基本的に口数は少なく、積極的に相手と関わろう とはしない。 人間嫌いという訳では無いが、生れつき鋭い目つきのせいで周りからは敬遠されがち。若干の人見知りも相まって、人との距離は広がる一方だった。 この学園には町で助けた少女が気になり入学したが、いざ彼女の前に立つと言葉 が出ない。恥ずかしさもあるが、失敗作である自分が彼女と関わりを持って良いものか と、そればかりが脳裏を過ぎる。