札幌迷宮戦 ファーストアタック

    マキシミン・リフクネVS 武器庫の番人『サブナック』

    ●札幌迷宮戦

     北海道札幌市。
     7月を迎えてなお、札幌市の気温は涼しく感じられるものだった。
     それぞれの手段で現地入りした灼滅者達は、【8H百合】の行った戦前の前夜祭などを経て、早朝、あるいはそれよりも早い深夜と呼べる時間帯から、市内各所での行動を開始しつつあった。

     奇襲を行う組連合が、敵の出現地点への移動を開始する一方、一般人の避難を行う【3C桜】や【5E蓮】、救護準備を担当する【4D椿】は、それぞれの役目を果たすために苦心を重ねていた。

     戦いの舞台となる札幌市は広大だ。
     そのため、一般人の避難を行う組連合では、当初から戦闘の範囲となる札幌市中心部のみの避難に専念すると決めていた。
     【3C桜】は西側を、【5E蓮】は東側を。
     それぞれの担当する地域で、避難に適すると判断した施設へと、灼滅者達は人々を収容していく。
    「思ったより、混乱は少ないかな……?」
     【5E蓮】の饗庭・樹斉 (沈黙の黄雪晃・d28385)は、市内の各所にいる灼滅者達と連絡を取り合いながら、状況を確認していた。
     首尾よく市役所等も抑えることができたため、災害の恐れがあるとして避難指示を発していたが、それに伴う避難の動きは迅速なものとは言い難かった。
    「バベルの鎖の影響もあるのかな?」
    「ラブリンスターが宣伝に悩むのも分かる気がするね……」
     電話口の向こうで【3C桜】の石見・鈴莉 (偽陽の炎・d18988)が応じる。
     彼女達が担当する側にもテレビ局等があり、そうした機関の人達にも各種ESPを利用して『協力』を求めていたが、情報拡散がどこまで効果を発揮するかは疑わしかった。
     灼滅者達も帯びる『バベルの鎖』は、それを帯びた者が関わる事件等の情報拡散を阻害する。
    「どこまでバベルの鎖の影響なのかは分からないけど、確実なのは、やっぱり直接人々を避難させることかな」
    「最初に情報を受け取った人までは届くし、全員直接ってわけにもいかないから損は無いだろうけどね」
     情報を受けた人達がどう判断するか次第だが、受け手がさらに情報を広めても反応が鈍いと、そこで本人も考えを止めてしまうかも知れない。
    「あとは、迷宮化が始まるまでに、どれだけ避難できるかだね!」
     通話を終えた鈴莉は、避難場所へと徒歩で向かう人々に一度視線を向けた。
     迷宮化現象が発生することを考えると、車両移動も難しいのだが、その状況で徒歩で脱出するには、札幌市は広すぎる。
     今回の戦場とはならない山間部も多いとはいえ、そうした地域も万が一灼滅者達が敗北すれば、札幌市全域が迷宮化することとなるのだ。

     そのため、灼滅者達が敵に攻撃を仕掛けられる地点も多いが、戦場となる地域も相応に広い。
     迷宮化によって市内の交通が麻痺する可能性も大いに懸念されるため、救護を担当する【4D椿】では複数の拠点を設営していた。
     当初の拠点は、『北海きたえーる』に本部、『北24条駅』に分所、後は戦場の推移に応じて、サッポロファクトリーや北海道大学に、拠点を設けていく考えである。
     迷宮化の影響で逃げ遅れた一般人を保護する意味でも、役に立つであろう。
    「さて、そろそろだね……」
     時刻は、戦争が始まる時間へと近付きつつあった。

    ●(20)無尽の武器庫(インバルネラブル・ウォーアームズ)
     迷宮への変化は、『札幌駅』を中心として始まった。
     大型の百貨店や地下商店街を併設した駅ビルが、入れ替わるようにして水晶で出来た迷宮へと変貌していく。
     その変化は、伝播するようにして周囲の街へと広がっていった。
     無尽の武器庫(インバルネラブル・ウォーアームズ)の出現予測地点近くの空で待機していた【7G蘭】のマキシミン・リフクネ (龍泉堂の左輪・d15501)は、指を戦場となるであろう地上へと突き付ける。

