バレンタインデー2014~英国式に、貴方へ

    作者:幾夜緋琉

    ●バレンタインデー~英国式に、貴方へ
    「バレンタインデー……? ああ……あの日だね。男性から女性にプレゼントを贈る日だと、イギリスに居た時に聞いたよ」
     2月14日、バレンタインデーが迫る、とある日の放課後。
     クリス・ケイフォードは、友人との日常会話の中で……思い出したかの様に、そう頷く。
    『あれ……クリス君。今、男性から女性に……って言った?』
    「うん。そうだよ? ……そういえば去年も、バレンタインデーがあったけど……バラの花束を贈る、までしか言ってなかったっけ。イギリスのバレンタインは、男性から女性にプレゼントを送るんだ。その定番が、薔薇の花束を贈るなんだよ」
     そう、イギリスのバレンタインデー近辺では、男性が花屋でバラを買い求める光景がよく見られるという。
     イギリスと日本……風習は似ているようだけれど、細かいところで違う……この武蔵坂学園には、全国各地……いや、色々な國から来た人が居るから、その風習も色々ある訳で。
    『へぇ……そうなんだ。それじゃー、折角だし、皆でバレンタインのプレゼントを買いに行くとかしない?』
    「ん……それはいいかもね。僕も、みんなと一緒にプレゼントを選ぶとか……やってみたいと思うんだ」
     くすり笑うクリス。
     そしてクリスは友人、知人達と共に、お菓子屋やらプレゼントを買うために、郊外のショッピングセンターへ連れ立つのである。


    ■リプレイ

    ●祝福のバレンタインデー
     バレンタインデーを間近に控えた、とある日の放課後。
     灼滅者達が訪れるのは、郊外のショッピングモール。
     当然、ショッピングモールも、バレンタインデーに向けて、色んな所でチョコレートの出張販売を行っていたり、バレンタインデー用のプレゼントラッピングを前面に押し出していたりした。
    「うーん……凄いね、ここまでバレンタインデーが日本でお祝いされているだなんて、知らなかったよ」
     クリス・ケイフォード(小学生エクソシスト・dn0013)の言葉に、御幸・大輔(イデアルクエント・d01452)も。
    「まぁ……バレンタインと言えば、クリスマスに並ぶ一大イベントって所もあるしね……しかしバレンタインのショッピングモールの賑わいも凄いな。恋人になって初めてのバレンタイン……楽しみだな」
    「へぇ……恋人さん、出来たんだ。良かったね」
    「え? あ、うん……ね、ライズ」
    「んー……? ……って、ばかっ! もう、口軽いんだから……」
     大輔の肩をぽかぽか、と叩くライズ・ネフリティス(高校生神薙使い・d14842)に、
    「ごめんごめん。まぁ今日は楽しもうね」
    「……まぁ、な……」
    (「……デートか……付き合ってるって言っても、まだ慣れないなぁ……でも、まぁ、だんだん慣れていけばいいよね。今日は買い物を一緒に楽しめればいいか……」)
     口をとがらせつつも、今日のバレンタインに向けた買い物が楽しみであったりするライズ。
     ……そんな一方、笠井・匡(白豹・d01472)と、天江・健護(迷える子執事・d20820)は、クリスに。
    「しかしバレンタインを初めとして、イベントとかでちょこちょこお花とか、プレゼントとかを贈り合ったりする外国の風習っていいよね」
    「ええ……私の居た所では、男性から女性に、というのが普通でしたので、今年も何ら変更はありませんし……でも、確かにそういった外国の風習というのは、余り日本に伝わってきていないのが実情だと思いますね」
    「そうだね。まぁ……国には国の風習があるのは当然のことだと思うしね……確かにボクの産まれたイギリスでは、チョコを贈り合うって言った風習はないけれど、そういう風習も折角だし大事にしていきたいよね」
    「ええ……しかし、何をあげたら喜んでくれるのでしょうね……?」
    「そうだな。彼女へのプレゼント……我ながら、何をあげれば良いか悩む。まぁ……師父も一緒に考えてくれるらしいから、大丈夫かとは思うけど」
     五代・拓海(腐敗クルソソムリエ・d18352)に、ミスト・レインハート(闇纏う追憶・d15170)は。
    「ああ、構わない。さぁいくぞ、さぁいくぞー!!」
     ずんずんと、拓海の手を引いて進んでいくミスト……それに苦笑するクリスと、仲間達。
    「ともあれクリス……女性が喜ぶものってなんだ? クリス、解るか?」
     突如棗・一夜(一途な人狼・d24141)が訊ねてくるが、
    「え? ……いや、うーん……まず、その恋人さんがどういった人か、ボク解らないから確定的な事は言えないけど……例えばその子の髪の色とか、好きな色に合わせた花束とかはどうかな?」
     クリスの答えに、一夜は。
    「んー……花とか好きなのかも解らないんだ。ともあれ……チョコなら喜んでくれそうだ。どこのチョコが美味しいんだ、クリス?」
    「え、えっと……」
     質問攻めに遭うクリス……でも、頑張って答えようとするのは、イギリス紳士の性質か。
    「まずはショッピングモールに入ってみれば、案内図はあると思うから、そこで有名ブランドのチョコレートを探すといいかな? 後は案内図に書いていない店も出張出店してるかもしれないから、そこの辺りは足で探すほか無いと思うよ」
    「そうか……分かった」
     こくり頷いた一夜……それにほっ、とするクリス。
     そしてショッピングモールに到着する灼滅者達。
    「さぁ、今日は一日、英国式にジェントルマンで過ごすよ、お嬢様がた。さぁ……」
     タージ・マハル(武蔵野の魔法使い・d00848)が自動ドアの前に立ち、パチン、と指を鳴らす。
     ウィィン、と自動ドアが開くと共に。
    「さぁ、中へとどうぞ」
     微笑み、エスコートするタージに、榊・くるみ(がんばる女の子・d02009)は。
    「みんなありがと~、えへへっ♪」
     と、とっても嬉しそうで……その笑顔に続き、白崎・白乃(少女ジキルとハイド嬢・d22714)も。
    「ウェーイ! おっかいっものー! さーさー、楽しむよー!」
     と、満面の笑みでエスコートされていくのであった。

