運動会2014~集めろ、しっぽ!

     5月25日、武蔵坂学園の運動会。
     それは人によっては、自らの運命を左右する日。
     ある灼滅者は語る。
    「この競技は常に死と隣り合わせ。『取る』か、『取られる』か、ただそれだけだ」
     また、ある灼滅者は語る。
    「アタシは奴らに『奪われた』のよ。大切な尻尾を。命よりも大事な尻尾を、ね!」
     そして、ある灼滅者は語る。
    「例え、親友であっても、信用するな。背中を見せたら、そこで終わりだ」
     今年もやってきた武蔵坂学園の運動会。
     その中の一競技、それが『しっぽ取り合戦』であった。
     犬のしっぽ、猫のしっぽ、鼠のしっぽ、その他いろいろ、色取り取り。
     もちろん、本物ではなく、作り物。
     参加者達はしっぽをつけて、グラウンド内で、大暴れ!
     そして、自分のしっぽを残したまま、沢山のしっぽを奪い取った者が、『しっぽ王』になる事が出来る。
     ただし、サイキック及び特殊能力は使用禁止。当然ながらサーヴァントの協力も禁止。
     その代わり、仲間達と協力し合って、しっぽをゲットする分には問題なし。
     もちろん、その同盟がいつまでも続くという保証はないが……。
    「いいか、お前ら、ここは戦場! 一瞬の気の迷いが死に繋がる。しっぽを奪われる事……すらわち、それは死だと思え!」
     チームのリーダーと思しき男が叫ぶ。
     勝ち残るためには……、最後まで生き残るためには……組むしかない。
    (「クククククッ……、せいぜい俺様の盾になってもらうぜ。肉の壁ども……!」)
     そこには悪だくみをする者。
    (「しっぽを沢山集めて、もふパラへと道を開かねば……!」)
     妙な野望を秘める者。
    (「どさくさに紛れて、胸やら尻を触ってやる!」)
     欲望の権化と化す者など、様々。
     だが、しっぽ王になるのは、ただひとり。
     ……ひとりだけなのである!


    ■リプレイ

    ●しっぽ取り合戦
    「ハアハア、何とか間に合った」
     イーライ・ウォルシュ(キルケニ猫・d04211)は荒く息を吐きながら、しっぽ取り合戦の会場であるグラウンドにやってきた。
    「……今年も、この、季節が、やってきた、のですね……」
     神宮時・蒼(大地に咲く旋律・d03337)が、【猫好部】として競技に参加し、赤いリボンのついた尻尾を揺らす。
    「ふやぁ、もふもふ、もとい素敵な尻尾がいっぱいです!!」
     桜井・夕月(もふもふ信者の暴走黒獣・d13800)も、参加者達の尻尾を眺めて、夢心地。
    「……ああ、右を見ても、左を見てももふもふ、もふもふ……!」
     焔宮寺・花梨(珈琲狂・d17752)は、瞳をランランと輝かせ……。
    「尻尾……しっぽ……シッポ……。んふ、んふふふふふ……!」
     岬・在雛(体中に張り付く暗闇は・d16389)も、ハイテンション!
    「尻尾は至高で最高だから、いっぱいあったらいっぱい幸せなんだよ!」
     垰田・毬衣(人畜無害系イフリート・d02897)も、楽しそうに鼻歌を歌う。
    「今回こそ、しっぽを守り切るよ!」
     今井・紅葉(蜜色金糸雀・d01605)が、ぐっと拳を握る。
    「この格好……、少し恥ずかしいな」
     一方、峰月・戀(残響ノイズ・d22697)は、黒鐵徹(d19056)とチーム【月黒猫】で参加し、小さめの青いリボンがついた黒尻尾姿で頬を染めた。
    「なんとなく参加しちゃったけど……ありったけのしっぽをかき集めるより、眠れる場所を探しに行く方が重要だよねー……」
     高坂・透(だいたい寝てる・d24957)が、眠そうに欠伸をした。
     そんな中、夜・銀夏(トリプルエー素体・d27233)の表情は険しかった。
     【8H百合連合】でチームを組もうとしたのだが、その場で共闘を申し込めるだけの余裕はない。
    「尻尾はかわいい子や萌える子達がつけているから価値がある、それ以外の尻尾など、ただの布か何かの塊。正直、ゴミ!」
     大山田・小太郎(はボッチ力高い人・d20172)が、キッパリと断言をした。
    「もふもふ集めるより……、まずは生き残る」
     白臼・早苗(静寂なるアコースティック・d27160)は、激戦区を避けて人気のない場所まで移動した。
     狩る者と、狩られる者。
     ここに存在するのは、ただそれだけ。
    「が、頑張るにゃ」
     鴻上・巧(造られし闇・d02823)が、まるで猫のように腰を低くする。
     四刻・悠花(中学生ダンピール・d24781)も左端に陣取ると、尻尾を奪う隙を窺った。
     クーガー・ヴォイテク(神速のグラサン幹部・d21014)も、なるべく密集しているところに近づかず、悠花と同じように端まで動く。
    「うふふー、かわいいしっぽ頂きなのです♪」
     その間に川原・悠樹(小学生魔法使い・d21030)がしゅたたと駆け回り、次々と尻尾を奪っていく。
    「ふしゃーっ!」
     二重・牡丹(レイヤードファイアワークス・d25269)がキャットスーツ姿で、猫になりきって威嚇をした。
     既に身も心も、猫そのもの。猫じゃらしを見ただけで、ぴょこぽんと飛び跳ねてしまうほど。
    「ハントとは本来、一人で行う物であり、獲物は己の物という鉄則が有ったはず……。――サァ、狩リノ時間ヲ楽シミマショウカ……」
     紅羽・流希(挑戦者・d10975)が、参加者達の尻尾に狙いを定める。
    「さて、頑張ってみましょうか……。もふもふの為に!」
     リューズ・バレスタイン(みんなのお姉ちゃん・d24192)が、気合を入れた。
     尻尾のために全身全霊。直感だけがモノを言う。
     ……それがしっぽ取り合戦!

