人食い鬼が荒れ狂う

    作者:波多野志郎

     一体の獣が、その森を駆け抜けていく。
     そこは斜面の一角、少し視線を上げれば古風な街並みが一望できる、そんな場所だ。少し拓けたそこにあるのは、一つの岩だ。いわれのある岩なのだろう、薄汚れた看板がもたれかかる様にそこにはあった。
     獣、純白の狼が青い軌跡を残しその上に降り立つ。一度、二度、と岩を掘るかのように爪で引っかいた狼は、一つ遠吠えを上げた。
    『オ、オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!』
     冬の大気が大きく震える、その風にも似た咆哮に一つの影が岩の傍らに姿を現わした。
     四メートルはあろうかという、筋骨隆々の大男だ。その額には、一本の角。岩石そのもののような無骨な棍棒に、薄汚れた着物。
     鬼、そう呼ぶのがふさわしい異形だ。その姿を一瞥すると、純白の狼――スサノオは再び森の中へと駆けていった。
     後に残された鬼は、そこから動かない。ただ、その血のように真っ赤な目はそこから覗く古い街並みを見詰め続けていた……。

    「また、スサノオなんすけどね?」
     湾野・翠織(小学生エクスブレイン・dn0039)は、そう切り出した。
    「スサノオが、また古の畏れを生み出した場所が判明したんすけど」
     その山には、古い伝承に人食い鬼の伝承がある。十四尺を超える――現代のメートルに換算すれば四メートルを超える鬼が、山に住み着いていたのだという。時折、麓の村に下りては人々を襲っていたが、そこを訪れた旅の侍の手によって調伏され封じられた――。
    「細部は様々っすけどね? とにかく、悪さを行なっていた鬼が退治されて封印された、そう言われる岩があるんすよ、ここには」
     ちなみに、今は季節ではないが春になれば付近の住民が山菜採りにやって来るような場所だ。呼び出された古の畏れである鬼と出くわせば、伝承通りの結末をたどる事になってしまうだろう。
    「まぁ、戦場になるのはこの森っすね」
     足場は斜面にこそなっているが、さほど問題はないだろう。岩の周辺は少しだけ拓けているが、戦うとなると狭い。そうなると、森の中が主戦場となる。
    「不意打ちとか、そういうのは出来なさそうっす。なんで、真っ向勝負になりそうっすね」
     鬼はその見た目通りに大きく、タフな相手だ。相応の攻撃力はあるが、逆に動きは鈍重で防御が甘い。森という地形をうまく利用できたなら、戦況は有利に進められる。
    「幸い、ダークネスほどの実力はないっすからね。とはいえ、油断すればかなり痛い目を見るっすから、気をつけて欲しいっす」
     翠織はそこまで語り終えると、眼鏡を押し上げ真剣に告げた。
    「何にせよ、スサノオの行方が追えない今は、一つ一つ確実に事件を解決していくしかないっす。犠牲者が出る前に、どうかよろしくお願いするっすよ」


    参加者
    神虎・闇沙耶(闇の塵を護る悪鬼獣・d01766)
    リリシス・ディアブレリス(メイガス・d02323)
    ツェツィーリア・マカロワ(唯我独奏ロコケストラ・d03888)
    レイン・ティエラ(フローズヴィトニル・d10887)
    ポルター・インビジビリティ(至高堕天・d17263)
    リアナ・ディミニ(アリアスレイヤー・d18549)
    ヴィンツェンツ・アルファー(ファントムペイン外付け・d21004)
    鳳翔・音々(小悪魔天使・d21655)

