災厄を呼び起こすもの

    作者:猫御膳

     冬の海が荒れ狂う中、崖の上から海を見下ろした1匹の白いオオカミが小さく遠吠えを上げる。
     アオォォォォォンッ、と普通なら波の音で遮られるものなのに、不思議とオオカミの遠吠えは海に響き渡る。まるで謳うように、まるで呼び掛けるように。
     そのオオカミを良く見れば普通のオオカミよりも大きく、白い体毛と思えるものはまるで炎のように周囲を歪ませ、額には赤色と金色の色違いの二房がある。
     オオカミは遠吠えが終われば、もう興味が無いといわんばかりに立ち去る。
     オオカミが立ち去った崖の下には長年潮風に晒されて崩れた祠があり、日本刀を手にした鎧武者と、ボロボロになった武器を携えた落ち武者達が足元から鎖を引き摺り、現われていた。

     昔々のお話。
     とある海に近い漁村に武芸者が落ち延びた。村人達は武士を恐れて近寄らなかったが、村の子供達だけは武芸者に食料などを分け与えて仲良く過ごしていた。
     ある日、夜盗まがいの野武士達に村が狙われている事を、村の子供が知ってしまう。しかし、村の大人達は子供の言葉を信じようとしなかった。
     このままだと野武士達に村が襲われる事になると思った子供は、助けた武芸者に訴えた。
     どうか村を助けて、と。
     武芸者は子供の言葉を信じ、たった1人で野武士達へと立ち向かい、傷だらけになっても全て斬り捨て勝利した。だが、その武芸者は村人達に囲まれて殺された。しかもそのまま崖に投げ捨てたのだ。
     それを知った子供は大人達へと泣きながら説明し、崖下に村人達と小さな祠を作り、感謝と謝罪を籠めて武芸者を奉った。
     しかし今ではその祠を知る者は居ない。

    「……多分ですが、村人達は怖かったのでしょうね」
     悲しげに瞼を閉じ、五十嵐・姫子(高校生エクスブレイン・dn0001)はそっと呟く。村人達は元々武芸者を恐れ、1人で野武士達を倒した武芸者を更に恐れたのだと、姫子は思う。
    「集まってくださりありがとうございます。スサノオにより、『古の畏れ』が生み出された場所が判明しました」
     姫子は気を取り直し、集まった灼滅者達に礼を言い、そう切り出した。
    「放っておけば、近くの町は襲われるので皆さんには、この古の畏れを灼滅していただきたいのです。古の畏れの種類は2種類。黒い鎧武者1人と、落ち武者10人、全てで11人です。鎧武者は日本刀とサイキックソードのような攻撃を、落ち武者は龍砕斧、妖の槍、天星弓のような攻撃みたいですね」
     鎧武者がリーダー格で、落ち武者達を引き連れているようだと姫子は言う。
    「鎧武者達は崖の上から砂浜を歩き、近くの町へ向うようです。今から向えば深夜0時頃には着くでしょう。この時刻でしたら人気も無く、都合が良いと思います。そして人影を見掛けたら襲い掛かって来ますので、注意してください」
     深夜3時頃には近くの町に辿り着きますので、それも注意してください、と姫子は言う。
    「昔話だと鎧武者は武芸者で、野武士の落ち武者達を退治したらしいのですが、今では一括りで古の畏れになってるようですね……」
     本来でしたら村を救ったのですが……、と言葉を濁す。
    「この事件を引き起こしたスサノオの事ですが、ブレイズゲートと同様に、予知し難い状況なので行方は分かりません」
     申し訳無さそうに言いながら、言葉を続ける。
    「ですが、引き起こされた事件を1つ1つ解決していけば、元凶となるスサノオに繋がって行く筈です」
     ですから、無事に解決して帰ってきて下さい、と姫子は灼滅者達を見送った。


