Dead of Night

    作者:悠久

     真夜中の路地を1人の女が歩いていた。
     豊満な体を包む黒のタイトなワンピース、街灯の乏しい道にあってひときわ輝くような長い金の髪。
    「……こりゃあ、随分な美人さんだなぁ」
     道の脇にうずくまっていた酔っぱらいの男が思わずそう呟けば、女はぴたりと足を止めて。
    「美しい、ですって? ……わたくしが?」
     紫の瞳をスッと細めると、瞬時に出現させた鞭剣で男の体を引き裂く。
     血と肉。物言わぬ屍となった男を見下ろしながら、女は己の首筋へと手を当てた。
     そこに嵌められているのは、醜く忌まわしい意匠の首輪。
     高貴で、矜持の高い彼女の自由が奪い去られているという証。
    「今のわたくしは醜い。けれど、それが理解できない下賤の者なれば、せめてその血でわたくしの身を飾りなさい」
     頬に付着した返り血を指で拭い、女は満足そうに口の端を上げた。


    「快楽殺人を犯すヴァンパイアの存在が予測されたよ」
     教室に集まった灼滅者達へ、宮乃・戒(高校生エクスブレイン・dn0178)は開口一番そう告げた。
     新潟ロシア村での戦争後、行方不明となったご当地幹部・ロシアンタイガー。
     彼の所持する弱体化装置を狙い、『爵位級ヴァンパイアの奴隷として、力を奪われたヴァンパイア』達がその捜索に当たっているのだという。
     だが、捜索よりも奴隷化された自身の鬱憤を晴らすことを優先し、好き勝手に殺戮を行っている輩もいる。
    「今回予測された奴隷化ヴァンパイア、エリーゼはその1人。放っておけば満足して捜索に戻るだろうけれど、それまでに何人の人が犠牲になるかわからない。だから、君達の力で彼女を灼滅して欲しいんだ」
     エリーゼが現れるのは真夜中の路地。駅から住宅街へ続く細い道で、両脇には駐車場や営業を終えた店舗などが立ち並んでいる。
     最初に殺されるのは、道の端に座り込んでいた酔っぱらいの男。
    「残念だけど、その人を助けることは不可能だ。けれど、彼女が殺人を終えた直後なら、バベルの鎖による予知を掻い潜って奇襲を仕掛けることができる。目の前で人が殺されるのを見るのはつらいと思うけれど……ここは、なんとか耐えて欲しい」
     また、付近を誰かが通りかかる可能性もあるため、最低限の人払いも必要とのことだ。
     エリーゼの使用サイキックはダンピールと同じものに加え、鞭剣による蛇咬斬、ブレイドサイクロン。
     奴隷化によって弱体化しているものの、灼滅者8人でようやく互角に戦えるほどの強さだろう。
    「あと……ヴァンパイアらしく、とてもプライドの高い性格をしているみたいだね。上手く挑発すれば、逃亡されるような心配はまずなくなるよ」
     と、戒は手元の資料から顔を上げ、灼滅者達を真剣な表情で見回した。
    「いくら力を奪われているとはいえ、相手はヴァンパイア……とても強力なダークネスだ。くれぐれも油断することなく、現場へ向かって欲しい。
     ……僕は、君達の活躍に期待しているよ」
     緊張を孕んだ戒の言葉に、灼滅者達は重々しく頷くのだった。


    参加者
    函南・喬市(血の軛・d03131)
    巴・詩乃(姉妹なる月・d09452)
    深廻・和夜(闇纏う双銃の執事・d09481)
    天野・白蓮(斬魔の継承者・d12848)
    千歳・ヨギリ(宵待草・d14223)
    契葉・刹那(響震者・d15537)
    ジェレミア・ヴィスコンティ(古の血は薔薇の香り・d24600)
    エリノア・テルメッツ(高校生ダンピール・d26318)

