肉を食うな精進しろ! がんもどき怪人の矜持!

    作者:飛翔優

    ●がんもどき怪人フェイクミートボーマ
     精進料理として生まれ、今はおでんなどのひと品として知られているがんもどき。
     がんもどきを愛しすぎたのか、とある寺院に一人の怪人が現れた!
    「ボンバー!! 生臭い肉なんて食うんじゃねぇ、がんもどきを食えやオラァ!!」
     名を、がんもどき怪人フェイクミートボーマ!
     がんもどきの頭を持ち僧服を纏うフェイクミートボーマは、訪れる参拝客に近寄っては大声で説法する。
     肉の代わりにがんもどきを喰えと。それこそが徳を積むことになるのだと。
     ゆくゆくは世界征服を果たすのだという野望を秘めながら……。

    「……なんというか、まあ」
     教室にてメモに記されている内容を反芻し、天槻・空斗(焔天狼君・d11814)は小さなため息一つ。
    「……放置するわけにも行かねぇか」
     立ち上がり、教室の外へと向かっていく。エクスブレインへと伝え、解決策を導くために……。

    ●放課後の教室にて
    「それじゃ葉月、後をよろしく頼む」
    「はい、空斗さんありがとうございました! それでは早速、説明を始めさせていただきますね」
     空斗に頭を下げた後、倉科・葉月(高校生エクスブレイン・dn0020)は灼滅者たちへと向き直った。
    「とある寺院に、がんもどき怪人フェイクミートボーマが出現しました」
     本来、ダークネスにはバベルの鎖による予知能力があるため、接触は困難。しかし、エクスブレインの導きに従えば、その力をかいくぐり迫ることができるのだ。
    「とは言えダークネスは強敵。色々とあるご当地怪人といえど、です。ですのでどうか油断せず、確実なる行動をお願いします」
     葉月は地図を広げ、山の中腹ほどにある寺院を指し示した。
    「フェイクミートボーマはこの寺院を陣取って、訪れる参拝客に説法を行っています」
     内容は、肉を食うながんもどきを喰え! と言うもの。それこそが、徳を積むことになるのだと。
     それが、世界征服を果たすのに繋がると信じて……。
    「ですので、行けば会えるでしょう。後は戦いを挑めばよいだけですね」
     構成はフェイクミートボーマの他、配下たる強化一般人が三人。
     フェイクミートボーマの姿は、がんもどきの頭を持ち僧服を纏っている人型。
     力量は配下がいる状態ならば八人を相手取れるほどに高く、特に破壊力に秀でている。
     技は、がんもどきにした爆弾をバラマキ一定範囲内を加護ごと爆破するフェイクミートボンバー。体内のがんもどきパワーを全開にし悪しき力に抗う加護を得ながら相手にキックを放つフェイクミートキック。そして、己と配下にがんもどきを配り食べることによりがんもどきパワーを貯めるいただきますがんもどき。
     一方、三人の配下はみな仏僧で、力量はさほど高くはない。しかし、タフな上にフェイクミートボーマを庇うように立ちまわり、攻撃の一つ一つに加護を砕く力も秘めているために注意が必要な存在となるだろう。
    「以上で説明を終了します」
     葉月は地図など必要なものを手渡し、締めくくりへと移行した。
    「お肉にもがんもどきにも、それぞれ良い所が有ります。別々に、どちらも良いものなのだと思います。ですのでどうか、がんもどきの悪評が広まらぬ内に灼滅を。何よりも無事に帰ってきて下さいね? 約束ですよ?」


    参加者
    長谷川・邦彦(魔剣の管理者・d01287)
    金井・修李(進化した無差別改造魔・d03041)
    村雨・嘉市(村時雨・d03146)
    長沼・兼弘(キャプテンジンギス・d04811)
    天槻・空斗(焔天狼君・d11814)
    牛野・ショボリ(歌牛・d19503)
    佐々木・紅太(プロミネンス・d21286)
    アウグスティア・エレオノーラ(雪原の幻影・d22264)