    ●しっぽハンティング
    「今日こそ愛梨沙をやっつけて、優勝してやるぜ!」
     睦城・耀(小学生人狼・d27535)は全身ローションまみれで、四つん這いになった。
    「そう簡単に尻尾はあげないよ!」
     それに雛山・愛梨沙(のーぱんぱんちゃー・d24988)が、剣山の棘を全体に生やしたヤマアラシの尻尾で対抗!
     しかも、尻尾の根元は瞬間接着剤で、ガッチガチ。
    「ううっ……、ひとつくらいは奪いたいところですが……」
     エクセルシーラ・シュトレイン(グレイスフルコンチェルト・d25796)が、【天文台通り2H】として競技に参加し、気まずい様子で汗を流す。
    「正直、怖いであります……」
     九十九・一二三(蒼き焔を纏う銀狐・d26865)も、ガタブル状態。
    「……九十九、ヤベェと思ったら誰かの後ろに隠れてんだぞ」
     曽根・亮(夕焼け色の衝動・d26976)が、一二三と背中合わせになった。
    「それじゃ、精いっぱい逃げて、精一杯取りますよぉ!」
     漁火・明里(中学生ファイアブラッド・d26727)が走り出す。
     天瀬・ゆいな(元気処方箋・d17232)も、獣っぽく4足歩行スタイルで、その後を追う!
     それに気づいた神条・亜梨子(小学生神薙使い・d08398)が、白いウサギ尻尾を揺らして必死に逃げた。
    「とにかく、生き残らねば……」
     陸月・空(殺戮系魔王使い・d27315)は、危機感を覚えた。
     互いに牽制し合っているが、勝負が決まるのは一瞬である。
    「尻尾はいただきですよー」
     星野・華月(影ふみ・d04395)が、柾・菊乃(薊之姫命・d12039)と連携を取りつつ間合いを取った。
    「みんな、敵……と言う訳ですか」
     桐屋・綾鷹(アマニコフ・d10144)が、彩橙・眞沙希(天衣無縫の白にゃんこ・d11577)と背中合わせになった。
    「てぇか、あんまヤロウのしっぽはなー、狙いたくないんだよな……」
     木元・明莉(楽天陽和・d14267)が、愚痴をこぼす。
    「そんな事を言っていると、自分の尻尾を奪われるよ」
     久成・杏子(いっぱいがんばるっ・d17363)が、警告混じりに呟いた。
    「ふふふ……、覚悟するのじゃ!」
     すぐさま、望月・心桜(桜舞・d02434)が身構える。
    「と、とりあえず、今は仲良く……」
     ミカエラ・アプリコット(弾ける柘榴・d03125)が、気まずい様子で汗を流す。
    「さあ、尻尾を集めてパラダイスよ!」
     鷹取・眞白(白華炎舞・d26062)は、【チーム・バッカル】として、競技に参加していた。
     同じチームである不入斗・悠(虎熊童子・d24384)も、全力でまわりを睨み付け、他の参加者達を牽制。
    「もふられるつもりも、もふるつもりもない、全て斬り取ってやろう……」
     皇・千李(復讐の静月・d09847)が、手刀で参加者達の尻尾を切り落とす。
     その途端、のらりくらりとしていた鏡宮・来栖(気まぐれチェシャ・d00015)の目つきが鋭くなった。
    「こっちもやられるつもりはないんでな」
     卦山・達郎(ドラゴンボルケーノスペシャル・d19114)も、蓬栄・智優利(星の王女様・d17615)を後ろから抱えて、警戒ムード。
    「何だか凄い勢いで取ってるヤツいるな。もふ狂いとは恐ろしい……。あー、はなりたくないモノだ」
     そんな中、希・璃依(シルバーバレット・d05890)が、【青春蒐集倶楽部】の仲間と共にしみじみとした表情を浮かべる。
    「囲まれたら、逃げていいよね?」
     途端に硲・響斗(波風を立てない蒼水・d03343)が、弱気になった。
    「なるべく離れないでくださいね」
     そう言いつつ、神無月・佐祐理(硝子の森・d23696)が尻尾を狙う。
    「私達も負けてはいられないのです」
     一方、桜小路・愛姫(雪解けの蕾・d01816)は、【井3菊】の仲間達と共に連携を取った。
    「……先輩達のしっぽは、目の前。でも、先輩達にとって僕達のしっぽは、ちょっと低い位置……これって利点だよね?」
     エミリオ・カリベ(魔法と科学と文学少年・d04722)が、ニヤリと笑う。
    「みんなでいちばんを狙うのですっ!」
     ユークレース・シファ(ファルブロースの雫・d07164)が、小回りを利かせて、参加者達の尻尾を奪う。
     それに気づいた参加者達が、殺気立った様子で尻尾を奪いにやってきた。
    「取ってみぃや、取ったら大変な事になるでぇ」
     渡・ガザ美(ギャルキャンサー・d02764)が、水着の褌代わりに尻尾を巻いて啖呵を切る。
     そのせいか、アルビナ・フォルティス(小学生魔法使い・d09028)も、攻撃を仕掛けづらそうだった。
    「とりあえず、お尻をロックオンだよ!」
     ニーナ・ヴァシリア(黒翼・d03851)がしゃがみ姿勢で、低い姿勢からガザ美のお尻をロックオン!
     両者、互いに譲らず、睨み合い。
    「オフェンス、ディフェンスの声かけを徹底して下さい!」
     灰神楽・硝子(零時から始まる物語・d19818)が、チーム【三鷹北1年2組】として仲間達に指示を出す。
     その指示に従って葛谷・涼(高校生ご当地ヒーロー・d20687)が追い込み、ウィナリア・メイディルーン(タカラモノズ・d25834)が逃げ道を塞ぐ。
    「そのしっぽもらったっ!」
     すぐさま東屋・桜花(もっちもち桜少女・d17925)がずさーっと飛びつき、尻尾をゲット!
    「真のもふリストへの道がここにあるんだね。もふキング誠十郎の為にじゃないや……クラスの為に!」
     システィナ・バーンシュタイン(マスカレイドミラージュ・d19975)の言葉で、仲間達の気持ちがひとつになった。

