太陽が、地に没する間際の黄昏時。
人の滅多に通わぬ山奥の洞窟に、白い炎がぼうっと灯った。
炎はやがてニホンオオカミに似た一つの姿を形作る。全身が白い毛に覆われている中で、四本の足の先だけが墨に漬けたかのように黒い。そして異彩を放つのは、額に刻まれた星形のアザ。
『グルル……』
白き獣は低く吠えると、何かの儀式であるかのように、黒く染まった四本の足で舞うように大地を踏みしめる。
『ワオオーーーンッ!』
最後に一声高く吠えると。
狼の体は再び白き炎となり、何処へともなく飛び去っていった。
翌朝。洞窟の入り口には、巨大な蜘蛛の巣が張り巡らされていたという。
「嗚呼、サイキックアブソーバーの声が聞こえる……。またもスサノオが現れ、“古の畏れ”を生み出したと」
集まった灼滅者達に、神堂・妖(目隠れエクスブレイン・dn0137)は陰気な声でそう告げた。
「……今回スサノオが生み出したのは、女郎蜘蛛と呼ばれる蜘蛛の妖怪。女郎蜘蛛は、人間の女性の上半身と蜘蛛の下半身を持っていて、人間を巣へと誘き寄せ、貪り食らうらしい」
図書館から借りてきた妖怪図鑑を片手に、妖は説明を続ける。
「……女郎蜘蛛自体は、繋がれた鎖の影響か蜘蛛の習性か、巣から動くことはない。代わりに、人の姿に化けることの出来る子蜘蛛が人間を魅了し、巣まで誘い込むみたい」
ちなみに、人間を魅了する時は、子蜘蛛は12歳くらいの少女の姿に化けるらしい。
「……よく考えたら、12歳くらいの少女に魅了されるとか、普通に犯罪的行為」
もっとも、それは子蜘蛛がラブフェロモンのようなESPを使っているようなので、被害者を責めるのは酷というものだろう。
「……女郎蜘蛛は慎重で、普段は姿を隠してる。誘い出す方法は大きく二つ」
一つは、わざと女郎蜘蛛の蜘蛛の巣にかかること。3人以上の人間が蜘蛛の巣にかかれば、女郎蜘蛛は姿を現すようだ。
「……ただし、蜘蛛の巣にかかってしまうと体の動きが封じられてしまうから、注意が必要」
そしてもう一つは、子蜘蛛に魅了されたふりをすること。子蜘蛛の魅了は灼滅者には効果がないので、あくまでふりをするだけでかまわない。この場合、うまくすれば不意打ちをかけられるが、同時に2体の子蜘蛛も相手にしなければいけなくなる。
「……どちらの作戦で行くかは皆に任せる。どちらも一長一短があるから、よく考えて」
ちなみに、蜘蛛の巣にかかることを選んだ場合でも、長期戦になると子蜘蛛が援軍に駆けつけてくる可能性はあるようだ。
また、子蜘蛛は女郎蜘蛛の分身的存在なので、女郎蜘蛛を灼滅すれば消え去るという。
「……残念だけど、今回もスサノオの行方は予知できない。でも、スサノオの起こした事件を一つずつ追いかけていけば、きっとスサノオにたどり着けるはず。まずは女郎蜘蛛退治に専念して」
妖はそう締めくくると、灼滅者達を送り出したのだった。
参加者 | |
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神泉・希紗(理想を胸に秘めし者・d02012) |
橘・千里(誓氷星・d02046) |
オデット・ロレーヌ(スワンブレイク・d02232) |
狗洞・転寝(風雷鬼・d04005) |
銃神・狼(ギルティハウンド・d13566) |
祟部・彦麻呂(災厄の煽動者・d14003) |
ウィル・スノウライン(夜半の白光・d14891) |
鹿島・悠(軍神の名を継がんとする者・d21071) |
●囮作戦
