欲は留まること知らず

    作者:幾夜緋琉

    ●欲は留まること知らず
    『ほら、もっと替え玉をくれ! 当然バリカタでな!!』
    「い、いや……ちょっと食べ過ぎだよ……もう、何玉食べてると思うんだよ……30玉だぜ? 30玉」
    『知るかっ。金は払ってるんだから、ドンドンもってこいってんだよ!!』
    「っ……わ、解ったよっ!」
     郊外にある博多名物、とんこつラーメンのお店にて、そんな言い争いの言葉が投げられていた。
     ……ちょっと威勢がよさそうな店主だけれども、替え玉のお金を払っているのならば、お客な事に変わりは無い……でも、そんなお客というには、奇っ怪な姿をした彼……。
     カバのような姿形……それだけでも驚くべき状態なのだが……彼の食べる勢いが凄すぎて、止める事も出来ない。
     ……そして、十数分の後、店の替え玉全てを食べ尽くした彼は。
    『ぷはー。うむ、美味しかった。このトンコツラーメンパワーは素晴らしい! この博多にあるトンコツラーメンパワーを全て喰らい尽くしてやるとしよう!!』
     そう言うと共に、店を後にした彼……アフリカンご当地怪人。
     そして彼は、次なる博多ラーメンの店へと向かうのであった。
     
    「ん……皆集まってくれたな? んじゃ早速だが、説明を始めるぜ?」
     と、神崎・ヤマトは集まった灼滅者達に軽く笑いながら、早速の説明を始める。
    「今回俺が見つけたのは、ご当地怪人の胎動だ。とは言え今回のご当地怪人は、今迄皆が戦ってきたご当地怪人とはちょっと違う奴らみたいなんだ」
     と、更にヤマトが差し出したのは……動物のカバの写真。
     何故にカバなのか……と思うのもいるだろうが、ヤマトはその写真を見せつつ。
    「現れたのは、アフリカンご当地怪人……彼らはご当地パワーを取り込み、ご当地名物を略奪しようとする者達なんだ。そして今回皆に倒してきて貰う事になるのは、こいつ……カバのような姿形をしたカバトンコツラーメンご当地怪人なんだ」
    「無論、ご当地怪人ダークネスは強力な相手ではあるが、このままアフリカンご当地怪人達の躍動を黙って見ている訳にもいかないだろう? という訳で、早々に倒してきて欲しいんだ」
     そしてヤマトは、続けてこのアフリカンご当地怪人の戦闘能力について、加えて説明する。
    「このご当地怪人、さっきも言った通り基本となっているのは、カバだ。だからか動きはノロく、攻撃を躱すのも余り無い……ただ、その代わりに、と言わんばかりに、体力はかなり高く、しぶとい敵だと言えるだろう」
    「更に動きはノロイながらも、不意なる突進を仕掛けてくる。その突進時の動きはかなり素早いのと、壁まで突き飛ばす位の力を持っているから、注意が必要だ」
    「まぁ……攻撃を喰らう事はその攻撃以外は余り無いだろうが、相手の方も体力がかなり高いヤツだから、長時間の持久戦になる事が予測される。その状況を見越した上で、作戦を考えて見てくれ」
     そして、最後にヤマトは皆の肩をポン、と叩きつつ。
    「アフリカンご当地怪人……彼らが何を考えて、日本のご当地名物を喰らい尽くそうとしているのかは解らない。だが……このまま放置しておいても、良い事は無いと思われる。だから今、まだ始まりつつある時に叩いておく必要がある訳だ。皆の力を貸してくれ……宜しく頼むぜ?」
     と笑うのであった。


    参加者
    黒田・柚琉(紅夜・d02224)
    マリーゴールド・スクラロース(小学生ファイアブラッド・d04680)
    皇樹・桜(家族を守る剣・d06215)
    水瀬・ゆま(箱庭の空の果て・d09774)
    久瀬・一姫(白のリンドヴルム・d10155)
    深海・るるいえ(深海の秘姫・d15564)
    三葉・林檎(三つ葉のクローバー・d15609)
    フィオレンツィア・エマーソン(モノクロームガーディアン・d16942)

