バレンタインチョコは誰の手に

■リプレイ

●バレンタイン
　今日は２月１４日。女の子が想いを込めたチョコレートを用意する日。
　だがそんな大切な行為を阻もうとする輩が居た。
「返して！　どうしてこんな事するの？」
　少女の叫びが夕日の照らす校舎裏に響く。
「学生の本分は勉強だ！　勉強をしろ！　つまり親切心ということだ。決してモテル男が羨ましいとか、妬ましいという理由では断じてない！　バカップルは爆発しろ！」
　コサック戦闘員が取り囲む中、奪ったチョコを手に黒い制服の男が少女に説教をする。
「待てい！」
　そこへ謝華・星瞑（紅蓮童子・d03075）が声をあげて割り込む。
「か弱き少女の勇気を踏みにじる悪党共よ！この紅蓮童子が成敗してやる！」
　少女を守るように背中に隠し、星瞑は男を指差した。その時違う方向から飛来する小柄が、男の鼻先を掠める。
「やあ御機嫌よう、この甘酸っぱい日に何やってんだいご当地怪人」
　何故こんな日にわざわざ騒ぎを起こすのかと、呆れたように柄に手を掛けた花檻・伊織（日陰の残雪・d01455）が見やる。
「あー。あの変態の相手はオレらがするから、ちょっと離れててくれよ。危ないからさ？」
　その隣に姫乃川・火水（ドラゴンテイル・d12118）が駆けつけ、少女を見ながら軽い口調で男を指し示した。
「さあ、これに乗って避難するよ。この時期ああいうの増えるんだよね」
　戦闘員を押しのけた紗守・殊亜（幻影の真紅・d01358）が、ライドキャリバーに少女を乗せる。
「ここは私達に任せて！」
「大丈夫、あのチョコは必ず取り戻すから」
　戦闘員が邪魔出来ないように妨害するソフィ・ルヴェル（カラフルジャスティス・d17872）が、胸に手を当て自信を持って任せてと伝えた。
　月之瀬・華月（天謡・d00586）が安心させるように優しく微笑みを浮かべ、少女の背を押すとキャリバーは走りだし、殊亜がそれを守るようにして追走する。
「こっちは任せて、ちゃんと保護するからね」
「乙女の戦場を穢させる訳にはいきません。必ず守ります」
　３人の協力者、咲結と絶奈が少女と敵の間に入り射線を塞いでくれる。
「他に敵はいねぇようだな」
　もう１人のスウは身を隠し、フォローに回る。
「待て！　まだ代わりのプレゼントを……」
「人の恋路を邪魔する怪人は、馬の代わりに蹴飛ばしてあげるよ」
　少女のチョコをポケットに入れ、代わりに取り出した黄色い包みを持って追いかけようとする男に、埜口・シン（夕燼・d07230）が言葉通り蹴りを入れてその手を弾いた。包みが手から離れ地面を転がる。
「貴様！　よくもカレーを足蹴にしたな！　許せん……このよこすか海軍カレー怪人の怒りを買った事を後悔させてやる！」
　怪人は背筋を伸ばして帽子を被り、灼滅者に殺気を向ける。そうして見ると、その服が日本海軍の軍服である事が分かった。
「許さんのはこちらだ。少女の勇気を踏みにじるなど、許される事ではない！」
　ここは一歩も通さないと、貴堂・イルマ（小学生殺人鬼・dn0093）が対峙する。
「海軍カレー怪人……一度まみえてみたいと思っていました。……見せて頂きましょうか……貴方の魂(カレー)をッ！」
　カレー好きの六連・光（リヴォルヴァー・d04322）は、敬意を持って怪人の前に立ち塞がる。
「ほう、ものの分かる人間も居るようだな。ならば存分に味合わせてやろう、カレーの極み、海軍カレーの味を！」

●カレーの香り
