天武無双会

　2015年の暮れ、『黒牙』の力を巡る争いが起きた山形県蔵王。
　周辺を探索していた喚島・銘子（d00652）は、廃墟と化した広大な武家屋敷を発見する。
　その武家屋敷がブレイズゲート化していることを、銘子は即座に見て取った。

　広大な敷地を持つ武家屋敷は、『天武無双会』を名乗る羅刹組織の本部だった。
　多くの羅刹や強化一般人を率い、東北・北陸地方の広い範囲に影響力を誇った天武無双会本部には、組織を率いる羅刹の強さと勇名に惹かれた多くの食客が逗留していたという。
　だが、主要幹部達がサイキックアブソーバーの影響によって活動不能となってしまうと、天武無双会は主導権を巡って激しい内紛に晒されることになった。
　その混乱を、他の組織が放っておくはずもない。各地の支部を次々に襲撃され、天武無双会は本部を残して壊滅。本部に戦力を結集して防衛に当たるも、その本部もまた、ブレイズゲート化に見舞われる……。

　灼滅者達に栄枯盛衰を語るかのように、かつての大組織の本拠地は荒廃した有様を晒す。
　だが、その内部には、今もダークネス達がひしめいている。
　灼滅者達は、探索を開始するのであった。

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