    ■リプレイ


     冷たい風が、吹き抜けていく。体の芯まで軋ませるような風だが、その寒さもポルター・インビジビリティ(至高堕天・d17263)の心にまで届かなかった。
    「……命懸けの鬼ごっこ……緊張感が凄い、な……」
     緩やかな、斜面となった森。木々の向こうに見える『鬼』の姿を見てしまえば、確かに命懸けなのだと自覚できた。
     四メートルはあろうかという、薄汚れた着物を身にまとった筋骨隆々の大男だ。その額には一本の角が生え、その太く巨大な手には岩石そのもののような無骨な棍棒が握られていた。
     大鬼、そう呼ぶしかない凶悪な敵を前にツェツィーリア・マカロワ(唯我独奏ロコケストラ・d03888)は陽気な口笛を吹いてみせる。
    「近いうちに二度もビッグゲームにありつけるたぁ、俺もツイてんな。節分はとうに過ぎちまったが、ひとつ鬼退治と行こうじゃねえか」
    「そうですね、あれは大物です」
     リアナ・ディミニ(アリアスレイヤー・d18549)もまた、好戦的な口調で何度もうなずく。
    「またご立派なのが相手ね。日本の伝承も数が多くて飽きないのが良いわね。本当は何か面白い技術も見せてもらえるとうれしいのだけれど……あの子にそれを望むのは少し酷そうね」
     リリシス・ディアブレリス(メイガス・d02323)の口元に浮かぶのも、また笑みだ。期待と緊張、それは戦闘に挑む者の精神を臨戦態勢に整えていく。
    「このスサノオが生んで回ってる古の畏れって神使系の動物かなって思ってたんだけど。とりあえず『人間』の怨念とかではないっぽいね」
    「古の畏れ……あんなのがポコポコ出てきたら大変な事になっちゃいますね。スサノオの尻尾を掴むためにも、しっかりと退治しましょうっ」
     ヴィンツェンツ・アルファー(ファントムペイン外付け・d21004)の呟きに、鳳翔・音々(小悪魔天使・d21655)が気合いを入れた、その瞬間だ。
    『――――』
     大鬼が、突如として地面を蹴る。その動きは、鈍重でさえある――しかし、その巨体が生み出す加速の圧力は、凄まじいものがあった。
     それに、神虎・闇沙耶(闇の塵を護る悪鬼獣・d01766)は真っ直ぐに言い捨てる。
    「お前は俺を愉しませてくれるか? いつか戦った大鬼の様に」
    「戦争以来だな……こうして、鬼と一戦交えるのは。楽しい戦いにしようじゃないか、古の畏れ……行こう、ギン」
     レイン・ティエラ(フローズヴィトニル・d10887)の呼びかけに、霊犬のギンが一鳴き応える。レインはそれにうなずき返し、スレイヤーカードを手に唱えた。
    「舞え、銀閃!」
    「Lockn'load!」
     レインの足元に踊る鎖と狼の影が現われ、ツェツィーリアがСеребряная буряを引き抜く。その直後、大鬼が地面を棍棒で殴りつけた。
    『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』
     ドォ! という衝撃音と巻き起こる砂煙、大地すら揺するその一撃に灼滅者達は襲われる。
    「嗤え鬼よ。今宵は狂宴だ」
     砂煙の向こうから、仮面の奥から言い捨た闇沙耶がお返しとばかりに殺気を奔流として放った。


     音もなく、闇沙耶の鏖殺領域が大鬼を飲み込んだ――はずだった。
    『オ――ッ!』
    「そうでなくてはな」
     構わず突っ切る大鬼の姿に、闇沙耶は喉を鳴らす。その時には既に、緩やかな斜面を灼滅者達は広がるように駆け出していた。
    「速攻、行きます!」
     もっとも速く大鬼に到達したのは、真正面から滑り込んだリアナだ。反射的に踏みつけようとした大鬼の右足を加速する事で潜り抜けると、破邪の白光を放つ刃で素早く左足の脛を切り付けた。
     ズン! と空振り地響きさせた大鬼へ、横合いからツェツィーリアが回り込む。
    「おいおい、豆まきはだいぶ前に終わったぜ? それともまたぶつけられに戻ってきたってのかい」
     ガチャ、と鋼穿杭を構えてツェツィーリアが強く踏み込む。そして、牙を剥くように叫んだ。
    「ま、遅れてきたとはいえやるだけやっとくか。鬼はァー!」
     ギュオ! と尖頭させたH型鋼が豪快に回転する。豪快に振りかぶった鋼穿杭をツェツィーリアは渾身の力で叩き込んだ。
    「外ォーーー!!」
     ズドン! と、爆音のような炸裂音が森に響き渡る。力任せの尖烈のドグマスパイク――しかし、それが振り抜かれる事はなかった。
    「おいおい――!」
     ツェツィーリアの口の端が、笑みの形に歪む。大鬼は脇腹を抉られながら、小揺るぎもしていなかったのだ。蝿を払うように大鬼が左手を振り下ろそうとしたが、それにレインがシールドに包まれた拳を叩き付ける。
    「させ――るか!」
     強引に、レインが大鬼の腕の軌道を変える。そこへ重ねられるギンの六文銭に合わせて、レインとツェツィーリアが後方へと退いた。
     それを大鬼が追おうとする。その動きは、巨体に似つかわしく緩慢だ。一歩踏み出したそこへ、背後から回り込んだリリシスが異形と化した怪腕でその背を殴打した。
    「こういうときは……えぇと……『鬼さんこちら』で良かったかしら?」
     ギロリ、と振り返る大鬼へ、リリシスはニコリと微笑む。答えはなく、ただ大鬼は右腕の棍棒をリリシスへと振り下ろすだけだ。リリシスが横へ跳んだ半瞬後、その地面が焼き菓子のように打ち砕かれる。
    「……影踏み鬼……余り動かないで……」
    『ガ、アアア、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
     ポルターの足から伸びた影が、音もなく伸びた。大鬼は手足に絡み付く影を振り払おうと、暴れまわる。その間に、ナノナノのエンピレオがふわふわハートでリアナを回復させた。
    「ああも暴れられると、攻撃するのも一苦労だね」
     ヴィンツェンツの言葉に、ビハインドのエスツェットがうなずく。もはや、視線を合わせる必要もない。ヴィンツェンツはハンマー条にした影を放ちそれと同時に駆け込んだエスツェットがその手の刃で大鬼の脇腹を切り裂いた。
    「がんがんいきますよー!」
     そして、森を駆け巡りながら音々が左手の槍を突き出す。ギュオ! と頭上で形成された氷柱が、唸りを上げて大鬼へと放たれた。
    『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』
     大鬼は、胸に突き刺さった妖冷弾を両腕で抱きしめ、バキン! と砕く。大鬼はそのまま地面を踏み砕き、その棍棒を闇沙耶へと振り下ろした。闇沙耶はそれを斬艦刀で受け止めるが、大鬼は構わない。強引に、力任せに振り抜いた。
    「楽しい……愉しいぞ!」
     闇沙耶は笑い、声を張り上げ大鬼へと真っ直ぐに告げる。
    「もっとだ!もっともっと……激しく……! 俺の血は言っている! 喰らい尽せとな!」
     大鬼が、応えるように咆哮を上げる。荒れた風音にも似た、身をすくませるような叫びには、確かな歓喜が滲んでいた。