    ●ハッピー・バレンタイン
     そしてショッピングモール内。
     やはり、というか……結構な人の入りで、ショッピングモールは混雑している。そしてその客層も、心なしか……。
    「うーん……バレンタイン間近ですから、やはり女性が多いデスね」
     霧波・ラルフ(愛染奇劇・d09884)の言葉、それにクリスもこくりと頷いて。
    「そうだね……そういえばラルフさんの出身って……?」
    「ン? わたくしはドイツデスよ。わたくしも欧州に居た頃は、クリス君の言う通りに女性に花を渡していた記憶があります。それを凄く喜んでくれていた印象が強いデスね」
    「そうなんだ。そういえば聞いた事があるよ。ドイツの場合は、本命の人にしか渡しちゃいけないんだって……ね?」
    「んー……確かにそういう風潮デスネ。まぁ、そこまで制限しなくても良いとは思いマスけどネ」
     ラルフの苦笑に、クリスも微笑む。
     ……そして。
    「それじゃボクはお花屋さんに行ってみるけど……みんな、行きたい所があるなら、自由にしてくれていいからね?」
    「ええ、それじゃ僕達はペットショップに行ってみようか。くるみは子犬さん、好きでしょ?」
    「うん!」
    「それじゃくるみお嬢様、白乃お嬢様、行きましょう」
     更にエスコートするタージに、くるみと白乃がエスコートされていく。
     それぞれ、買いたい物を求めて、ショッピングモール内に別れて行く……クリス達は、お花屋さんへ。
    「さて……と。薔薇は……あるかな……?」
     とクリスが探すのは薔薇。それに匡が。
    「へぇ……薔薇の花束が定番なんだ?」
    「うん。だからイギリスのバレンタインデーは、前日にお花屋さんが混むんだよ。薔薇、そんなに日持ちしないしね」
     くすりと笑う匡……そしてそうデスね、とラルフも笑いつつ。
    「さて、こちらもどうしまショウ。定番は確かに赤い薔薇デスが、ただ、赤い薔薇の花束というのも…………おや、あれは」
     とラルフが目に留めたのは、ちょっと珍しいピンクの薔薇。
     他の薔薇に比べると、ちょっと小振りのものだけど。
    「ええ、それデス。その小振りのピンクの薔薇を……はい、それで。あと、それに赤い薔薇を三本足して下さい」
     小振りの薔薇を揃え、花束にして貰うラルフ。
     そして受け取りながら。
    「……あの子が喜んで下さるといいのデスが」
     と、小声で呟きながらも、易しく微笑む。
     そんなラルフの幸せそうな表情に、クリスも嬉しげに微笑むと。
    「楽しそうだね……その笑顔をみれて、ボクも嬉しいよ」
     と笑いつつ、花を更に吟味。
     ……その横で、匡、健護も花を探す。
    「しかし薔薇かぁ……うーん……どうなんだろう」
    「ん? ……どうしたの?」
    「中々、選ぶのが難しくてね。どれにすればいいのやら」
    「そう……なら見た目以外で選んでもいいんじゃないかな? 例えば……花言葉とか」
    「花言葉……へぇ、それはいいかもしれない。すいません、店員さん。花言葉、教えて貰ってもいいですか?」
     匡の言葉に、店員さんは頷く。
     そんな花言葉を……ミスト、と拓海は。
    「いいか? イギリスでは薔薇はもう古いんだ。今の流行はシュウメイギクなんだ。古来よりシュウメイギクはな……!」