    ■リプレイ


     夜が深まっていく。
     路地の物陰へ二手に分かれて身を隠した灼滅者達は、やがて訪れるその瞬間を待つ。
    「ヴァンパイアの上層組織が本格的に動き出したか……」
     その片側。函南・喬市(血の軛・d03131)が難しい表情で呟く。
     私怨は無い。が、己の宿敵たるダークネスの出現に、その心中はざわめいて。
    「誰の支持で動いているのか、気になる処は多いが、まずは小事から片付けねばな」
    「ええ。この好機、逃すわけにはいきません」
     応える深廻・和夜(闇纏う双銃の執事・d09481)の顔には、どこか狂気を孕んだ微笑。
     彼女もまた、ヴァンパイアを宿敵とする者。暗く彩られた過去は、胸中に秘めた怨みと戦意を冷たく燃え上がらせていた。
     こつ、こつ……と、ハイヒールの足音がゆっくりと近付いてくる。
     物陰からそっと顔を覗かせたジェレミア・ヴィスコンティ(古の血は薔薇の香り・d24600)は、白く浮かび上がる『彼女』の首元に、醜く忌まわしい意匠の首輪が嵌められていることを己の目で確認して。
    「……プライドの高い彼らが奴隷の烙印を捺されるなど、耐え難い屈辱だろう」
     ヴァンパイアの気性は己の身をもって理解している。
     ダークネスの貴族とすら称される在り方を承知の上で、敢えて首輪を嵌めるという、その行為。
    「彼らの『御主人様』、いい性格してるよ」
    「まぁ所詮ダークネス、同じ種族でもそんなものでしょうね」
     そう吐き捨てたのはエリノア・テルメッツ(高校生ダンピール・d26318)。
     冷たく見据える視線の先――黒のタイトなワンピースに身を包んだ金髪の女ヴァンパイア、エリーゼは不意に足を止めた。
     エリーゼの唇が動く。灼滅者達の隠れている場所からではよく聞き取れない。
     だが、この後に何が起こるかは既に全員が知っている――いや、予測されているのだ。
     道の端にうずくまる酔っぱらいの男が彼女に掛けた言葉も、その結果も。
     鋭く振り下ろされた鞭剣が周囲に赤い血を撒き散らす。
     断末魔の悲鳴すら上がることのない一瞬の凶行に、喬市達4人と反対の位置に身を隠す千歳・ヨギリ(宵待草・d14223)はぎゅ、と固く目を閉じた。
     助けられない、と。理解はしていても、誰かを見捨てるのは辛い。辛くないはずがない。
    「行きましょう」
     静かに立ち上がったのは巴・詩乃(姉妹なる月・d09452)。どこか痛ましげにエリーゼの首輪を見つめつつも、サウンドシャッタ―を展開。
     音声が遮断された戦場の静寂を切り裂くように――契葉・刹那(響震者・d15537)のディーヴァズメロディが響き渡る!
    『……っ!?』
     美神の如き歌声に脳を揺さぶられ、エリーゼの体がぐらつく。その隙を逃すことなく、刹那のライドキャリバーが突撃した。
     衝撃。重なる催眠にわずかな間、目の焦点を失うエリーゼ。彼女の前後を挟み込む形で、灼滅者達は一斉に物陰から路地へと飛び出す。
    「刀将・天野の名において命ずる、胎動せよ……金剛の刃牙!」
     解放の言葉と共に木剣【金剛】を構えた天野・白蓮(斬魔の継承者・d12848)は、その体から膨大な殺気を放った。
    「好き勝手やるのもそこまでだぜ、吸血鬼のお嬢さん」
    『あな、た達……いったい……!』
     催眠に揺れるエリーゼの言葉に答えるよりも先に、続く攻撃が彼女の体を焼いた。