    ■リプレイ

    ●博多の薫り
     ヤマトから話を聞いた灼滅者達。
     博多の地に現れた、アフリカ系ご当地怪人、その名もカバトンコツラーメンご当地怪人。
    「……言い辛い。言いづらいなぁ……もう、カバ怪人でいいんじゃないか?」
    「全くだ……カバトンコツ、カバとトンコツ……全く異質な物だと思うのだがな」
     黒田・柚琉(紅夜・d02224)に、深海・るるいえ(深海の秘姫・d15564)が肩を竦め、そして久瀬・一姫(白のリンドヴルム・d10155)が。
    「世界中のどこのご当地怪人も、同じような事をしてるの」
     本当……ご当地怪人は国内だけに留まらないのだな、と思ってもしまう。
     ほぼ同時に、アメリカの名物から産まれたアメリカご当地怪人も現れてしまっているし、ある意味名産がある所には、全てご当地怪人が居るのでは無いか、とさえ思えてしまう。
    「でも、今回のご当地怪人は……とんこつラーメンを食べてるんだよね? ……カバがラーメンを啜る姿……うん、ちょっと想像出来ないな」
    「まぁ、カバはぱくりと一口で入れてしまうのが普通だと思うの。啜らずに、替え玉をとんこつラーメンにくぐらたら、そのまま口に入れてるのかもしれないの」
    「ええ。ラーメンの替え玉30玉と言いますし……でも、それってそんなに驚く事でも無いんじゃないかなぁ、って思う私は、大食いの義兄を持っているんですよね……りっちゃんも、地元のお店を食べ尽くして出入り禁止になったりしてたもんなぁ……」
     フィオレンツィア・エマーソン(モノクロームガーディアン・d16942)と一姫に、水瀬・ゆま(箱庭の空の果て・d09774)が思い出すようにぽつり。
     ……いや、それだけに留まらず。
    「……はっ! もしかしたらりっちゃんも実はご当地怪人の素質が……っ? ファイアブラッドなご当地怪人……新ルーツになったり……? はっ、いけないいけない、こんな事考えてないで灼滅しなきゃ! ぬぬぬ……これも怪人さんの罠っ?」
    「……罠も何も、それは違うと思うの」
     ゆまの言葉を、ばっさり否定する一姫。そして二人の言葉にくすくすと皇樹・桜(家族を守る剣・d06215)と、フィオレンツィアが笑う。
    「まぁ、何にせよご当地怪人を倒さないといけないね。実のところ、ご当地怪人と戦うのは初めてなんだよね。まぁ、敵は敵だから、容赦はしないけどね♪ 殺しがいがあるといいなぁ……楽しませてよね」
    「そうね。ご当地怪人にとって、とんこつラーメンパワーは大きいのかもしれないわね。でも博多のご当地ヒーローにとって、とんこつパワーを取られるのは困るでしょうし。それにしても何故アフリカンなのに、とんこつラーメンなのかしら。黒幕かしら??」
    「どうなんでしょう……少なくとも、アフリカのご当地怪人さんが、このとんこつラーメンを求めている、というのは確かだと思いますが……」
     小首を傾げる三葉・林檎(三つ葉のクローバー・d15609)……それにマリーゴールド・スクラロース(小学生ファイアブラッド・d04680)と、ナノナノが。
    「うーん……私にはご当地パワーは解らないんですが、それだけ引き付ける様な何か、があるのかもしれませんね。それは勝手に持って行っていいものじゃないと思いますし、何とかしないとと思います。でも、結局カバさんは何をしたいんでしょうね……?」
    『ナノナノ』
     マリーゴールドの言葉にこくりこくりと頷くナノナノ。
     ……それにるるいえが。
    「もしかしたら、怪人はとんこつラーメンではなく、魚介系ラーメンではなく、魚介系ラーメンのパワーを吸収していたのかもしれぬ。そうだとしたら、危ない事だ。ラーメンは魚介系が大正義。古事記にもそう書いてあるからな」
    「……? え、ええと……まぁ、豚骨ラーメンが美味しいというのは共感出来ます。ですが、アフリカの怪人さんに、この土地の名産品を略奪なんて許せません!」
    「そうなの。博多中のとんこつラーメンが無くなる前に、倒しちゃうの。食べ物の恨みは恐ろしい、って事を身体に刻み込んでやるの」
     林檎、一姫も頷き、そして灼滅者達は、博多の町へと向かうのであった。

