深夜。
浜松市郊外の工業団地の駐車場で、浜松餃子怪人が必死に逃げ回っていた。
「な、なんでロードローラーが俺様を追いかけるんだ!? 俺様はただ、うまいつけダレの研究をしてただけなのに!」
必死に逃げる餃子怪人。脇目もふらず走る餃子怪人を、黄色い車体のロードローラーが追いかけていた。
「ふんふふ~ん。待て待て待て~♪」
爆音をBGMに、拍子外れな歌を歌いながら爆走するロードローラー。
浜松餃子怪人は、涙目になりながらも必死に逃げていたが、ついに追いつかれた。
「うおお! こんなところで潰れたくないぃぃぃぃっ!」
「だけどぺしゃんこ、餃子ぺしゃんこだね~♪ ヘイ!」
サビと思われるパートが歌われ、餃子が潰れる音が重なる。
機嫌よく歌いながらロードローラーが立ち去った駐車場には、ぺしゃんこになった餃子がアスファルトに貼り付いていた。
●
「キャベツが教えてくれました。謎に包まれた六六六人衆『???(トリプルクエスチョン)』が動いたようです」
丸いポットにお湯を注ぎながら、西園寺・アベルは食堂に集まった灼滅者たちを見渡した。
「『???』は灼滅者・外法院ウツロギさんを闇堕ちさせて、分裂能力を持った六六六人衆を生み出したのです」
その六六六人衆こそ、序列二八八位『ロードローラー』だ。
二八八位の序列は『クリスマス爆破男』だった。
彼が灼滅された後空席となっていたが、その席次が埋まったのだろう。
「分裂したロードローラーは各地へ散らばって、事件を起こしています。皆さんにはその内の一つの灼滅をお願いします」
アベルは一礼すると、小さな茶器に烏龍茶を注いだ。
「このロードローラーは浜松餃子怪人を轢き殺そうとしています。どうしてなのかは分かりませんが、説得次第では浜松餃子怪人と共闘できるかも知れません。ロードローラーは強敵なので、共闘できれば戦闘を有利に運ぶことができるでしょう」
敵の敵は味方、ということでしょうか。アベルは苦笑いしながら、淹れたての烏龍茶を差し出した。
「ですが、浜松餃子怪人はダークネスです。浜松餃子怪人が潰されてから介入するか、潰される前に介入するかはお任せします。また、共闘後に浜松餃子怪人を灼滅するかどうかも、皆さんにお任せします」
話し合いのお茶請けにどうぞ。アベルは烏龍茶と月餅を灼滅者達に勧めた。
ロードローラーは無敵斬艦刀に似たサイキックを使ってくる。
攻撃力も侮れないが防御力とスタミナが高い。油断していると、文字通り「潰しにかかってくる」だろう。
ポジションはクラッシャー。
一方浜松餃子怪人は、ご当地ヒーローに似たサイキックを使う。
実力はそこそこといったところか。
ポジションはディフェンダー。
「皆さんならば必ず、ロードローラーを灼滅できると信じています。必ず帰ってきてくださいね」
アベルは真剣な眼差しで灼滅者達に一礼した。
参加者 | |
---|---|
石弓・矧(狂刃・d00299) |
平・等(眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡・d00650) |
本堂・龍暁(龍撃・d01802) |
四月一日・いろは(剣豪将軍・d03805) |
龍月・凍矢(飛鳥に舞う氷の矢・d05082) |
狼幻・隼人(紅超特急・d11438) |
遊亀・夜弥亜(漸くわかったわ海葡萄・d12450) |
豊穣・有紗(小学生神薙使い・d19038) |
浜松市郊外の駐車場に、ロードローラーの爆音が響いていた。
「うおお! こんなところで潰れたくないぃぃぃぃっ!」
浜松餃子怪人は叫びながらも必死に逃げ回っていたが、ついに追いつかれた。
あと数センチでローラーに巻き込まれる! 浜松餃子怪人は、試作品のつけダレの入ったペットボトルを守るように抱きしめた。
