白緑が君を待つ

    作者:佐和

     波の打ち寄せる岩場で、その狼は静かに佇んでいる。
     毛並みは白く……いや、わずかに緑がかった白緑色で、燃えるように海風に揺られ。
     深い緑色の瞳は、じっと海へと向く。
     そこは、かつて合戦場となった場所。
     狼の後ろに山のようにそびえる台地の上で、おびただしい血が流されたと言う。
     海へ落ちた者から、そして台地の上で討ち死にした者から、多くの血が海に流れ込んで。
     小さな湾の中は、鈍い赤色に染まりきったと語られる。
     壺のような形をした湾に溜まった、油のような血。
     ゆえに、油壺と呼ばれる湾。
     ……どれほど時間が経っただろうか。
     ただ1匹だけで佇み、海を見つめ続ける狼の視線の先で、海が波以外のもので揺れ始める。
     腕が。兜が。背負った矢筒が。
     波の合間に現れたそれらは、次第に戦兵としての全容を現しながら。
     無言のまま、狼の元へと歩み寄らんと、岩場へと進んでいく。
     
    「スサノオ、見つけた」
     教室に揃った灼滅者達を見渡して、八鳩・秋羽(小学生エクスブレイン・dn0089)はそう宣言した。
     ブレイズゲートと同様、エクスブレインの予知が通らなかったスサノオ。
     だが、古の畏れと関わり続け、スサノオとの因縁を持つ灼滅者が増えたことで、やっと、その出現を見ることができたのだという。
    「白緑色の、スサノオ。海にいる」
     秋羽が見たのは、岩場で古の畏れを呼び出そうとしているスサノオの姿。
     そして、そこへの介入が可能であるという情報。
    「スサノオ、戦えるタイミング、2つある」
     1つ目は、スサノオが古の畏れを呼び出そうとしているところに襲撃を行う作戦。
     ただ、6分経つと古の畏れが現れてしまい、スサノオの配下として戦闘に加わるという。
     また、古の畏れが現れた後は、スサノオが撤退してしまう可能性もある。
     2つ目は、古の畏れを呼び出した後、その場を去るスサノオを襲撃する作戦。
     古の畏れから離れ、台地上まで辿り着いたところで襲撃すれば、増援はない。
     とはいえ、古の畏れを放置しておくわけにもいかないので、スサノオを倒した後すぐに岩場へと向かい、戦う必要がある。
     必然的に、スサノオと古の畏れとの連戦となってしまうだろう。
    「短期決戦、か、継戦能力……得意な方、選んで」
     そして、秋羽はもう一度灼滅者達を見渡しつつ、一呼吸入れて。
    「あと、スサノオの、戦闘能力」
     説明を再開しながら、秋羽は鈴鹿・美琴(異端のカタルシス・d20948)を見つめる。
    「狼の爪、使ってくるのが、居合斬りと、ジグザグスラッシュ、に似てる」
    「それは、遊園地の……?」
     かつて戦った古の畏れが持っていた日本刀と解体ナイフ、それを思い出した美琴に秋羽は頷く。
    「あと、オーラキャノンに似た、遠距離攻撃も、できる」
    「……椿屋敷……」
     バトルオーラを纏った少年を思い出してか、無意識のうちに拳を握る千凪・志命(隻眼の星を取り戻す者・d09306)を見てから、秋羽は八坂・善四郎(そこら辺にいるチャラ男・d12132)へと、その視線を流して。
    「それと……周囲に【毒】、振りまいてる」
    「毒姫峠っ!」
     思わず声を上げた善四郎から、秋羽は目を伏せた。
    「あと、今回の、古の畏れ。
     鎧着た人、6人。天星弓、みたいな弓、持ってて、それで攻撃、してくる」
     作戦によっては現れないけど、と付け加えながらも秋羽は説明して。
     これで終わり、と言わんばかりに、こくんと首を振る。
    「やっと見つけた、このスサノオ、倒せるチャンス。
     どうか、これ以上、古の畏れ、生み出されない、うちに……」
     じっと見据える秋羽に、灼滅者達は強く頷いて返した。