山の麓にある集落の畦道を、お揃いの黒い着物を着た二人の少女が歩いていた。一人は腰まで伸びた美しい黒髪を持ち、もう一人はおかっぱに切り揃えたやはり黒髪。人形のようなという形容がこの上なく似合いそうな二人は、誰かを探すように道を歩いていた。
「あ、可愛い子はっけーん」
彼女達を見てそう声を上げたのは、狗洞・転寝(風雷鬼・d04005)だ。彼の隣では、やや緊張気味の笑みを浮かべた鹿島・悠(軍神の名を継がんとする者・d21071)が手を振っている。
少女達は足を止め、顔を見合わせると揃って首を傾げた。彼女達に魅了された人間達の反応とは、やや異なるように思えたから。
「どういたしましょう」
「母様は贄をお求め。問題はないと思います」
二人は頷き合うと、転寝と悠に近づいていく。
「お兄さん方、わたしたちと遊びましょう?」
「あちらのお山にて、楽しい遊びを致しましょう?」
まだ幼い、でも整った顔に儚げな笑みを浮かべて。二人の少女は転寝と悠を誘う。
「え? こっちの山へ行くの? 喜んで!」
対して、転寝は見事に魅了された演技をしてみせた。一方、
「うわあ、たのしそうですねえ」
悠の演技はかなり棒読み気味だ。初の少人数でのダークネス戦闘を前に緊張しているのが半分。二人の少女がストライクゾーンの外見じゃないというのがもう半分の理由だった。
4人が揃って山道へ向かったのを確認し、木陰に身を隠していた銃神・狼(ギルティハウンド・d13566)はそっと後をつけて歩き出す。
「いくぞ、ふゅーねる」
彼の背後には、霊犬のふゅーねるが付き従っていた。
「化けた子蜘蛛は可愛いのかな? やっぱり着物姿? 長い黒髪の美人さん? でも、ショートに着物姿もいいよね」
その頃。巨大な蜘蛛の巣の張られた洞窟を目視できる茂みの中で、神泉・希紗(理想を胸に秘めし者・d02012)は興味津々の様子で子蜘蛛と囮役の二人が現れるのを待ちかまえていた。
そんな希紗の袖を、橘・千里(誓氷星・d02046)が黙って引く。見ると、彼女の手にしたノートに何か書かれている。
『静かにしてないと、女郎蜘蛛に気付かれる』
もっとも彼女がわざわざ筆談で警告したのは、敵に気付かれる恐れがあるからではない。彼女は普段から筆談派だ。
それに、この周辺は祟部・彦麻呂(災厄の煽動者・d14003)が張ったサウンドシャッターで音が遮断されているので、声が漏れる心配はなかった。
「またスサノオ。……あいつら目的とかあんのかね」
ウィル・スノウライン(夜半の白光・d14891)が、前から思っていた疑問を口にする。
「そうね。スサノオは古くから伝わる日本の怖いものたちを呼び出して、いったい何がしたいのかしら?」
気配を気付かれないよう細心の注意を払いながら、オデット・ロレーヌ(スワンブレイク・d02232)も考え込んだ。
「古の畏れを生み出すダークネス、って何だか他人って気がしないんですよね」
代々続く祈祷師の家系に生まれた彦麻呂は、特にスサノオの存在を気にかけていた。
(て言うか、スサノオもやっぱり元は人間なのかな? どうにかして助けたりとか、できないのかな……)
それが限りなく0に近い可能性だと分かっていても、彦麻呂はそう考えずにはいられない。
「お、囮組が来たみたいだな」
ウィルの指摘に、皆の視線が巣のある洞窟へ集中する。
「長い黒髪とショート、両方いた!」
希紗が思わずそんな声をあげる一方で、
「アレってホントに騙されたフリなんですかね……」
楽しそうに二人の少女と話している(ように見える)転寝と悠の様子に、彦麻呂はジト目を向けていた。
