高貴なる狩り

    作者:小茄

    「ルン……ルンタ……♪」
     いわゆる黒ロリと呼ばれるフリフリドレスを纏い、手にはやはり黒いパラソルを手にした金髪の――エリザベトと名乗った――女性。
     整った顔立ちの彼女に惹かれて、思わずこんな場所まで付いてきてしまった事を、彼は心の底から後悔していた。
     ――バキッ。
     楽しそうに鼻歌を歌いながら、這いずって逃げようとする青年の足首を踏みつけた。
    「ぎゃあぁぁーっ!!」
    「逃げちゃだーめ♪」
     足首の骨を粉々に砕き、悲鳴を上げる彼の髪を掴むと、乱暴に顔を上げさせる。
    「う、あぁ……し、知らない……何とかタイガーなんて」
    「ほんとぉー?」
    「知らねぇよぉ! なんの話だよぉ!」
    「そっかぁー、知らないんだぁー? じゃあしょうがないよね♪」
     髪を掴んでいた手を離し、立ち上がる女。痛みに悶えながらも、解放された事で少なからず安堵する青年。
     ――ブスッ。
    「ぎひっ!?」
    「無知は罪って言うでしょー? お仕置き♪」
     ――ブスッ。
     女はパラソルの先端……鋭利な棘になっているそれを、青年の身体に何度も突き立てる。
    「ぎゃあぁぁ!」
    「安心してー? ちゃんと急所は外してるからねー♪ たっぷり楽しみましょうねー♪」
     無限とも思える時間が過ぎ、彼が失血死する瞬間まで、その「お仕置き」は続けられるのだった……。
     
    「新潟ロシア村の戦いで、ロシアンタイガーは行方不明になっていましたわね? そのロシアンタイガーを捜索すべく、ヴァンパイアが動き始めた様ですの」
     有朱・絵梨佳(小学生エクスブレイン・dn0043)の説明によると、強力なヴァンパイアは活動の制限も多いが、今回捜索に当たっているのは「爵位級ヴァンパイアの奴隷として、力を奪われたヴァンパイア」なのだという。
    「彼らは奴隷の身分から解放される事と引き替えに、単独での捜索任務を引き受けた様ですわ。長らく奴隷として扱われていた鬱憤を晴らすべく、任務よりも思いのままに一般人を弄び虐殺する事に熱中している様ですの」
     我々としては、当然その様な行いを見過ごすわけには行かない。ただちにヴァンパイアの蛮行を阻止し、倒さねばなるまい。
     
    「このヴァンパイア、エリザベトと名乗っている彼女は、主に10代20代の若者を苦しめながら殺すのが好きらしく、その年代の男女を集中的に狙っていますわね」
     手口としては、道に迷った外国人の振りをして声を掛け、ひとけの無い場所に誘い込んでからゆっくり拷問を始めると言うものらしい。
    「その場所に使われているのは、廃工場。廃墟に興味がある様な口ぶりで声を掛けて、そこに案内させて、と言う感じですわね」
     美男美女である程、彼女のお眼鏡に懸かる事になるだろうし、灼滅者達が歩いていれば、あちらから接触してくる可能性は高いと言う。
    「配下は居ませんわ、ただし力を制限されていると言っても、十分に強力なダークネスには違いないのだから、油断は禁物ですわ」
     プライドが高く、挑発なども有効かも知れない。元々彼女は逃走を潔しとはしないが、その様な精神攻撃を絡めていけば、確実に逃がす事無く倒せるはずだ。
     
    「未来予測の優位、上手く活かして彼女の凶行を止めて下さいまし。これ以上、一般人の血を流させる訳にはいきませんわ」
     そう言うと、絵梨佳は灼滅者達を送り出すのだった。