その時。
「潰れたくないって言ったのはホントか?」
平・等(眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡眼鏡・d00650)の声が響いた瞬間、ロードローラーはローラーを止めた。
「だったらオレ達に手を貸せ」
「お、お前は……」
「一緒に戦おうよ!」
豊穣・有紗(小学生神薙使い・d19038)が放った打撃と共に広がる網状の霊力が広がり、影縛りから抜け出そうとするロードローラーへの捕縛を強化する。
「動かないローラー♪ 潰せないローラー♪」
ロードローラーはもがきながらも、動こうと試みる。だが、等と有紗が放った捕縛が車軸に深く絡まっていて、動くことはできなかった。
「おい、こんなところで死にたかねえだろ? 俺たちと組んで切り抜けようや。んでそのあと、うまい餃子を食わせてくれ」
怪人とロードローラーの間に入った龍月・凍矢(飛鳥に舞う氷の矢・d05082)は、自らを覆うバベルの鎖を瞳に集中させた。
視界がクリアになり、以前よりもロードローラーの動きが容易に把握できるようになる。
浜松餃子怪人は息を切らせながらも、困惑したような声を上げた。
「お前達……灼滅者か! どうして俺様を助ける? お前達は俺様達の敵なんじゃ……」
「要らんと言うのなら別にいいが怪人よ、あんた一撃で潰れるぜ? こっちも目的はローラーだから、助けたらぁ」
本堂・龍暁(龍撃・d01802)はオーラを纏わせた拳をロードローラーに叩き込んだ。
ロードローラーの車体が、大きな音を立ててへこむ。まだまだ余裕な顔のロードローラーは、影縛りから逃れようと車体を震わせていた。
「お前らの狙いはロードローラーか!」
目を見開く浜松餃子怪人の隣で、石弓・矧(狂刃・d00299)は頷いた。
「お前が研究している、そのうまいつけダレにも興味あるしな」
爆音に気付いてやってきた警備員をチラリと見ながら、矧はサウンドシャッターを使った。
ロードローラーが出す爆音が遮断され、駐車場の外は静かになっただろう。
「もやしが添えられた浜松餃子は誰の目にも一目瞭然の正義だよね」
カンペを手に浜松餃子怪人を持ち上げる四月一日・いろは(剣豪将軍・d03805)が放った殺気に、警備員はこちらへ駆け寄る足を止める。
そのまま何かを恐るように、足早に立ち去っていった。
「わたくし、なかなか餃子は好きですのよ。なんなら帰りに一箱買おうかしら?」
メデューサのような黒い蛇髪をなびかせながら、遊亀・夜弥亜(漸くわかったわ海葡萄・d12450)は、ロードローラーに駆け寄った。
へこんだ車体に、更に打撃を加える。マテリアルロッドから流し込まれた魔力が爆発し、ロードローラーが少しよろめいた。
夜弥亜の隣を、一人と一匹が弧を描くように飛び出してきた。
エアシューズを起動させ、重力で加速させた蹴りが炸裂する。
駆け出した霊犬のあらかた丸の剣が後を追う。
一人と一匹の息の合った攻撃は、へこんだ車体をさらにヘコませる。
「ま、そんなワケで、ちょっと手伝ったるー!」
着地した狼幻・隼人(紅超特急・d11438)は、怪人に向かってにっと笑った。
「夜叉丸! 今だよ!」
有紗の声に、霊犬の夜叉丸が駆け出す。夜叉丸の剣は鋭い槍のように飛び出していき、ロードローラーの車体に突き刺さった。
灼滅者達の攻撃に、ロードローラーの車体とローラーが干渉するまでに至る。
「お、お前達……。俺様なんかのために……!」
浜松餃子怪人は思わず流れた感涙をごまかすために鼻をすすると、持っていたペットボトルをびしっと構えた。
「こ、この特製つけダレに合う最高の餃子を出す店を教えてやる! だから助けて!」