    参加者
    クロノ・ランフォード(白兎・d01888)
    大場・縁(高校生神薙使い・d03350)
    千凪・志命(隻眼の星を取り戻す者・d09306)
    黒崎・白(白黒・d11436)
    八坂・善四郎(そこら辺にいるチャラ男・d12132)
    祟部・彦麻呂(夢見る乙女・d14003)
    山田・透流(自称雷神の生まれ変わり・d17836)
    鈴鹿・美琴(異端のカタルシス・d20948)

    ■リプレイ

    ●緑の毛並みの白狼
     海風に煽られ、燃えるように揺らめく白緑色の毛を持つ狼……スサノオは、波打ち寄せる岩場から細い道を登り、先ほどまで見上げていた台地の上へ立つ。
     一瞬だけ深い緑色の視線を後ろ、通ってきた道へと流してから。
     その場を立ち去ろうと、再び足を踏み出そうとする。
     そこに、灼滅者達は姿を現した。
    「さて、ようやく追いついたぜワンコめ」
     椿屋敷では出会えなかった相手に、クロノ・ランフォード(白兎・d01888)がにっと笑いかけて。
     千凪・志命(隻眼の星を取り戻す者・d09306)は、あの雪の夜に思い描いた狼を前にして、ぐっと拳を握り込む。
     2人と同じ事件に関わった大場・縁(高校生神薙使い・d03350)も、並ぶ長身の後ろから覗き込むように顔を見せた。
     そこに、服の上から犬の着ぐるみを被った山田・透流(自称雷神の生まれ変わり・d17836)が、ジャーキーに骨、フリスビーを手に握って進み出る。
     鳴き真似とかできたらもっと興味が引けるかもと構えて、じっとスサノオを見つめていた。
    (「相手のことを知るためには、相手に興味をもってもらうことが大切」)
     できれば仲良くなりたいと、ジャーキーをふらふらと揺らしてみたりもする。
    「スサノオって狼でしょう?」
    「いや、細かいことは気にしないってことで」
     首を傾げる黒崎・白(白黒・d11436)の隣で、八坂・善四郎(そこら辺にいるチャラ男・d12132)が苦笑しながら手を振る。
     白の足元から、霊犬の黒子も宥めるかのように見上げていた。
     そして、祟部・彦麻呂(夢見る乙女・d14003)がスサノオへ会話の口火を切る。
    「話を、させてもらえないかな?」
     スサノオに説得が通じるとは、秋羽は言わなかった。
     そんな未来は予知されなかったのだろう。それでも。
    (「誰もそれを願わなければ、予知だってされないでしょ?」)
     簡単に諦めたくはないと、彦麻呂はスサノオの鋭い翠瞳を真っ直ぐに見つめる。
     その意思に賛同した縁も、もしかしたら言葉が違うのかも、と縋るような思いでハイパーリンガルを使いながら、スサノオへと口を開こうとして。
     瞬間、スサノオを中心に辺りに毒気が広がる。
     覚えのある、いやあの峠の時以上の感覚に、善四郎が思わず一歩後ずさった、その時。
     スサノオの毛が輝きを増したように見えたかと思うと、白緑色のオーラが縁へと一直線に放たれた。
     とっさに、念のためにと警戒していた鈴鹿・美琴(異端のカタルシス・d20948)が飛び込み、縁を庇ってそのオーラを受け止める。
    「下がれ!」
     クロノも声をかけながら、縁の手を引く。
     思わず振り返って仲間の状況を見た彦麻呂が再びスサノオへと視線を戻すと、その緑色の瞳にはっきりと敵意が感じられて。
     悔しさを感じながら、彦麻呂も構える。
    「そんじゃ、倒せる相手からさーち&ですとろーい☆っす!」
     善四郎の言葉と共に、灼滅者達もスサノオとの戦いを開始した。