     と拓海に熱弁を揮うミスト。
     ……ちなみに、イギリスでシュウメイギクが新しいというのは、完全な嘘知識。でも拓海は、師父からの言葉なので……。
    「シュウメイギクですか? ……でも、この花の花言葉って……あっ、ひょっとしてイギリスだと全く別の良い花言葉になるんですか?」
    「ふふ」
     不敵に笑うミスト……そして購入しようとした所で。
    「そうだ。その花言葉……『褪せていく愛』だがな」
    「え? ……ちょ、ちょっと、師父ううう!!」
    「お前とその恋人にぴったりだろ!? ったく、俺の天使と付き合おうなんざ、百年早いんだよ!」
    「もう、百年経つ前に、別れるところだったでしょうがぁ!!」
     お花屋の店頭で口げんかしている二人……それにクリスが。
    「まぁまぁ……二人とも。落ち着いて落ち着いて?」
    「はぁ、はぁ……」
    「……全く、仕方ないな。そんなにプレゼントを俺の天使に贈りたいと言うなら、いい店教えてあげるから着いてこいよ」
    「……今度は大丈夫だよね?」
    「ああ、大丈夫だよ」
     ミストと拓海は、そう言いながら店を後にする。
     ……そしてそんな二人の言い争いの横、匡は店に並ぶ花一つ一つの花言葉を聞いて……最終的に。
    「そう……だなぁ。ガーベラは神秘、究極美、希望、崇高な美、あと我慢強さ、か……我慢強さは、僕に必要なものかもねえ……彼女、まだ小学生だし」
    「……結構な年の差だね」
    「ええ。まぁ……」
     クリスの言葉に、匡は苦笑、そして。
    「それじゃ、ガーベラとカスミソウのバスケットにします。お願い出来ますか?」
     オーダーを受けて、はーい、と店員さんは選んだ二つの花を、綺麗なバスケットに仕上げていく。
     そして……一方健護は。
    「う~ん……あ、これ良いかも」
     と手にしたのは、千日紅が入った花瓶。
     その花言葉は、変わらない愛情を永遠に、と店員から聞くと。
    「……これ、ぴったりですね。これ、下さい」
     と花瓶と一緒にその花を購入する健護。
     そして、一通り花を購入した後は。
    「それじゃ次はどこに行く?」
     とクリスの言葉に、ロイド・テスタメント(無へ返す元暗殺者・d09213)と、一夜が。
    「やはりこの時期は、イタリアンコーヒーとロシアンティー、またバレンタインと言えばお菓子ですから、ロシアンティー用に苺のジャム、バレンタイン用の材料を買いたいと思うのです。折角のバレンタイン……全部手作りで皆さんに渡したいですしね。餌付け用に、ブリザーブドフラワーとかも良いですが」
    「俺は……やっぱり折角日本に居るんだし、チョコかな? 好みとかあまり知らないから困ったモノだが……でも、元気でちょっと照れ屋な所が可愛いんだよな。うん、そういう所に一目惚れしたんだよな、俺」
    「……ふふ、一夜さんの言葉を聞いてると、凄く嬉しそうなのが良く解るよ」
     笑うクリス。それに一夜は。
    「折角のバレンタイン、頑張って素敵なバレンタインプレゼントを買って渡さないとな。よーし……クリス、最後までつきあってくれよ!」
    「うん。勿論だよ。ロイドさんも、いいものを頑張って探そうね?」
     一夜、ロイドに微笑むクリス。
     そして彼らは、ショッピングモール内を歩き廻り始めるのであった。