「助けても助けても助からない~♪ 何故なら今から潰すから~ヘイ!」
歌いながら、ロードローラーは思い切り後退した。突然の勢いに影縛りと縛霊撃が振り切られる。
「その前にお前ら許さない~♪ まずはお前ら、お前ら潰す~ヘイ!」
車体の一部がへこんでいるとは思えない勢いで、ロードローラーは突進を仕掛けてきた。
●大外から回り込み
「それそれそれ~! 高速轢殺法!」
妙な節をつけながら突進してくるロードローラーは、突然方向を変えると後衛へと突っ込んでいった。
「踏み潰してやるぅぅっ!」
ものすごい爆音と共に突進してくる巨大な塊は、夜弥亜と有紗、あらかた丸と煎兵衛を巻き込むように駆け抜ける。
突然の方向転換にも対応して、なんとか避けるが避けきれない。
有紗は巻き込まれた足を庇いながら何とか立ち上がった。
事前に聞いていた通り、なかなかの攻撃力だ。攻撃に巻き込まれた後衛の体力は、かなり削られてしまっていた。
「油断、しましたわね」
右腕を庇いながら立ち上がった夜弥亜も相当なダメージを負っている。あの巨体がもう一度突っ込んできたら、危ないかも知れない。
「ナノ!」
ナノナノの煎兵衛が、体をきゅーっと縮こまらせた。限界まで縮まった時、ポンと解き放つ。
ふわふわなハートが飛んできて、夜弥亜の体を包み込む。優しい光に包まれて、夜弥亜の険しい表情が少し和らぐ。
有紗の霊犬・夜叉丸は主人の許へと駆け寄ると、心配そうに有紗に鼻をすりよせてきた。
「大丈夫だよ夜叉丸。まだいける!」
夜叉丸は有紗の目を覗き込む。癒しの力が有紗を包み込み、その傷を癒していった。
「ありがとね! ボクも負けてられないや!」
有紗は目を閉じ集中すると、己に下ろしたカミの力を顕現させた。
「清めの風よ、ボクたちを癒し給え!」
清浄な気が、みんなの傷を癒していく。痛みが体からゆっくりと引いていき、痛めた足もちゃんと動く。
まだ万全ではないが、これでまた戦える。有紗は改めて戦況を見渡した。
「水天逆巻く飛鳥の槍、天駆ける龍翼の斧よ、その力を我へ示せ!」
戦場に、凍矢の解除コードが響き渡る。
後衛を轢いて距離を取ったロードローラーに、凍矢は詠唱圧縮した矢を完成させた。
予言者の瞳は真っ直ぐロードローラーの急所を見抜く。
その名に恥じない氷のような矢が全て、車体に深く食い込んだ。
凍矢の攻撃を追いかけるように、龍暁が突っ込んだ。
両腕に装着したバベルブレイカーを起動させ、ジェット噴射でロードローラーの奥懐に飛び込む。
「ロードローラーなど、俺の拳で打ち砕く!」
龍暁は裂帛の気合と共に、バベルブレイカーを叩き込む。その拳は、バベルの鎖が薄くなる「死の中心点」を貫いた。
「痛ぁーい! でもまだ大丈夫だよ残念!」
ロードローラーは大きく車体を揺らして龍暁を振り払うと、そのまま灼滅者たちの方へ向かって走り出した。
いろはは、こちらに向かってくる黄色い車体のロードローラーを見てため息をついた。
ウツロギの面影はどことなく残しているものの、あれはどう見てもウツロギ本体ではない。歌も変だ。
「全く……ウツロギは何処にいるのかな?」
心配とも怒りとも言えない感情に、いろはは右腕を変化させる。
「あんたに聞いても分かんないか!」
巨大化した腕を振り上げたいろはは、突っ込んでくるロードローラーにカウンターのように掌打を叩き込んだ。
いろはに呼応するように、夜弥亜は拳にオーラをまとわせると、ロードローラーに向かっていった。
「喰らえ百頭! ファング・オブ・ヒュドラ!」
オーラによって強化された拳が、ロードローラーに突き刺さる。
速度を緩めたロードローラーは踊るように車体をゆすると、また歌いだした。
「百頭じゃないよ♪ 一台だよ♪」
「……ウツロギさんは堕ちようと堕ちまいと不思議な方ですわね」
