている。
「1人からでも気軽に参加OKなのか。ふむふむ。まあ、その心配は無用だな」
「兄弟!? ま、まさか……彼女が……!?」
「……フ、まあな。そういうお前は」
「おっとそうだった。我にもいたよ、彼女が……な」
「何!? ならお互い同時に『彼女』を示してみようじゃないの」
「いいだろう。せーの、で出すぞ。せぇの」
「これが俺の」
「これが我の」
「「彼女だ!!」」
2人は懐から彼女の写真……ではなく、携帯ゲーム機を取り出し、縦に構えながら折りたたまれたそれを開いた。
画面上には紛れも無い彼らのカノジョが佇んでいた。
「「……」」
「久しぶりに通信、する?」
「あ、いいね。やろっか」
とぼとぼと去っていく2人の男子生徒を頭上に疑問符を浮かべながら見やる観澄・りんね(中学生サウンドソルジャー・dn0007)。
「音楽とか聞こえたけどなんだろ?」
歩きながら飲んでいた紙パックのいちご牛乳をずちゅーと飲み切り、ぴょんぴょん跳ねたり潜ったりして掲示板を見回していき、
「ややっ!?」
目的のお知らせを発見した。
曰く、武蔵坂学園のクリスマスパーティー当日、クリスマスツリーが立つメイン会場にて音楽パーティーを行うとの事。
楽器演奏、歌、ミキシング、ダンス……とにかく色々な方法で音楽をエンジョイしよう!
パーティーだからフォーマルっぽい? いやいやすごくカジュアル!
観る、聴くだけでも可!
音楽を楽しむ心があれば参加制限は特に無し。
個人で、友人同士、あるいはクラブの仲間と!
学園が用意した豊富にして十全十分充実の機材群があるので手ぶらで参加できる!
もちろん愛用する楽器などがあれば持ち込みも大歓迎。
演奏する楽曲などはクリスマスっぽいものが好ましい。
そして、オリジナルのものであればより一層好ましい!
自分だけの曲で会場を染め上げろ!
「染め上げろ、だって!」
りんねは配布されていたビラを手に、快哉をあげた。
「これは誰かと一緒に行ったほうが楽しそうだよね。それなら善は急なんとやらだよね。こうなったら知ってる人にも知らない人にもガンガン声かけてみようかな。私と一緒に楽しまない? って!」
紙パックを手近なゴミ箱に放り込むと、りんねは駆け出した。
「こういう時はこう言うんだっけ。私のクリスマスははじまったばかりだよ!」
打ち切られそうな上にクリスマス当日まではまだ日数があるため始まってもいなかった。
友人や恋人と、親しい人は勿論知らない人とも一緒に。
何もかも、後期中間テストの結果をも忘れるくらいに楽しんでみてはどうだろう。
この愉快に陽気なクリスマスパーティーを。
●開幕!
夕暮れに浮かぶ会場に、音楽という焔が灯される!
「ホワイトクリスマスに送りたいラブソング、聞いてね!」
ガールズバンド『les cadeaux』の智がドラムセットから片腕を挙げ、
「『Shiny star』!」
一拍置いて繰り出されるのは可愛らしくも美しい、幸せな音階と歌声。
曲も中盤を過ぎた間奏。
「ベース! シオーンッ!」
緊張も解れてきた紫姫がキーボードを流し、ツリーをイメージした少しハデな衣装の仲間に視線を送った。
それを受けたベースの紫苑はソロで音を滑らせ、荒波を軽快に突き進むような気持ちの良い演奏を魅せつける。
トドメに高音ハーモニクスを決め、ウィンクをしながら軽く振り返った。
「ドラムス! 智!」
ベースの余韻が消えないうちに即興のリズムを刻みながら紫苑に笑顔を返す智。
「ギター! ウルスラちゃん!」
シンバルを叩き、ソロのバトンを渡す。
受け取ったのはトナカイ衣装のウルスラ。心得たとばかりに頷くと、智の運んできたリズムを崩さないよう抑えめに弦を弾く。
「ヘイ、ギター! チ、ハ、ヤ!」
ピックを持った手をぐるりと回すともう1人のギター、千波耶の方へ腕を伸ばした。
低音から抉り上げるようなグリスアップで観客を沸かせた千波耶は勝ち気な笑顔でクリスマスメロディに変調させつつ、
「キーボード! 紫ー姫ッ!」
高く掲げた腕を振り落としながら体ごと紫姫へと向けた。
ふわもこセーターの千波耶が紡ぐのは勢いのあるサウンド。踊るような運指で流れだすそれはアンカーの仕事に相応しい。
『貴方と見たい』
『暗闇に映る白い残光』
『White reflection』
『二人を結ぶ言葉』
『そっと囁いてあげる』
『『『Shiny star!』』』
「あたしたちは『Chanson d'espoir』。サウンドソルジャー限定のクラブだよ? よろしくねぇ?」
「普段はまったりお喋りしつつ、楽しんでるぜ。興味があったら一度覗いてみてくれよな!」