    ●その翠瞳は何を見る
    「今日は本気のぜんしろー君だよ!」
     真っ先に飛び掛った善四郎に続くように、彦麻呂もスサノオへと掬い上げるような一撃を振るう。
     2人と同じクラッシャーの透流も、そしてメディックの白も、同じ様に雷を纏わせた拳を繰り出した。
     狙うは、スサノオが放つ毒への対抗EN。
     志命も回復と、同じEN付与を狙い、美琴に護符を飛ばした。
    「本当に、今まで現れた畏れの力を自分のものにしてるみたいだな」
     先ほどのスサノオの攻撃……威力は違うものの、かつて相対した少年と同じ攻撃を目の当たりにしたクロノは、剣を構えつつ歯噛みして。
    「伝承の具現化は能力取得時の副産物なのかもしれん……」
     志命に頷いて見せながら立ち上がった美琴が、その推測を口にする。
    「そうなれば、集めた力は何に使う……?
     スサノオの上位存在の復活か? それとも、スサノオ自身の上位存在への成長か?」
    「どちらにしろこれ以上面倒な存在になる前に、ここで止めさせてもらうぜ」
     決意と共に駆け出したクロノは、縁の影がスサノオへと絡みついたその隙に回り込み、その足を切り裂いた。
     美琴も剣から破邪の白光を放ちつつ、スサノオに切りつけて。
     そこに、透流のガトリングガンが炎をばら撒くように、轟音と共に弾を撒き散らす。
    (「それにしても、古の畏れを呼び出せるのは海や山に関係してなくてはいかんのか?
     いや、人が大勢居る町中で呼び出されるより遥かにマシだが」)
     笑いながら鬼殺しの一振りを振り下ろす善四郎も、ちょっとズレてはいるけれども、広がる被害への危惧を思い。
     尚更ここで食い止めんと剣の柄を握り直す。
    「スサノオ、あなたの話を聞かせて!」
     一方で、戦いとなっても諦めきれない彦麻呂は、スサノオへ声をかけつつ杖を振るう。
     スサノオもダークネスであれば、闇堕ちした存在であると。
     意思を通わせ、可能なら闇堕ちから救い出したいと。
    (「因縁……縁が私達を繋いだというなら、私は、その縁をもっと強固なものにする」)
     救える程に強い縁を求め、必死でスサノオへと手を伸ばす。
     だが、その間にもスサノオからの斬撃が飛び、じわじわと毒が広がっていく。
     白のギターが前衛陣へ向けて回復の旋律を奏でて。
    「しっかりしてくださいよ」
     透流を庇った黒子の背中に、冷たい口調で鋭く言葉を投げ放つ。
     けれども、猫をかぶらないその物言いは親しさの表れと理解している黒子は、むしろ嬉しそうにスサノオへと飛び掛っていく。
     志命も毒が積み重ならないようにと護符を揃えながら、スサノオを油断なく見やる。
     スサノオは無言で、あの椿屋敷を囲んでいた銀世界のように静かに、ただ攻撃だけを放っていた。
     こちらに一切の感心がないような、敵意だけの鋭い翠瞳。
     その無機質な様子に、美琴は遊園地で戦った人形を思い出す。
     出会った者は全て敵。
     スサノオは、そう思っているのだろうか?
     この毒のように、無差別に殺すだけしかしないのだろうか?
     独りぼっちの哀しく寂しい姫の姿が脳裏に浮かんだ善四郎は、ふるふると首を振って。
    「で、みなさーん! スサノオから情報もぎ取れそうっすかー?」
     いつもの明るい口調で仲間へ声をかける。
     その間も油断なくスサノオを見つめ、攻撃できるチャンスを狙いながら、
    (「最初から諦めてやらないよりは、ずっとマシだ」)
     スサノオと接触した時から起動しているスマホのボイスレコーダーアプリを、ちらりと確認する。