     暗い夜道を照らし出すのは、刹那の携行した照明。
    「探索途中なのに……こんなところで道草なんて……悪い吸血鬼ね……」
     ヨギリは躊躇うことなく地を蹴り、鬼神の如く変化させた片腕でエリーゼを殴り飛ばす。
    「だけど、あなたのお楽しみはもうここでおしまい……。さぁ、ヨギが引導を渡してあげる……!」
     朱色の瞳で敵をきつく見据える。助けることのできなかった命に、少しでも報いられるように、と。
    「調教開始」
     シンプルに解放の言葉を告げる和夜の手元、現れたululaの銃口からホーミングバレットが飛ぶ。
     弾丸は狙いを違えることなくエリーゼの胴体へ吸い込まれた。
    「奴隷になってまで生き続けるとは……誇りやプライドは無いんですかね?」
     吐き捨てるように小さく呟く。無様な姿を晒す様が滑稽だと、言外に匂わせて。
     果たして、その言葉はエリーゼに届いた。だが、彼女の反論よりも早く、喬市の放った影がその全身を飲み込む。
    (「油断はしない」)
     力を奪われているとしても、相手が強大なダークネスであることに変わりはない。
     半ば強迫観念にも近い生真面目さで、喬市は厳しく相手を見据える。
    『あ、ああ……この、わたくしが』
     やがて、影から解放されたエリーゼは苦しげに自らの体を抱きしめた。徐々にではあるが、トラウマが発現し始めたのだ。
    『口惜しい、醜い奴隷の身などに……!』
    「そんなに眉間にしわを寄せて。美しい顔が台無しだよ?」
     エリーゼに体勢を立て直す隙を与えぬよう、ジェレミアはその体を正確に切り裂いた。
    「それに、君には、醜い首輪がよく似合う……。何故って、君が美しいからさ」
     優雅な笑みを浮かべ、からかうように言葉を紡ぐ。
     そんなジェレミアの護りを強固にするのは、エリノアの放ったシールドリング。
    「そうね。無駄にプライドばかり高い貴女には、その首輪がよくお似合いよ」
     和夜と共に喬市、ジェレミアの後方に位置取り、エリノアは鋭い視線をエリーゼへ向ける。
    「役目よりも己の欲を優先する、そんな無駄な殺しをするような有様だからバベルの鎖を突破されるのよ」
     その言葉は挑発というよりも本心に近い。
    『お黙りなさい!』
     ぎり、と奥歯を軋ませるエリーゼ。屈辱と怒りに打ち震える彼女が放つ緋色のオーラをぎりぎりで回避しながら、白蓮は木刀を上段に構えた。
    「醜い……ねぇ。自分でそう思うなら醜いんじゃねぇの?」
     予言者の瞳によりエリーゼが回避を試みる方向までも予測し、振り下ろされた一撃はその片手を強かに打つ。
    「でもよぉ、醜さを晒して他人に憂さを晴らすのはいけねぇよ。そうだろ、吸血姫のお嬢さん?」
    『黙れと言ったでしょう! 身の程をわきまえなさい!!』
     打たれたのとは反対の手で鞭剣を握り、ピシャンと地を叩くエリーゼ。
     だが、美しい顔を醜悪なまでに歪ませるその怒りに、詩乃は同情に似た気持ちを覚えていた。
     バイオレンスギターをかき鳴らした後の、一瞬の空白で。
    「ねぇ、あなたの主人は誰? 今回のことは諦められない?」
     出来ることならば、無駄な争いは避けたい。
     だからこそ、誇りを失ってまで尽くすような相手なのか、と正面から問いかけて。
    『……成り損ないの分際で、どこまでも、わたくしを貶めようと言うのね……』
     けれど、エリーゼは冷え切った視線を灼滅者達へと向ける。
     人間や灼滅者など虐げて当然だ、と。ダークネスらしい思想が透けて見えるような瞳だった。
     説得は当然、『お願い』であっても伝わるはずがない。そもそもの立場が違いすぎるのだ。
    「なら……貴女のグループに私に似た人はいる?」
     だが、返るのは鋭く飛来する鞭剣の切っ先。
     詩乃に届く寸前、刹那がその前に立ちはだかった。腕に巻き付き、食い込む刃の痛みに歯を噛み締めて耐える。
    「私達のことを、見下しているんでしょう……っ」
     刃を振り払うと、刹那は縛霊手で己の身を癒した。
     でも、と浮かべる、挑戦的な微笑。
    「そんな相手に痛めつけられるのって、屈辱ですよね」
    『……っ!』
     だが、怒りに顔を紅潮させたエリーゼを焼き払うように、ライドキャリバーの機銃が火を噴いて。
     その後も彼女をかく乱するように走り回るライドキャリバー。
     挟撃に加え、ここまで怒りを煽り、翻弄すれば、逃走される可能性はまず無いだろう。
     しかし――ここからが本番だ。
    『これほどの屈辱をわたくしに味わわせたのは、お前達が初めてよ』
     ゆらり、と。エリーゼの周囲に魔力の霧が生まれた。彼女の傷が徐々に塞がっていく。
    『さあ……どうやって殺してあげましょうか?』
     その手に握られた鞭剣が、再び灼滅者達へと襲い掛かった。


