百の鬼の頭目

    作者:緋月シン

    ●闇より出でしモノ
     夜に沈んだ街の中を、一匹の獣が歩いていた。
     否、それは獣に見えるだけである。燃え盛る炎のように揺らめく、狼に似た外見。額には三日月の如き傷。
     それ――スサノオと呼ばれる存在は、まるで何かを探すかのように人気のない道を彷徨い歩く。
     と、不意にその足が止められた。その視線の先にあるのは、一つの駐車場。
     何の変哲もないようなそこで、しかしそれは唐突に吼えた。
     鳴き声が残響し、消えていく。
     そしてそれで満足したように、それはそのまま歩き、消えていった。
     それからどれほどの時間が経過したか。ふと、空気が揺らいだ。
     風ではない。直後、その証拠とでもいうかのように、その場にはいつの間にかソレが現れていた。
     その姿は見知らぬものではない。しかし同時に、明確に知っていると言えるものでもなかった。
     それでもそれを見たものがいたならば、おそらく皆口を揃えてこう言っただろう。
     ――鬼、と。
     足首に繋がれている鎖が、ジャラリと音を立てて鳴った。

    ●百目鬼
    「さて、新年早々だけれども、相変わらず私達に休んでいる暇はないようね。再びスサノオによって生み出された古の畏れの場所が判明したわ」
     そう言って四条・鏡華(中学生エクスブレイン・dn0110)が伝えた場所の名は、栃木県宇都宮市。中でも、百目鬼通りと呼ばれている場所だ。
    「今回現れる古の畏れの元となった伝承は、現れる場所から分かるかもしれないけれど、百目鬼よ」
     百目鬼というと、腕に無数の目がある女の鬼、という方が有名かもしれないが、そちらのことではない。その周辺で退治されたという、百匹の鬼の頭目である鬼のことだ。
    「その鬼はその後、力を取り戻す為に再び現れたけれど、とある寺の住職の説教を聞くうちに改心して自身の爪を捧げた、という話もあって、実際にその爪は存在していたりもするのだけれども……これは蛇足ね。話を続けるわ」
     百目鬼はまず、百目鬼通りに面している駐車場に現れる。時刻は深夜であるため人通りこそないが、場所が場所だ。いつ人が通りかかるかもしれず、また放っておけばどれだけの被害が出てしまうかも分からない。
    「幸いにも、百目鬼が出現した直後にそこに行くことが出来るわ。被害が出る前に食い止めてきてちょうだい」
     百目鬼の外見は、所謂普通の鬼だ。羅刹などではなく、一般人が思い描くようなそれである。
    「ただし大きさは三メートルほどの巨体よ。その巨腕から繰り出される一撃には気をつける必要があるし、さらに百目鬼はその影も使ってくるわ」
     まるで影業のように、百目鬼の影はその姿を変え、複数の鬼の姿となって攻撃を仕掛けてくる。一度に複数の相手への攻撃が可能なため、注意が必要だ。
    「相変わらずスサノオのことは分からないけれども、今は一つ一つ事件を解決していくしかないわ。そうすれば、いつかきっと辿り着くことが出来るはずよ」
     鏡華はそう言って、灼滅者達を見送ったのだった。


    参加者
    叢雲・秋沙(ブレイブハート・d03580)
    宮比神・うずめ(舞うは鬼の娘・d04532)
    霧凪・玖韻(刻異・d05318)
    諫早・伊織(糸遊纏う孤影・d13509)
    千歳・ヨギリ(宵待草・d14223)
    アラン・イスカイア(メメントモリ・d22683)
    ハレルヤ・シオン(ハルジオン・d23517)