    「キリング・リヴァイヴァー!!」

     空を裂いて、殲術再生弾の発動を示す光の柱が、迷宮化の始まった札幌市へと降り注ぐ。
     時を同じくして、駐車場に震動が響く。
    「『無尽の武器庫』……!? 皆さん、退避して下さい!!」
     地を突き破って、巨大な鋼鉄の要塞が出現して来る。
     言われるまでもなく、地面の崩落に巻き込まれないよう、灼滅者達は退避し、そこでビルのような巨大さを誇る移動要塞を目にすることとなった。
    「『迷宮』内にあったのが、『入れ替わり』で出現したんですか? 出鱈目ですね……」
    「お前達に言われたくはないものだな」
     落ち着いた低い声が響く。
     要塞の上に現れた影は、ソロモンの悪魔ハルファスのものだった。
    「如何なる手段で『無尽の武器庫』が現れる地点を特定したのかは興味深い。だが、まずは迎撃を行わせてもらおう。……武器庫周辺に『スキュラ結界』を展開しろ」
     ハルファスが要塞内に引っ込むと共に、ソロモンの悪魔達が要塞の各所から姿を現し、接近する灼滅者達を迎撃にかかる。
     展開時に強制的な闇堕ちを発生させるスキュラ結界の存在に、一瞬灼滅者達に警戒が走る。
    「『スキュラ結界』……。ですが、恐れる必要はありませんの」
     だが、シエナ・デヴィアトレ (ディアブルローズルメドゥサン・d33905)を含め7G蘭の灼滅者達は冷静だった。彼らの期待通り、発動した殲術再生弾はスキュラ結界の作用を無効化したのだ。
     果敢に侵入口を確保せんとする【7G蘭】の灼滅者達は、ソロモンの悪魔達を撃破し『武器庫』の侵入口を確保せんとする。
     ハルファス軍も『新宿防衛戦』の時よりは優れた兵を繰り出して来てはいるものの、灼滅者達の勢いを挫くには至らない。

     だが、そうするうち、戦場に響いたのはアクビ混じりの声だった。
    『ふぁぁぁ……むにゃむにゃ。ハルファス君、『十字架』の開発は終わったのかい……おやぁ?』
    「何です?」
     突然、要塞から響いた声に、奇襲攻撃中の灼滅者達は上を向き、そして唖然とした。移動要塞たる『無尽の武器庫』の外殻が突如として変形したかと思うと、そこに巨大なガトリングガンが現れたのだ。
    『動けるようになったと思ったら、グラシャ君やウァプラ君もいないし、ハルファス君ってば随分追い詰められてないかぃ? でも『武器庫』の番人たる、このサブナックが起きたからには、安心していいからねぇ。それ、攻撃開始ぃ~』
    「!?」
     轟音が響き、頭上を覆うように銃弾が降り注いだ。
     それらは確実に、武器庫に迫っていた灼滅者達を傷つけて来る。
    「サイキック!? 『武器庫』そのものを武器にしているソロモンの悪魔がいるのですか?」
    『あっれー、全然死なないねぇ。『黒の王』の手勢じゃないみたいだけどぉ……ふぁぁ』
     状況を把握していないらしいサブナックが攻撃の手を緩めた隙に、灼滅者達は速やかに撤退していく。
    「サブナックの強さ……。『贖罪のオルフェウス』が完全な状態での出現を狙っていることといい、札幌迷宮の中にはサイキックエナジーを枯渇させる効果が及んでいないのですか?」
     『武器庫』攻撃で得られた各種の情報は、進軍に際しての判断に影響を及ぼしそうだった。

    「うーん……『スキュラ結界』……」
    「いきなりですか」
     連絡を受け、撤退に向け準備を整えていた【9I薔薇】の灼滅者達は唸った。
     大淫魔スキュラが遺した『スキュラ結界』は、形成の瞬間に闇堕ちを誘発する。
     展開された際、周囲に一般人がいたとしたら闇堕ちが発生しているかも知れないが、それを確認する術も無かった。
    「最近、灼滅者の闇堕ちを誘発させている贖罪のオルフェウスもいます。殲術再生弾の効果があるうちに強制闇堕ちの危険が極めて強いことは覚えておきましょう」
     若生・めぐみ(歌って踊れるコスプレアイドル・d01426)が、そうまとめた。
     もし撤退することを余儀なくされれば、大量の一般人を札幌迷宮の内部に取り残すことになりかねない状況だった。

