ラベンダー畑の彼

    作者:立川司郎

     人知れず、肉塊は転がり続けた。
     山野を駆け抜け人の骸を飲み込み、雑踏の影を転がりダークネスの残骸を取り込み続ける。
     その肉塊は、転がり、飲み込むたびに大きくなっていった。
     転がり転がり。

     肉塊は、とあるラベンダー畑に下り立った。
     元は誰かが住んでいたのであろう、小さなヨーロッパの農村風の廃墟であった。農機具などがそのままちょこんと置かれているが、雑草が生い茂り、家屋の壁も朽ちている。
     肉塊は雑草を押しどけるようにして咲き誇るラベンダーの真ん中で、ダークネスを一人産みだした。
     漆黒の影がゆらり、と揺れて尾のように長く伸びる。どこにでも居るような、ごと普通の青年のようだった。
     影が蠢くのをのぞけば。
     なぜだか分からないが、彼はラベンダー畑を見つめてすうっと一つ涙をこぼした。
    「花を……見に行こう」
      
     報告書をまとめながら、相良・隼人(高校生エクスブレイン・dn0022)は神妙な面持ちで教室にいた。
     ここ最近、犬士の霊玉に関する依頼が増えているのは頭の痛い問題である。
    「スキュラの残した仕掛けに関する依頼が多いのは知ってるな」
     それは予備の犬士を作り出す為の仕掛けで、犬士の霊玉が人間やダークネスの残骸を集めて新たなダークネスを生み出すというものである。
     肉塊の段階で倒してしまうと霊玉は飛び去ってしまうが、ダークネスと化した後で倒せば、そのダークネスが強くなる前に霊玉ごと消滅する事が出来る。
    「霊玉は、東北のとある廃村でダークネスを生み出した。もう誰も住んでいない場所だが、どこかヨーロッパの農村を思わせる村で……何故そんな村が出来て廃村になったは分からねぇ。だが、そこにダークネスは生まれた」
     ダークネスは尾のような影業を使うらしく、特にラベンダー畑をとてもきにいっているようだった。
     灼滅者たちがやって来ると、生まれたばかりの彼はラベンダー畑をじっと見つめているだろう。だが敵と分かれば容赦はしない。
     積極的に攻撃しないからといって、放置して良い相手でもなかった。
    「彼は、戦う間にどんどん強くなる。お前達が闇堕ちせずに倒せるのは、およそ15分くらい。5分後と10分後にシャウトを使い、5分後からは影業に備わった力を使い始め、15分後には彼自身の能力が大幅に強化される」
     10分経過した頃にはシャウトを使えど彼自身もだいぶ消耗しているはずだが、その分こちらも負傷している可能性が高い。
     八犬士の空位を埋める為に作られた存在である為、放置すれば脅威となると告げた。
    「戦闘が長引けば、彼を闇堕ちせずに戦うのは困難になる。……その時どうするかは、お前達に任せる」
     隼人は皆に注意を促すと、目を伏せて静かに無事を祈ったのだった。


    参加者
    旅行鳩・砂蔵(桜・d01166)
    苑城寺・蛍(チェンジリング・d01663)
    契葉・刹那(響震者・d15537)
    篠葉・深紘(青時雨・d19333)
    佐見島・允(タリスマン・d22179)
    ペペタン・メユパール(悠遠帰郷・d23797)
    浅巳・灯乃人(スターダスト・d26451)
    比奈海・綺羅(高校生神薙使い・d26602)