「くっくっく。分身するなんて、本当に器用な闇墜ちの仕方をしたものだね」
楽しそうに笑いながら、等は実体のない剣を抜き、斬撃をロードローラーに放った。
霊体となった剣はロードローラーの霊魂を傷つけ、ロードローラーは動きを止めた。
「確かに、相変わらずロードローラーの姿がシュールですね。慣れません」
矧はクルセイドソードを構えると、刀身に炎を纏わせた。
「でもこの戦いに、言葉は不要でしょう?」
矧は装甲の弱くなった場所を狙って、クルセイドソードを振り抜いた。
引き裂かれた車体の傷から、炎が生まれ燃え広がる。ロードローラーは何とか消そうともがくが、なかなか消えない。
「もいっちょ燃やしたろか!」
隼人は一旦怪人と距離を取ると、ロードローラーに向かって猛突進した。
エアシューズとアスファルトの激しい摩擦で炎が生まれ、炎をまとった蹴りが車体に突き刺さる。
さらに生まれた炎はロードローラーの車体を更に激しく燃やした。
叩き込まれる連撃に、さすがのロードローラーも平静ではいられないのだろう。
炎を消そうともがいていたが、やがて再び大きく距離を取った。ローラーは確実に、再び後衛を狙っている。
「それいけ火の玉! 高速・超速・光速火の玉だ轢殺♪」
「させるか! 浜松餃子ビーーーームビビビビビ!」
高速轢殺法を使いそうなロードローラーに、浜松餃子怪人は人を小馬鹿にするような、妙なポーズでビームを放った。
ダメージ自体はそうでもない。だが、あまりにむかつくポージングに、ロードローラーは怒りを顕にした。
「轢殺変更! まずはお前を潰ーーす!」
叫びながら、火の玉のようなロードローラーは浜松餃子怪人に向かって突進していった。
●一直線に駆け抜けろ!
「ローラーローラーローラー突進! むかつく餃子を踏みつぶせ!」
顔を真っ赤にしながら、ロードローラーは浜松餃子怪人を追いかけた。
浜松餃子ビームを放った直後に逃げ出した怪人だったが、ロードローラーの速度には及ばない。
ほどなく追いつかれ、あと数センチで巻き込まれるところまで、あっさり追い詰められた。
「火の玉潰し♪ これがホントの焼き餃子♪」
「俺様もう焼けてるぅぅ~!」
「何やってんだ!」
誰に向けて叫んだのか。凍矢は一声吠えると、ロードローラーと怪人の間に割って入った。
龍の骨も砕く斧がローラーを巻き込みながらアスファルトに突き刺さる。回転を止められたロードローラーは、顔を真っ赤にしながらなおもローラーの回転を上げた。ものすごい圧力に、凍矢は傷つきながらも全身で槍を支えた。
「今はお前に用はない♪ 餃子を焼いてぺったんこ♪」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァーッッッ!!!」
龍暁がオーラを纏わせた拳で、ロードローラーに連撃を食らわせる。百の拳が一つに見えるほどの連打連撃は、突き進もうとするロードローラーの勢いに勝った。
締めの一撃が放たれ、ロードローラーの車体がわずかに浮く。
そこへ、マテリアルロッドの一撃が放たれた。
夜弥亜が放った打撃が、ロードローラーを直撃する。
裂かれたローラーから叩き込まれた魔力が爆発し、ロードローラーの車体を更に浮かした。
「怪人さんが逃げ出さないか見ていましたが、いい所に逃げ出しましたわね」
「た、単なる偶然だ!」
ロードローラーからなんとか逃げ切り、肩で息をしながら、浜松餃子怪人は親指を立てた。
浜松餃子怪人は、前衛の真ん中に逃げ出したのだ。下手な場所に誘導されるよりも、攻撃がしやすくていい。
「おかげで、助かっちゃったかな?」
有紗は大きく腕を振る。その動きに導かれるように、高速で回転する光の輪が、ロードローラーの死角から車体に突き刺さった。