     ……そして、タージ、くるみ、白乃の三人は、ショッピングモール内を巡る。
     まずはペットショップ。
     もふもふの子犬や仔猫、可愛い小鳥……わんわんにゃんにゃん、ピィピィと鳴声も響く。
    「さて……お手をどうぞ、お嬢様♪」
     ちっちゃいちっちゃい子犬を抱きかかえ、くるみの前に差し出すタージ。
     くるみが手を出すと。
    『わん♪」
     ぽふっ、と子犬がお手をしてきてくれて……。
    「わー、可愛いですー♪」
     頭をなでなで、と撫でるくるみに、くすぐったそうに身を捩らせる子犬……その仕草が更に可愛い。
     そして、次にはハンバーガー屋さんへと向かうと。
    「お先にどうぞ、レディーファーストだね。ファーストフードだけに」
     と、極々自然に車道側を歩いてエスコートするタージ。
     ……そんなタージのエスコートに、くるみは。
    「あの……あんまり無理しなくてもいいよ?」
     段々と、申し訳なくなってくるくるみ。でもタージは。
    「いえいえ、無理はしてませんよ♪」
     と微笑む。
     ……それにくるみは。
    (「なんだか悪いなぁ……あ、そうだ!」)
     思いつき、ショッピングモールの中。
    「ねぇ、最後にこのお店に入りたいな♪」
     と立ち止まったのは、ちょっとワイルドっぽい感じがするお店。
     ……そのお店でくるみが入ると、うーん……と探すのは。
    「……あ、これだ。ねぇ、これタージさんに似合うと思うんだけど……どうかな?」
     くるみが手にしたのは、ヒョウ柄のハンカチ。白乃には、美しい白地に……マシュマロの刺繍が施されたハンカチ。
    「ん……ええ、ありがとう、くるみ。似合うかな?」
     微笑み、受け取るタージ、そして白乃も。
    「ん……あー、なんだ。ありがとうな。そうだ、俺も皆……これやるよ」
     と、白乃も……いつのまにか前に出てきていたハクが、申し訳なさそうな感じで、ちょっとしたアクセサリーをプレゼント。
    「……何だろう、まだバレンタインじゃないのに、バレンタインデーのプレゼント交換をしちゃってるみたいだね」
     タージの微笑みに、くるみ、白乃も頷き……そして笑うのであった。