    ●食い尽くす者
    「さて……と、ここはどうかな?」
    「……うーん、違うみたいだね。匂いは近くにあるんだけど……」
     そして灼滅者達は、博多の町を歩く。
     事前に林檎が調べ上げておいた、有名なトンコツラーメンの店舗リストを元に、桜がぶらり再発見を使用してそれらしいお店を探す。
     そして……フィオレンツィアがDSKノーズで、カバトンコツラーメンご当地怪人の業を探す……と言った具合。
     とは言え博多のトンコツラーメンのお店となれば、凄い数がある訳で、有名店だけをみつくろっても、中々に骨の折れる話である。
    「うーむ……ここまで多いとはな」
    「そうだねぇ……でも頼りになるのは、フィオレンツィアさんのDSKノーズか、後は騒ぎが起きない事には解らないし……」
    「そうだな。まぁ……仕方ない。骨は折れるが、探すしか無いか」
     るるいえと柚琉がそんな会話を交す一方。
    「ねぇ菜々花。カバトンコツラーメン怪人ってどんなのだろうね?」
    『ナ、ナノ~?』
    「うん、カバトンコツラーメン怪人。ちょっと言いにくいよね。やっぱりカバさんがとんこつラーメンを啜ってるのかな?」
    『ナノ~……ナノナノ』
     くるくるマリーゴールドの周りをふよふよ飛び回る菜々花……そんな菜々花の所作に、周りの仲間達もくすりと笑みを零す。
     ……そうしてカバトンコツラーメン怪人を探し続けて、小一時間が経過。
     立ち寄ること10数件目……フィオレンツィアのDSKノーズが、強い業を感じ取り、それと共に。
    『やめてくれっ、もうそんなに替え玉無いぜ!』
    『しるかっ、俺はもーっともっとトンコツラーメンを食べたいんだっ。バリカタ2玉っ!!』
     店主の言葉に、聞く耳を持たない荒々しい男の言葉。
     ……灼滅者達は相互頷き合い、ガタンと店のドアを開けると……。
    「おや。カバさんみっけーっと」
     柚琉が言う通り、カバトンコツラーメンご当地怪人が、ずるずるっ、と替え玉を次々と頼み、平らげている。
     正しくその胃袋は無尽蔵……でも、そんな無尽蔵な食べっぷりに、店主はおろか、同時に店に居た周りの客達も……引いてしまっている。
    「まったく、他人に迷惑を掛けてまで食べるとは……あってはならぬ事だぞ?」
     とるるいえが殺界形成を使用すると、その気配を感じ取って次々と周りのお客さん達は店を後にしていく。
     ……そして、店主とカバトンコツラーメンご当地怪人を除く一般人達が全員去って行った所で、更にマリーゴールドがサウンドシャッターを使用して音を外部に漏らさぬ様にする。
     これで、戦闘準備は全て整った……後は。
    「トンコツラーメンは確かに美味しいです。ですけれど、独り占めはいけないのです! 美味しいものは、皆で食べるのが良いのです!! そんなことをしてると、お友達いなくなっちゃいますよっ!?」
     と、先ずはゆまが説得……と思わしき言葉を投げかける。
     だがカバは。
    『はぁ? そんなの知るかっつ。この博多のとんこつラーメンは俺のもんだっ!!』
     と、言い放つ。
     ……それに、更にゆまが。
    「……そういえば、カバさんって河の豚って書きますよね……? でも、馬には見えないなぁ……むしろ豚さん……はっ! もしかしてトンコツラーメンをっ!?」
     なんか違う方向に想像してしまっているゆま……でもそれにマリーゴールドも。
    「そうです。とんこつっていうのは豚の骨であって、カバはお呼びじゃないですけど?」『ナノナノ』
    「それにとんこつラーメンはそれだけで完成したおいしさがあるから、どこにもカバの入る余地って無いですよ?」『ナノ』
     菜々花と一緒になって、言葉責め。
     ……カバトンコツラーメンご当地怪人は。
    『……う、うるせええええ、うるせーーんだよーー!!』
     顔を真っ赤にして、身体を灼滅者達に向けて翻す。
    「という訳で、さぁ……狩りの時間だ!」
    「……トンコツラーメン好き同士、仲良くなれたのかもしれませんが……仕方ないですよね」
    「ああ……さぁ、楽しもうじゃないか」
     桜、林檎、そして柚琉がスレイヤーカードを解放すると共に鏖殺領域を展開。
     そして展開に続けて、一姫、フィオレンツィア、桜のクラッシャー陣が。
    「ほら、こっちだぜ!!」
    「カバさんこちら、手の鳴る方へー、なの」
    「ついてきなよ? それとも食べ過ぎて、おしりが椅子にくっついちゃったのかな??」
     と、カバトンコツラーメンご当地怪人を店外へと誘導する……挑発しながらDESアシッドで副破りの効果を付与とかしていく。
    『こなくそっ、いってやらぁああ!!』
     と、ずしんずしんと身体を震わせながら、店外へと連れ出されていく。
     ……そして店外に出てきた所で、いざ。
    「ええと、とんこつにカバの成分は要らないと思うので、あなたは出て行って下さい!」『ナノ!!』
     マリーゴールドは菜々花と声を合せ、そしてレーヴァテインとたつまきで攻撃。
     更に林檎とるるいえのナノナノ、てけり・りも、引き寄せるようにしながら。
    「冷やす魔法は、あんまり得意じゃないんだけど……そうも言ってられないよね」
    「ああ。てけり・りよ、ヤツを攻撃だー!」
    『ナノ』
     と、フリージングデスと、しゃぼん玉。
     ……ディフェンダーであるから、ダメージはそれほどでも無いものの、着実なダメージを蓄積する。
     そして、完全にカバとんこつラーメンご当地怪人が店の外にでた所で、その入口を柚琉、ゆま、るるいえが塞ぐように回り込む。
     ……完全に包囲された形となるが……彼は既に頭に血が上っている様で、クラッシャーとディフェンダー達の方を向いて居いて、気付いていない。
    「それじゃ、BS漬けにしてあげますね!」
     とゆまが制約の弾丸を撃ち放つと、るるいえも妖冷弾を撃ち込む。
     背中側からの攻撃、更に大きな図体から、交すことは出来ずに喰らう。
    『いてぇだろうがぁ……このぉ!!』
     そう言いながら、その巨体で突進攻撃を仕掛けてくる。
     大きな身体から繰り出される一撃は、かなり痛い……でも、同時に喰らうのは、一人だけ。
     吹き飛ばされた仲間に対し、即座に次のターン、菜々花がふわふわハートで回復し、更にるるいえも祭霊光で追加で回復。
     結果、2割程度の被害に食い止めるよう、回復体勢をしっかりと整える。
     そして、カバトンコツラーメンご当地怪人の体力を削る様、桜、一姫、フィオレンツィアがフォースブレイク、黒死斬、閃光百裂拳で、大きな図体に強力な一撃を叩き込んでいく。
     対し、ディフェンダーのマリーゴールド、林檎、てけり・りは、カバの突進攻撃から仲間を引き付ける様に動き、ダメージをある程度引き付けていく。
     ……クラッシャーとディフェンダーを補助するように、ジャマーの柚琉、キャスターのゆまが、バッドステータスをカバにどんどんと蓄積していく。
     ……経過する事、十数ターン。
     灼滅者達が穿つ攻撃が、確実にカバご当地怪人の体力を削り去り……その身体から血の汗が噴き出していく。
    『く、くそぉお……このぉぉ……』
     と、苦悶の言葉を紡ぐカバトンコツラーメン怪人だが、それに一姫が。
    「攻撃は確かに強力……でも、大きな身体が仇になったの。もう、ここらで終わりにしてやるの」
     と一姫が放つ黒死斬の一撃。
     その一閃が、カバの胸元を抉り、貫き……そして。
    「さぁ……これで終わりだっ!!」
     と、桜がフォースブレイクをカバご当地怪人に叩きつけ……カバトンコツラーメンご当地怪人は、崩れ落ちたのである。
     