    ■リプレイ

     人の消えた廃村は、静かに野に帰りつつあった。
     ただ、一面のラベンダーだけが人の居た頃を思わせる。匂い立つラベンダーに、苑城寺・蛍(チェンジリング・d01663)は眉を寄せた。
     ラベンダーを好ましげに見ていた旅行鳩・砂蔵(桜・d01166)は、彼女が余りラベンダーに対して……いや、もっと言えば花自体に興味を示していないだろうとは感じている。
     砂蔵は何故、とは聞きはしない。
     既にそんな状況ではなかったし、このラベンダー畑の向こうにぽつんと影が落ちているのに気付いたからだった。
    「居る」
     砂蔵がぽつりとそう言うと契葉・刹那(響震者・d15537)がひた、とキャリバーに手を当てた。彼女の意志を汲んだキャリバーが、刹那と同時に飛び出す。
     続いて砂蔵が。
     出会った時から、時間は刻一刻は過ぎてってゆく。
     彼を視界に入れたこの時から、一秒たりとも無駄には出来ないのである。花畑の真ん中にぽつんと立った彼にキャリバーが突っ込んでいくと、彼はゆるりとこちらを向いて顔を上げた。
    「……戦うのか。ここで」
     そう静かな声で言い、彼は涙をラベンダーへと零した。
     たったひとしずく、涙を流した後彼はキャリバーの突撃をかろうじて受け止めた。受けた手には、衝撃による傷が付いている。
     傷ついた掌を見下ろす彼は、まだ自分の置かれている状況を把握していないように見えた。
    「……」
     言葉にしたくて、それでも少し顔を赤らめて刹那はギターを抱え込む。口から出ない言葉にもどかしさを感じながら、刹那は戦いへと意識を向けた。
     出ない言葉は、歌にして伝えればいい。
     生まれたばかりのダークネスは、花を散らして待ち受けた。槍を片手に突っ込む蛍は、足元の花を纏うように蹴散らす。
     槍から放たれた冷気が、凛と空気を凍らした。
    「生まれたばっかで、かわいそーだけどさぁ」
     唇をにんまり歪める蛍を、じっと彼は見返す。
     彼の手を蛍の槍が貫いていたが、冷気が凍らせた皮膚を再び塞いでいく。攻撃を受けた彼は、まだ状況に頭が追いついていないようだが、次第に冷静さを取り戻していくようだった。
    「……あんた、痛くないの?」
     それなら、遠慮する事はないね。
     蛍が彼にそう言って、槍を構え直した。

     高速演算を使った砂蔵は、突撃する蛍と彼女に視線を向ける篠葉・深紘(青時雨・d19333)に注意を払っていた。最初から突っ込んでくれる蛍に合わせるのは、経験の浅い深紘にとっては合わせ易い相手であった。
     案外、その辺りは蛍も気にしてくれているの……かも。
     体に浮かぶマークに意識を集中させ、深紘はガトリングを構える。
     攻撃の態勢を整えていく灼滅者を見まわし、彼はひやりと手に伝わる冷気に視線を落とした。彼の手にまとわりついた冷気は、先ほど蛍が放った物とは違っている。
     ガトリングに狙いを付けた深紘と、ナイフを握った蛍に冷気が降り注ぐ。
     白い結晶が、ラベンダーを覆い隠していくようだ。
    「……っ!」
     冷気に体力を奪われながら、深紘が弾丸を放つ。乾いた音が響き渡り、ゆるりとステップを踏んだ彼の足元で弾けた。
     それから、蛍の槍を片手で受け流す。
     本気ではないが、攻撃を受け流すだけの『本能』があるのだ。その事に気付き、深紘はそら恐ろしさを感じる。
     今のうちに倒さねば、と決意を固めて爆炎をガトリングから放つ。
    「……燃えていく」
     ぽつりと彼は呟いた。
     なおも、彼から冷気は放たれ続ける。
     ナイフで斬り付ける蛍の事にも構わず、深紘が放った炎が花を焼くのを見つめていた。思わず、深紘はガトリングを持つ手を止めてしまった。
    「えー、止めちゃうの?」
     そう呟いた蛍の目は、どこか冷たかった。
     もっと……燃やしていいのに。
     小さく言った声が、深紘にも聞こえた。