    参加者
    姫乃木・夜桜(右ストレート・d01049)
    ジンザ・オールドマン(ガンオウル・d06183)
    水無瀬・京佳(あわいを渡るもの・d06260)
    リュカ・シャリエール(茨の騎士・d11909)
    狩家・利戈(無領無民の王・d15666)
    ライオ・ルーネス(勇敢なる者・d16633)
    真波・尋(高校生ダンピール・d18175)
    災禍・瑠璃(最初の一歩・d23453)

    ■リプレイ

    ●厄災となるもの
     深夜の0時過ぎの浜辺。日付が変わり、当然ながら人気も人影も無い。治安の事も考えたのか海岸沿いの街灯は思ったよりも明るく、灯台の光もあり、薄暗いが大して困らないほどの明かりを保っている。
     そもそも1月の真冬の海辺に来るような酔狂な一般人は、まず居ない。風は吹きさらしで、潮風が肌を刺すように寒い。そんな真冬の海辺に来る様な人など、夜釣りや漁師でも無い限り来ないだろう。
     それでも灼滅者達は集まっていた。
    「ちょー寒いです!!」
     真波・尋(高校生ダンピール・d18175)が、とうとう我慢出来なくなり叫ぶ。
    「こんな時間に、真冬の海辺とか! 寒過ぎて耐えれませんよ!」
     防寒用にマフラーとコートをぎゅっと着込み、寒さにガクガクと震えながら縮こまる。
    「寒い寒い言うな! 聞いてる方が寒くなる! 敵が現われたら寒いとか言ってる暇も無くなる、……なりますよ」
     姫乃木・夜桜(右ストレート・d01049)もきっと寒いのだろう。震えながら噛み付くように言ってる途中で尋が年上だと気付き、中途半端に口調を変える。
    「今の時点で寒い事には変わりませんしね……。まあ、後少しでしょう」
     穏やかに2人を宥める水無瀬・京佳(あわいを渡るもの・d06260)は、苦笑してから周囲を見渡す。夜桜と京佳はこの海辺に着いた途端、念の為にと殺界形成を展開して、一般人が近くに来れないようにしている。
    「何にしても早く来て欲しいもんだな。畏れられるほどの強さを持ってるかどうか、確かめてみてぇ!」
     早く戦いたいのかうずうずしている狩家・利戈(無領無民の王・d15666)は、拳と手の平をぶつけ合わせて鳴らす。
    「狩家さんは元気よね。私は寒くて仕方ないわ。……オールドマンさんは寒くないの?」
    「こう見えても、忍者でしてね」
     災禍・瑠璃(最初の一歩・d23453)が座りながら身を縮こませ、ジンザ・オールドマン(ガンオウル・d06183)を見上げるが、彼は冗談なのか真面目なのか分からない口調で、伊達眼鏡を上げながら平気そうに答える。
     そう騒いでいた一行だが、急に静かになる。
    「おでましだ。古の畏れが現われたぞ」
     ライオ・ルーネス(勇敢なる者・d16633)が女性と間違われるような声で注意を呼びかけながらスレイヤーカードを手にし、崖の向こうから歩いてくる集団を睨むように目視する。その集団とは、ゲームや映画やTVでしか見た事が無い集団だった。
    『人に会えば人を斬り、鬼や邪や仏が居れば斬り捨て、道を切り開く。……ヌシ達は村人か、それとも糧となるか』
     集団の一番前に居た黒い鎧武者が日本刀を抜き、足元の鎖を引き摺り1人で近づこうとするが、その鎧武者の前に、
    「おサムライさんは無念に逝かれたにございますでしょうか。どうだったのか、尋ねしてみたくのありますが、そんな余裕のないで重々の了承になるます」
     独特な口調でリュカ・シャリエール(茨の騎士・d11909)が物怖じもせず、鎧武者へと問い掛ける。
    「どうしてをスサノオは畏れを起こすにありましょうか。セイメイの幕下が企みですか?」
    『ヌシは男だな。知りたければ力を見せろ。知りたければ生き残れ。力無きものは、ただの糧となれ』
     鎧武者は淡々と言い終わると、スッ、と音も無くリュカを斬る間合いに入り、問答無用で斬り捨てようと刃の軌跡を残す。だがその刃はリュカに届く事無く、巨大化した異形の腕で阻まれる。
    「何を急に始めようってンの、このバカ! こんなのがSAMURAI? ガッカリだわ!」
     夜桜がその腕を振るって日本刀を弾き、鎧武者は落ち武者達の場所まで後退する。
    『良い反応をする。これは楽しくなりそうだ。ヌシ達も動け』
     鎧武者は笑い、落ち武者達へと指示を出す。そうすれば落ち武者達も武器を構えて、動き出す。
    「おいおい、俺を抜きにして何してんだ。俺も混ぜろよ!」
     そう言いながら利戈を筆頭に灼滅者達も既にスレイヤーカードを解放し、陣形を整える。
    「勝負といこうか。楽しませろよ?」
     不敵に笑いながら王気・紅を纏い、拳を構えて啖呵を切った。

