死せる王の記憶

『龍脈封印儀式』の影響は虚空蔵図書館にも及び、スサノオの影響は次第に薄れつつあった。その影響で侵入可能になった書庫の一つには、統合元老院クリスタルミラビリスが発見した、白の王セイメイが『生殖型ゾンビ』の知識を保管した施設の場所の情報が残されていた。
　クリスタルミラビリスは、ここからの情報とアフリカンパンサーの協力を得て、
『完全型生殖型ゾンビ』を造り上げたのだ。

　白の王セイメイは転生を可能としていたが、転生の際には、力と記憶の一部は損なわれる。この施設は、記憶を補完するために白の王セイメイが用意した施設でもあった。
　セイメイの遺した知識を求め、研究施設に赴く灼滅者達。
　だが辿り着いた先にあった施設もまた、ブレイズゲートと化して灼滅者達を待ち受けるのであった……。

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