黒龍、再び

     ガイオウガ、そしてスサノオ大神……。
     大地を喰らう幻獣種共が「竜種」に目覚める日も、そう遠くはない……。
     サイキックエナジーの隆起がゴッドモンスターさえも呼び起こしたこの状況で、未だ十分に動けぬとはいえ、日本沿海を我が「間合い」に収めることができたのは、まさに僥倖。

     小賢しき雑魚共の縄張り争いも、王を僭称する簒奪者共の暗躍にも興味は無い。
     我が望むは、我と死合うに値する強者のみ!
     「武神大戦殲術陣」発動!
     眠れる強者よ現れよ。武神の蒼き頂こそが、これより汝の宿命となるのだ!
     
    「来るぞ、再び黒き龍が!」
     教室に集まった灼滅者達を前に、神崎・ヤマト(中学生エクスブレイン・dn0002)は叫ぶ。彼の言動には慣れているはずの灼滅者達も、流石に内容が内容なので動揺を禁じ得ず、一体どんな未来を予測したのかと注目する。
    「3月の戦争で師範代である柴崎・アキラを失った業大老一派が、彼の後継者を生み出すべく『武神大戦天覧儀』なる武闘会を行っている事は既に皆も知っている事だろう」
     試合が行われるのは、日本各地の海が見える場所。試合時間などは決まっていないが、周囲に一般人がいない時間が選ばれ、どこからともなくアンブレイカブルがやってくる。
     試合の勝者には『より強い力』が与えられ、その繰り返しにより、いずれは新しい師範代が誕生する、というわけだ。
     無論そのような事態は歓迎すべからざる事なので、試合に現れるアンカレイブルを倒して阻止しなければならないが、重大な問題が1つ。勝利によって力が与えられるのは灼滅者であっても例外ではないが、アンブレイカブルに止めを刺した灼滅者は、その力によって闇堕ちしてしまうのだ。
     従って、余力を残してアンカレイブルを灼滅し、そこから連戦で闇堕ちした灼滅者を救出しなければ、後日別の場所に現れた所を救出か、最悪は灼滅しなければならないというわけだ。
    「今回試合が行われるのは横浜港のとある埠頭、そこに深夜現れるのは、黒いチャイナドレス姿の女アンブレイカブル、名を瑠麗(りゅうれい)という」
     ヤマトの口から出た名前に、一部の灼滅者達に動揺が走る。
     かつて裏の格闘技試合の会場に現れ、灼滅者達を相手に圧倒的な実力差を見せつけ、その後行方が掴めずにいたアンカレイブル。ファッションモデルかアクションスターを思わせるすらりとした体つきの美女であるのもさることながら、最も強烈な特徴は、通常はチャイナドレスの下に隠れて見えないが、その体を取り巻くように、白い肌に入った黒い龍の刺青だった。その時の事を知らない灼滅者も、知っている者から話を聞いて、冒頭のヤマトの台詞の意味を理解した。
    「瑠麗は業大老の配下じゃない。だが、以前と変わらず自分を熱く興奮させてくれる強者を求めているようだから、武神大戦殲術陣に現れるのは、いわば必然!」
     戦いでは、拳法をベースに、しなやかな足による蹴りを主体とした、ストリートファイターとバトルオーラのサイキックに似た技を使ってくる。加えて身のこなしは軽く、防御の面でも高い技術を持つという。
    「この1年半ほどの間で、瑠麗は前よりも更に強くなっている。だが、お前達はそれ以上に強くなっている。そう俺は信じている!」
     ビシッと灼滅者達を指差し、ヤマトはそう力強く言った。
    「瑠麗との戦いに加えて、闇堕ちした仲間と続けて戦うんだ。心身共に厳しい連戦になるだろう。だが、お前達の力と心を合わせて、必ず全員生きて帰って来い! 必ずだ!!」


    参加者
    御柱・烈也(無駄に萌える熱血ファイター・d02322)
    エレナ・フラメル(ウィザード・d03233)
    弐之瀬・秋夜(シジミサイル・d04609)
    赤松・鶉(蒼き猛禽・d11006)
    海川・凛音(小さな鍵・d14050)
    中畑・壱琉(金色のコンフェクト・d16033)
    神原・燐(冥天・d18065)
    アウグスティア・エレオノーラ(空虚なる雪の幻影・d22264)