    ●(21)札幌駅
     JRの高架上や駅の南側上空に展開した【2B桃】の灼滅者達は、出現した『迷宮』を間近で目にしていた。
     駅ビルや周辺の建物を巻き込んで屹立する水晶の迷宮。その姿は、灼滅者達がかつて、阿佐ヶ谷の街で目撃したものに似通っている。
    「蒼の王コルベインの『水晶城』にそっくりですね」
     『蒼の王の遺産』を受け継いでいるという話、あながち嘘でも無さそうだと、灼滅者達は理解する。
     変化は刻々と続き、灼滅者達が立つJRの高架も次第に水晶の橋へと入れ替わるようにして変化していく。
    「各班、活動を開始してくれ!」
     不動峰・明 (大一大万大吉・d11607)の連絡を受け各班が行動を開始する。
     灼滅者達が奇襲を仕掛けたにも関わらず、敵の反撃は迅速だった。迷宮化した駅の内部は、敵のホームグラウンドだ。
     幾つもの班に分けて陽動を仕掛け、迷宮を探索する少数精鋭部隊を送り込む手筈であったが、その探索を遮る敵の攻撃は苛烈だった。
     『白の王セイメイ』の元から援軍に駆け付けた武者アンデッドが、戦線を指揮している姿も、戦いの中では目撃されている。
    『兵ハ失エド、我ガ武勇、イササカモ衰エハセヌゾ!』
    「流石にノーライフキングの本丸、今回の戦いで最大の戦場になりそうだな……」
     アンデッドが多い分、質が極端に高いというわけでは無さそうなのが救いだろうか。

     どうにか駅の地下、侵入することのできた班からの情報によると、札幌駅地下と接続している地下歩行空間の入り口は、半透明の水晶のような『結界』で覆われていたという。
     さらに、結界を透かして見える地下歩行空間の内部も、水晶の壁で幾重にも遮られ、迷宮化しているようだった。
     地上側でも、地下歩行空間と直結している各種ビルが、いちはやく水晶で覆われるのが目撃されていた。
     札幌駅と大通駅の間を結ぶ地下歩行空間は1kmにも満たない距離しかないが、水平方向だけでなく上下にも影響を及ぼしているのかも知れない。
    「現状では、調査はここまでが限界ですね……一度、後退しましょう」
     北征入道の姿を確認することこそできなかったが、遭遇戦で相当数のアンデッドは撃破した。
     短時間の交戦で、撃破できた敵の数が多かったのは、敵の数から来る交戦回数の多さを示している。
     札幌駅を制圧するには時間を要するであろう事を、灼滅者達は感じていた。

    ●(5)学園前駅
     【1A梅】の灼滅者達は、学園前駅周辺を占拠したソロモンの悪魔「シャックス」率いる敵群への奇襲を仕掛けていた。
    「敵が弱いのもあるが、順調だな」
     片倉・純也(ソウク・d16862)の言うように、周辺の学園入口で勧誘活動を行っていた敵を優先的に狙う灼滅者達の攻撃は功を奏していた。
     駅内部まで突入した部隊は、地上に繋がる階段での激しい攻防を制し、ホーム近辺にまで迫りつつある。
     だが、それ以上の内部は  敵は勧誘の都合上か、傍目には大学生らしい格好をしている者も多かったが、灼滅者達が見れば命中率の関係もあって、一目で敵だと分かる。
     質に関しては、ハルファス軍の本拠地である『無尽の武器庫』よりも、一段劣ると見て良いようだった。
    「何をやっているザンマス! 灼滅者ごときにやられては、ザマスよ!!」
     そうするうち、鳥のような頭部を持つソロモンの悪魔「シャックス」が指揮を執り、敵が態勢を立て直し始める。
     反撃を行おうとするが、その頃には灼滅者達はとうに退散していた。
    「それにしても……シャックス、あの翼に挟まっている『碑』に気付かないものなのか……?」
     シャックスの翼に刺さっていた、尖った石の碑。
     それが、予兆で目撃した者が複数いたという『憑竜碑』なのだろう。
     シャックスが放置しているのか、それともあれを刺した楢山御前というノーライフキングが、何か意識しないよう仕掛けてでもいるのか。
    「まさか本当に気付いていないということは無いだろうが。いずれにせよ、破壊するにはシャックスを灼滅しなければならなさそうだが……厄介な」