    ■リプレイ

    ●偽りの説法
     鮮やかな緑をたたえ始めた山並みで、軽やかな音色を奏でる春の風。暖かな日差しを浴びながら、灼滅者たちは山の中腹、ひっそりとした佇まいを見せている寺院に繋がる階段を登っていた。
     中でも牛野・ショボリ(歌牛・d19503)は意気揚々。弾んだ調子で軽やかな歌声を響かせている。
    「がんがんがんがんがんもどきー。栄養いっぱい美味しいよー。でもでも牛肉だっておいしいねー! 食べたらきっとぼいんぼいーん! でもでもかるびおねーちゃんぜっぺきねー!! かるびおねーちゃんぜっぺきねー!!!」
    「世界中にがんもどきを広めて、がんもどきの力で世界征服でもするつもりなんかね」
     聞くものが聞けば大変なことになりそうな歌詞を聞き流しつつ、村雨・嘉市(村時雨・d03146)は小さく肩を竦めていく。
     がんもどきは美味しいけれど、だからといって肉をやめろというのは肉付きとしては見過ごせないと拳を握り気合を入れた。
     小さく頷き返した後、天槻・空斗(焔天狼君・d11814)は空を仰ぐ。
    「おでんには肉と一緒に入ってるよな……がんもどき……。まぁ、変な野望を抱いている時点で徳なんてないようなもんだろ……つーか、変なの見つけちまったなぁ……」
     空斗、この度のご当地怪人……がんもどき怪人フェイクミートボーマの発見者。
     だからこそ感じる思いがあるのか、深いため息を吐いて行く。されど戦わぬわけには行かぬからと、階段を登り切ると共に力強き言葉を口にした。
    「目覚めろ。疾く翔ける狼の牙よ。吼えろ、焔天狼牙」
     武装し、寺院を静かに見据えていく。
     寺院の前、三人の僧侶を従えて、がんもどきの頭を持ち僧服を纏うフェイクミートボーマが、灼滅者たちより先に訪れていた参拝客にむちゃくちゃな説法を行っている最中で……。

    「ボンバー!! 生臭い肉なんて食うんじゃねぇ、がんもどきを食えやオラァ!!」
    「滅茶苦茶なこと言って、逆効果だってわからないの?」
     参拝客を救うため、アウグスティア・エレオノーラ(雪原の幻影・d22264)が素早い足取りで歩み寄った。
    「ああ!?」
     フェイクミートボーマの意識がアウグスティアへと向いていく。
     これ幸いと抜けだした参拝客たちを仲間たちが逃していく最中、アウグスティアは怯むことなくさらなる言葉を重ねていく。
    「徳ってそんな簡単に身に付くものじゃないよ。まあ、がんもどきは好きですけどね」
     精進と言われても、いまいちどんなものなのかは理解していない。ただ、下手したら無益な争いになりそうなことは分かるから、睨み返しながら拳に光を宿すのだ。
     対するフェイクミートボーマ。瞳に怒りを宿し、苛立った調子で口を開く。
    「がんもどきを食っときゃ十分よぉ! 殺生なんかしちまったら、それこそぐはぁ!?」
     半ばにて、アウグスティアが輝く拳で腹を突く。
    「その性根…叩き直してあげます!」
     胸へ、脇腹へと拳を刻み、後方へと退かせた。
     よろめきながらも、フェイクミートボーマは叫んでいく。
    「ぐ……貴様、このフェイクミートボーマ様に楯突く気かぁ!」
    「フェイクミートボマーだと!なんだこの名は! がんもどきの名を出して堂々と勝負できんのか! そんなお前が説法など片腹痛いわ!」
     長谷川・邦彦(魔剣の管理者・d01287)が激昂し、剣に炎を宿らせた。
    「根性を叩き直してやる!」
     素早く地面を蹴りあげて、フェイクミートボーマへと斬りかかった。
     腕を盾に防がれるも、炎を与えることには成功する。
    「っ!」
    「ボンバー! この程度通じんッッ! と言うか、我はフェイクミートボーマだオラァ!!」
     弾き返されていくさまを横目に、金井・修李(進化した無差別改造魔・d03041)が激しき炎を吹き上がらせフェイクミートボーマ陣営を飲み込んだ。
    「君を焼いたら……美味しくなるかな?」
    「非常に申し訳ないが、俺、肉のご当地なんだ」
     長沼・兼弘(キャプテンジンギス・d04811)はキャプテンジンギスの名の下に、存在意義を賭けた応戦を開始する。
     一段階目として、フェイクミートボーマ陣営の周囲に糸による結界を張り巡らせた。
    「教えてやるフェイクミートボーマ、ガンモドキならフェイクグースボーマ……つまり名前自体が偽物だ!」
     言い放つとともに結界を起動するも、フェイクミートボーマは揺るがない。
    「ボンバー! 俺はがんだけじゃねぇ、肉全体の変わりとして存在しているんだオラァ!」
     故に、偽物の肉……といったところか。
     小さなため息を吐いた後、兼弘は鋼糸を引き戻す。改めてフェイクミートボーマを睨みつけ、ならばと声音を切り替える。
    「ドゥ……ここからは偽の功徳を打ち払う灼滅の時間だ!」
    「ボンバー! やって見れるもんならやってみろ! 喰らえ、フェイクミートボンバー!!」
     対するフェイクミートボーマはがんもどきを前衛陣の足元へとばらまいた。
     佐々木・紅太(プロミネンス・d21286)が素早く呼応し、ナノナノの笹さんへ呼びかける。
    「笹さん、行くな! 見た目はがんもどきだけど、あれヤバイから!」
     近づきかけた笹さんは、呼びかけに呼応し退いた。
     直後にがんもどきが爆発し、前衛陣を飲み込んだ!