    ●古の畏れ
    「ひゃっはー! 一番槍は俺が頂いたぜ!」
    「あまり前に出過ぎたら駄目ですでしょう」
     利戈が拳にエネルギー障壁を纏わせ、鎧武者に殴り掛かる。続いて動くリュカもLe bouclier d'une croixの赤のクロスからエネルギー障壁を広げ、大きく展開する。
    『ハハハ! 勢いがある若者達だ。良いぞ、もっと掛かって来い』
     鎧武者は突撃をいなすように受け止め、返す刀で早く重い斬撃を利戈の腕へと振り下ろし、障壁ごと斬り落とそうとする。その瞬間、
    「危ないですってば!」
    『ヌ!?』
     尋がWOKシールドのエネルギー障壁を大きく展開して、2重の障壁が日本刀を僅かに弾き、その隙に利戈が慌てて距離を取る。
    「ク~! 武者とヤレる(戦える)たあ、おもしれえ!」
    「ちゃんとリュカくんと一緒に、抑えておいてくださいよ?」
     浅く斬られた腕の傷を意に介さず、利戈は滾っている。そんな彼女を若干羨ましそうに見ていた夜桜は、激しく渦巻く風の刃を拳に宿し、離れた場所に居る弓の落ち武者へと殴る動作で斬り裂く。斬り裂かれて呻く落ち武者へと、
    「Quiet,祟りの声を聞いてあげる暇は有りませんのでね」
     ジンザはB‐q.Riotの剣先を向けて魔法の矢を撃っては体中を穿ち、弓の落ち武者は断末魔も上げる暇も無く、砂浜に倒れる。
    「ふぅん、ゾンビとは若干手応え違うのですね」
     大した感情を向けず呟く。もう1人の弓の落ち武者が動こうとすれば、
    「させません」
     京佳が契約の指輪をした指を向け、指輪から放たれる誓約の弾丸が弓の落ち武者を撃ち貫き、痺れたかのように動きを鈍くする。
    「村は襲わせないよ」
    「動きを封じるわ」
     そしてライオと瑠璃が畳み掛けるようにそれぞれ、赤きオーラの逆十字と石化をもたらす呪いを同時に放つ。弓の落ち武者は斬り裂かれた状態で、手足が石化してゆき、戦力的には当てにならないと判断するほど弱り始めた。
    『戦い慣れているようだな。ならば、取り囲め』
     鎧武者が指示をすると、落ち武者達は灼滅者達を取り囲もうと動き、一斉に落ち武者が斧を振りかぶり、槍を振り回しながら突撃して近接に居る者達へと襲い掛かる。
    「ぃったぁ! ちょ、ちょっと洒落にならないかも……」
    「ッゥ!」
     1人1人の威力はそこまで無い上に、障壁や各自の武器で防いだり仲間が庇ってくれるが、攻撃が重ねれば当然傷は増えて酷くなる。特に危険なのが尋のライドキャリバーとライオだ。
    「このままだと囲まれてしまいます。密集陣形に」
    「無茶は禁物よ。牽制は任せて」
     ジンザが槍の落ち武者達へと視線を向けて急激に体温や熱量を奪い凍らせ、瑠璃が魂を削って冷たい炎を放って、落ち武者達を牽制する。
    「大丈夫ですか? 今癒します」
     京佳が浄化をもたらす優しき風を吹かせて仲間の傷を癒し、怒りを消させる。ディフェンダー達は外側を守りながら自己回復をし、ライオは陣形の中央へと一旦下がる。
    『連携も上手い。子供にしておくのが惜しいぐらいだ。だが、それ故に良い糧となろう』
     鎧武者は力任せでは無く、多くの灼滅者達へと冴え冴えしい月の如き衝撃の斬撃を放とうとするが、
    「ジャマーがメインだったボクの腕を奮いますです!」
    『何!?』
     鎧武者の日本刀にリュカの影の茨が絡み付く。それでも斬撃は放たれるが、不完全だったのか比較的に威力は大きく無かった。それをリュカ達は持ち堪えた。
    『一歩間違えばヌシが直撃していたのだぞ……?』
     信じられないような表情を浮かべ、鎧武者は唖然とするが、
    「その場合は俺が庇ってるに決まってるだろうが。ディフェンダーの俺達を舐めんな!」
     利戈がその隙に、再びシールドバッシュで鎧武者へと突撃し直撃させる。
    『グッ。なるほど……ならば存分に殺し合おう』
     鎧武者は地面に日本刀を突き立てて直撃を堪え、灼滅者達へと立ち塞がる。