    ■リプレイ

    ●闇夜の黒龍
     辺り一面夜の闇に支配された、横浜港のとある埠頭。倉庫の出入口や、電柱に点々と灯された明かりを頼りに、灼滅者達が辺りを見回すと、年の頃は20代くらいの女が防波堤に立っているのを見つける。
     ショートカットの黒髪と、すらりとした体を包む黒いチャイナドレス姿といった服装が、夜の闇の中でもすぐに分かったのは、彼女の内から漂う人間離れした雰囲気のおかげだろう。
    「どうだ、俺達と殺らねぇか?」
     御柱・烈也(無駄に萌える熱血ファイター・d02322)が背後からそう声を掛けると、女は振り返って灼滅者達の方へ近付いてくる。
    「お前達が、私の相手か?」
     女がそう尋ね返し、彼女が目当てのアンカレイブル、瑠麗(りゅうれい)だと確信し、烈也は「おうよ!」と答えてスレイヤーカードの封印を解く。
    「本当は貴女と再戦したくて堪らなかった日輪かなめって子がいたんだけどね。覚えてるかしら?」
     エレナ・フラメル(ウィザード・d03233)が尋ねると、瑠麗は記憶を探るように数秒間沈黙した後、
    「ああ、そう言えば以前戦った中で、いくらかましだった相手にそう名乗ったのがいたな。知り合いか?」
    「ええ、残念なことに、今は他の戦いに向かってて来れなかったのよ」
     そう答えるエレナに続いて、海川・凛音(小さな鍵・d14050)が前に出る。
    「満足させてあげてくださいというお願いを聞いてきています。一対一はできませんが私なりの戦い方で、貴女を満足させてみせましょう」
     凛音の言葉に、
    「ならば、見せて貰おうか!」
     瞬時に瑠麗は構えを取り、夜の闇の中でもはっきりと分かる、黒いオーラを立ち上らせる。それから瞬時にエレナとの距離を詰め、蹴りの軸足となる左足を踏み込んだ所で青いリングコスチューム姿の赤松・鶉(蒼き猛禽・d11006)が瑠麗の前に出る。
    「ぬぐっ!」
     予備動作を限界まで削ぎ落とした瑠麗のミドルキックを脇腹に受け、鉄の棒で殴られたような衝撃に、鶉は一瞬顔を歪めるが、
    「さぁもっと来なさい黒龍! 貴女の技を全部耐えてみせましょう!」
     受けて『魅せる』レスラーの美学を体現せんと、鶉は挑発の台詞を放ち、ディフェンダーの効果があってもなお少なからざるダメージを集気法で癒す。
    「どぉれ、いっちょバトってみるか! わりぃな、女の子は好きだがアンブレイカブルは容赦しねぇぞ!」
     クラッシャーの弐之瀬・秋夜(シジミサイル・d04609)が無敵斬艦刀『インフェルノ』に炎を宿して横合いから瑠麗に向かって叩き付けるが、瑠麗は右腕で防いだ上に、袖に炎が移っても慌てる様子を見せない。
    「フフッ、今日日の魔法使いは殴り合いも出来るのよ?」
     そこへジャマーのエレナが縛霊撃を繰り出し、これはかわされるが、エレナが後方に目配せすると、スナイパーの凛音が放つ轟雷が瑠麗を直撃。直後、瑠麗の足元が凍り付いていく。
    「妙な胸騒ぎがします。速く終わらせましょう……」
     フリージングデスを放ったジャマーのアウグスティア・エレオノーラ(空虚なる雪の幻影・d22264)が不安そうな表情で呟く。
    「強い力を求めるのはいい、でも命は奪っちゃ駄目なんだ!! 絶対に!」
     かつてアンブレイカブルに両親を奪われた過去を持つ、クラッシャーの中畑・壱琉(金色のコンフェクト・d16033)が、そう思いを叫びながら抗雷撃を繰り出す。が、瑠麗は軽く右手を添えただけで拳を逸らし、
    「私が求めるのは、私自身を興奮させてくれる戦いのみ。力はそのための手段。生死はその結果でしかない」
     迷いや嘘のない口調で答えられ、壱琉は奥歯をギリッと噛み締める。
    「行きましょう、惨禍」
     メディックの神原・燐(冥天・d18065)がナノナノの惨禍に呼びかけると、鶉に向かって癒しの矢を放ち、惨禍もふわふわハートを飛ばす。
    「オラァァァッ!」
     烈也が気合と共に無敵斬艦刀を大上段に振り上げ、戦艦斬りを繰り出す。瑠麗は両腕を十字に掲げてこれを防ぐが、右手からゴキッと鈍い音が鳴る。
    「この斬艦刀は俺の魂だ! 使っても構わないよな?」
     使った後ながら、烈也がそう尋ねると、力なく垂れる右手を見ていた瑠麗は強引に手を填め直して顔を上げ、
    「ああ、構わない」
     嬉しそうに微笑みを浮かべて、瑠麗は答えるのだった。

