銃声。
数秒遅れてスーツ姿の男が額から血を流しながら倒れる。
「ハハッ、凄ぇ、死んだ、死んだ、また死んだ!」
拳銃を片手にダウンジャケット姿の青年がご機嫌で叫ぶ。
「もう誰も俺の事をニートとか、落ちこぼれなんて言わせねぇ! 言った奴は即殺してやる! ハハハハハハッ!」
そう言って、青年は高笑いを上げる。
事は数時間前に遡る。
気が付くと、青年を含む10数人が、数年前に潰れたこのショッピングモールに集められていた。困惑、狼狽する彼らの前に、1人の少年が現れてこう言った。
「今からお前達全員で殺し合って、最後に生き残った1人だけ、ここから出してあげる。時間制限は24時間。もしそれを過ぎて2人以上残ってたら、俺がお前達を全員殺すから」
そうゲームのルールを説明するように──いや、彼、カットスローターにとってはゲームのようなものなのだろうが──言い残して彼がその場を去ると、残された者達は付き合ってられるかと出口を探すが、ある程度外へ向かうと途中ですりガラスのような半透明の壁にぶつかってしまい、どうやっても建物から出る事はできなかった。
やがて1人が恐怖に耐えられず、手近にいた者を、いつの間にか持っていた武器で襲うと、それはあっという間に伝染し、ショッピングモールは殺し合いの場へと変わった。
「まだ出られないのか……あとどこにいるんだよ?」
殺人の快感に喜色を貼り付かせた顔で、青年は周りを見回しながら進むと、視線の先に1人の少女を見つける。学生と思しき制服姿で、槍を構えているが、それよりも目を引いたのは、この殺し合いの場には全くマッチしない、縦ロールの金髪だった。
(「いかにも高慢ちきなお嬢様って感じだな。まあ殺しちまうんだから関係ねーけど」)
青年は慎重に近付き、物陰から少女に向かって銃口を向ける。
(「死ね!」)
引き金を引く。だが、青年の予想に反して、銃口の先に血を流して倒れる少女の姿は無かった。
「どこに行った!?」
狼狽しながら青年は少女を探す。だが、次の瞬間、青年の胸を槍の穂先が貫く。
「隠れて撃ってくるなんて、やっぱり庶民の考える事はあさましいですわね」
あからさまに見下した目で少女が言って、青年の胸から槍を引き抜くと、傷口から派手に血を撒き散らして青年は倒れる。
「それでも血の花は美しい。腐った中身の庶民でも、いえ、腐っているからこそなのかしら。ああ、もっと見たい、咲かせたい──そうですわ、ならもっと沢山の庶民達の死体を苗床に、血の花を咲かせればいいのですわね。オーッホッホッホッホ!」
少女の高笑いが、ショッピングモールに響いた──。
「六六六人衆が、新しい動きを見せてるみたいだよ」
教室に集まった灼滅者達に、篠村・文月(高校生エクスブレイン・dn0133)はそう切り出す。
「この前みんなのおかげで大勢の六六六人衆を灼滅できたけど、危機感を覚えたみたいで、新しい六六六人衆を生み出す儀式を始めたみたいだね」
儀式を行っているのは縫村針子とカットスローター。文月がその名を口にすると、知っている者は多いらしく、少なからぬ灼滅者達がざわめき出す。
儀式は六六六人衆の素質がある一般人を閉鎖空間に閉じ込めて殺し合いをさせ、最後に生き残った1人が新しい六六六人衆となって閉鎖空間から出てくるというものだ。しかもこの儀式で生み出された六六六人衆は特に残虐な性質を持つらしく、放っておけば大勢の犠牲者を出す事になるだろう。
「幸い今回は閉鎖空間から出てくる直後のを見つける事ができてね、殺し合ってすぐだからそれなりにダメージを受けてるし、配下もいないから、灼滅するチャンスだよ。とは言っても、強力なダークネスだし、完全に闇堕ちしてて救いようがないから、腹くくって行きなよ」