     そして一方、クレイ・モア(流れに負けたパンティー戦士・d17759)と、シグマ・コード(フォーマットメモリー・d18226)の二人。
    「しかし……日本のバレンタインはチョコ尽くしと聞いてたが、本当なんだな。あちこちにチョコを売ってる気がするが……これなら目的の物も探しやすいな」
    「そうだな……」
    「ああ、シグ、はぐれたら困るから手を繋ご?」
    「……」
     クレイに、こくりと頷き手を繋ぐ……そして二人はお菓子屋へ。
     当然並んでいるのは沢山のチョコ。
    「……これだけチョコを見てると俺の胃が……まぁ、後で貰えるからいいか」
    「……まぁな」
     シグマはそういいつつ、チョコレートを選ぶ……ちょっぴりビターな味のチョコレート。
     それを紫と……赤のリボンで包んで貰う。
    「はて? 紫でラッピングしてるのはともかく、なんで赤なんだ? 好きな色だからか?」
    「……クレイの好きな色でもいいんだけど、ここはあえて……な」
     くすりと笑うシグマ。
     ……それに。
    「まぁいいか……それじゃ、今度はつきあってもらっていいか?」
    「ああ」
     と、今度はシグマの希望でお花屋へ……。
     白い薔薇を五本、贈り物用の花束にして……。
    「これ、使って下さい」
     とリボンは持ってきた、蒼いリボン。
     そしてラッピングしてもらったら。
    「ほら、買ったぞ?」
     ニコリと見せる花束。そして。
    「お前の贈りものが出来たら渡すよ。交換しよ?」
    「……ああ。帰ったら早速作るから、楽しみにしてろよ?」
    「ああ、楽しみだ。じゃあ一緒に帰ろうか」
    「ん……」
     頷き、手を繋ぐシグマ。
     ……そんな二人が立ち去った後、大輔とライズがそのお花屋に入れ替わりにやってきて。
    「あ、ここだここだ。ライズ、ちょっとここで待ってて!」
     と大輔は、ライズを待たせて店に向かう……そして11本の薔薇をあしらった花束を購入。
     ……薔薇の花束を持ち帰ってきた大輔に、ライズは。
    「えっと……何、この花束……?」
     きょとんとしている彼女に、大輔は。
    「ウチはお母さんがドイツ人だったこともあって、バレンタインはお父さんがお母さんにいつもプレゼントしてたんだよ。親愛なるライズに」
     軽く跪き。
    「はい、Happy Valentine! ライズ。俺の思いの全てだ、愛してるよ、ライズ」
    「え……! ちょっ、ばかっ! こ、こんなところで、恥ずかしいだろ!!」
    「だって、好きな気持ち、こうやって示す以外にないだろう?」
    「……!!」
     顔を真っ赤にするライズ……そして。
    (「……ホント、いつもこうなんだから。恥ずかしくてこっちの身がもたないよ……」)
     内心、そんな言葉を呟きつつ。
    「……あとで花瓶、買わないとなぁ……」
    「……付き合うよ」
    「……ああ」
     ぷいっ、と顔を背けつつも、内心は嬉しいライズ。
     そんなライズを見て、大輔も幸せに浸るのであった。

     そして、すっかり夕陽も墜ちた頃。
     両手一杯に、プレゼントを買い込んだ一夜。
    「うん、良い物が買えた。つきあってくれてありがとうな、クリス」
    「ううん……みんなが喜んでくれるなら、ボクも嬉しいから……でも、一杯だね」
    「何に喜んでくれるか解らないしな。だから……これもこれもって思ったら、こんなになっちまった」
     ははは、と笑う一夜。
     でも、それはそれだけ、恋人に対する思いが強い証拠……彼女に喜んで欲しいから。
    「まぁ……皆が喜んでくれたみたいで良かったよ。それじゃ明日は……バレンタインデー、みんな、頑張ろうね」
     クリスの言葉に皆も頷いて、そしてショッピングモールを後にするのであった。

    作者:幾夜緋琉 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年2月13日
    難度:簡単
    参加:14人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 0/感動した 0/素敵だった 2/キャラが大事にされていた 6
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