    ●(17)北海道大学
    「なんだか、妙なところが手薄になっていますね……」
     寺見・嘉月 (星渡る清風・d01013)は、北海道大学の警戒状況に首を傾げた。その辺りは、斬新コーポレーションの斬新たる由縁かも知れない。
    「片っ端から叩き潰せば問題は無いでしょう」
     そう結論づけると、嘉月をはじめ【6F菊】の灼滅者達は、キャンパス周辺を守る敵六六六人衆を各個撃破していく。
    「戦力は、そこまで多くなさそうですね」
     斬新・京一郎は、『武神大戦獄魔覇獄』において、精鋭だったであろう社員達を、灼滅者達とシン・ライリーの軍によって壊滅させられた。
     その後も灼滅者達は、本社に集まっていた多数の人員を灼滅することに成功している。
     北海道に来てからというもの、活動を活発化させてはいたものの、それで戦力を回復しきれたわけではないようだ。
     これならば、と思った時、華宮・紅緋(クリムゾンハートビート・d01389)は、並木道をこちらへと向かって来るレインコート姿の影を目にし、思わず声を上げていた。
    「雨木・歩夢(あまぎ・あゆむ)……!?」  六六六人衆序列五八三位、雨木・歩夢。
     それは紅緋を含めた灼滅者達が、倒したはずの六六六人衆だった。
    「どういうことです!?」
    「あはは! ほんとだよね。灼滅されたはずだよねぇ!」
     灼滅者の攻撃が当たり、歩夢のレインコートのフードが落ちる。
     日に晒される顔は、狂気に満ち、そしてツギハギめいた縫合跡に覆われていた。
    「アンデッド化している……いえ、その肉体は、誰かの死体で造ったんですか……?」
    「体中、痛くて、痛くて、腐って、臭くて、死にそうなのよ。だから……遊んでよ!!」
     槍の雨。強酸の雨……。様々な雨を降らせる歩夢。長靴が踏み出されるたび、腐汁が飛び散り、雨のような音を立てる。
    「ひゃあ! 『斬新コーポレーションとノーライフキングのコラボレーションで送る、アンデッドダークネス』! 成功したんですね!」
     斬新社員が万歳三唱しながら歓喜の声を上げる。歩夢が濁った笑い声を社員に向けた。
    「灼滅されても殺して遊び回れって? あの変なグラサンにしては、珍しく斬新かな?」
    「そういう斬新さは必要ないんですが」
     灼滅者達の間にも、嫌悪の表情が滲む。
     だが、既に一度は倒した敵だ。奇襲攻撃を仕掛け、殲術再生弾を受けた今ならば、灼滅者達の勢いが勝る。
     降り注ぐ雨を突き破って突き進んだ紅緋の赤き影の拳が、歩夢を貫くまで、そう長い時間はかからない。
    「わ、わた、わたし、私、また、やられるの……?」
    「これで最後にしましょう」
     影が引き抜かれると共に、雨木・歩夢だった物体はその結合を解かれ、蒸発するように消滅した。
    「アンデッド六六六人衆といっても、戦力を大きく回復するほどでは無さそうですね」
    「いつ再び潜伏されるか分かりません。表舞台に出て来た今が、斬新社長を撃破するチャンスでしょう」
     『ラグナロク計画(プロジェクト)』なる、謎の計画を企んでいるという情報もある。
     撃破するならば、早いに越したことはないだろう。

