災厄の日を生き抜いた一人。人々は絶望しきっていた。一人の強大なダークネスに惨殺されるしかない運命を感じたその夜。己の悪運の強さだけを信じ、濁流に飛び込んで生き延びた男が居た。その男は、強靭な肉体と悪運の強さで砂浜に辿り着いた。そこは、見知らぬ土地であった。ここも戦火に巻き込まれていた。男は、その地で生き残るすべを自ら覚え、地獄のような日々を生き延びることで灼熱者として覚醒した。そして今ここに居る。