    ●しっぽ王
    「例え誰が相手でも負けないわ! 先手必勝! 攻撃あるのみ!」
     眞白が走った、年下だろうが、先輩だろうが、関係なく。
     尻尾があれば、奪って奪って、奪いまくった。
    「なっ……、僕の背後を取るなんて……」
     来栖が驚いた様子で目を丸くした。
     続いてアルビナが『ん?』と声をあげ、亜梨子が『にゃっ!?』と首を傾げる。
     混戦状態の中、みんな尻尾を取られていた。
    「きしゃー!」
     紅葉が唸り声を響かせる。
    「誰にも尻尾は取らせないんだよ……!」
     毬衣も牽制気味に身構えた。
    「何があってもケツ合わせの陣は解かんでぇ」
     ガザ美も殺気立った様子で、叫び声を響かせる。
     そのため、ニーナも諦めムード。
     別のターゲットを求めて、彷徨い歩く。
    「ひゃん!?」
     その時、菊乃が悲鳴を上げる。
     お尻を触られ、尻尾を取られた。
     ほんの一瞬、ある意味、瞬殺。
    「この勢いに乗って、どんどん尻尾をとって行くぞおらぁああああ☆」
     智優利が達郎に抱えられ、参加者達の尻尾を奪っていく。
     既に尻尾が沢山。山盛りだった。
    「捕まるもんかよ!」
     在雛はそれをブリッジで回避。
    「だったら、手近な尻尾から貰うぜ!」
     耀が愛梨沙の棘付き尻尾を引きちぎる。
    「ギャアアア!」
     途端に愛梨沙が絶叫を響かせて悶絶した。
     そのせいで、愛梨沙のお尻は真っ赤。
     耀の両手は傷つき、血まみれになった。
    「ここからは……、個人戦だな」
     綾鷹が険しい表情を浮かべる。
     ここからは、例え仲間であっても、容赦なし。
     最後まで生き残った者が、『しっぽ王』の称号を得る事が出来る。
    「……次の獲物は誰?」
     悠花が瞳を輝かせた。
    「にゃっ! ……と。なんか本当に猫になったみたい」
     戀が悠花の頭上を飛び越え、背後から着地!
     驚いて振り向いた悠花の尻尾を徹が奪う。
    「みてみて峰月、僕すごい?」
    「徹……、しっぽ」
     戀が驚いた様子で声を上げる。
     いつの間にか、徹の尻尾は奪われていた。
     油断してした、ほんの一瞬に……!
    「その尻尾、俺が貰い受ける」
     悠が一気に間合いを詰めていく。
    「はっ……私の尻尾が……」
     眞白もその後に続こうとしたが、すでに尻尾は奪われた後。
     ほんの一瞬の油断が命取りとなった。