●奇襲
「「母様、贄をお連れしました」」
二人の少女が、声を合わせて洞窟の奥に声をかける。
この段になっても、
「洞窟ってドキドキするね」
とか言いながら笑っていられる転寝の演技力は大したものである。悠の顔からはとっくに笑顔が消えていた。
「子らよ、ご苦労であった」
洞窟の奥から妖艶な声が響き、カサカサと何かが蠢く音が空気を震わせる。
やがて洞窟の奥から現れたのは、真紅の着物をまとった妙齢の女性の上半身と、8本の足が蠢く蜘蛛の下半身を持った異形の存在。
(古の畏れと戦うのは初めてだが、女郎蜘蛛か。結構エグいビジュアルだよなあ)
やや距離を置いて尾行していた狼は、女郎蜘蛛が姿を現したのを確認すると、茂みに隠れている仲間達に準備完了の合図を送る。
その合図を確認した希紗は右手を高く上げると、
「ファイアー!!!」
掛け声と共に、ドヤ顔で右手を振り下ろした。それは、戦闘開始のGOサイン。
「何事じゃ!?」
女郎蜘蛛と子蜘蛛が戸惑う間もあらばこそ。灼滅者達の一斉攻撃が始まった。
「まずは1匹……潰させてもらいます!」
彦麻呂が風を刃に変えて、戸惑う長髪の子蜘蛛へ向けて撃ち放つ。続けて、
「その人達はエサじゃないわ。食べさせたりしないんだから!」
オデットが手に持つ白き杖――Cygnus des etoileを子蜘蛛に向けると、子蜘蛛の周囲の大気が急激に冷やされ、凍り付いていく。
『合わせる』
千里の合成音声と共に氷結の速度は加速していき、
「熱と冷気の合わせ技でどうだ!」
そこへ巨大な斧“夜天光”に炎を纏わせたウィルが突っ込んでいく。半ば凍り付いた子蜘蛛を、今度は炎が包み込んだ。
「俺達は捕食されに来たわけじゃない。残念だったな!」
仲間達が子蜘蛛に攻撃を集中させている間に、狼はガトリングガンから火炎弾を乱射して女郎蜘蛛を釘付けにする。
その間に、囮役だった二人はスレイヤーカードを構え、
「蔵王権現真言……オン バキリュ ソワカ!」
転寝の真言と共に、封印から解除されたクルセイドソードが彼の手に収まった。
「できれば1体だけでも、潰しておきたい!」
悠も同じくクルセイドソードの封印を解くと、連続攻撃で弱った黒髪の子蜘蛛に、抜き撃ち気味に斬撃を繰り出す。その一撃は確実に子蜘蛛に命中はしたが、
「浅い……!」
実戦経験の乏しさゆえか、致命傷には届かなかった。
「おのれ、妾と我が子を傷つけ、巣を荒らす不届きな奴ら。妾が成敗してくれん」
ようやく態勢を整えた女郎蜘蛛が、蜘蛛の巣に張り付き憎悪の視線を灼滅者達に投げかける。
戦いは、これからが本番だった。
●子蜘蛛退治
「俺は落ちない……堕ちない……!」
指輪を嵌めた左手で顔を覆いながら、狼が胸元にスペードのマークを具現化する。そして、闇墜ちに近づいたことで得た力をガトリングガンに乗せ、解き放った。無数の弾丸が女郎蜘蛛に迫っていき、
「母様を傷つける事は許さない」
「母様は私達が守る」
だが、女郎蜘蛛に弾丸が届く前に、二体の子蜘蛛が動いた。巣の前に立ちはだかった二人の少女の背中から蜘蛛の足が生え出ると、弾丸すら上回るスピードでその弾を防いでいく。
「不逞な人間達に死を」
「畏れを知らぬ人間達に死を」
ガトリングガンの猛攻を受け止めて、子蜘蛛達とて無傷ではいられない。それでも彼女達は迫り来る灼滅者達に向き合うと、その小さな口を一杯に開き、炎を吐き出した。
しかしその炎を、悠とウィル、二人のファイアブラッドが自ら発した炎で受け止め、相殺していく。