     そして、奇襲を終えた灼滅者達は、各々の向かう戦場へと進んでいく。
     迷宮化の進む北海道札幌市を舞台とした戦いは、今まさに開戦を迎えたのだ。

    組連合 ファースト
    アタック
    ファーストアタック結果
    1A梅 (5)奇襲 (5)学園前駅の敵戦力が300減少!
     ソロモンの悪魔「シャックス」の羽には、『憑竜碑』なるものが刺さっているようです。
    2B桃 (21)奇襲 (21)札幌駅の敵戦力が200減少!
     敵の数が非常に多く、かつ手強いようです。
     白の王セイメイの元から援軍に駆け付けた武者アンデッド達が、兵を率いて市内各所に出陣しています。
     北征入道は、駅の地下に広がる迷宮内にいるようです。
    3C桜 一般人救出 全てのターン、重傷からの復活率が9%上昇!(3C桜、5E蓮合計)
    一般人救出を行う準備を整え、実行しました。
     徒歩移動のため事故は発生しませんでしたが、完全な迷宮化が発生した場合、多数の人々が市内に取り残されることもあるかも知れません。
    4D椿 救護準備 全ての戦場で、KO時の重傷/死亡率が6%減少!
     救護活動の準備を整えました。
     段階的に前進拠点を設置していきます。
    5E蓮 一般人救出 全てのターン、重傷からの復活率が9%上昇!(3C桜、5E蓮合計)
    一般人救出を行う準備を整え、実行しました。
    札幌市の中心部に注力することで、一般人が戦闘や迷宮化に巻き込まれる危険性を、可能な限り抑えました。
    6F菊 (17)奇襲 (17)北海道大学の敵戦力が250減少!
     迷宮化に伴い、斬新コーポレーションが関与した『闇堕ちゲーム』で灼滅された六六六人衆の一部がアンデッド化し、市内各所に出現しています。
    7G蘭 (20)奇襲 (20)無尽の武器庫(インバルネラブル・ウォーアームズ)の敵戦力が250減少!
     ハルファス軍が、強制的な闇堕ちを発生させる『スキュラ結界』を展開可能であることが確認されました。
     強力なソロモンの悪魔「武器庫の番人サブナック」の存在が確認されました。
     武器庫内には『十字架』と呼ばれる何かが存在すると思われます。
     迷宮内では、サイキックアブソーバーによるサイキックエナジーの枯渇を逃れられることが確認されました。
    8H百合 テンションアップ 敵戦力『550』までスルー可能に!
    円山公園で前夜祭を行い、士気を高めました。
    9I薔薇 撤退条件  今回の撤退条件が決定されました。条件を満たした場合、プレイング画面に『撤退』が表示されます。
     また、今回の戦争では、第7ターン終了時までに勝利条件を満たした場合は『残敵掃討戦』が行われます(ただし、掃討戦ですので、武蔵坂が勝利した時点で撤退してしまうような敵勢力は、掃討できません)。

    ●今回のテンションアップ

    残りの敵戦力が「550」以下の戦場をスルーできます。

    ●今回の撤退条件

     以下の条件で、『撤退』が表示されます。
    ・第8ターンが開始した時
    ・第7ターン終了時点で戦場(5)、(8)、(12)のどれかが未制圧だった時
    ・第7ターン終了時点で戦場(13)、(14)、(21)のいずれも未制圧かつ通過不可能

     なお【7G蘭】によって、ハルファス軍は『強制闇堕ち』を発生させる『スキュラ結界』を「(20)無尽の武器庫(インバルネラブル・ウォーアームズ)」周辺に展開することが可能であると確認されました。
    「(20)無尽の武器庫(インバルネラブル・ウォーアームズ)」を制圧しないまま、第8ターンが終了(戦争に敗北)した場合、敵が灼滅者を強制闇堕ちさせ始める可能性が高いでしょう。

     また、第7ターン終了時までに勝利条件を満たした場合は、戦場に残存する敵群に対し、殲術再生弾の効力が残っている間に、有志による残敵掃討戦を仕掛けます。
     今回の戦争では、終了時に「(2)中島公園駅」「(3)すすきの駅」にいるダークネス勢力が逃走せず残存する可能性が高いと目されています。