     正直、ダークネスを相手にして、戦い以外の余計なことをする余裕は、ない。
     それでも何とかできることをと、縋るように善四郎はポケットにあるスマホのわずかな重さに願う。
     彦麻呂も、接触テレパスを試してみたいと思っているが、攻撃の手数が減ることを危惧すると踏み出せないでいた。
     皆の命を捧げてまでの賭けには出れない。
     そこに、スサノオへ切りかかった黒子が、話しかけるように吠え立てた。
    「犬の言葉が通じるのか、スサノオに意思があるのか、聞いてみて」
     そんな白の願いを受けた黒子は、攻撃の合間に必死に吠え続けて。
     煩いと言わんばかりに襲い掛かってきたスサノオの爪を、庇いに入った美琴が受け止める。
     深くギザギザに刻まれた傷へと、毒がどんどん染み入って、さすがに美琴は膝をつく。
    「無茶しますね」
    「自分の攻撃は見切られている。できるのは盾となることだけだ」
     自嘲気味に笑いながら、自分の傷を中心に祝福の言葉を解放していく美琴。
     小さく息を吐いた白も、指先に集めた霊力を撃ち出して毒を浄化していった。
    「スサノオさんっ、あなたはどこからうまれたのですか?」
     その様子を見ていた縁が、改めて声を上げる。
     言葉は日本語。
     ハイパーリンガルの効果がもうなくなってしまったのか、スサノオが日本語を解するのか、そもそもハイパーリンガルがスサノオの言葉に対応していないのか、分からないけれども。
    (「何であっても、少しでも言葉を繋げたい」)
     再びハイパーリンガルを使う余裕のない中で、縁は影と一緒に言葉を伸ばす。
    「私、あなたのことをもっと知りたいんです。
     あなたの事、教えてくれませんか?」
     だがその声にも応えはなく、スサノオの振った尾が、鋭い斬撃となって縁を襲う。
    「あなたは、なんでフェンリルじゃないの……?」
     そこに犬の着ぐるみが首を傾げながら、スサノオへと肉薄する。
    「ううん。あなたの本当の名前はフェンリル。そうに決まってる」
     北欧神話系クラブの部長でもある透流は、これだけは譲れない、と雷神の籠手を振り回した。
     ただ戦うだけでなく、出来る限りスサノオを……相手を知ろうとしている仲間達。
     その姿に、彦麻呂は改めて拳を握り締める。
    (「いつも思ってきた……ダークネスだからって簡単に諦めたくない。人殺しに慣れたくない。
     ……助けられない事、分かり合えない事を、当然だと思いたくない!」)
     思いを乗せるように拳の連打を叩き込みながら、スサノオの翠瞳へと向き合う。
     白が、志命が、回復役としてその背を押して。
     黒子が駆け抜けた道を、刀を揃えて善四郎も走る。
     そこに飛び込んだ美琴の斬撃は、だがあっさりと見切られかわされて。
     だが、横に飛び退いたスサノオへ、逆に読んでいたかのように接近した縁が縛霊手を振り下ろし、殴りつけると同時に網状の霊力でその身体を縛り上げる。
     捕らえられたスサノオへと、クロノの日本刀『荒神』が奔り、透流の漆黒の弾丸が撃ち込まれた。
     ふらりと白緑色の毛が揺れて、スサノオの足がよろめいて。
     きっとこれが最後のチャンスと、彦麻呂は手を伸ばす。
    「お願い、応えて!」
     武器を持たず、拳も握らないその手が、そっとスサノオへと触れる。
    『あなたは誰なの?』
     しかし、やはり接触テレパスへの応えもなく、無言のままスサノオは尾を振るい。
     美琴がスサノオとの間に割り込み、彦麻呂を抱えるように距離を取ったところで。
     皆の最後の攻撃が、スサノオを灼滅した。