    ■リプレイ

    ●遭遇
     深夜ともなれば、どのような場所であっても人通りというものは途絶えるものである。それはすぐ傍に県庁を構えるそこであっても、例外ではない。
     静まり返った街中を、八人の灼滅者が足早に移動していた。
    「スサノオって一体何がしたいんだろうね」
     そんな中、ふと思いついたように呟いたのは叢雲・秋沙(ブレイブハート・d03580)だ。
    「古の畏れを復活させただけで何もしてないみたいだし。戦力にするどころか形になる前に居なくなったりしてるんだよね。復活させるのが目的か……それとも副次的に古の畏れが復活してるのか……」
     それに応える声はない。単純に、誰も応えるべき言葉を持っていないからだ。
     もっともそれは秋沙とて承知の上である。考えたところで、今は答えが出ないことも。
    「とにかく今は考えるより鬼退治が先だね」
     思考を切り替えるように呟くと、件の鬼が居るだろう方向へと視線を向けた。
    「百匹の鬼の頭目である鬼、か」
     秋沙に倣うようにそちらを見つつ、その言葉を口にしたのは霧凪・玖韻(刻異・d05318)だ。
     そういった伝承があることを考えれば、放置したら手下の鬼が百匹、都市伝説としてでも発生しかねない。
    「やはり早期対処した方が無難か」
     そして鬼と聞いて灼滅者が連想するものといえば、むしろこちらだろう。
     羅刹。
     その存在を頭に思い浮かべつつ――
    「まさかねぇい……」
     一瞬過ぎった、今回のことに関係しているのではないかという思考に、宮比神・うずめ(舞うは鬼の娘・d04532)は首を横に振った。
     さすがにそれは穿ちすぎだろう。
    「節分はまだ先だけど……今年初めての依頼は鬼退治、ね」
     千歳・ヨギリ(宵待草・d14223)が見上げる視線の先では、月が煌々と輝いている。時間的に考えて本来ならば光源が必要であるが、それのおかげで必要なさそうだ。
     それを助かると思いながら視線を下ろし、それから周囲を見回す。既に件の場所は近い。
     そして主要な道路からは外れているとはいえ、ここは町中である。
    「ハレルヤお兄さん……と玖韻お兄さん……はESP宜しく、です……」
    「任せて」
    「了解だ」
     返答と同時、二つのESPが展開された。これで一般人は近寄ってこないし、戦闘音も外に漏れないはずである。
     これで戦闘の準備は万端だ。
     しかしそれとは別のところで、ヨギリは仲間のうちの一人、たった今お兄さんと呼んだ片割れへと視線を向けると、僅かに首を傾げる。
     その先に居るのは、ハレルヤ・シオン(ハルジオン・d23517)だ。
    (「男子に見えるけど……いいの、よね?」)
     思うものの、容姿と振る舞いからはそうとしか見えないし、本人もお兄さんと呼ばれてにこにこと嬉しそうであった。だからきっと間違いないだろうと頷き、視線を前に戻す。
     駐車場は、もうすぐそこであった。
    「うわぁ! デカッ! めっちゃデカぁッ!」
     駐車場の中央付近に居たのは、話に聞いていた通り三メートルほどの鬼だ。自分の身長の倍以上もの巨体を誇る存在に、うずめがつい叫ぶように声を上げる。
    「わ……! 本当に大きい鬼ね……」
     それに同じく声を上げるヨギリであるが、それと今から戦わなければならないのである。
    「強敵だけど……頑張り、ましょ……」
     気合を入れるように呟くと、ぎゅっと拳を握り締めた。
    「アレが日本のオーガですか。迫力がありますね」
     二人と同様にそれを眺めながら、アラン・イスカイア(メメントモリ・d22683)は自分も鬼に見られているのを感じていた。
    (学園に来てから初めての実戦。流石に緊張します)
     高まる戦闘の気配に、微かに身体が強張る。
     だがそれを押し殺すように、首元のロザリオを握り締めた。
    「――メメントモリ/死を想え」
     呟かれたのは、解放のための言葉。アランの全身が光に包まれ、しかしそれは即座に収束する。
     後に残ったのは、純白の騎士鎧――PureWhiteという名のそれを身に纏った、アランの姿だ。その手には、紅と蒼の聖剣。
     その横で、こちらも戦闘の準備を終えた秋沙が、最後の仕上げにと赤いオープンフィンガーグローブを装着する。
     それが、戦闘開始の合図。
     直後。激突した。