    ●黒龍昇天
     そうして灼滅者達と瑠麗の、初めから全力でぶつかり合う戦いは続いた。
     瑠麗の攻撃を烈也と鶉のディフェンダー2人が体を張って受け止め、メディックの燐と惨禍が治療し、それでできた僅かな隙を突いて他の者達が集中攻撃する。だがディフェンダーのカバーが間に合わず他のポジションの者が瑠麗の攻撃を受けた事も一度や二度では無かったし、灼滅者達の攻撃は瑠麗の身のこなしと卓越した防御で度々かわされた。更に戦いが長引くにつれて、治療しきれないダメージが、着実に灼滅者達の体に蓄積されていった。
     だがそれは瑠麗も同じで、幾度も特殊な呼吸法でを用いて出血を止め、傷を塞ぐも、次第に消耗しているのが目に見えてきた。

    「ぬぉぉぉっ!」
     嵐のような勢いで繰り出される、瑠麗の連続蹴りを、烈也は無敵斬艦刀を盾代わりに、鶉の集気法に支えられつつ耐えしのぐ。
    「今の動きでパンツでも見せてくれればいいのによぉ! せっかく露出が多くなってんだからさぁ!」
     欲望を口に出しながら、秋夜が閃光百裂拳を繰り出す。戦いの中で瑠麗の服は何ヶ所も大きく破れ、破れ目から彼女の肌に入った黒い龍の刺青が見える。より多くダメージを与えるためだろうか、秋夜の拳はその破れ目を狙っているように見える。更にエレナのデッドブラスターで毒に侵され、凛音が放つリングスラッシャーが命中しても、瑠麗は倒れるどころか、荒い息でも喜悦の表情さえ見せている。
    「っく、強いなぁ……!」
     額の汗を拭い、壱琉は呟くが、
    「でも、負けられないね!!」
     そう自分を奮い立たせ、地を蹴ると、バベルブレイカーを付けた右手を振りかぶる。
    「──!」
     疲労とダメージによるものか、瑠麗は反応が一瞬遅れ、そこへバベルブレイカーの杭が腹に深々と刺さる。その機を見逃さず、壱琉は杭を回転させて内臓を抉る。
    「カハッ!」
     瑠麗は後ろへ飛び退いて杭から逃れるが、口から大量の血を吐き、傷口からもオーラが漏れ出し散っていく。それでも倒れず、まだ戦おうとする瑠麗に、
    「私がやります! 神霊よ……断罪の剣を今!」
     アウグスティアがクルセイドソードを掲げると、周囲から光が集まり、刀身が青白く輝く。その光り輝く剣をまっすぐに構えてアウグスティアは走り出すと、瑠麗は自分から振り向き、剣を受ける。
    「フフ……どうやらこれまでのようだな……」
     胸を串刺しにされ、遂に限界らしく血混じりに言う瑠麗に、凛音が近付く。
    「瑠麗さん。これで、満足できましたか?」
    「まあな……全力で戦った結果だ……悔いは無い……」
     そう答える瑠麗に、エレナと燐も寄ってくる。
    「かなめからの伝言を頼まれてたから、最後に伝えておくわ。燐、よろしくね」
     エレナに促され、燐が瑠麗の耳元で囁く。
    「『わたしは元気です! 勝負させて頂いた日から、更に功夫を積んで多分ずっと強くなれました。これからもまだまだ強くなりますよ!』一字一句。誤り抜け無く全て貴女に伝えました」
    「確かに。私からも伝えてくれ……『お前達がどこまで強くなるか、私は天より見せて貰おう』」
     そう言い終わった次の瞬間、瑠麗は空を見上げて仰向けに倒れ、彼女の体を覆っていたオーラも、たちまち夜空へと散っていく。それはまるで、龍が天へと昇っていくようでもあった。
    「さて、次の仕事が待ってますよ」
     そうエレナが言って、アウグスティアに視線を向ける。アウグスティアは無言でうつむいていたが、おもむろにロザリオを首から外し、顔を上げると右の人差し指を空に向けて叫ぶ。
    「集えレギオンよ! 我が名の元に!」
     すると、地面から黒いもやが立ち上ってアウグスティア──いや、アウグスティアだった者に纏わり付く。たちまち服が黒く染まると、『それ』は厳かに口を開いた。
    「僕の名はアウグストゥス。人の子よ……退くのならば、見逃そう」