     ドスドスドス! と、大鬼が、森の中を疾走する。その速度は、遅い。ポルターは斜面を滑りながら木を背に静止、異形の砲門と化した腕を突き出した。
    「……蒼き寄生の猛毒……対象侵食……」
     ドン! と放たれたDCPキャノンが、大鬼の背を捉える。ガリガリガリ、と地面を削りながら、大鬼は強引に急停止した。
    「隙ありですっ!」
     そこへ、寄生体でマテリアルロッドを飲み込み生物的な印象を与える蒼い異形を音々が振るった。そして、放たれたDESアシッドの液体に大鬼は身を焼かれながら棍棒を振り回す。
    「きゃ! す、すごい風です」
     かすりもしないが、その風圧は届いた。音々は首をすくめながら、後方へ退く。入れ替わるように、リアナが踏み込んだ。ブン! と紙一重で棍棒をかわしながら踏み込み、非実体化させた左のクルセイドソードで大鬼の足を斬った。
    「トロいトロい、それじゃ私は捉えられませんよ?」
     そう挑発するリアナへ大鬼は、牙を剥く。それを紙一重で右手の槍を首筋へと放ち、咄嗟に身をかわした。だが、大鬼は構わず頭から狙いがそれてもリアナの肩へ牙を突き立てる!
    「――ッ!」
    「やらせるか」
     牙が完全に食い込む寸前、レインの全てを凍てつかせるようなthe Abyss of Noughtの輝きに包まれた両手が、大鬼の顎とこめかみを強打した。反射的にのけぞった大鬼から、リアナが身を引きすかさずエンピレオがその傷を回復させた。
     そして、のけぞった大鬼の首元にギンの斬魔刀が突き刺さる。一歩、後ろへ下がった大鬼へ、ツェツィーリアが雷を宿したその拳を突き上げた。
    「ハッ! 最高な、殴り心地だぜ!!」
     顎を捉えたツェツィーリアの会心の抗雷撃が、大鬼を後退させた。ズン……! と大木にもたれかかった大鬼へ、リリシスはそのしなやかな指先が虚空に魔法陣を描く。
    「ほら、そんなもので終わりかしら?」
     ヒュガガガガガガ! と、リリシスの放ったマジックミサイルが次々と大鬼へ突き刺さった。大鬼は、それにも構わず突進する!
    「馬鹿の一つ覚え、だね」
     そこへヴィンツェンツが滑るように、踏み込んだ。即座にエスツェットが放つ霊障波が大鬼の顔面に炸裂、その瞬間に合わせてヴィンツェンツはガンナイフの刃を大鬼へ突き立て、連続で引き金を引く!
    「鬼を喰う獣、獣を喰らう鬼、どっちが強いだろうな!!」
     そして、そこへ闇沙耶が跳び込む。大上段からの無【価値】の斬撃、それが棍棒と火花を散らした。
    (「本当、もったいないわね」)
     リリシスは、ため息混じりにそう思った。大鬼の一撃一撃の威力は、確かに脅威だ。そこに技術があったのならば、確かにダークネスにも匹敵したかもしれない――だが、だからこそ目の前の大鬼はダークネスには及ばない敵だった。
     それでも、油断出来ないのはその一撃があるからこそだ。油断すれば、形勢を覆される――その綱渡りの中で、レインは踏み出した。
    「限界に、挑戦させてもらおうか」
     自分の限界がどこか? それを知りたい。護りたい、ヒトがいるからこそ――大鬼が棍棒を振り下ろすのに、レインは敢えて素手で迎え撃った。
    「お、お――」
     激突する、拳と棍棒。力と力、そこにあるのは渾身のぶつかり合いだけだ。
    「――お、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
     レインは叫び、拳を天高く振り上げた。鋼鉄拳による相殺――渾身の鬩ぎ合いに、勝利した瞬間だった。そこへ、すかさずギンがのけぞった大鬼の右腕へと跳躍して斬魔刀で切り付ける!
    『ガ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