    参加者
    藤堂・優奈(赫瑤・d02148)
    杜羽子・殊(嘘つき造花・d03083)
    皇樹・桜夜(家族を守る死神・d06155)
    人形塚・静(長州小町・d11587)
    ヴィンツェンツ・アルファー(ファントムペイン外付け・d21004)
    佐倉・結希(ファントムブレイズ・d21733)
    グロリア・セドリック(非日常性カタストロフ・d23655)
    クロ・シロナ(夜に触れる・d25543)

    ■リプレイ


     昼下がり、駅前の繁華街に、数人の若い男女のグループが集結しつつあった。
    「藤堂さんですよね? 初めまして、皇樹です。今日は宜しくお願い致します」
    「あー、こちらこそよろしくね。えっと、これで全員揃ったかな?」
     深々と頭を下げる皇樹・桜夜(家族を守る死神・d06155)に対し、軽く手を挙げて応える藤堂・優奈(赫瑤・d02148)。
    「あの工場は廃墟ファンの間では有名な場所ですから、こうして他県の皆さんと一緒に行けるのはとても嬉しいです」
     にこりと微笑みつつ、こちらも礼儀正しく挨拶する佐倉・結希(ファントムブレイズ・d21733)。
     どうやら彼らは、最近じわじわとその人口を増やしつつある、廃墟をこよなく愛する人々……廃墟マニアのグループらしい。
    「ぼくは くろ よろしく はいきょの ふんいき どきどき するね」
    「わたしは殊。えぇ、それに……廃墟は、落ち着く場所」
     片言で言うクロ・シロナ(夜に触れる・d25543)に、こくりと頷く杜羽子・殊(嘘つき造花・d03083)。
     どうやら全員が顔見知りというわけではないらしく、互いに簡単な自己紹介と挨拶を交わしている。
    「それじゃ予定通り、明るい内に廃工場へ行って、その後で観光と食事という流れに。せっかくだし廃墟以外の日本も観て貰わないとね」
    「Oh、アタシまだニポンに慣れてないゆえ、店舗や名所の情報をもらえてとても嬉しいデス」
     ぱちんと手を叩き、大きなリアクションを取るのはグロリア・セドリック(非日常性カタストロフ・d23655)。
     一行の中には、クロや彼女の様に外国人も混ざっており国際色豊かだ。
    「えっと……人形塚君だっけ? 君も廃墟好きなの?」
    「あっ、はい……」
    「いいよね、特に工場や炭鉱跡は良い」
    「はい……そうですね」
     こちらは流暢な日本語で尋ねるヴィンツェンツ・アルファー(ファントムペイン外付け・d21004)と、少し戸惑いがちに頷く人形塚・静(長州小町・d11587)。
    「ねぇねぇー」
     と、そんなちょっと風変わりな若者8人組に掛かる声。振り向けば、そこに居たのはフリルがふんだんにあしらわれた黒いゴシックロリータを纏った女性。
    「貴方達ー、もしかして町外れの廃工場に行くのー?」
     8人と比べるとやや年かさだが、整った容姿の外国人女性は、馴れ馴れしいとも言えるトーンでそう問いかける。
    「えっと……失礼ですけど、貴女は?」
    「……今回は8人だったよなぁ?」
     少し怪訝そうな素振りで対応する結希。優奈は他の面々へ振り返ってそう尋ねる。
    「あー、突然話しかけてごめんなさいね。私はエリザベトって言うの。盗み聞きするつもりはなかったんだけどねー? 貴方達の話が聞こえちゃって……もし良かったら私も連れて行ってくれないかな♪ 私も興味あるのよ、廃墟に」
    「「……」」
     弾むような口調で言うエリザベト。8人は顔を見合わせる。
    「僕は歓迎だよ、廃墟を愛する同好の士なら、多い方が楽しいし。ところでその日傘すごくおしゃれだね」
    「あら、有難う♪」
     少し思案気な面々の中、ヴィンツェンツがいち早く笑顔でそう切り出すと、エリザベトも嬉しそうに小さく手を叩く。
    「……まぁ、あたしは良いよ」
    「私も」
    「OKね」
     他の面々も、どうやら彼女の飛び入り参加を歓迎する流れ。一行は9人連れとなって町外れの廃工場を目指す。