そう灼滅者達の覚悟を促すように言って、文月はハリセンで机を強く叩く。
「その新しい六六六人衆は胡蝶院・麗華(こちょういん・れいか)と言って、いかにもって名前のイメージ通りのお嬢様でね、おまけにこれまたイメージ通りの高飛車と来てる」
生まれと育ちで身に付いた選民意識に加え、儀式で闇堕ちして殺人への抵抗が無くなった結果、『庶民は殺して血の花を咲かせるために存在するもの』と考えるようになっているらしい。
「麗華は槍を持ってて、振り回して周りを攻撃してくる技と、穂先を回転させながら相手を突き刺す技、相手の死角から攻撃してくる技を使ってくる。他にもある程度傷を負うと、高笑いをして傷を治して、状態異常まで治してしまうよ」
笑えないよね、と文月は言いながら、地図を広げる。
「閉鎖空間があるのはこの潰れたショッピングモールだ。今から行けば、閉鎖空間が解除される1時間くらい前に着く計算だね。で、麗華が他を皆殺しにして閉鎖空間が解除されたら、みんなには中に入って麗華と戦うという流れになるわけさ」
閉鎖空間になっているのはショッピングモールの中心にある開けたホールだから道に迷う心配はなく、ショッピングモール自体もこの時間周りに人通りはほとんど無いから一般人が巻き込まれる心配も無い。
「強制的に闇堕ちさせられたってのにはちょっとばかり同情するけど、他の一般人を皆殺しにして六六六人衆なっちゃった以上、助けようがないしね。これ以上犠牲者が出る前に、きっちり灼滅してきておくれ。頼むよ」
参加者 | |
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アリスエンド・グラスパール(求血鬼・d03503) |
銀・紫桜里(桜華剣征・d07253) |
ロイド・テスタメント(無へ返す元暗殺者・d09213) |
ハイナ・アルバストル(愚弄の火・d09743) |
エイジ・エルヴァリス(邪魔する者は愚か者・d10654) |
村本・寛子(可憐なる桜の舞姫・d12998) |
小野・花梨菜(寿ぎのカノープス・d17241) |
ユーリー・マニャーキン(天籟のミーシャ・d21055) |
●血の花園で笑う令嬢
「やっぱり、まだ中には入れませんか……」
目の前で行く手を阻むすりガラス状の壁に手を遣り、小野・花梨菜(寿ぎのカノープス・d17241)はギュッと唇を噛み締める。
文月の未来予測で新たな六六六人衆を生み出す儀式が行われているという、潰れたショッピングセンターの建物に入った灼滅者達だったが、途中で閉鎖空間と外を隔てる壁にぶち当たり、儀式を阻止できないかという僅かな望みは早々に打ち砕かれたのだった。
「出来ることならば、救いの手を差し伸べてあげたかったが……やはり私はまだ無力なままなのか……」
中で繰り広げられている殺し合い、惨劇を思い、ユーリー・マニャーキン(天籟のミーシャ・d21055)は悲痛そうに声を震わせる。
「外道の所業にて産まれし六六六人衆……更なる災厄を招く前に、ここで葬るしかあるまい……」
黒ずくめの服装に覆面という忍者のような姿で、エイジ・エルヴァリス(邪魔する者は愚か者・d10654)が時代がかった口調で呟くと、
「お待たせ」
ハイナ・アルバストル(愚弄の火・d09743)が後ろから姿を現す。
「いやぁ参ったよ。脱出口になりそうな所をバリケードで塞ごうと思ったのに、使えそうなのが何もないんだからさ」
ショッピングモールが潰れて数年が経っているので、動かせそうな物は全て持ち出されている事を考えつかず、ばつが悪そうにハイナは言う。
「ま、間取りを確認できただけで収穫って事で」