    ●トンコツの未来
    「……ふぅ……終わったみたいね。皆、お疲れ様」
     無事、博多トンコツラーメン怪人を倒した灼滅者達。
     フィオレンツィアが皆に声を掛けると、桜も。
    「うん、お疲れ様っ♪」
     とにっこり微笑む。
     ……そんな仲間達の労いの言葉の最中、一人じーっと、ご当地怪人が消えるのを見つめているるるいえ。
     そして……姿が消えた所で、ふぅ、と彼女も息を吐く。
    「どうしたんです、るるいえさん?」『ナノ』
     マリーゴールドの問いかけに、るるいえは。
    「いや、な。倒した後で怪人が巨大化するのではないか、と思ってな」
    『ナ、ナノ~』
     脅える菜々花、マリーゴールドの後ろに隠れてしまうと、マリーゴールドはくすくすと笑いつつ。
    「大丈夫ですよ、菜々花。まぁ……巨大化する怪人さんってのも、結構居そうな気がしますしね」
    『ナノ~』
     びくびくしてる菜々花……ともあれ。
    「ま、何はさておき……だ。美味しいのは解るけど、食べ過ぎは良く無いねぇ……そう言えば、お腹空いたね」
     と柚琉の言葉に、ぐぅぅぅ、と誰かのお腹が鳴る。
     そして林檎が。
    「そうだ、折角遠路はるばる九州の博多まで来たんですし、みんなでトンコツラーメン食べに行きましょうよ! 勿論トンコツラーメンで!!」
     と林檎の提案に、ゆま、フィオレンツィアも。
    「そうですね、食べに行きましょう。あ、出来ればお土産も買って行きたいです」
    「ええ。おなかぺこぺこよ。どっちに行く? 長浜ラーメン? それとも中州?」
    「そうですねぇ……折角ですし、どっちも、ってのは?」
     ゆまがにこりと言うと、それに桜が。
    「そうだね、折角来たんだし、どっちも食べて行こうよ♪」
     も同意し、そして灼滅者達は連れ揃って、先ほどのリストを使って上手い博多ラーメン屋へ。
     出てきた乳白色のとんこつラーメン……そして湯気立つ中の、美味しい匂い。
     そして一口、麺を啜る……。
    「うーん……こってりしてて美味しいです♪」『ナノ♪』
     マリーゴールドと、隠しながら菜々花が食べている中、フィオレンツィアは。
    「替え玉二丁!」
     と、早々に替え玉を頼んでいたり。
     ……そんな思い思いの方法で、ラーメンを平らげていくのであった。

    作者:幾夜緋琉 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年3月20日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
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