    ●がんもどき怪人フェイクミートボーマ
     傷は軽微……とは行かないまでも、受け流し、あるいは受け止め爆発によるダメージを最小限に留めた灼滅者たち。
     改めてフェイクミートボーマ陣営の殲滅を。まずは僧侶たちを打ち倒すのだと、紅太らを抑え役に残し向かっていく。
     斬撃で、打撃で、刺突で、時には炎で、僧侶たちを打ち据えた。
     加護を砕く説法をくぐり抜け、嘉市の杭が先頭に位置していた僧侶を寺院へと押し込んでいく。
    「よしっ、一人目」
    「さぁ、避けないと穴だらけになっちゃうよ!」
     次の対象を右側の僧侶と定めるため、修李がガトリングガンをぶっ放した。
     示されるがままに向き直り、ショボリは剣に激しき炎を走らせる。
    「的確に狙い撃って、ガッツリダメージ与えちゃうんだよー!」
     大地を強く蹴って飛び上がり、大上段から振り下ろした。
     炎を与えた上で退いて、剣を杖に持ち替える。
    「使い分けも大事なんだよー!」
     魔力の充填が終わるとともに駆け出して、再び杖をフルスイング。
    「がんもどきおいしいねー! けど、ボーマおにーちゃんの説法は実家が牧場のショボリとは相容れないねー! 残念なんだよー」
     フェイクミートボーマにそそのかされた説法を解き続ける僧侶を打ち上げて、寺院へと押し込み昏倒させる。
     二人の配下が倒れたことに気づいたか、フェイクミートボーマが声を上げた。
    「ボンバー! 貴様ら、よくも!」
     がんもどきパワーを全開にし、飛び上がったフェイクミートボーマ。
     向かう先は、空斗。
    「喰らえ、フェイクミートキック!」
    「っと」
     空斗は黒い炎が吹き出す両刃の大剣を横に振るって打ち払い、フェイクミートキックを退ける。
     すかさず手首を返し炎を宿した。
    「昏き黒焔よ! 我が敵を喰らい尽くせ!」
     切り返され炎を宿したフェイクミートボーマ。
     にわかに明るさを増した戦場で、アウグスティアは残る僧侶に向かって光を放つ。
    「もうすぐ彼らを倒せるから……もう少しだけ頑張って!」
     少しでも早く僧侶を倒すため。フェイクミートボーマへの攻撃を始めるために……。

     いかに言動がおかしい相手といえど、実力は本物。鋭い一撃を受ければ抑えきれぬから、邦彦が紅太に変わる形でフェイクミートボーマの正面へと回り込んだ。
     すかさず放たれたフェイクミートキックを、刀を横にないで切り払う。
    「踏み込みが足りん。この程度では納得せんぞ!」
     切り払った勢いのまま体を捻り、刃に炎を宿して一閃。
     斬り裂く事叶わずも、距離を取らせることに成功した。
     互いに睨み合い撃ちあうこと二分、治療を終えた紅太が横に並び立つ。
    「サンキュ、もう大丈夫だ。な、笹さん」
     紅太の後ろで、笹さんが弾んだ調子で胸を張る。
     憎々しげに思ったか、フェイクミートボーマが声を張り上げた。
    「ボンバー! なら、今度こそ畳んでやるよオラァ!!」
    「んー」
     言葉の終わりに放たれたフェイクミートボンバーを、紅太は軽いステップでかわすとともに距離を詰める。
     炎を宿した剣で斬りかかるも、盾代わりに突出された腕によって阻まれた。
     問題無いと押さえ込みにかかりつつ、紅太は静かな疑問を投げかける。
    「なんつーか、こう、締まらねぇなぁ……」
     相手はご当地怪人、がんもどきの頭を持つ人型。
     話に聞いても、目に見ても、かっこいいとは思えない。気を引き締めようと思っても、どこか気が抜けてしまうのかもしれない。
    「もっとカッコイイ見た目とか、ダメ? 見てるとおでん食べたくなってさぁ」
    「……」
     軽い疑問に、フェイクミートボーマは絶句する。
     わなわなと腕を振るわせて、表情を憤怒へと染めていく。
     紅太は気づかない。ただただ、笹さんが竜巻を放つ気配に気づき飛び退った。
    「……って、これがウワサの精神攻撃!? じゃなくて、えーっとなんだ。がんもどきウマイのはわかるけど、無理強いはダメ!」
    「……い、言うだけ言っての結論がそれかゴラァ!?」
     言葉が終わるとともに、笹さんの竜巻がフェイクミートボーマを包み込んだ。
     さなかには、僧侶が倒れていくさまを横目に捉えた兼弘が声を上げていく。
    「殲滅、完了!」
     残るはフェイクミートボーマただ一人だと、竜巻のさなかに糸を滑りこませた。
    「文字通り搦め手ってやつだ」
     フェイクミートボーマを切り裂けば、炎が勢い良く吹き上がる。
     フェイクミートボンバーに巻き込まれ吹き飛んでしまったジンギスカン鍋を横目に捉えつつ、続く攻撃の準備を開始した。
     対するフェイクミートボーマ。状況を理解し頭が冷えたか、深い息を吐き出していく。
    「ボンバー……ここまでやるとは思わなかったぜオラァ。だが、我は負けない、貴様らなんぞに負けないのだァァァ!!」
     言葉と共にがんもどきを食し、がんもどきパワーを充填する。
     新たな準備を始めていくフェイクミートボーマを倒すため、灼滅者たちは駆け出した……。

