日光慈眼城

　アメリカンご当地怪人の動向を警戒し、栃木県日光市のウェスタン村を訪れていた黒岩・りんご（d13538）は、廃墟と化したテーマパークの中央に、ひとつの城塞が忽然と現れるのを目撃した。

　ご当地怪人バントラインスペシャルマンは高らかに宣言する。
「これぞ、かつてアメリカンコンドル様が神通力にて天海より奪い取った、日光慈眼城！
　俺の主となるに相応しい魂を持つ貴様は、今やこの城の主でもある！
　我等ブレイズゲートにて永遠の戦士となり、いずれ捲土重来を果たそうぞ！」
　城塞の姿は、確かに大阪と京都の境目、天王山にそびえ立つ『慈眼城』に酷似していた。
　やがてアメリカン怪人アメリカンロックをはじめ、ダークネス達が次々と日光慈眼城に乗り込んでいく……。

　古くから存在を語られ続けていた慈眼衆と慈眼城。
　そして、新たに発見された日光慈眼城……。
　果たしてそこに、どのような関係があるのか。
　謎を解くため、灼滅者達は、新たなる『慈眼城』に乗り込むのだった。

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