    ●鎧武者
    「もう後一息ですかね……」
     尋が戦況を見ながら魔力を宿した霧を展開し、仲間の力を高めつつ回復させれば、ライドキャリバーの機銃掃射が斧の落ち武者達を襲う。
    「なぜ貴方達が一緒に現れたのか分かりませんが、これ以上進ませる訳にはいきませんので」
     そして京佳が天使を思わせる天上の歌声で、ディフェンダーを回復させて支え、戦況が悪くならないように維持をする。
    『なぜ、だと? 簡単な事だ。ワシが恨んでいるからだ。命懸けで村を救ったのに、ワシはその村に殺された。だったらこいつらを使い、あの村を滅ぼす。……単なる復讐だ』
    「いつだって人は自分達より強大な者を拒絶するんだな」
     ライオは鮮血の如き緋色のオーラを新月と無月に宿し、悲しそうに呟きながら、最後の槍の落ち武者を斬り捨てる。
    「復讐だぁ? お前は強くて畏れられたというのに、そんな理由だったのか。ガッカリだぜ!」
     鎧武者がその言葉に顔を歪めて怒りながら斬撃を放てば、利戈は日本刀の腹を殴って弾き、
    「拳力充填!いくぜ、拳魂!」
     急に振り返り、自分の真後ろに居た斧の落ち武者へと拳の形をしたオーラを放ち、吹き飛ばす。
    「ふん、胸糞悪い伝承だってのは判るケド、今更出てこられてもどーしょもないわ。せめてあたしら相手に暴れて、往生して貰いたいわね」
     夜桜が吹き飛んできた斧の落ち武者を、両手で拳を作って殴り、魔力を注ぎ込んで爆発させて灼滅する。
    「私は弱いわ。だけど、だからこそ、誰1人として倒れないようにする!」
     瑠璃は生命維持用の薬物を過剰摂取して更に力を高め、縛霊手で祭壇を展開し、結界を構築して斧の落ち武者達の動きを阻害する。
    「スサノオは伝承としての形ではなく、人が畏れた記憶を呼び覚ます。それが畏れの本質、というべきでしょうか」
     厄介なワンちゃんです。と言いながら、ジンザはまたフリージングデスで鎧武者を中心に、斧の落ち武者達も凍らせる。この攻撃によって落ち武者達が全て居なくなった途端、鎧武者へと立ち向かう灼滅者達。
    『ワシの復讐も水泡に帰す、か。……子供と思いきや、ヌシ達は本当に強いのだな』
     日本刀を一旦鞘に収め、居合いの構えをする鎧武者。
    「一般人だからこそ力持つ存在は怖くて、消えてほしいと願う」
     瑠璃が目を閉じ、その気持ちは分かると言う。
    「でも、それが当たり前なんて思わないで。昔話の少年は、貴方を恐れていなかった」
    『……倒されるまで、この復讐心は消えんよ。故に、勝負』
     この勝負は、鎧武者に勝ち目は無い。それでも倒されないと、止まらないと言う。
    「なるほど。さて、ニンジャ対サムライの戦と参りますか」
     ジンザはバベルの鎖を瞳に集中させる。灼滅者達も頷き再度構える。
    『済まんな。……では、参る!』
     前のめりに倒れるというぐらいに身を低くして駆け出し、鎧武者はジンザへと抜刀をする。
    「さすがの太刀筋で……でも、もう憶えました」
     逆袈裟斬りを上体を逸らして、前髪と額の薄皮一枚を斬られても何とか避けて反撃に魔法の矢を放とうとするが、鎧武者はそのまま手首を返し、三日月のような斬撃を放つ。
    「させませんでございます!」
     リュカが割り込みエネルギー障壁を盾にするが、斬撃はそのまま障壁まで破り2人に、決して浅くない傷を与える。
    「潰し! 穿ち! ぶち壊す! 我が拳に砕けぬものなど何もない! 鎧もろとも、打ち砕いてやらあ!」
     利戈が拳にオーラを纏わせ、拳の間合いまで鎧武者へと踏み込んでラッシュが炸裂する。無理な体勢で斬撃を放った鎧武者は、避ける術も無く喰らうのだが、喰らいながらも体勢を整えようと、日本刀を握り締める。
    「最後まで諦めないのは嫌いじゃないケド、これ以上動くなー!」
    「どうか安らかに」
     逆の方から夜桜が飛び出し、異形の巨大な腕で何の小細工も無い右ストレートを放ち、同時にライオが死角へと踏み込み足へと斬撃を放つ。
    「これで終わりです!」
     尋のロケット噴射を伴う強烈な殴りつけが決め手となり、鎧武者は倒れ、古の畏れが消えたのであった。