それから少し経つと、灼滅者達の前にあったすりガラス状の壁が、まるで初めから無かったようにフッと消える。それはすなわち──、
「中で新しい六六六人衆が生まれた、と言う事ですか……」
覚悟を決めた表情で銀・紫桜里(桜華剣征・d07253)は呟くと、スレイヤーカードを出して封印を解除し、同様に封印を解除した仲間達と一緒にショッピングセンターの奥へ入って行く。中心部にあるホールへ続く道だから迷う心配は無かったし、何より、
「オーッホッホッホッホ!」
女の子の声で高笑いが聞こえてくるので、その方向へ進めば良かった。果たして、灼滅者達が辿り着いたホールには、10数人はいるだろう、血塗れで転がっている死体と──、
「オーッホッホッホ!」
縦ロールの金髪で、学生らしい制服姿の少女が、髪型に似てクルクル巻かれた房飾りの付いた槍を手に高笑いを上げていた。良く見ると、制服のあちこちが傷付いて、血もにじんでおり、儀式で繰り広げた戦いで少女もかなりの傷を負った事が見て取れた。
「あれが胡蝶院麗華か。なんていうかアレだね。テンプレ小物お嬢様って感じだよね」
アリスエンド・グラスパール(求血鬼・d03503)がそう感想を漏らすと、少女──胡蝶院・麗華がピクリとこめかみをひくつかせて灼滅者達の方を振り向く。
「まー、こうなったからには仕方ない。 スパッと殺そー」
残念そうなのか楽しそうなのか、判断しかねる表情でアリスエンドが言う。
「殺すですって!? 庶民が、血の花の苗床如きがこの私を!?」
おかしな事を聞いたかのように槍を構える麗華に、
「縦ロールのお嬢様って寛子の周りでも良くみるの~。でも、こんなに歪んじゃったら、もう助けられないね」
村本・寛子(可憐なる桜の舞姫・d12998)は言って、仲間と一緒に散開、麗華を取り囲む。
「悲しいですが、これ以上の犠牲を出さないために貴女を灼滅します!」
ロイド・テスタメント(無へ返す元暗殺者・d09213)がそう宣言して、クルセイドソードを構えた。
●ダンス・マカーブル
「庶民が何人集まろうと、この私は殺せませんことよ!」
麗華はそう叫ぶと、前衛に向かって槍を振り回してくる。と言ってもでたらめに振り回すのとは全く違い、槍の回転、足運び、身のこなし、それら全てが気品と洗練を感じさせ、まるで舞踏を見ているかのような攻撃に、クラッシャーのロイド、ディフェンダーのアリスエンド、紫桜里、ユーリーら前衛が浅からぬ傷を負う。だが、
「どうした、華麗なのはその金が掛かりそうな髪型だけかい? まあ、それもすぐに似合わなくなるほどズタボロにしてやるけどね。お前の顔面の方をな」
紙一重で槍をかわしたクラッシャーのハイナが、後々相手が劣勢になっても逃げないように挑発しながら鬼神変で殴る。彼の宣言に警戒して顔面をガードしていた麗華のボディーに一撃を入れ、してやったりと笑みを浮かべるハイナに、
「所詮は庶民ですわね。そんな浅ましいやり方で戦うなんて」
余裕の笑みで麗華は返す。
「……いきます」
自分を奮い立たせるように紫桜里は呟き、間合いを詰めて黒死斬で麗華の右足を切り裂く。
「制服にその金髪縦ロールは……うん、似合わないんじゃないかな……他の国とかなら大丈夫かもだけど、ここ日本だし……」
ブツブツと、ギリギリ麗華に聞こえる絶妙の音量で挑発の台詞を呟いていたアリスエンドも続いて踏み込み、抗雷撃を脇腹に叩き込む。
「寛子は庶民かもしれないけどアイドルなの! お嬢様なんかよりすごいの! 否定したいなら証明してなの!」
挑発のつもりのようだが、負け惜しみにも聞こえる台詞を叫びながら、ジャマーを務める寛子が影縛りで傷付いた麗華の足を縛る。その間に、メディックの花梨菜が夜霧隠れで前衛の治療と、相手の攻撃からの妨害をする。