　怪人はカレーを撒き飛ばす。灼滅者達は散ってその攻撃を避けた。地面に落ちたルーが湯気を立てて土を溶かす。
　灼滅者は武器を構え、殺気を放って一般人を遠ざけると反撃を開始する。
「変身です！　カラフルキャンディ！」
　ソフィはカードデッキを取り出し、変身ポーズを取る。腰に現われたベルトにデッキを装填すると、体が光に包まれ衣装が変わる。
「彩り鮮やかは無限の正義！　ソフィ参ります！」
　ライドキャリバーのブランに乗り、真紅の剣を手に突進する。勢いのまま剣を振り抜き、進路上に居た戦闘員の胴を斬り裂く。
　そこへ伊織が駆け寄り、雷を纏った拳を腹に打つ。戦闘員は体をくの字に曲げ、動かなくなった。
「俺はチョコもカレーも好きだけど、しょうもない真似をする奴は嫌いなんだ」
　戦闘員が反撃にライフルを構える。伊織に３つの銃口が向けられる。
「動くな！」
　引き金が引かれる直前、イルマから放たれた黒い殺気が戦闘員達を呑み込む。戦闘員の動きが僅かに遅れる。
「この大切な日の大事な一品を奪おうとか、許される訳が無いの！」
　その間に華月が符を投げる。片方の銃弾を弾き、残りの弾は星瞑の異形化した腕が受け止めた。
「行くぞ！　ぶっ飛びやがれ！」
　そのまま星瞑は荒々しく腕を戦闘員に叩き込む。衝撃に戦闘員の体がよろけた。そこに光が手にした槍を突き出す。穂先が戦闘員の体に喰い込み、捻り込んで貫くと意識を失い崩れ落ちる。
「次です！」
　光は槍を抜き反対の戦闘員を狙う。そこへ怪人が粘着性のご飯を放つ。
「まずは、日本人らしく米を食らえ！」
　放たれたご飯を白と青のバトルコスチュームに変身した火水が受け止めた。ヘッドギアから覗く眼差しが鋭く怪人を捉える。
「おい変態、お前の相手は俺だ！」
　そのまま雷を宿した拳を打ち込む。怪人は手にした大きなスプーンでそれを受け止めた。
「誰が変態か！　この日本男児を前に暴言は許さん！」
　スプーンを振り抜き、火水を吹き飛ばす。そして追撃にカレーを噴き出した。火水は勢いに逆らわず地面を転がって躱す。
「日本男児の癖に、馬に蹴られるような真似をする方が悪いんだよ！」
　シンの放った魔弾が怪人を貫き、傷口から魔力が侵食して動きを鈍らせる。
「いくよ、ブラン！　私達で食い止めるよ！」
　その隙に、騎乗したソフィが斬り込み刃が怪人の肩を裂いた。
「我輩の軍服に傷をつけるとは！　このお転婆め！　女子は家で家事でもしてろ！」
　服を傷つけられ、青筋を浮かべた怪人はカレールーとお米を乱れ打つ。防ごうとした火水とソフィは熱々のカレーに吹き飛ばされた。
　戦闘員が放つ弾丸を華月の巻き越した風の刃が迎撃する。
「させないの！」
「凍えろ」
　続けてイルマの瞳が戦闘員達を映す。次の瞬間、魔術により熱を奪われた戦闘員が凍える。
「砕けろ！」
　そこへ星瞑が飛び込み、拳の連打を浴びせる。滅多打ちにされた戦闘員はぼろ雑巾のように吹き飛んだ。
　残る１人の戦闘員が必死に銃を乱射する。その背後から伊織が接近し、魔力を込めた杖を振り抜く。背を打たれた戦闘員は、仰け反りながらも片手で銃口を伊織に向ける。
「そんな構えじゃ当たらないよ」
　伊織が一閃、その銃を斬り落とした。無防備になったところへ光が槍を突き刺す。胸に一撃を受けた戦闘員は仰向けに倒れた。
「後は……怪人だけです」
　光は最後の戦闘員を倒し、怪人へ視線を向ける。その目の前にぐつぐつと煮えたぎるカレールーが迫っていた。
　その間に割り込むように真紅のライドキャリバーが滑り込む。