     自分を強化した上で反撃に打って出ようとしたフェイクミートボーマ。
     その自由を、修李の影が奪い取る。
    「はいはい……結局君が言ってる事は、がんもどきを嫌いにさせてるよ」
    「そんなことはない! 離せやゴラァ!!」
     手足を拘束する影を振りほどけない様子のフェイクミートボーマへと、アウグスティアがオーラを放出した。
    「動けない今のうちに……決めてしまいましょう!」
    「……」
     呼応し、嘉市が走り寄る。
     拳に光を宿していく。
    「レモンをかければ生臭さも和らぐんだぜ」
     生臭いのが問題ならば、それを解決してやれば良い。
     懐へと入り込むと共に一撃、二撃と刻み込み、更なる言葉をぶつけていく
    「がんもどきは徳を積むとかいいことがあるのかもしれねえけど、豚肉は体の疲れをとってくれる効果があってがんもどきに負けちゃいねえ!」
     肉が好きだからこそ、肉のことはよく知っている。
     だからこそ語れる言葉もあるのだと、一旦退き錫杖を抜き放った。
     炎を走らせながら、思い浮かべるはフェイクミートボーマへの思い。
     がんもどきで世界征服。元々怪人は変な理由のやつが多いけれど、世界征服とは、スケールだけはかなり大きい。
    「……ま、理由はがんもどきなんだが」
     結局はがんもどきに帰結すると、再び駆け出した。
     錫杖をフルスイングしていく傍らで、兼弘がフェイクミートボーマを糸で切り裂いていく。
    「ウールワイヤー! 羊肉のヒーローなんだ、羊毛だって扱うさ」
    「ぐ……動けんぞオラァ!」
    「がんもどきも牛肉も大切ねー! どっちも食べないとかるびおねーちゃんみたいにぜっぺきのままなんだよー」
     動けず燃え盛るフェイクミートボーマの体を、ショボリが小さな体ながらも抱え込んだ。
     ご当地パワーを満タンにし、空斗のいる方角へと投げ捨てる。
    「どっかーん! なんだよー!」
    「神霊の加護を打ち砕け! 無形の刃よ!」
     空斗は非物質化させた大剣を下から一閃。
     落下するフェイクミートボーマを縦に両断した。
     フェイクミートボーマは倒れたまま、立ち上がることもせずに声を響かせた。
    「が……がんもどきにしろやオラァ……肉じゃなくてなぁ……!」
     言葉の終わりと共に爆散し、後には何も残さない。
     空斗は黒い炎を収め、大剣を鞘へとしまいながら、静かな息を吐いて行く。
    「責任は果たした。後は……」
     仲間を治療し、僧侶たちを開放しようと、フェイクミートボーマが爆発した場所に背を向け動き出す。
     仲間たちもまた頷いて、事後処理の時間へと移行した。

    ●美味しいおでんにがんもどき
     幸い寺院に被害はなく、程なくして僧侶たちもあるべき精神を取り戻した。
     寺院へと見送り、周囲にもチラホラと参拝客が見えるようになってきた段階で、邦彦はフェイクミートボーマの消えた場所へと向き直った。
    「お前の情熱見せてもらった。これは選別だ。あの世で食うがいい」
     備えるはがんもどき。
     手を合わせ、そっと冥福をお祈りする。
     そんな光景を眺めていたからか、あるいは戦いの最中から感じていたか……紅太がお腹を抑え声を上げていく。
    「腹が減ってきたなー。まだちょい寒いし、みんな帰りにどっか食いに寄らね? おでん食いたい! なー笹さん!」
     傍らへと呼びかければ、笹さんも大仰な調子で頷いていく。
     賛成する者を引き連れて、下山し街へと繰りだそう!
     がんもどきを、正しい形で美味しく食べる。美味しい思い出は、心にずっと刻まれるのだから……。

    作者:飛翔優 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年3月21日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 1/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 3
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