     力を封じられていても、やはりヴァンパイアは強い――と。
     次々と放たれる攻撃から前衛を支えるべく、詩乃は声の限りに癒しの歌を続けながら、絶えず戦場の様子を観察した。
     木刀を構え、幾度となくエリーゼへ肉薄する白蓮。
    「美しいなんて言っても、醜いって言っても……どっちも空しいぜ、お嬢さん」
     どこか達観したその言葉は、己に抱く自信ゆえのものか。
     死角から放つ一撃でエリーゼの急所を正確に突くも、次の瞬間、緋色のオーラを纏った鞭剣の刃が反撃とばかりに飛来して。
     避けられない――!
     白蓮が続く苦痛に備えた瞬間、その射線へ割り込むように移動し、彼を庇ったのはジェレミアだった。
    「ふ、ふ……怒りに燃えた姿も美しいけれど」
     鋭く切り刻まれる苦痛に顔を歪めながらも、伸ばした手で示す先は、エリーゼの首輪。
    「ねえ、もっと見せて。君の隷属の烙印を……」
    『っ! どこまでも、わたくしを愚弄するというの……っ!?』
    「性分、でね」
     と、ジェレミアは生命維持用の薬物を己に投与する。スッと痛みが引くのがわかった。
     とはいえ、このまま苛烈な攻撃が続けば、あまり長くは保たないだろう。
     それはジェレミアに限らず、この場にいる誰もが同じこと。
    「ですが、奴隷になってまで生き続けるよりは、美しいでしょう」
     左耳に揺れる、紅いクリスタルのイヤリング。
     どこまでも冷たい態度を崩すことなく、和夜はRavenを構え、爆炎の弾丸を連射した。
     炎は徐々に激しいものへと変わり、エリーゼの体を焦がす。
    『許さない……お前達の血肉と苦痛で、その罪を贖いなさい!』
     だが、次の瞬間、吹き荒れるブレイドサイクロン。後列へと向かう刃をディフェンダーが食い止めるも、全てを防ぎ切ることは出来ず。
     切り裂かれ、その場に崩れ落ちる和夜の体。それでも、辛うじて上げた顔から敵意が消えることがない。
    「元が酷いんだ、どんなもので飾ったって醜いままでしょうよ……っ」
     それほどに、抱く憎しみは深いのだ――。
    「お前は此処で終わりだ。……いや」
     刃の嵐を掻い潜るように接近した喬市が、白く光る西洋剣を振り下ろす。
    「此処で終わらせる。それが、俺達の役目だ」
     どこまでも冷静に、正確に。己に課せられた役割を果たすように、返す刃でもう一撃。
     他人の血を啜ることでしか生きられないのならば、何としても今、此処で――と。
     剣を振るうたび、己の根源も同じ力なのだと自嘲するように。喬市は眉間へきつく皺を寄せた。
     灼滅者達と同じく、エリーゼの傷もまた深い。だが、未だ致命の一撃には至らず。
    『終わる? 終わらせる? 成り損ない如きが、誰に向かってそのような口を!』
     放たれたのは、怒りを具現化したかのような紅きオーラの逆十字。
     全てを切り裂くようなその一撃が、喬市を庇ったライドキャリバーをついに沈めた。
     だが、その主人たる刹那は、動揺することなく縛霊手を構えて。
    「いいえ、あなたはここで終わりです」
     エリーゼの胴を殴りつけると同時に、放出した霊力で彼女の体を縛り付ける。
     回復よりも攻撃の機と見て取り、エリノアもリングスラッシャーを射出。
    「逃がしはしないわ……っ!」
     サイキックエナジーの光輪が、動きの鈍ったエリーゼに次々と命中する。
     耐え切れないとばかりに、甲高い悲鳴が上がった。
    「痛い? でも貴方が殺したあの男の人は……もっと痛かったの……!」
     きつくエリーゼを見据え、ヨギリが夜の路地を駆ける。
     狙いを過つことなく敵を切り裂いたのは、実体を持たない光の剣。
    「ヨギは……貴方たちヴァンパイアが大嫌いっ!」
     助けられなかった人の分まで、怒りを込めて叫ぶ。
     そして――。
    『わ……わたくしが、こんなところでっ……!』
     ひときわ高く上がったその悲鳴が、女吸血鬼の最期の言葉となったのだった。


     地に伏したエリーゼの体がゆっくりと灰へと変わっていく。
    「調教……終了……」
     無表情で見つめながら、和夜は戦いに乱れた襟元を正した。
     夜の風にさらさらと吹き飛ばされていく灰。
     白蓮は、どこか哀しげに目を細めて。
    「安心しな、もうお嬢の醜い姿は誰も見ねぇよ。それに地獄の閻魔様は、気品で判断しないからな」
     そう告げると、道の傍らで絶命した被害者を弔いに、その場を去る。
    「……そんな姿になってまで、尽くす相手だったの?」
     ぽつり、詩乃が呟く。
     言葉はとうとう届かなかったけれど、それでも、伝えることを諦めたくはなかった。

     刹那は亡骸の傍らに屈み込むと、見開かれたままの瞳をそっと閉ざした。
    「どうか、安らかに」
     それはけして救うことのできなかった命。
     けれど、ひとつ命が喪われるたび、胸には悔恨が積もる。
    「……見殺しにして……ごめんなさい……」
     まるで泣くのを堪えているようなヨギリの呟きは、それをありありと示していた。
     喬市は、目を閉じて被害者へ黙祷を捧げる。
     エリノアもまた、死者の傍らに屈み込み。
    「こんな言い方はしたくないけど、貴方の犠牲のおかげでこれ以上の被害を防げた。……仇は取ったわ、どうか安らかに」
     真っ直ぐな言葉で、彼の冥福を祈った。
    「それでは、速やかに撤収するとしようか」
    「ええ、帰りましょう。まだ腐る程ヴァンパイアは居るんですから」
     簡素な弔いを終えたジェレミアの言葉に、和夜も静かに同意する。

     生きている限り、日々は続く。夜が来る。
     ならば、戦わなければいけない。
     今はそれだけが、希望を手繰る細い糸なのだと信じて。

    作者:悠久 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年5月8日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 9/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 0
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