部長、そして副部長である愛と葉月の挨拶が拍手で迎えられると、出演メンバーはそれぞれ位置についた。
パンク風サンタ服を着た千代がスティックを打ち鳴らし、そしてツインテールを揺らしながら思い切りドラムを叩く。
スポットライトが千代を浮かび上がらせ、ベースの愛、ギターの葉月、キーボードの真火とパートが増える毎に光が彼らを照らし、あるいはレーザーライトがノリの良いロック調に合わせて飛び交う。
「ふふふー、音響に合わせてライトが自動で動くようなプログラム組んでおいて正解だったにゃ」
音響とオリジナル曲の作曲を担当した神楽がひっそりとほくそ笑む。
別の機会に使う予定だったプログラムを流用し、ステージの効果を最大限、あるいはそれ以上に活かして盛り上げる事に成功していた。
『さあ立ち向かおう 嘆くことは後にしよう』
ゴスロリに身を包み、人形のように可憐なフィアッセが力強く歌い出す。
『今はただ戦う事のみ 生き残ることのみ たとえ辛い運命が待っていようとも』
もう1人の歌い手である芽衣も負けじと美声を披露する。
『『『ハレルヤ!』』』
眩い光と共に出演者全員が声を揃えた。
フィアッセと芽衣は時にハモり、時にソロで。昭雄の低音のコーラスも交えて楽しそうに詞を紡ぐ。
昭雄は自他共に認めるオカマであるが、しかしその歌声は誰もが振り返る程のイケメンっぷりなのだ。
曲をイメージしたダンスを披露する愛華も忘れてはならない。
「さあ、皆も一緒に踊っちゃおうよっ!」
掛け声と共に勢い良くパーカーを脱ぎ捨てる愛華。ヒップホップをベースに機敏に体を動かし、あるいはアレンジを加えて飛び跳ねる。
『――辛い運命を蹴散らして先に進もう さあ今を生きよう』
会場一体となって盛り上がる中、逸る気持ちを抑えながら葉月はリフで曲の骨格を保ち続ける。
スキルにあまり自信がないという愛のベースを支える役目も果たし、
「……こんな大勢の前に出るの、久しぶりだけど……でも……」
緊張で指先の動きがぎこちなかった真火もまた、葉月にうまく引っ張っられて指はいつの間にか滑らかに動いていた。
「さぁ、このグルーヴを、一緒に感じよう!」
観客に。そして何よりも仲間たちに。葉月は最高潮を迎える直前に叫んだ。
『この美しい聖夜の中 走り抜けよう Merry Christmas』
全てがひとつになり彼らの曲は完成した。
「皆さんのお蔭でいいクリスマスになりました……」
「まったく、これだから音楽というやつはやめられんな……」
真火や千代と視線を交え、愛と葉月はハイタッチを交わした。
『刹那の幻想曲』が用意したのは長い机とその上に並んだ幾つものハンドベル。
(「うっ、たくさんの方がいらっしゃいます……」)
ステージに上がり演奏のための準備中、薫は思わず二の足を踏んでしまった。
「緊張するな、と言っても無理か」
奏は普段と変わらない様子で薫の横に立った。
「ならば客席にいるのはお化けだ」
「えっ」
一瞬ぽかんとした薫は、両手を握りしめると力強く頷いた。
「が、頑張ります!」
「力みすぎるのも良くないな。まあ」
奏は賑やかな声がする方を見る。
「というわけで、準備が終わるまで私からハートのあったまるお話を一つ!」
「あの、準備終わったよ?」
「え、そうなの? もう仕方ないなぁ」
あさひが始めようとする小咄を強制終了させる彩華。
何故か会場に笑いが沸き起こった。
「あそこまで弛緩しなくてもいいけどね」
「あはは……」
「でも、仁科さんのように楽しむ事は大事ですよね。ミスを恐れずに頑張ります!」
2人の会話を聞いていたセレスティも恥ずかしさから多少緊張していたが、それも吹っ切れたようだ。
「お送りする曲は『ヴィデルント・オムネス』です」
ゆまの紹介が終わると、メンバーは目の前のベルに手をかけた。
ゆまたちは2つ、あさひは3つ、そして奏がそれ以外の全てを担当する事になる。
協調と連携、そして信頼がないと曲として繋がらないハンドベルだが、彼らが紡ぐ音階に乱れはない。
(「もしも、神が本当にいるのなら……せめてわたしの大事な友人や家族が幸せでいられるように、守って下さい」)
ゆまはそんな願いを込めて。セレスティのように仲間との繋がりを感じながら笑顔で、あさひが目立とうと画策したり。
「刹那の中、幻想曲の様な夢のような一時を過ごす……。素敵な幻想曲を奏でられたね♪」
終演と同時に贈られた惜しみない拍手に、彩華は顔を上げて微笑んだ。
「星空芸能館、天ノ川星歌隊です。学園祭で部門3位貰ってます」
えりなの挨拶に、実力者の登場だと期待の高まった声援が送られてきた。
(「ボクもその一員で本当にしあわせだよ……」)