     周囲は、ひんやりと冷気で覆われつつあった。
     彼が放つ冷気と、そして蛍と綺羅が使う冷気。冷気はラベンダーの香りさえもかき消して、戦闘の巻き添えをくって花びらさえも散らしていく。
    「単に花を愛でる為に居るのではないでしょう」
     比奈海・綺羅(高校生神薙使い・d26602)は問いかけるように言うと、冷弾を放った。
     背後から佐見島・允(タリスマン・d22179)が癒やしの矢を放つと、チクリとした刺激に意識を覚まされる。チラリと視線を投げて允に礼だけ伝え、綺羅は再びラベンダーの彼と対峙する。
     前衛にはペペタン・メユパール(悠遠帰郷・d23797)と浅巳・灯乃人(スターダスト・d26451)のナノナノ、そして刹那のキャリバーが囲んでいたが、彼の攻撃全てを受け止める事は出来ずに、前衛は次第に冷気で覆われていた。
     それでもまだ、今は余裕があった。
    「どんどん撃っちゃいますよ」
     やんわりとした口調だが、ペペタンは次々は後衛から冷弾を放っていく。冷気を皆で重ねる事で、彼へのダメージを少しでも増やしておく算段。
     綺羅や蛍、深紘は彼の意識を引きつけるように、力強く攻撃を。そして後衛に立つ砂蔵やペペタン達は、慎重に一撃を重ねる。
     花は冷たく。
     空気も張り詰め。
     そして、凍り付く花畑を見て、彼は我が身を省みた。
    「戦わなければ……何も手に入りはしない。という事だな」
     我が身は傷で覆われ、花は散った。
     彼は張り渡るような咆哮を一つあげた。
     遠くまで木霊する咆哮は、彼に使命を一つ思い起こさせる。それは、自分と灼滅者達は相容れない存在であるという事。
     彼の背後から尾のように影が幾つも伸び、地を這う。
     その一つが蛍に向かっていると察知した灯乃人は、とっさに声を上げた。
    「朧ちゃん!」
     鋭い闇の穿孔に、小さな白い体が貫かれる。
     かろうじて耐えたとわかり、灯乃人はぎゅっと拳を握り締める。それでも灯乃人は取り乱すことなく、前衛の怪我の具合を見て法陣を敷いた。
     灯乃人の持っている携帯がアラームを鳴らし、全員の意識がピンと張り詰める。
     時間は五分経過を告げていた。
    「頑張って!」
     相棒に、そして仲間へと、彼の咆哮にも負けないように灯乃人は声を掛けた。
     こんな美しい花畑で、戦わねばならない。
    「あなたも花を見に来たんじゃないの?」
    「……待っているようにも見えます」
     灯乃人に、綺羅がそう言う。
     ラベンダー畑で佇む様は、確かに待ち人を探しているようにも見えた。涙をひとつ、流した彼の切なげな顔は待ち人を思ってだろうか。
     允は二人の話を後ろで聞きながら、首を振る。
    「いやいや、アレは肉塊から出てきたんだぜ? どこぞのセンチな魔法使いの灼滅者でも取り込んじまったんだろ」
     転がる肉塊を想像し、允はぶるりと肩を振るわせた。
     そんなおぞましいものから出てきたダークネスが、花を見て悲しげに涙を流すなんて想像も出来ない光景だ。
    「夢がないなぁ」
     灯乃人が呆れたように允に言うと、綺羅は目を細めながら槍を構えた。滑り込むように綺羅の前へと飛び出して彼へと蹴りを叩き込んだ允に合わせ、綺羅は槍を彼へと突きつける。
     槍をピタリと受け止めた彼には、允の蹴りによる痕がくっきりと残っていたが、彼のその目は、先ほどとは違い澄んでいた。
     先ほどより、もっと暗くて冷たく澄んでいたのである。
    「ここは静かに眠りについた村。貴方が血で汚すに相応しい所ではありません」
     組み合ったまま、綺羅が静かに言った。