    ●小さな祠
    「この辺りの筈ですが……と、ありました」
     ジンザは崖の下の洞穴に入り、今にも朽ちそうな小さな祠を見つける。
    「これは書かれている文字も擦れて読めませんね。他に無いですから、きっとこれがそうなのでしょうけど、これって直りますか?」
     同じく祠を探していた夜桜が後ろから覗き込み、手には一輪の花が握られている。
    「姫乃木さんもお供えですか? 私もなんですよ」
     京佳はにこにこしながら、考える事は同じなんですね。と手にした花を見せながら微笑む。
    「はァ? 何であたしが、ンな事しなきゃなんないのよ? ……水無瀬さんとは違いますから。ただ……忘れられたら本当に死んじゃうから」
     その言葉に京佳は驚き、尚の事、にこにこし始める。
    「何これ、可愛いわ……」
     一番年下である瑠璃も微笑みを向ける。
    「そ、それで直るんですかっ?」
     夜桜は誤魔化すように声を荒げる。
    「まあ軽いものならやりますよ。安らかに眠って欲しいですからね」
     子一時間ほどで修繕した祠の前に花が添えられ、灼滅者達は祈りを捧げる。
    「どうか安らかに。どうか迷わないで、強い人」
     その祈りが波の音に消える事も無く、洞穴に響くのだった。

    作者:猫御膳 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年1月28日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 6
     あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
     シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
    ページトップへ