「……この儀式で生き残ったのが、麗華さんのように漫画で使い古されたタイプのお嬢様だなんて、死んだ人達が浮かばれませんね」
治療の最中もしっかり挑発の台詞を投げておく事も忘れない。
「そこのお嬢さん、私と1曲踊っていただけませんか?」
出血が止まったのを確認して、ロイドは軽く一礼して踏み込み、レーヴァテインを繰り出す。が、炎を宿したクルセイドソードは麗華が軽く身を捻っただけで空を切る。
「無様ですわね。庶民風情がこの私とダンスなど、無理というものよ」
せせら笑う麗華に、
「なら私とならどうかな?」
そこへタイミングを合わせたユーリーのクルセイドスラッシュが繰り出される。彼の霊犬でメディックを任せたスェーミの浄霊眼で傷の治療も更に万全な斬撃は確実に麗華の肩口を捉える。更に背後からの光線に背中を灼かれ、麗華が振り向くと、
「ヘイ、かかって来な!」
ご当地ビームで狙い撃ちしたスナイパーのエイジが、壁に貼り付いた状態で挑発してみせる。槍の間合いの外で、麗華はきつい視線でを睨み付けるが、フッと表情を緩めて、
「まあ、まるでゴキブリのようですわね。でもまずは、そこの貧乏くさいネズミのようなあなたからですわよ!」
瞬時に身を翻し、槍の穂先を回転させながらハイナに向かって突きを入れる。反射的にハイナは体を捻るが、完全にかわす事は出来ず、脇腹を深く抉られる。それでもハイナは片手で槍の柄を掴み、
「ならこっちは、ネズミの歯で囓ってやるよ!」
残る片手に握ったマテリアルロッドで麗華の顔面を力一杯殴り、フォースブレイクで内部まで攻撃する。
「忍法縛霊撃!」
続くエイジの放った霊力の網が、麗華の体に絡みつき、それを外そうとする隙を突いて、紫桜里の雲耀剣が槍の穂先を斬り飛ばし、寛子の衝撃のグランドシェイカーで麗華は振動に膝を崩して尻餅をつく。
「良い顔になりましたね。胡蝶院さんの腐った性格が外に出てきましたよ」
殴打で腫れた麗華の顔面を見て、紫桜里が言葉で抉ると、相手は腫れで更に凄みを増した形相で睨み付けてくる。その間に花梨菜はハイナの脇腹の傷をヒーリングライトで治療する。
「血の花を咲かせるとか言ってるけど、血は花咲かすなんて地味なものじゃないよ。血は、そこら中にぶち撒けて世界を赤く塗り替えるものだよ。 お嬢様なのに考えが小さいね」
嫌みっぽく言うアリスエンドだが、
「何でも大きければ良いなんて、発想の貧しさがいかにも庶民らしいですわね」
網に囚われているにも関わらず、言い返してくる麗華に、アリスエンドは言葉の代わりに鋼鉄拳で返す。
「お嬢様だから少々力が足りないようですね。お手本を……見せてやろうか!」
ロイドも続けてクルセイドスラッシュを見舞い、更にユーリーの神霊剣、スェーミの六文銭射撃が追い討ちを掛けるが、
「よってたかってこの程度ですの? 所詮は庶民ですわね!」
既に全身が傷だらけ、出血も相当な量になっているも関わらず、未だに上から目線で麗華は言うと、
「こんな程度で私が負けるはずがありませんわ! オーッホッホッホッホ!」
おもむろに立ち上がって高笑いを上げる。するとどうだろう、顔の腫れが瞬く間に引いていき、髪だけでなく全身が金色に光り輝いているように見える。
「眩しい! ……これが、お嬢様のオーラ!?」
目を守るように手を翳しながら、花梨菜が指の隙間から見ると、既に網も消え、穂先も元通りになっている槍を手にした麗華の姿が見えた。
●踊り、輝き、そして燃える
「ビビッてんじゃないよ。それじゃあのお嬢様の思うつぼだぞ」
そうハイナが叱咤すると、ユーリーのクルセイドスラッシュ、スェーミの斬魔刀と同時に鬼神変を叩き込む。