     ここで初めて、彼が動き始めた。
     ぐるりと周囲を見まわし、前へナノナノとキャリバーが包囲すると、キャリバーへと影を放った。影でギリギリと締め上げ、深紘や綺羅、蛍の攻撃を致命傷にならない程度に躱していく。
     サーヴァントだけでは阻止出来ず、突っ込んで言った蛍を影で貫いた。
     ずるりと崩れ落ちる蛍を放置し、彼はゆっくり歩きながら影で周囲を切り裂き続けた。
    「皆で帰ると約束しましたから」
     綺羅は彼に言う。
     先ほどまでの迷いがどこに行ったのやら、と綺羅は彼の戦いぶりを見ながら思う。再び冷気を放って攻撃を重ねる綺羅だったが、やや彼の動きが速くなったように感じられる。
    「ミートの事は気にしないでください。大丈夫ですから」
     ペペタンの声が、背から聞こえる。
     こくりと頷くと、彼女の呼吸に合わせて冷気を放つ。ラベンダー畑は、幾度も重ねた冷気と彼の放った力で見るも無惨に散っていた。
     ペペタンは、少し悲しそうにそれを見る。
     冷気は彼の傷を押し広げるが、ラベンダーをも傷つけていたから。
    「必ず当てます」
     狙い澄ましてペペタンが言うと、綺羅は槍を構えて踏み出した。切り裂く影を受け流し、懐へと飛び込む綺羅。
     その槍は躱されようとも、仲間の攻撃の隙が出来れば構わない。
    「ひとは一人ではありません」
     傷つこうとも飛び込んだ綺羅の背後から、冷気を含んだペペタンの弾丸が放たれ、彼の体を貫通した。
     左手を貫かれたまま、彼はざわりと影を蠢かす。下から斜めに、綺羅の腹を影が貫いていた。
     じわじわと浸食する影が、綺羅の心に影を落とす。
    「……聞こえますか」
     ぽつりと呟いた。
     何時の間にか、刹那の歌声が耳に届いていた。
     冷たい張り詰めた冷気の中、刹那が口にした旋律はゆっくりと風に乗って流れゆく。ゆるやかで優しい風と、歌声と。
     允は風に意識を集中させながら、ぎゅっと胸元のタリスマンを握り締める。
    「もう10分じゃねェか。どうすんだよぉ」
    「戦うしかないじゃない」
     当たり前のように、ペペタンはさらりと允に言う。
     治癒は刹那と灯乃人に任せ、あとは最後まで攻撃し続けるしかない。前衛のミートが後どれ位保つかも分からず、時間が経過してしまえば自分達は堕ちるしか無くなる訳だ。
     戦う。
     ただ、景色を見る余裕も会話を交わす余裕もなく、無言で斬り合う仲間の背を見ながら武具を構える。
     そんなペペタンをちらりと見て、砂蔵がウロボロスブレイドを構えた。
    「俺が援護に回る」
    「……ったくよぉ」
     允は舌打ちすると、エアシューズで滑るように飛びかかった。
     キャリバーの影から、一気に距離を詰めた允。蹴り技で責め立てながら、砂蔵の攻撃の隙を造りにかかる。
     堕ちるのは勘弁だ、と允はここに来るまで言っていた。
    「お前、スキュラの配下になる為生まれたんだろうが」
    「……スキュラ……」
     その名を口にした彼は、ああ、と何かに気付いたような表情を浮かべた。そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
     既に彼は生まれた時から、目的を見失っていたのだ。
    「どっちが良かったかなんて分かんねーけどよ。……どのみち俺らは敵になってたんだよな」
    「……」
     無言で彼は、允の体を影で縛り上げた。
     締め上げられ、意識が遠のく允。
     背後から灯乃人が矢を放つが、彼の影が拘束を解くことはなかった。微かな声で、灯乃人がナノナノに声を掛けているのが分かる。
    「一緒にお願い」
     傷ついた体で、ナノナノが允に近寄る。
     その時、死角を通ようにして砂蔵のブレイドが彼の足へと絡みついた。蛇のように食らいついたウロボロスブレイドが、しっかりと彼の足を捕らえて離さない。
     ウロボロスが噛みついた足に、鋭い痛みが走る。
    「あとはもう、小細工など必要ないな」
     砂蔵が剣を巻き取ると、残った皆一斉に掛かっていった。
     影から解放されて転がった允に、再び灯乃人が矢を射かける。刹那の歌声は、最後の力を振り絞って戦う仲間の心を落ち着かせる優しい旋律。
     生まれたばかりのダークネスの心に、どうしてラベンダーが在ったのか。
     刹那はそう問いかけてみたが、最後まで答えを聞く事はなかったのであった。