「防御面はお構いなくっ! お任せ下さい!」
悠がそう請け負うと、
『なら、任せる』
千里が合成音声で悠にそう言葉を投げかけ、同時に膨れ上がった殺気が、子蜘蛛達を飲み込んでいく。
「うう……」
殺気に飲まれ、既に重傷を負っていた長髪の少女が膝をついた。そしてその隙を、転寝は逃さない。
「さっきは騙しちゃってごめんねー」
謝りつつも、放たれた斬撃は確実に子蜘蛛を捉え。
「金剛夜叉明王真言……砕!」
真言の祈りと共に子蜘蛛を切り裂いていた。
「母……様……」
長髪の子蜘蛛はそのまま黒い霧となって消えていく。
(親のため誘蛾灯の役割を担う子、か。そうあるように生まれ落とされた存在なんだろうけれど、何か切ない感じがするなぁ。ゆっくり休んでね)
転寝は消えていった子蜘蛛に心の中でそっと祈りを捧げた。
「おのれ、よくも我が子を!」
激昂した女郎蜘蛛が手の先から糸を飛ばして転寝に絡みつける。だが、動きを封じられた転寝に霊犬のクロが駆け寄り、糸を爪と牙で引き剥がしていった。
「あの子の仇」
片や、姉妹を殺されたおかっぱの子蜘蛛は背から生えた蜘蛛の足に炎を宿し、壁役に徹している悠とウィルに向かっていく。
「炎対炎か。悪くないじゃん」
ウィルも斧に炎を宿し、子蜘蛛の攻撃を受け止める。そして両者の力が拮抗し、動きが止まったのを好機と、素早く希紗が駆け寄り、
「妖怪退治だー!」
マテリアルロッドを通じて、魔力を子蜘蛛にぶつけた。激しい魔力の爆発が起き、子蜘蛛の体が宙を舞う。
「いけるわ!」
宙に投げ出された子蜘蛛に、オデットの放ったマジックミサイルを防ぐ術などなく。おかっぱの子蜘蛛もそのまま空中で黒い霧となって四散していった。
「ひとりのみならずふたりまでも。うぬら、もう許せぬ!」
残された女郎蜘蛛は美しい顔を歪め、般若のごとき形相で灼滅者達を睨め付けた。
●蜘蛛の巣
「まずはその巣から燃やしてやるとするかね」
ウィルの炎を纏った龍砕斧が、洞窟に張られた蜘蛛の巣を焼き払っていく。
「それじゃわたしも!」
さらに希紗も、神薙刃で蜘蛛の巣を切り刻んでいった。
その間も千里の除霊結界と狼の制約の弾丸が、女郎蜘蛛の動きを封じていく。
「おのれ、こざかしい」
女郎蜘蛛は手から伸びる蜘蛛の糸を鋭い刃のように振り回し、灼滅者を追い払おうとするが、
「絶対に防ぎますよ!」
守りに徹した悠と転寝が自らの身を盾にして、前線を維持していた。
やがて、蜘蛛の巣は炎と風の刃に破壊され、女郎蜘蛛はやむなく地に降り立つ。
「好機! いくわよ、彦麻呂!」
「うん、オデットちゃん!」
すかさず彦麻呂がバベルブレイカーを構えて女郎蜘蛛に突撃する。
「そのような大振りな攻撃が!」
女郎蜘蛛はその一撃を予想外に素早い動きでかわすが、
「もう一撃!」
彦麻呂のすぐ背後から、オデットもバベルブレイカーを繰り出していたのだ。さすがにこの連続攻撃をかわしきれず、バベルブレイカーが女郎蜘蛛の腹を貫く。
「うぬぬ……。じゃが、妾の巣からは誰も逃れられぬ!」
腹に空いた穴を右手で押さえながら、女郎蜘蛛は左手を地面に向けて何事か呪言を唱えた。すると、まるで浮かび上がるように、大地に蜘蛛の巣が広がっていく。
素早く後退した彦麻呂とオデットはうまく逃れたものの、前衛にいたウィル、悠、転寝の3人は蜘蛛の巣に絡め取られてしまった。
「地面にもあらかじめ蜘蛛の巣を張っていたのか!」
後方で攻撃の機会を伺っていた狼は、霊犬のふゅーねるに指示を出し、前衛の救援に向かわせる。転寝の霊犬クロも、自らの主人を救うべく奮闘していた。