「お待たせ！　女の子の避難は終えたよ！」
　キャリバーから飛び降りながら、殊亜は光輪を盾として宙に浮かべ飛来するカレーから仲間を守る。
　カレーはキャリバーの装甲と光輪を溶かしたところで止まった。
　揃った灼滅者達は怪人を包囲し、ここからが本番だと気合を入れなおす。

●チョコレート争奪
「ふん、所詮ロシアの戦闘員ではこんなものか。だが日ノ本が誇るよこすか海軍カレー怪人である我輩に勝てるなどと思いあがるな！」
　消え去る戦闘員を侮蔑するように見下し、手にした巨大スプーンを灼滅者に突きつけた。
　伊織が踏み込み、上段から剣を振り下ろす。怪人はスプーンで受け止めた。
「今回の計画に何の意味があるんだい。チョコ奪ったって嫌われるだけだよ……まさか本当に学業推進とか妬ましいとかそんな理由じゃないよね？」
「そ、そんな訳あるか！　バレンタインとはチョコレート屋が日本男児を腑抜けさせる為の陰謀なのだ！　つまりこれは日本を守る為の行為！　断じて、断じて嫉妬ではない！」
　伊織が問いかけると、顔の皿を真っ赤に染め唾を飛ばして怒鳴る。伊織は唾を避けるように飛び退いて間合いを開ける。
　怪人はそこに米を撃ち込み、足にべったりと張り付いた米が動きを封じる。
「その口をカレーで塞いでくれるわ！」
　放たれたカレーを、割り込んだ火水が斧を盾にして受け止める。
「どう見ても、チョコが貰えない嫉妬から行動してるようにしか見えねーぜ」
　顔を真っ赤にする怪人を見て、火水が呆れ気味に呟く。
「まだ言うか！　その口にもカレーを注いでやる！」
　火水の口にカレーが突っ込まれる。ほかほかご飯にスパイシーなルーの旨みが絶妙だった。だが次の瞬間、激辛が辛いを通り越して痛みとなって体を貫く。
「うはは、どうだ激辛海軍カレーは！　旨かろう？　チョコなんぞ目ではない！」
　自慢げにカレーを見せびらかす怪人に、口の中が燃えるような痛みに悶える火水は言葉もない。
「そうかそうか食べるのに夢中か、ならもっと馳走してやろう！」
「カレーよりアメちゃんの方が美味しいです！」
　もう一度火水の口にカレーを突っ込もうとする怪人に、ソフィが斬り掛かる。剣はスプーンを弾き、切っ先が上着のポケットに穴を開ける。その隙間から少女のチョコが覗いた。
「女子供はこの甘口カレーでも食べてろ！」
　放たれるカレーをソフィはブランを蛇行させて避ける。
「確かにカレーも美味しいと思うの……ご当地怪人ならではの強い愛があるのでしょう。でも！　それは『カレーへの愛』であって『贈る相手への愛』じゃない！」
　華月から穏やかな風が流れ、火水の痛みを取り除く。
「その通りだよ！　相手を思いやれないから、こんな酷い真似をしちゃうんだよ！」
　少女の勇気を、思いを守りたいと、シンは飛び込み腕に装着した巨大な杭を撃ち出す。杭はドリルの様に回転し、防ごうとしたスプーンを弾き肩を抉る。
「おうぉっ、酷いだと？　チョコを貰って喜ぶ人ばかりだと思うな！　想いが籠もっていればカレーでも構わんだろうが！」
　怪人はシンに向けてカレーを放つ。その前に殊亜が飛び込み、手にした光の剣に炎を纏わせようとする。
「レーヴァテ……ってチョコ溶けると困るか。オーラキャノン！」
　いつもの癖で炎を生み出そうとしたのを咄嗟に止め、反対の手で凝縮したオーラを撃ち出す。オーラの弾は舞い降るカレーに穴を開け、地面に降り注いだ。
「チョコ返しなよ。あの子はまだカップルじゃないからセーフだろ？」