    ●鬼退治
    「さて、鬼退治、といきますかぃ」
     そう言いながら真っ先に動いたのは、諫早・伊織(糸遊纏う孤影・d13509)だ。シールドを広げ周辺の仲間を纏めて守りつつ、自分の役割を果たすために仲間よりも一歩先に進む。
     その役割は、盾だ。敵の攻撃を遮り、皆を守るものである。
     だがいつもは飄々とした笑みを浮べている伊織が、この時ばかりは常よりも戦意を露にしていた。
     それを込めるが如く、その手に持つ盾を握り締める。狙うのは眼前に迫っている鬼。
     殴り飛ばした。
     しかし相手は三メートルを越す巨体である。僅かに後方へと身体を滑らせたが、それだけ。即座に突撃を再開した鬼の、怒りに満ちた視線が伊織へと向けられる。
     その巨腕が膨れ上がり、振り上げられ――だがそれが振り下ろされるよりも先に、一つのものが鬼の身体へと到達した。
     それは黒で塗り潰された刃。反りも無ければ鍔も無い、刀としては異質な形をしたその名は、禍憑。
     上段より振り下ろされたそれは、玖韻の手に握られている。斬り裂きながら、振り下ろされた。
     肉を裂かれながら、それでも鬼の攻撃は緩まない。斬撃の衝撃で一瞬止められたものの、構わず振り下ろされた。
     しかし回避には一瞬あれば十分である。その時には既に伊織の身体は後方へと飛び退いていた。
     鬼の腕は空を切り、轟音と共に地面が陥没し、破片が周囲へと飛び散る。
     そしてそれに紛れるように、伊織と入れ替わるように一つの影が前に出た。
    「やれやれ……徳僧に諭されて、悪さをしないと誓ったのではなかったのか? ま、お前に問うても詮無い事かも知れないが……」
     エリスフィール・クロイツェル(蒼刃遣い・d17852)である。
     その手に嵌められているのは、巨大な杭打ち機――スターダスト・ストライカー。懐に踏み込むのと同時に、胴体へと打ち込む。
    「好きに動かれると面倒なのでな……足を止めさせて貰う」
     直後に放たれたのは、ドリルの如く高速回転した杭だ。鬼の身体へと突き刺さり、ねじ切る。
     ぶち抜いた。
     だがその巨体にはその程度の穴が空いたところで問題がないとでもいうのか、鬼の動きは微塵も揺らがない。お返しとばかりに腕を薙ぎ払い、そのまま咄嗟に庇った玖韻ごと吹き飛ばした。
     玖韻が庇ったためにエリスフィールは距離を離されただけで済んだが、逆に言うならば玖韻は鬼の攻撃をまともに食らったということである。
    「……っ!」
     地面に叩きつけられ、一瞬息が詰まる。身体を激痛が走り、しかしすぐにそれは和らいだ。
     ふと身体を見てみれば、そこにあったのは一枚の札。うずめより投げられた防護符が、傷ついた玖韻の身体を癒し、守護の力を与える。
     しかしそうしている間にも、当然戦闘は続いている。
    「生まれたばかりなところ……悪いけれど、貴方を町に出すわけには……いかない、の……!」
     敵の攻撃から庇ってくれる仲間のためにも早く戦闘を終わらせられるようにと、ヨギリが振りかぶるのは夕焼け色のカラーの花を模した大剣――橙海芋。
     その切っ先は岩をも貫くが、実際に貫かれた鬼の身体には傷一つついてはいない。
     だがそれは当たり前のことであった。何故ならばその攻撃は、肉体に対しての攻撃ではないからである。
     鬼の霊魂を破壊しながら、その刃が振り抜かれた。
     その衝撃に鬼の身体がふらつき、僅かに後ろに下がる。しかし逃しはしないと、一つの影がその後を追う。
     秋沙だ。握り締めるその腕は、普段の大きさではない。
     異形巨大化したその腕は、鬼の巨腕にも負けはしない。自身へと向けられた腕を弾き飛ばし、さらなる一歩を踏み込む。
     そのまま殴り飛ばした。
    「貴方に恨みはありません。ですが、貴方をここから先に行かせるわけにも行きません。すいませんが、灼滅させていただきます」
     直後、言葉と共に現れたのは、輝ける十字架。そこより放たれた無数の光線が、中空の鬼の身体を捉え、貫く。
     さらにそれだけでは終わらない。鬼の身体が地面に落ちるのよりも先に、地を這って進んでいた影が襲い掛かる。
    「チクチク刺すのは得意なんだ。ザックリ行くのも好きだけどね、ふふ」
     それはハレルヤの足元より伸びていた影。覆い、飲み込む。
     だが一瞬の後、それは弾け飛んだ。影の中から現れた鬼は、身体に傷を負いつつも、その目は欠片も死んでいない。
    『――――!』
     その威容を示すように、吼えた。