    ●鎧武者は海へ還る
     狼の姿が消えた台地を、彦麻呂は静かに見つめた。
     その前で、善四郎はスマホのアプリを終了させる。
     音は録れているだろうが、スサノオの声が入っていないのは明白だ。
     何も応えぬまま、何も言わぬまま、白緑色の幻獣は姿を消したのだから。
     と、そこから海へと向かおうとした美琴を、志命が腕を掴んで止める。
    「その怪我で行くのは、無謀だ」
     確かに、美琴は必死で立っているがふらふらだし、同じディフェンダーのクロノも幾分マシな程度。
     黒子はよく消滅しなかったものだ、というレベル。
     岩場に残る古の畏れを倒すことも大事だが、すぐに向かっては勝てないと、逸る心を抑えて、必要最低限の休憩と心霊手術で、灼滅者達は互いに応急処置をする。
     ついでに透流は、もうスサノオはいないからと、残念そうに犬の着ぐるみを脱いで。
     それから急いで岩場に向かうと、波から伸びる鎖に繋がれた、6人の鎧武者が、こちらに気付き弓に矢を番え始めた。
    「ひとりひとり確実に……!」
    「当然」
     透流の声に応えた彦麻呂は、手近な相手に杖と魔力を振り下ろして。
     その相手へと、透流のガトリングガンが火を噴く。
     反撃とばかりに放たれた矢をひらりとかわした白は、
    「やる気あるんですか?」
     毒舌と共に、雷を纏った拳を突き出した。
    「利用されるのは悲しいものだな……咎があろうとなかろうと」
     そういえばこの鎧武者達の昔話は聞かなかったな、と思いながら、善四郎は力強い一撃で弓もろとも1体を切り伏せる。
     縁は、集中集中っ、と呟くように言いながら、冷気のつららを撃ち出して。
     凍りついたところを、クロノの剣が薙ぎ払っていく。
     全体の状況を冷静に見据える志命は、的確に回復サイキックを飛ばし。
     メディックに下がった黒子も回復にその瞳を向ける中で、美琴は仲間の盾となることを意識しつつ、紅色に染まった剣を一閃する。
     次々と数を減らす鎧武者達。
     スサノオとの戦いに比べれば容易いが、身体的にも所持サイキック的にも万全ではない状態。
     油断せずに灼滅者達はその弓矢の軌跡を追い、見切り、着実に着実にと戦闘を進めていく。
     そうして、長いような短いような時間の後。
     最後の1体が透流の銃撃の下に倒れ、その姿が波に攫われるように消えていった。
     岩場に打ち寄せる波音が、荒い息を吐く灼滅者達の耳に響いていく。
    「終わったっすねー!」
     疲れたー、と伸びをするように両手を掲げる善四郎の向こうで、美琴がその場に倒れ込んだ。
     慌てて駆け寄るクロノもまた傷だらけで、代わりに志命が手を伸ばす。
     白に頭をくしゃくしゃにされた黒子は、一吠え応えてその姿を消し。
     彦麻呂が振り返った先で、透流はこくりと無言で頷いて見せた。
     縁は、静かに波打ち際へと近寄って、持って来ていた一輪の花を供えるように置く。
     何も分からなかったスサノオと、鎧武者達へと捧げるように。
     ぼーっとその花を見つめる彦麻呂の隣にクロノが並び、スサノオが古の畏れを呼び出す時に眺めていたように、岩に当たる波を、湾から遠く広がっていく海を見る。
    「スサノオ、か。力を欲していただけなのか、それとも……」
    「今は憶測しかないが、その行きつく先に、一体ナニが居るのやら……」
     志命に支えられてようやく立ち上がれた美琴も、海を眺めて呟く。
     灼滅者達の想いを飲み込むかのように、波は岩場へと打ち寄せて。
     彦麻呂の見つめる花を攫いながら引いていった。
     

    作者:佐和 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年3月9日
    難度:やや難
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 9/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 2
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