「誰が返すか！　これはもう我輩の物だ！」
　怪人はカレーを追うように間合いを詰め、殊亜の頭上からスプーンを振り下ろす。殊亜は剣を両手で持ってその一撃を防ぐ。怪人はそのまま叩きつけようと力を込めた。
「スプーンは食事に使うものだ、武器ではない」
　イルマの足元から影がぬっと伸びる。それは起き上がり漆黒の豹となって怪人に襲い掛かった。影の獣は爪で背中を引き裂く。
「ぶちまけろ！」
　怪人が痛みに思わず振り返ったところへ、星瞑が駆け寄り異形化した拳を顔面に叩き込む。ピキッと音がしてカレー皿にひびが入る。
「……割れないか、思ったより硬い！」
「き、きっさま！　この海軍カレーの皿を割ろうとしたのかあ！」
　怒った怪人は震える手でパックから福神漬けを取り出すと、ばりぼりと食べる。すると顔のひびが修復され、カレー皿に彩が増した。
「ゆるっさん！」
　怪人は跳躍してカレーをよそったスプーンで襲い来る。そこへ踏み込んだ光が槍を振るって迎撃する。スプーンと槍がぶつかり衝撃で両者が後退する。
　だが怪人は下がりながらもスプーンに乗ったカレーを投げつける。オーラを纏った火水がそこに正面から突っ込む。拳を当て、焼けるような痛みを無視して怪人に肉薄する。
　怪人がスプーンを振るう。火水はそれを躱さずに拳の連打を放つ。
「ふんっそんな腰の入ってない拳など効かん！」
　スプーンの一撃を受けて吹き飛ばされる。だが火水の顔には笑みがあった。
「へへっ、チョコゲットだぜ」
　その手には少女のチョコがあった。
「何だと！？」
　怪人が視線を落とすと、ポケットが破れ穴が開いていた。先ほどの連打を目晦ましにして奪い取ったのだ。
「……そんなチョコくれてやるわ。チョコレートチョコレートと、チョコレート屋に踊らされて恥ずかしくないのか！　日本男児ならカレーを食べろカレーを！　カレーをやるからチョコを寄越せ！」
　チョコレートを奪い返そうと怪人が迫る。体勢を崩したままの火水は動けない。後一歩というところで、両者の間に槍が突き立った。思わず足を止める怪人。
「私とて、自重出来ないリア充には虫酸が走る……しかし、だからと言って、これは違うでしょう……！」
　槍を投げた光は、すぐさま走り出し助走をつけて怪人に殴り掛かった。右拳は怪人の鳩尾を打ち抜き、頭が下がったところへ左の拳が顔を打ち上げた。
「続けて行くぞ！　連続攻撃だ！」
　星瞑がそこへ飛び込むと、拳の連打で怪人の体を宙へと押し上げていく。最後に跳躍するようにアッパーを入れて怪人の体が完全に宙を舞う。
「さて、チョコも奪い返したし、さっさと片付けようか」
　伊織が腕を振るう。遅れて白光が残像となって宙に弧を描いた。刃は怪人の軍服を袈裟斬りに裂き、傷からどろりとカレーが溢れ出た。
「我輩の軍服が！」
　着地して怪人は、破れた服に手を当てて喚く。その時、カツンと硬い物が地面に落ちた。見ればそれは陶器の破片。怪人は恐る恐る顔を触ってみる。するとカレー皿が欠けていた。
「うぉおおおおお！？　馬鹿な！　チョコをゲットどころか、カレー皿が割れただと！？」
　伊織の一太刀が勢い余って顔まで掠めていたのだ。
「今日という日のチョコは特別な物。代わりなんて存在しないの！　そもそも駄々漏れてる本音で全て台無しです、ばかーっ」
　華月は言いたい事を言うと、一つ息を吐いて落ち着き、凛とした声で歌い出す。その包み込むような柔らかい響きは傷ついた火水の体を癒していく。
「昔からバレンタインには碌な事がない、こんな日はなくなってしまえばいい！」