    ●終焉
     駐車場は酷い有様であった。
     それはそこの被害を考えていなかったためとも言えるし、その余裕がなかったためとも言える。
     ともあれ、確かなことは一つだ。それは、未だそれが現在進行形で続いているということである。
     轟音が響き、地面が爆ぜ破片が飛び散る。だがその音に負けないように、その場にはもう一つの音が響いていた。
     それは天使を思わせる天上の歌声。うずめによるものだ。
     しかしその声によって歌われているのは、ロック演歌系のものであった。うずめは様々なジャンルの歌を歌うのであるが、何故かその時が最もいい結果が出るからである。
     そして皆もそれを気にはしない。否、気にしていられないというべきか。鬼も限界が近そうだが、こちらも余裕があるわけではないのである。
     だが、それでも。
    「……っ!」
     鬼の影が変化し、鬼の姿を取って襲い掛かってくる。それを撃退するのは、こちらも影だ。
     狐のような鼬のような姿をした、伊織の相棒深宵。影が影を食らうのを見ている伊織の戦意は、当初から衰えるどころかむしろ増している。
    「百の鬼の頭領、なぁ……」
     言葉を口にし、鬼の姿を目にしながら尚、その頭に浮かぶのは自身の所属しているクラブだ。
     百鬼狂騒。その部長であり信をおく相手。
    「オレが百鬼の長やて認めたんはただ一人」
     宣言するように、その手に握る一振りの刀を鬼へと突きつける。
     彼を、クラブを大切に思い信頼してるからこそ。
    「あんたやない」
     伊織は百目鬼を百の鬼の長とは認めない。
    『――――!』
     それに抗議するかのように襲い掛かってくる鬼の腕を、伊織はその刀で以って受け流し、弾く。
    「オレのしっとる百鬼の長はもっと強い。あんたなんかよりな」
     それは、自身の認める百鬼の長より貰った、大切なもの。黎明という名のそれを、構える。
    「百鬼に名を連ねる者の一人として、倒させてもらいますぇ」
     振り下ろした刃は、踏み込みと共に真っ直ぐに。向けられた腕ごと断ち切った。
    『――――!』
     だが片腕を失っても、鬼にはもう一本の腕がある。失った腕の分までとでも言わんばかりに、その腕が振り上げられ、叩き潰すために振り下ろされる。
     しかしそれが伊織へと届くことはなかった。その前に、鬼には漆黒が届いている。
    「宵闇の影、喰らい付け!」
     Shadow Night Spirit-PT。エリスフィールの安寧を守るために、剣呑な刃と化したそれが鬼を包み込んだ。
     そしてそれが晴れるよりも先に、そこに一条の光が叩き込まれる。
     それはアランより放たれた、裁きの光条。
     直後、光に照らされたように鬼がその姿を現すが、しかし動くことはかなわない。何故ならば、その身体には影で作られた触手が巻き付いていたからだ。
     玖韻によるものである。
     当然そんな隙を、見逃すわけが無い。
    「女の鬼の事は知っていたけれど、キミが話の元になっていたのかなあ。じゃあ同じように切って切って切りまくって、たっくさんの目に覆われたような、綺麗な体にしてあげる……♪」
     ハレルヤより放たれるのは斬撃は、ただの斬撃ではない。敵の弱点を瞬時に見出した結果のそれは、鬼の弱点を正確に斬り取り、切断した。
     即ち、もう片方の腕を。
     腕が宙を舞い、そしてその時には、既にヨギリはその懐へと飛び込んでいる。
     振り被っているのは、ピンクの釘バット。リボンやハートが沢山付いているそれが迫り、しかし両腕を失った鬼にそれを防ぐ術はない。
     直撃と同時、流し込まれた魔力が体内で爆ぜた。
     その衝撃で鬼の顔が上空へと跳ね上がり、そして、その視界にそれが映る。
     視線の先にあるのは、真円の月。それを背景にした、少女が一人。
     黄金色のオーラに包まれご当地の力を宿した秋沙の足が、その身体を蹴り抜いたのだった。