    「……言うまでも無いと思うけど、廃墟内の物は動かさない、壊さない、持ち込んだ物は残さないって事で宜しく」
    「はい」「OK」「はぁい♪」
     確認する優奈の言葉に頷き、一行はようやく工場の敷地内へ。
    「凄い……。皆さんに聞いていた通り、素敵な場所ですね」
     静は錆びて朽ちかけた給水塔を見上げて、感動したように声を上げる。
    「……らくがきと ごみ いけないね」
    「あ、明らかに新しいゴミなんかはこちらへどうぞ」
     ただ、さして厳重に閉鎖されているわけでもなく、敷地内にもあちらこちらにスプレーでの落書きが見て取れる。
     クロは足下に落ちていた真新しい空き缶を拾い上げ、桜夜が持参したビニール袋の中へ入れる。
    「oh……やっぱりアナタたちはとてもいい人デス!」
    「……廃墟は美しくないと」
     感激した様に言うグロリアに、さらりと返す殊。
     廃墟を愛するやや風変わりな若者の一団は、そんなやり取りをかわしつつ更に敷地の奥へと進んでゆく。
    (「……なぁにこの子達。廃墟マニアだって、笑っちゃう。まぁ良いけどね、こんな可愛い子達が一度に8人も……たーっぷり楽しめそう♪」)
     日傘を傾けて前を歩く8人から表情を隠しつつ、口の端を歪めるエリザベト。
    「ねぇねぇ、大勢でぞろぞろ歩くのも楽しいけどー、せっかくだしもう少し少人数で廃墟の雰囲気を楽しみたいなー、なぁんて思うんだけどー♪」
    「……」
     突然のエリザベトの提案に、立ち止まって顔を見合わせる8人。
    「それもそうだね、せっかくの優良物件だし……自分のペースで見たい人も居るだろうから」
     再びいち早く口を開いたのはヴィンツェンツ。
    「あ、でも……今回は私含め初心者の方も多いですし、余り少人数も……」
     と、やや控えめにそう付け加える結希。
    「まいご なるね」
    「なりマスね」
     クロとグロリアも、これに頷いて同意。
    「え、えっとでは……取りあえず2組に分けて、その組の中ではぐれないようにする……と言うのはどうでしょうか」
    「そうね、じゃあそうしましょー♪」
     静がおずおずと提案するが早いか、エリザベトはやや強引にその案を推し進める。
     これだけの人数の前で事を起こして一斉に逃げられれば、捕まえるのも手間が懸かる。少人数に分けてからのほうが好都合だ。
     経験者と未経験者を適当にシャッフルし、2つの班に分れる一行。
    「ではまた、後ほど」
    「何か合ったらケータイで」
     かくして4人と5人は、広大な敷地の分かれ道を別々に進んでゆく。