「これで貸し借りは無しですね!」
矧が叫んだ時、ロードローラーの車体に螺旋状の穴が穿たれた。
妖の槍から放たれた一撃がロードローラーのローラーを貫く。行動を止めたロードローラーは、訳の分からないことを叫び始めた。
「イイ子にしてな。ここで解体してやるからよ!」
一声吠えた等はマテリアルロッドを構えると、魔力を杖に纏わせた。
一閃。
べこべこになった車体にマテリアルロッドが突き刺さり、傷口から叩き込まれた魔力が爆発した。
「あと少し! 気合入れていくぜ、あらかた丸!」
隼人は勢いをつけると、重力をまとった蹴りをロードローラーに叩き込んだ。
ロードローラーの硬い車体が割れ、バランスを崩してよろける。そこに追い打ちをかけるように、あらかた丸は斬魔刀で斬りつけた。
再びのコンビネーションに、ロードローラーはじたばたともがく。
「俺を倒しても、第二第三のロードローラーが、お前らを潰しにくるもんね!」
ロードローラーの言葉に、いろはは眉をひそめた。大きく息を吐いて精神を統一すると、腰を低く落として大太刀【月下残滓】の柄に手を掛ける。
「いろはは必ず、本体を探し出すよ。だから、分体はここで倒す!」
空気をも断ち切るような、鋭い一撃が走る。
いろはが大太刀【月下残滓】を鞘に収めた時、ロードローラーが大きな音を立てて崩れ落ちた。
●つけダレ甘いか酸っぱいか
灼滅されたロードローラーが、音もなく黒い砂となり、夜風に乗って消えていく。
脅威から開放された浜松餃子怪人は、大きく安堵の息を吐いた。
「た、助かった……」
「危ないとこやったなー。運動した事やし、折角やから餃子食わしてくれや」
「そうそう。美味い店を紹介してくれるんだろう?」
隼人と凍矢の声に、浜松餃子怪人は顔を上げた。
「おうともさ! 地元民が『売り切れるから観光客に知らせたくない!』という店で……」
怪人は喜々として、店の場所をメモ帳に書き付けた。
「ここの餃子に合うつけダレを、研究してるんですよね?」
矧の問いに、怪人は持っていたペットボトルを高々と掲げた。
「そうとも! このタレこそが、試作品の中でも一番の出来で、醤油ベースに……」
「つけダレにはココナッツを入れて歯ごたえを増すとイイぜ。中華街にあるんだ、参考にしな」
ぶっきらぼうな等のアドバイスに、怪人は動きを止めた。
「う、うおおおおおおお! その手があったか! ココナッツ! そうかココナッツか! 早速帰って試作だ!」
「タレが進化したら、また味見させてね~!」
有紗の声に、脇目もふらず駆け出した餃子怪人は手を上げて応えた。
「奴らも、手段さえまともならいいのだがな。食いもん美味いし」
龍暁は怪人が落としたペットボトルを拾い上げながら、怪人の背中を見送った。
「さてと。今日はもう遅いから、明日餃子屋さん探して帰ろう」
「そうですね。お持ち帰りがありましたら、お土産に買って帰りましょう」
いろはと夜弥亜の会話に、全員が頷いた。
明日は、うまいつけダレで餃子パーティだ。
美味しい餃子に思いを馳せながら、灼滅者達はホテルへと戻るのだった。
作者:三ノ木咲紀 |
重傷:なし 死亡:なし 闇堕ち:なし |
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種類:
公開:2014年6月5日
難度:普通
参加:8人
結果:成功!
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得票:格好よかった 4/感動した 0/素敵だった 0/キャラが大事にされていた 5
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