誇らしげなくるみの隣でつられて笑うえりな。
「今日もオリジナルのクリスマス合唱曲、歌います。聞いて下さいね」
えりなとくるみが振り返ると、ファルケは自信に満ちた顔で親指を立てた。
ファルケのアコギによる伴奏に合わせて、2人は同時に詞を奏でだす。
同じ方を見つめて、時にお互いに顔を見ながら。えりなとくるみは歌声を重ねる。
間奏ではファルケが「見せてやろう、必殺の32ビートってやつを!」と超連射をキメてみせた。
『――さぁ、盛り上がれ♪ Merry Christmas♪』
観客を終始魅了し続け、見事終演。
「そのうちでいいから俺の歌も聴いてみてくれい」
と歯を見せるファルケだが……遠慮した方が身のためだろう。
●協奏!
「どうだ、アタシのオリジナル曲は!」
「んー、すっごく燃える!」
「よぉし、何もかも忘れて狂乱しようぜ!」
フラメンコギターとエレキギターが織り成すハイテンションなロックの渦中。周とりんねは背を合わせサウンドを楽しんでいた。
周は最初は何か歌いたそうにしていたイワンを引き込み童話風の曲で人を集め、謎の不安感に襲われる電波ソングで脱出を困難にし、今に至る。
一段落し、周とりんねが握手を交わしている所にイワンがやって来た。
「りんね先輩はじめましてイワンと申します」
「はじめましてっ」
「ギターは練習とか、たくさんされたのですか?」
「練習というかもう生活の一部になってるかな」
DJとして曲を回していた寛子はイワンと話しているりんねを見つけ、手招きをした。
「りんねちゃんも一緒にどう? オリジナルのハイパーテクノを用意したの!」
「あ、面白そう! テクノもおまかせあれ!」
寛子のプレイに合わせ、りんねはステップを踏みながらギターをかき鳴らす。
間奏に入ると音につられてふらりとステージに上がってきた翡翠が機材の影からじっとりんねを見つめ、
「りんねさん、助けてもらってもいいですか?」
「どうしたの?」
翡翠曰く、歌に詳しくないので教えて欲しいとの事だった。
「それなら一緒に歌おうよ! 勢いにまかせて楽しめばいいだけだし!」
「はい、精一杯気持ちを込めますね」
更に賑やかになり、
『愛を語ろう 愛を交わそう 今夜は奇跡が舞い降りるTonight♪』
盛り上がった曲は無事完走。
「今度は私と一緒に踊ろう、りんね♪」
「おっけー!」
舞の誘いに即答するりんね。
「それならダンスにぴったりなトラックがあるの!」
寛子チョイスで曲が掛かると、
「孤高のバスドラマー・アリスエンドいきます!」
アリスエンドはツインペダルのバスドラムを、以前より研ぎ澄まされた豪速連打で曲に爆発力を付加。
「テストなんてなかった……いいね」
「うん?」
アリスエンドの流し目をりんねは誤魔化した。
「ややっ! あの人だかりは!」
ひょいと顔を出したのは蛍。
「ややっ、蛍さんも踊る?」
「いや、だって寒いし」
「そっか」
「見ているだけでも、とは思ったけれど……」
こっそりとステージインした香だったが。
「あ、一緒に踊る!?」
即輪の中に誘致された。
「多少はしゃいだって、いいわよね?」
得意のジャズダンスをナンバーに合わせてクールに決める香。
彼女らの楽しい雰囲気に誘われたのは『路地裏ラジカル』の3人。
「良い子の諸君に路地裏サンタからのクリスマスプレゼントだ! なんてな」
サンタ服の一はトナカイの格好をした霊犬の鉄にスケボーを引かせて登場し、袋詰のキャンディを豪快に振り撒く。
その周囲を左右でスケートと靴というちぐはぐな足元のリュシールがステップとスケーティングを組み合わせ、独創的なダンスで彩る。
「流石に疲れるわね。ね、手を貸して?」
「可愛い妖精さん、踊りを教えてくださいませんか」
「勿論! ついてきて!」
リュシールの伸ばした手を取った忍。オペラのような光景に、やんちゃなサンタが乱入する。
「いざや踊るぜクリスマス! なんつって?」
「ふふ、私にもお菓子をお一つくださいな」
2人はくるりと回り、一を挟み込むと手を取り合ってスケートで、スケボーでステージを縦横無尽に駆け回る。
「私達は路地裏の子♪ 街中駆けてもまだ足りない♪」
「これが子供の本気の遊び心って奴だぜ!」
カラフルなダンスが入り乱れ、1つの舞台が出来上がった。
「すっごく良かったよ♪」
「うん、最高だったね!」
いつの間にやら始まっていたダンス大会。そのフィニッシュを舞とりんねは抱き合って喜びを分かち合った。
「歌だけでなく一度にこんな沢山のダンスも楽しめるなんて」
優歌をはじめとした観客は、胸の内を拍手や声援で表現するのだった。
●重奏!