「ほほほっ、妾の糸からは誰も逃れられぬぞえ。娘の供養に、そなたら全員喰ろうてやる!」
女郎蜘蛛は両手をかざし、糸を吹き出した。糸はまるで投網のように、後方にいた灼滅者達に襲いかかる。
だが、
「悪いけど、その手は喰わないんだなぁ」
彦麻呂が風を操り、迫り来る蜘蛛の巣を受け止め、払いのけた。
「さすが彦麻呂!」
すかさず、オデットがマジックミサイルで女郎蜘蛛の蜘蛛糸を発する手を撃ち抜く。
「うぎゃあああっ!」
女郎蜘蛛は苦悶の叫びを上げると、洞窟の中へ後退しようとする。
『逃がさない』
だが、いつの間にか女郎蜘蛛へ接近していた千里が、その八本の足を切り裂き、動きを封じていった。
「おのれ! 小癪な真似を!」
「小癪だろうが何だろうが、逃がさん!」
動きの止まった女郎蜘蛛に、狼がガトリングガンを連射する。そして全身ボロボロとなった女郎蜘蛛にとどめを刺すべく、希紗が迫った。
「妖怪、退散ーっ!」
希紗のクルセイドソードが光り輝き、女郎蜘蛛を両断する。
「うぎゃあああああっーっ!」
断末魔の叫びと共に、女郎蜘蛛の体も黒い霧となり、宙に消えていった。
●帰還
「やったね、オデットちゃん!」
「頑張ったわね、彦麻呂!」
仲良しの二人は、ハイタッチでお互いの健闘を讃え合う。
「ふう……。なんとか、勝てましたね」
初めてと言っていい実戦を終えて、緊張の解けた悠は、大きく深呼吸した。どの程度みんなの役に立てたかは分からないが、ディフェンダーというポジションで周囲に気を配りつつ、ベテランのみんなの戦いざまを目にすることが出来た。この経験が、きっと今後に生きていくのだろう。
そして狼は、ふゅーねるを撫でつつ耳を澄ましていた。スサノオの遠吠えでも聞こえないかと考えてのことだ。
「気配もわからないか?」
狼の問いに、ふゅーねるは首を横に振る。既に、スサノオはこの地を去ってしまったのだろう。
(早く帰りたい……)
千里は、戦いが終わった以上さっさと退散したいと思っているのだが、さりとて一人で帰れる気もしないので、結局みんなが早く帰ろうという気になるのを待ち続けていた。
その頃、希紗は一人、洞窟内に入り込んでいた。
「奥に何かあるかもしれないし。ボスを倒してお宝ゲット的な!」
それはないとしても、女郎蜘蛛がここに現れることとなった原因――例えば蜘蛛を封じた社みたいなものでもあるのではないかと考えたのだ。だが、残念ながら何も見つけることが出来ず、彼女はがっかりしながら洞窟を後にした。
一方、転寝は風に祈りを捧げていた。
(よく判らないけれど、スサノオくんが目覚めさせなければ君は静かに休み続けることができたんだと思う。“目覚めさせられたから”人を襲わずにはいられない古の畏れという存在になってしまったんだよね。どうか安らぎの時を。お休み)
その祈りが、灼滅されていった女郎蜘蛛と子蜘蛛達に届くと、そう信じて。
作者:J九郎 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年1月30日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 9/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
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