    「……ここも全盛期は凄い数の人間が居てさ、でっかい機械が一日中動いてたわけだろ」
    「そうですよね……そう考えると、なんだか感慨深いですよね」
     廃墟マニアっぽいやり取りを交わす優奈と桜夜を尻目に、差していた日傘をパチリと閉じるエリザベト。
    「私もそう思うわー♪ 人も同じよね。ついさっきまで活き活きと動いてた命が、パタッと止まってしまう……この国風に言うと諸行無常? って奴かしらー」
    「え、えっと……?」
     ――ヒュンッ!
    「……っ!」
     パラソルに仕込まれていた刃物が抜き放たれ、優奈の足を払う。
    「騙してごめんねー? 私廃墟なんて全然興味ないのー♪ 興味があるのは貴方達……貴方達みたいに若くて元気な子を玩具にして弄んでなぶり殺しにするのがだーいすきなの♪」
     ふふふと楽しげに嗤うエリザベト。一団のリーダー格と思しき優奈の足を斬って動けなくし、後はゆっくりと怯える他のメンバーを料理すると言う目論みなのだろう。
    「うふふ……あら?」
     と、上機嫌の彼女は、仕込み刀の刃を見て違和感に気づく。
     深々と脚の腱を切り裂いたはずの切っ先に、血痕が僅かばかりも付いていないのだ。
    「ゼロ」
     脚を斬り付けられたはずの優奈は、それを裏付けるように両の足で立ち、平然と解除コードを口にする。
     と、彼女に付き従う様に姿を現すビハインドの零。
    「人の生命を軽々しく弄ぶ人外に容赦はしません――さあ、狩りの時間だ!」
     続いて、先ほどまでの物静かな態度を一変させる桜夜。
     ――ザシュッ!
    「ぐあっ!?」
     エリザベトが事態を把握するよりも早く、振るわれる白刃。今度は正真正銘の血飛沫が地面に散る。
    「な、なに……貴方達は!?」
    「自分が騙す側だと思ってた?」
     これまでのおどおどした態度を一変させ、静は剣をエリザベトの足へ容赦無く突き立てる。
    「くうっ! ……ま、さか、罠……?」
    「いま きづいた?」
    「んふ、ハメられたのはアナタの方デスよ」
    「っ!」
     振り返れば、背後にはクロやグロリア、先ほど別の道を行った4人の姿。
    「……ふーん、そうなんだ……最初から全部お芝居だったんだ?」
     自嘲気味に笑いを浮かべながら、呟くエリザベト。
    「確かに騙されちゃった……でも、それで勝ったつもりじゃないよね? 貴方達、絶対楽には死なせてあげないから♪」
     どす黒い殺気を纏いつつ言う女の表情からは、ただの虚仮威しや負け惜しみとも思えない自信が窺える。
     事実、不意を突かれたとは言え、ヴァンパイアの力は極めて強大。まだ勝敗が決したわけではないのだ。
    「そうこなくちゃね。這いつくばって命乞いしたり、なりふり構わず逃げ出されたらめんどいし」
    「……なんですって?」
    「だってあんた、弱いもの苛め好きなんでしょ? クソだっせぇな」
    「……っ、この……お仕置きが必要みたいねぇ!」
     ヴィンツェンツの挑発にキレたエリザベトは、仕込み刀を手に飛びかかる。
    「わたしが生きる証明を」
     こちらもナイフを額にかざし、祈るように瞑目する殊。
    「サァ、『殺し愛』を始めマショウか」
     グロリアも変装を解き、得物を手にする。
     かくして、戦端は開かれた。