　目からカレーを流して叫びながら、怪人がカレーを飛ばす。殊亜はキャリバーでそれを防ぎ、光の剣で胴を斬りつける。
「早く帰って紫さんのチョコ食べたいんだから大人しく倒れろ！」
「貴様、そんな羨ま……けしからん事は絶対にさせん！　不順異性交遊禁止だ！　カップル撲滅！」
　怒りで痛みを無視し、怪人はスプーンを手に襲い掛かる。
「撲滅されるのは、カップルの邪魔をする怪人だよ！」
「その通りだ、もう邪魔できぬようここで滅びてもらうぞ」
　シンとイルマの影が、怪人の左右の足を縛り上げる。
「チョコレートの一つや二つ、減るもんじゃなかろう！　我輩に食わせろ！」
　影を引っ張りながら怪人は進み、火水の手に持つチョコを狙う。
「いや、食ったら減るだろ？」
　冷静なツッコミと共に火水がシンにチョコをパスすると、今度は本気だとばかりに斧をアッパー気味にフルスイングした。怪人はスプーンで受けようとするが、へし折られて打ち上げられる。
「必殺！　シーサーキィィィィィック！！」
「アメちゃん必殺！　キーック！！」
　そこへ星瞑とソフィが同時に跳躍し、飛び蹴りを放つ。宙に居る怪人は避ける事も出来ず、顔面にダブルキックを喰らい、更に吹き飛んでゆっくりと地上に落ちた。
「……我輩が負けるとは……これも全てチョコレート屋の陰謀か……だが、最後に勝つのはカレーだという事を覚えておくがいい！」
　最後に砕け散った顔でそう告げると、怪人は大爆発を起こして消し飛んだ。

●伝わる想い
　そっと光は空を見上げる。
「美味い店を知ってるんです……次逢う時は、共にカレーを食いましょう……？」
　口の中で呟く。それは散り逝く者への手向けの言葉だった。
　避難していた少女が協力してくれた灼滅者に連れられ戻ってくる。
「あ、あの……」
「はい、無事に取り返したよ、気持ち伝わるといいね」
　大切な宝物のようにシンがチョコを渡す。少女はありがとうございますと、頭を下げた少女は、震える手でしっかりと受け取った。
「大丈夫、この日の為に一生懸命頑張ったんでしょう？　ならきっと想いは届くの」
　華月が少女の背中をそっと押してやる。
「残る『決戦』の上首尾も祈ってるよ」
　そう声をかけ、伊織は立ち去りながら背中越しに軽く手を振る。
「少しカレーの香りがついてしまいましたけど、中は無事です」
「この程度なら大丈夫じゃろう」
　ソフィと星瞑の言葉に、歩き出していた少女が振り返る。
「はい、先輩はカレーが好物ですから、ちゃんとチョコもカレー風味にあるんですよ」
「「え？」」
　全員が思わず振り返る。そこには走り去る少女の姿があった。聞き間違えだろうと灼滅者は顔を合わせ、少女の勇気が上手くいくよう祈った。
「……しっかし、バレンタインなー。そんなもんもあったなぁ……」
　期待はしていない。火水はそう思いながらも、心のどこかに僅かな望みを抱き微妙な溜息を吐く。
「そういえばイルマさんはチョコくれないのかなー？」
「ふむ、チョコか。これでよければ……」
　悪戯っぽいく笑う殊亜に、イルマが取り出したのは携帯している高カロリーチョコバーだった。
　女の子としてそれはどうなのかと、皆は残念な視線を送るのだった。

作者：天木一	重傷：なし 死亡：なし 闇堕ち：なし
種類： 公開：2014年2月14日 難度：普通 参加：8人 結果：成功！
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