「そうです。所詮は虚勢。これで……、終わりです」
紫桜里も続けて仲間の士気を鼓舞するように言って斬り込み、花梨菜のDMWセイバーを麗華が槍の穂先で弾いた直後の隙を狙って連続2度目の雲耀剣を繰り出す。麗華は槍で弾こうとするが、日本刀『月華美刃』の刃は槍の柄ごと斬ってみせる。
「サバイバルゲームで幾つ死体を作ったか知らないけど、殺人鬼としては、まだまだ三流だよ。もっと狂ってから出直しておいで」
傍目には六六六人衆と見間違えそうな歪んだ笑みで言って、アリスエンドは麗華の顎を抗雷撃でアッパーカット気味に打ち抜く。
「札幌時計台キックなの!」
のけぞる麗華に、回転を効かせた寛子のご当地キックが炸裂。きりもみしながら麗華は吹き飛び、壁に激突してずり落ちる。それでもなお、穂先を無くした槍を杖代わりに立ち上がろうとする麗華に、エイジの妖冷弾が命中して、服がみるみる凍り付く。
「ヒィッ、冷たい!」
氷を剥がそうとする麗華に、
「では暖めて差し上げましょう、お嬢様」
深窓の令嬢に仕える執事の如くロイドは言って、クルセイドソードに炎を宿す。
「燃え尽きるまで、ね──」
そして、一閃。次の瞬間、麗華の全身に炎が広がる。
「熱い、あついぃぃっ! この私が、こんな所で、こんな死に方をするなんて、有り得ないわ! これは夢よ絶対違う違う違うちがうアァァァァァッ!!」
全身を炎に焼かれながら、麗華はもはやお嬢様の気品の欠片もなく、泣き叫び、のたうち回る。やがて声が止んだかと思うと麗華の体は炎の中で灰と消し炭になって崩れ、最後は跡形も無く散っていった──。
●壺中の毒虫
麗華が灼滅されたのを確認して、エイジは無言で頷くと、これ以上の言葉は不要とばかりに背を向けてホールを去って行く。残った灼滅者達は、焦げ跡が残る床の前で跪き、十字架クルセイドソードをに見立てて掲げるユーリーを先頭に、麗華と儀式で死んだ他の犠牲者達に向けて祈りを捧げる。
「こんな方法でしか助けれなかった事を悔やみます。貴女の事を忘れません……!」
黙祷を捧げる紫桜里の隣で、ロイドも麗華に向けて祈る。
「救ってあげられなくって、ごめんなさい……」
「可哀想だけど……もう助けられなかったから……こうするしかなかったの……」
ギュッと閉じた目から涙をにじませる、花梨菜と寛子。
そうして祈りが終わると、灼滅者達は撤収に入る。
「まるで蠱毒だ。六六六人衆にとっちゃ僕ら含め人間全ての命が玩具ってわけだ。いずれこっちが玩具みたいにぶっ壊してやるからな」
出口へ向かう途中、忌々しげにハイナがそう吐き捨てると、
「あー、壺の中で毒虫同士を殺し合わせて最後に残った一匹が強い毒を持ってるってアレ?」
アリスエンドが食いついてきて、「まあそんな所だ」と答える。
「でもその最後の一匹って、どんな風になってんだろなー。あのお嬢様だって六六六人衆待望のネタ枠になれそうな逸材っぽかったのにー」
本気で残念そうにアリスエンドが言ってくる。
(「そう言う君も、負けないくらい危ないっつーの!」)
そう口から飛び出しそうになる言葉を、ハイナ達はぐっと飲み込むのだった──。
作者:たかいわ勇樹 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年2月23日
難度:やや難
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 4/感動した 1/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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