     ――ギィン!
     硬質な金属同士が接触し、火花が散る。
    「かおしか とりえ ない……」
    「だ、黙りなさいっ!」
     ヒステリックに叫びながら、クロのマテリアルロッドを払うエリザベト。
     実力的には灼滅者8人を相手取っても引けを取らない力を有するヴァンパイアだが、完全に不意を突かれ包囲された状況で戦いが始まった事、そして精神に対する揺さぶりがジワジワと……しかし着実に両者の均衡を傾けつつあった。
    「そんなに怒らないで、ほらよく見ると目尻にシワが……」
    「く、うるさいっ!」
     愛刀の―Close with Tales―を振るいつつ、尚も火に油を注ぐ結希。
    「この程度、なんでもありマセンね」
     エリザベトも仕込みを振り回して強力な毒風を散らすが、グロリアが速やかに天使の声で治癒に当たる。
    「ヴァンパイアはダークネスの中でも強敵だった筈なんだけど……。こんなものなの?」
     決して楽な戦いではないが、ポーカーフェイスのまま影を繰り出し静は言う。
    「ぐ……」
     事実、エリザベトからすれば今回の戦いは完全に想定外の物。獲物が美男美女という事を除けば、益の無い戦いと言っても良い。
    (「こんなガキ共に罠にはめられて、言いたい放題言われて逃げる……? そんな事、私のプライドが許さない……でも……」)
    「なんだ、お前ってその程度? 前に戦ったヴァンパイアはもっと強かったぜ」
    「ぐあぁっ!」
     エリザベトの心中を知ってか知らずか、鼻先で笑い飛ばすのは優奈。紅蓮の剣先が黒衣諸共ヴァンパイアの肩口を抉る。
     優奈にとっては宿敵とも言えるヴァンパイア。自らの失った記憶を取り戻す切っ掛けになるかも知れないと言う期待もあったが、今は相手を倒す事に意識を集中させる。
    「……な、何とでも言うがいいわ! そんな安い挑発に私が乗るとでも」
    「まさか逃げるとかないよね? それとも、奴隷になってそんなプライドもなくなっちゃった?」
    「――っ!!」
     解体ナイフを翻しながら、インファイトを挑む殊。年端も行かぬ外見の彼女が口にした言葉に、エリザベトは凍り付く。
    「貴様の醜い過去はどんな感じだ?」
     一瞬の隙を突く様に、桜夜の放つ影がエリザベトを飲み込む。
    「やめろ……私は奴隷なんかじゃ……!」
     金切り声を響かせながら美しい金髪を振り乱し、仕込み刀を振り回す。そこに出会った当初の優美さは微塵も無い。
    「僕もきれいな人の方が好きだけど、あんたは卑しいから嫌いだな。……奴隷根性が染み付いてる」
    「や、やめろぉっ!!」
     ビハインドの攻撃と共に鋼糸を放ち、物理的にも追い込みをかけるヴィンツェンツ。光線の様な糸がエリザベトの脛辺りを斬り付ける。
    「ぐうっ……」
     バランスを崩し、無様に転倒するヴァンパイア。その首には、禍々しい意匠の首輪が妖しく光る。
     それは彼女が、爵位級のヴァンパイアによって奴隷に堕とされた何よりの証左。
    「……私は……」
     ――ドスッ!
    「ぐ、あっ!」
    「アナタの血はこんなにも汚く美しい」
     立ち上がろうとするその背後から、注射器を突き立てるグロリア。
    「私達を甘く見た時点であなたは負けてました」
     ――バシュッ!
     上段から斬艦刀を振り下ろす結希。
    「残念デス。エリザベトともっと仲良くなりたかった」
     真っ二つに割れた首輪が音を立てて廃墟の地面を転がり、自分の足下で動きを止めるのを見届けて呟くグロリア。
     灼滅者とヴァンパイアの戦いは、その幕を閉じた。

    「……皆さん、お怪我はありませんか?」
     一同を見回しつつ問いかける静に、皆頷いて応える。
     強敵のヴァンパイアではあったが、完璧と言って良い灼滅者の作戦行動の前には、殆ど為す術もなかったと言う事だろう。
    「無事任務完了ですね」
    「あぁ、んじゃ帰るか」
     先ほどまでの態度はどこへやら、普段の清楚な口調に戻った桜夜。優奈もこれに頷くと、ぽんぽんと服を払いつつ、元来た方向へきびすを返す。
    (「貴女くらい殺せないと、わたしが殺したい人は殺せない、からさ」)
     無表情のまま首輪の残骸を見下ろしていた殊も、視線を外して歩み出す。
    「やりやすい敵で良かった。色々な意味で」
     演技に挑発にと奮闘したヴィンツェンツ。
     心置きなく騙せる敵であった事は、灼滅者にとって不幸中の幸いなのかも知れない。
    (「ころすのに なにも かんじなくなったら それは けものと かわらない でも ぼくは えりざべと みたいに なりたくない」)
     己が生きる為に無感情に殺すのか、楽しみの為に殺すのか。そのどちらも忌避するクロ。
    (「それでも みんなが いるから みんなと いっしょなら きっと だいじょうぶ だよね」)
     灼滅者は守るべきものの為に戦い、敵を倒す。その道を歩む事に迷いはない。

     かくして、人を狩る吸血鬼を灼滅した一行は、帰途に就くのだった。

    作者:小茄 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年5月16日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 1/キャラが大事にされていた 1
     あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
     シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
    ページトップへ