    ●帰還?
    「あれ?」
     皆の怪我を回復させ、速やかに撤収。エリスフィールがそれに気付いたのは、それを実行しようとした時であった。
    「百目鬼を退治したのは良いのだが……帰りはどうするのだろう?」
     既に深夜を回って大分経つ。当然ながら、終電などありはしない。
     迎えがあるのか、現地の宿に投宿するのか。
     各自自力で帰還せよ、などと言われてはいないが……。
    「宇都宮の百目鬼通りから武蔵野市まで直線距離でも約百km、一般人速度だと帰宅するのに二十時間強か」
     冷静に計算をしながら、玖韻はこの時点で徒歩はないなと首を振る。如何な灼滅者といえども、そんな距離を好んで歩きたくはない。
    「このまま朝までお店ひらくのまって、苺かって帰る? それともエイティーン使ってバーに……。補導されそう」
     ふとした思い付きを口にしかけるうずめであるが、即座に自らで否定する。どう考えても成功するとは思えなかった。
    「やはり始発を待った方が効率的だろう」
     玖韻の言葉に、皆が頷く。
     となると問題は、それまでに時間を潰す場所か。
    「ボク、入ったばかりだし初依頼だから分からないけれど、こういう時は一泊しても学校から経費出る物なのかな?」
     笑いながら、冗談めかしてそう言うハレルヤであるが、割と冗談では済まなかった。それによって、今後の予定が変わってくる。
     どうなんだろうか、宿泊費は出るのか、などを話しながら――そんなことを話しているのを聞きながら、アランはそっと百目鬼が消滅した場所で、黙祷を捧げていた。
    (「人を襲う危険な相手。予測された未来なのはわかる。でも、まだ誰も傷付けていない相手を、ただ危険だからと灼滅することは果たして正しいのかな?」)
     そのことに、やるせなさを感じる。
     或いは。
    (「……それとも、こんな事を考える僕がおかしいのかな?」)
     思いながらも、一息吐く。何にせよ、今考えたところで答えは出ないことだ。
     とりあえず、今は。
     目を開き、振り返る。
    「始発で帰るにしろ投宿するにしろ、どうせなら食べ歩きをしてから帰還しないか?」
     そんなことを提案しつつ、消臭用のカルダモンも用意し準備万端の構えのエリスフィールや、出来れば観光したかったとぼやいていたハレルヤがそれに乗るのを、苦笑しながら眺め。
     そんな騒がしい仲間の元へと、アランはゆっくりと向かうのだった。

    作者:緋月シン 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年1月8日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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