    ●黒き尊厳者
    「すぐに目覚めさせます。少しだけ我慢してくださいね……!」
     凛音の言葉を合図のように、他の灼滅者達がアウグストゥスを包囲する。烈也がクラッシャー、凛音、燐、惨禍がディフェンダーに周り、鶉と壱琉がスナイパーに下がった陣形だ。
    「そう言って、退く卿らではないか……」
     灼滅者達を見回してアウグストゥスが呟くや、前衛の灼滅者達の体が瞬時に凍り付く。フリージングデスのようだが、先程アウグスティアだった時のそれとは威力が段違いだった。それでも灼滅者達の表情に恐れや諦めは微塵も無い。
    「瑠麗を倒した貴方です。そんな力にも負けないはずですよ!」
     アウグストゥスの中にいるアウグスティアに呼びかけながら、フォースブレイクを叩き込む。
    「そんな氷で退くとでも思ってるのかよ! アウグスティア、お前を見捨てて!」
     続けて秋夜も叫びながら、レーヴァテインを繰り出す。その間にメディックが欠けた分を補って、エレナが祭霊光で烈也を、凛音が集気法で秋夜を癒す。
    「絶対に連れて帰るよ……! だって、待ってる人がいるでしょ!!」
     壱琉も抗雷撃を放ち、拳はクルセイドソードで防がれるが、言葉は届いている、と信じる。
    「あなたの意思・努力ではなく、無理矢理決められ与えられた力に屈しないで下さい!」
     惨禍から治療を受けながら、燐は影を伸ばして刃に変え、アウグストゥスの黒く染まった服を切り裂いていく。
    「さっさと元に戻らねぇとフルボッコだぞ!」
     戦神降臨で己を奮い立たせ、叫ぶ烈也に、アウグストゥスは縛霊手を向けるが、そこへ凛音が割り込んで攻撃を受け、縛霊手から放たれた霊力の網に絡め取られる。それを見て、アウグストゥスはフッと口元を緩める。
    「他は卿らを謗り侮る……僕には解せぬがね。さあもっと来い!」
     その言葉が、灼滅者達の思いが届いている事によるものかは分からない。だが、灼滅者達の目は希望の色を増す。
    「ちゃんと帰るのです、待っている人の所に!」
     鶉のティアーズリッパーと、壱琉の尖烈のドグマスパイクの同時攻撃に、アウグストゥスの表情が歪む。
    「さあ、斬った張ったの大喧嘩と洒落こもうか! そして終わったら友情成立だ。何なら恋でもOKだぜ!」
     ハイテンションで秋夜は叫びながら、閃光百裂拳を叩き込む。
     その後、自身を集気法で治療する凛音を、エレナも祭霊光で補助する間に、燐のDCPキャノン、惨禍のしゃぼん玉、烈也の抗雷撃と集中攻撃が繰り広げられるが、いずれもかわされるか防がれてしまう。
     連戦で息が上がっている灼滅者達に、アウグストゥスは不快そうに眉を寄せた。

    ●尊厳と矜持
    「……しっかりせよ! 卿らは彼女の為戦っておるのだろう! 戦いを穢すつもりか!」
     叱咤するようなアウグストゥスの言葉に、灼滅者達が一瞬キョトンとする。
    「意外かい? ……僕にとて矜持はあるさ。卿らには……土台解せぬだろうがなぁ!」
     そう答えてアウグストゥスは右手を高く掲げると、周りの黒いもやがそこに集まり、アウグストゥスの傷が癒えていく。
    「少々荒っぽいですが! 文句は後でちゃっちゃと聞きますのよ!」
     彼女からもやを散らそうとするように、鶉はクルセイドソードから強烈な白い光を放ちながらアウグストゥスを斬り付け、壱琉のサイキック斬りが服を切り裂く。
    「女の子は誰一人、そっちにはやらねぇぞ!」
     秋夜のレーヴァテインの炎が、アウグストゥスの周りのもやを灼き散らす。
    「悪いけど、仕事は完遂させて貰うわ!」
     更にエレナが縛霊撃でアウグストゥスの体を拘束すると、
    「良かろう……今回は僕が退こう……人の子よ……」
     そう言ってアウグストゥスはガックリと首を垂れ、服の色も元に戻った──。

     それからアウグスティアが目を覚ますまでの間、凛音、燐を始め回復のサイキックを持つ者が応急処置に取りかかる。
     壱琉も治療が済むと、瑠麗が灼滅された場所を、次いで夜空を見上げる。
    (「僕も瑠麗みたいに強くなる、でも違う方法でね──」)
     そう心の中で語りかけ、顔を戻した所で、アウグスティアの周りから声が上がる。
    「私……戻れたんですね……」
     か細い声だが、その口調は確かにアウグスティアのものだった。
    「動けるか? 動けないなら俺がおぶってやるぞ」
    「いいえ、男の御柱さんより私の方が良いでしょう?」
     烈也と鶉が言い合っているのを見て、壱琉はようやく大きく息を吐き、肩の力を抜いて言った。
    「みんなお疲れ様。さあ、帰ろうか」

    作者:たかいわ勇樹 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年5月6日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 9/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 2
     あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
     シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
    ページトップへ