「ノリノリだったねー。はい、アイスティー」
「ありがとう、クーくん。そんなに意外そうな顔しなくてもいいと思うけれど?」
北欧系メロディックメタルを歌い切ったアリスは、薄く浮かんだ汗を拭いながらクロノのグラスを受け取った。
「いつも大人な雰囲気だし、こういう場は苦手かなと思ったんだけど」
「ノリのいい曲は嫌いじゃないもの」
「ま、それは何より。これからどうする?」
「勿論、踊るわ」
「勿論なの? 折角だからデュエットしながら踊るのはどう?」
「いいわね。善は急げと言うし」
「早速行こうか!」
2人はハイタッチを交わし、再びステージに舞い戻った。
「メリークリスマス!」
振り返った結斗に薔薇の花束を押し付けるように渡し、微笑むフランセット。
「日本ではこれでいいのだよね?」
「ありがとう。うん、それで大丈夫だよ」
一瞬驚いた結斗だが、すぐに顔を綻ばせる。
「確かに、日本のノエルは友人と過ごすのが多いというのは本当のようだね」
周囲の様子を眺めているフランセットに、結斗は不意にその髪へと手を伸ばした。
「薔薇のお返しに。受け取ってくれるかな?」
金に映える赤は、薔薇を模した髪飾り。
「ああ、勿論! そうだ、この後賛美歌を歌おうと思ってね!」
「それなら僕はオルガンで伴奏をしようか」
結斗のエスコートに手を取りいざ、ステージへ。
「柊さん、ごきげんですね」
「歌が好きなんですよ! 下手ですけどね」
「そんな、とてもお上手じゃないですか?」
司の鼻歌に微笑む香奈芽は、ふとステージ上にピアノが置いてある事に気が付いた。
「ピアノ、ですか。優霧さん、弾けるんですよね」
「ピアノだけ、ですけどね?」
歩み寄り、ピアノの蓋に触れて昔を懐かしむ香奈芽。
「もしかしてロックとか弾けますか?」
「ロック……。すみません、あまり知らなくて……」
「それは残念。だったらクリスマスソングにしましょう!」
「それならお任せください。今日はピッタリな演奏してみせますよ?」
雪と恢のメドレーは誰の耳にも馴染み深く楽しめるものだった。
その名に相応しい白いチェロ、白姫を弾く事で歌い、語り、踊る雪。
雪には出せない音やリズムで支える恢。
開演直後は緊張していた雪も、恢が隣で笑ってくれたおかげで今、自分の、それに恢の音がとても心地良い。
やがて盛況の下、演奏は終わった。
最後には笑顔になっていた雪が、突然目を見開き、客席のある一点を見つめて動きを止めた。
一点の喝采に、しかし少女の体は震え出す。だが。
「……楽しかったね」
肩を支えられながら耳元で囁かれ――雪は笑顔で見上げるのだった。
「それでは、次が最後の曲にナリマス」
何曲か流し盛り上げてきたドロシーは不意にギターを下ろすと、にこにこ片言が一変。
真剣な、いや決意の表情で歌うドロシーに客席で声援を送っていた新も不思議そうに小首を傾げる。
『――ほんの少しのシアワセが 君と一緒ならもっとシアワセ そんなステキなシアワセを もっと探していこうよ』
新は最後のフレーズで全てを察した。
『二人で 一緒に』
ただ自分だけを見ているドロシーを前に。
「僕も幸せを探していきたいと思うよ」
新は客席から応えるのだった。
「二人で」
新に飛び込んだドロシーを見た周囲は、それを祝福したり悔しがったり、とにかくそれらをまとめて音楽で表す事にした。
音楽の宴は、まだまだ終わりそうにないようだ。
作者:黒柴好人 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2013年12月24日
難度:簡単
参加:45人
結果:成功!
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得票:格好よかった 0/感動した 1/素敵だった 6/キャラが大事にされていた 3
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