    ●決戦!
    「ふ……、このもふ包囲網は用意周到に準備されたキョンを陥れる罠だったのだ!」
     一方、明莉はミカエラと共に、杏子の尻尾を狙っていた。
    「ミカエラせんぱいっ、寝返っちゃったなのー?!」
     杏子が驚いた様子で声をあげる。
    「明莉先輩、しっぽはもろうたああああ!」
     心桜が叫び声を響かせ、杏子の尻尾を掴み取る。
     次の瞬間、夕月が心桜の尻尾を奪い、その尻尾を流希が奪った。
    「さあ、サユリ、今だっ!」
     璃依が大声を上げる。
     それを合図に佐祐理が、響斗の尻尾を奪う。
    「あれ? 尻尾が増えてもパワーアップは、できないにゃ?」
     その横で巧が首を傾げる。
    「もらうよ? ……ごめんね?」
     エミリオはそのタイミングを逃さなかった。
    「フッ……お尻が、がら空きさ!」
     だが、ニーナの方が一枚上手。
     ……決まった、何となく、決まった。格好いい!
     しかし、気が付いた時には、自分の尻尾も奪われていた。
    「チュー意力が足りないわよ?」
     銀夏が勝ち誇った表情を浮かべてクスリと笑う。
     それと同時に千李が、銀夏の尻尾を切り落とす。
    「尻尾の先まで、警戒してないからだ……。悪いが、このモフモフは頂こう……」
     千李が足元に落ちた尻尾を拾う。
    「そのしっぽを私にください……」
     リューズが瞳を潤ませた。
    「頂きだぜー」
     それをクーガーが横取り。
    「……って、その長いのはしっぽじゃない! 私の帯だ! それを引っ張ったらダメだ――!!」
     そんな中、ウィナリアは絶体絶命のピンチに陥っていた。
    「うにゃ?! ちょっとぉー、どこ触ってるのー?!」
     桜花も同様。桜色のぱんつが、ひょっこり顔を出している。
     その拍子に桜花がバランスを崩し、涼を押し倒すようにして倒れこんだ。
    「うう、東屋さんもなの……?」
     しかも、胸を揉んでしまったせいで、涼が涙目。
    「き、きゃああ!?」
     硝子も誰かにお尻を触らせ、涼達を巻き込んで、すってんころりん。
    「あ、天瀬さん! かわいいのー! もらうのー!」
     そんな三人を飛び越え、悠樹がしゅたたと走る。
    「今がチャンスですね……」
     すぐさま、エクセルシーラが悠樹の尻尾を奪う。
    「や、やっぱり怖いでありますゥウ!」
     その途端、一二三が逃げた。
     システィナはその瞬間を逃さなかった。
     続け様に尻尾を奪うと、華麗に着地。
    「チッ……、後は頼んだからな」
     亮が悔しそうに舌打ちをする。
     最後まで残ったのは、システィナとゆいなだった。
    「キミには何の恨みもないけど……、もふパラへの道がボクを呼んでるんだ……。このもふもふを誠十郎に渡して、もふもふ究極進化を遂げて貰うためにも負ける訳にはいかないから!」
     システィナが抱えていた尻尾を足元に下ろす。
     勝負は一瞬、一度きり。
     例え、実力があっても、運命の女神に見限られたら、それまでである。
     システィナが走った、風のように!
     ここで負けるわけにはいかない、絶対に……!
     だが、勝利の女神が微笑んだのは、ゆいなであった。
     システィナに微笑んだのは……誠十郎。
     もふりーと形態の誠十郎が、ニッコリと笑っていた。
    「ははは、ゆいなちゃん、だいしょーり! ぶいっ!!」
     それと同時に、割れんばかりの拍手が辺りに響く。
     【天文台通り2H】の仲間達も、ゆいなの勝利を祝して、駆け寄ってきた。
     そして、しっぽ取り合戦は、ゆいなの勝利で幕を閉じるのだった……!

    作者:ゆうきつかさ 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年5月25日
    難度:簡単
    参加:57人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 13
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