パチンコ濃尾

　現実世界にダイヤのスートを持つシャドウが現れる事件が続く中、現れたシャドウがとある商店街に向かったとの情報を受け、杉凪・宥氣は愛知県瀬戸市へと調査に赴く。
　だが、宥氣がそこで見たものは、新たなブレイズゲートだった！

　寂れつつある商店街のアーケードの一角にたたずむ、既に営業を止めたパチンコ店　　　『パチンコ濃尾』。
　それが、発見された新たなブレイズゲートの姿だった。
　朽ち果てつつあるパチンコ店のガラスの向こうには、時折人ならざる影が蠢く……。
　今でも人々の行き交う商店街と僅か扉一枚を隔て、ダークネスの徘徊するブレイズゲートが存在しているのだ。

　宥氣が追っていたシャドウもまた、このブレイズゲートに入っていったという。
　ブレイズゲートの内部には多くのダークネスが待ち受けているに違いない。
　戦いを予感しながら、灼滅者達は店内に足を踏み入れるのだった。

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