     吼える大鬼へ、一気にヴィンツェンツが駆け込む。隠された森の小路によって道を拓き、ヴィンツェンツが間合いを詰めるそこへ、大鬼は左の拳を振り下ろした。
    「この、程度――ッ」
     ギギギギギギギギギン! と火花を散らしながら解体ナイフでその拳を逸らしたヴィンツェンツは強引に跳躍、そのギザギザとなったナイフの刃を大鬼の胸に突き刺し、振り払った。大鬼が、後方へ一歩下がる。そこへ、背後から舞うように付き従うエスツェットの斬撃が重なった。
    「風さん、お願いします!」
     そして、音々の呼びかけに応えるように巻き起こった旋風が大鬼を飲み込む。音々の神薙刃に踏ん張る大鬼の腹へ、ゴリっと銃口が押し付けられる――ツェツィーリアのСеребряная буряだ。
    「おーっと、こいつもやっとかないとな――福はァーーー! 内ィーーー!!」
     ガガガガガガガガガガガガガガ! と零距離でのガトリング連射が、大鬼に次々に着弾していく。そこへ、リリシスも空中に刻んだ魔法陣を一撫でして、オーラの砲弾を放った。
    「頑丈だもの、色々試せたわね」
     ドン! と大鬼の胸元でリリシスのオーラキャノンが鈍い爆発を巻き起こす。それでも踏み出した大鬼へ、跳躍したリアナがトンボキリをガシャンと伸ばし横回転、大鬼の顔面を強打した。
    「今です!」
    「……エンピレオ……お願い……」
     リアナの声に、ポルターがエンピレオに呼びかける。うなずいたエンピレオが起こしたたつまきに合わせ、ポルターはバベルブレイカーを手に駆け込んだ。
    「……捻り切り、身体を痺れさす……」
     ギュガ! と回転する杭が、大きく大鬼の肉を抉る。よろめいた大鬼へと、闇沙耶が跳躍した。
    「お前本当に愉しい奴だった。だが、終わりにしようか……!」
     掲げる無【価値】が、炎を宿す。そして、闇沙耶は全力でそれを繰り出した。
    「貴様に殺意や敵意は無い。ただ、感謝しよう。楽しめた事に」
     ザン! と振り抜かれたレーヴァテインの一撃に、ついに大鬼は崩れ落ちる。そのまま燃え尽きていく大鬼に、ツェツィーリアはレクイエムを奏でるようにСеребряная буряを冬の空へと乱射した。
    「もっとデカい獲物よこしてもいいんだぜ、スサノオさんよォ」
     ここにはいない、しかし、確かに存在する『敵』への明確な挑発と宣戦布告が、森へと銃声と共に響き渡った……。


    「さて、これでスサノオの尻尾に届くと良いんですけどねぇ……」
    「山間の人喰い系伝承を調べる事で、今回のスサノオの足跡を推測できたりしないかな?」
     音々の言葉に、ヴィンツェンツはそう呟く。戦いを終えた森、そこに残された岩の前でレインは手でお座りとギンへと合図を送った。ギンはそれを理解するように、お座りの体勢で一緒に看板を見上げる。
    「強き鬼の存在を……俺は、ずっと忘れない」
     拳に残った、あの感触。自分が今どこまで強くなっているのか? それを、確かにあの大鬼との戦いで知る事が出来た。その感謝もまた、レインは胸へとしっかりと刻み付けた。
    「俺は鬼を喰らい、何処に行くのかな……」
     すんだ青い空を見上げ、闇沙耶は呟く。一つの戦いが、ここに終わりを告げた。しかし、これに確かに続くスサノオの足跡を追う戦いは、まだ終わっていない。
     どこから来て、どこへ行くのか? その答えを持つ者は、まだそこには誰もいなかった……。

    作者:波多野志郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年2月14日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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