     ざわざわと風が、ラベンダーを撫でて行く。
     灯乃人は急いで相棒に駆け寄り、抱き上げた。花畑にちょこんと座ったナノナノは、ほんのりと花の香りがしていた。
    「ありがとう」
     灯乃人がそう言うと、ナノナノは灯乃人の頬にぽわんと体を寄せた。
     誰も堕ちる事なく、終わった事に安堵の息をつく。皆を見まわすと、動けない程の重傷を負った者は居ないようだった。
     この辺りの花はすっかり押しつぶされてしまっていたが、その外側は綺麗に咲いている。
    「……もう少し、こうしていていい?」
     灯乃人が聞くと、ふと刹那が微笑んだ。
     ちょうど、私もそう思っていたの、と彼女も灯乃人に同意を示す。ゆっくりと村を見まわした刹那は、ふらりと歩き出す。
    「すぐ戻って来るから」
     そう言うと、ラベンダー畑を歩き出した。
     この辺りだけでなく、少し離れた家の傍にも咲いている。刹那はのんびりと歩きながら、朽ちていく廃村を見つめる刹那。
     このどこかに、あのダークネスが取り込んだモノがあったのだろうか。
     それとも、あの涙は偶然に?
    「あいつ生まれたばかりなんだろ。じゃあ、理由なんて聞いても分かりっこないぞ」
    「理由……か」
     允が言うと、砂蔵は彼が消えた痕を見つめる。
     ダークネスに涙を流す理由なんて、あるはずは無い。そう思う砂蔵自身の気持ちなのか、それとも無いというのは単なる事実なのか。
     小さく溜息をつくと、空を見上げた。
    「それにしても、ラベンダー見事だな」
    「人が居ないって言うのに、こんなに一杯咲いちゃうなんてスゴイよねぇ」
     蛍は腰に手をやり、しげしげとラベンダーを見つめる。
     花の匂いが何時までも体に残り、息が詰まりそうだ。とはいえ、ここでそう言ってしまうのは、さすがに蛍も気が引けて黙っている。
     きっと、花言葉もストーカーみたいに違いない。
    「花言葉って知ってる?」
     ふと、蛍はそう聞いてみた。
     砂蔵が顔を上げると、深紘が口を開く。
     花を優しく見つめ、手を触れながら言葉を口にする。
    「あなたを待っています」
     そう言うと、深紘が笑った。
     待っています……か。
    「ラベンダーの精だったのかもしれないね」
     ペペタンはミートを抱え上げたままそう言った。
     冗談じゃ無い、允は反論。
     ラベンダーの精とか、居るわけない。
     そう、しいて言うならそんなもの都市伝説だ。
    「ラベンダーとこの村を愛した誰かの心、かもしれませんね」
     どこかに行ってしまう前に。
     誰かを手に掛けてしまう前に。
     彼をここで倒してしまえた事に、ほっと胸をなで下ろしていた。少なくとも、ここで倒れた彼は、生まれたばかりのラベンダーを愛するダークネスのままであったのだから。

    作者:立川司郎 重傷:なし
    死亡:なし
    闇堕ち:なし
    種類:
    公開:2014年5月30日
    難度:普通
    参加:8人
    結果:成功!
    得票:格好よかった 7/感動した 0/素敵だった 3/キャラが大事にされていた 4
     あなたが購入した「複数ピンナップ(複数バトルピンナップ)」を、このシナリオの挿絵にして貰うよう、担当マスターに申請できます。
     シナリオの通常参加者は、掲載されている「自分の顔アイコン」を変更できます。
    ページトップへ