胎蔵界戦争 ファーストアタック

    ステラ・バールフリット

    ●口を開く異界の門

    『アナタの ココロと ワタシの ココロ ツナガル イトは どんな イロ? イロトリドリの キズナイロ……♪』
     校舎に設置されたモニターには、昨晩のラブリンスターのライブの様子が映し出されていた。そのモニターのスイッチを切って、壮行会をやり終えた彩瑠・さくらえ (幾望桜・d02131)は一息つく。
    「これで、まあ上手くいったかな……」
    「さて、準備万端……といきたいところだけど」
     1A梅連合の幸・桃琴 (桃色退魔拳士・d09437)はライブステージの後片付けをしつつ、校庭の方を見やった。
     1A梅と3C桜共催による壮行会から一夜明け、武蔵坂学園の灼滅者達は校庭に集結していた。
     ノーライフキングの首魁、統合元老院クリスタル・ミラビリス。
     その本拠地は、異空間『胎蔵界』に存在している。
     統合元老院クリスタル・ミラビリスの元老の一人『アッシュ・ランチャー』の撃破によって、その兜を入手した灼滅者達は、胎蔵界への扉を開こうとしているのだ。

     校庭の中央では、7G蘭の灼滅者達が待機し、門を開く準備をしていた。
     アッシュ・ランチャー灼滅に加わり、統合元老院クリスタル・ミラビリスの元老達が被る『不滅の兜』を入手した諫早・伊織(灯包む狐影・d13509)によって、この兜を使えば『胎蔵界』への侵入が可能であることは既に確認されている。
     とはいえ、アッシュ・ランチャーの兜を被る行為には、大きなリスクが伴うであろうことも、同時に確認されていた。
     不滅の兜を長時間被れば、『アッシュ・ランチャー化』は免れない。
     そのリスクを考慮した上で、唯一兜からの情報収集を決断していた組連合、7G蘭のステラ・バールフリット(d16005)は、意を決すると兜を手に取った。
     周囲にいる7G蘭の灼滅者達は万が一、彼女が乗っ取られた時に備えている。
    「行きます」
     意を決して兜を被ると共に、混沌とした情報が頭の中に流れ込んで来る。
     自分を『アッシュ・ランチャー』という存在に書き換えようとする邪悪な意志が、そこに宿っていることをステラは感じた。
    「ぐっ……」
     強烈な拒絶反応が、同時に彼女の魂を揺さぶる。ステラが闇堕ちしたならば、なるべき種族はソロモンの悪魔。その種族の違いによるものか。
    「大丈夫?」
     心配げに声をかけるシエナ・デヴィアトレ(d33905)に、ステラは半ば朦朧としながら答えた。
    「まずは胎蔵界への扉を開く開門呪文……長いですね、これ。安定した場所でしかできませんし、一度開くとしばらくは開きっぱなしですし。安易に開けないのも一種のセキュリティなんでしょうか?」
     息を吸い込み、ステラは開門呪文の詠唱を開始した。
     兜の内側で奇妙に反響したステラの声が、特定の波長と共に開門呪文を形成していく。
    「元老アッシュ・ランチャーの名において命ずる。『胎蔵界』よ、門を開けよ!」
     何分にも及ぶ詠唱がその言葉と共に終わる。
     瞬間、轟音と共に水晶で出来た門が現出した。
     続けざまに、ステラは指先を天上へと向け、そして振り下ろした。

    「殲術再生弾(キリング・リヴァイヴァー)ッ!!」
     校庭に降り注いだ殲術再生弾が、灼滅者達にこの一戦を戦い抜くための力を与える。
    「行きましょう!」
     殲術再生弾の光を浴びて、灼滅者達は未知の空間へと足を踏み入れた。

    ●白き炎の裏切り

     胎蔵界への灼滅者達の突入は、内部にいるダークネス達に動揺を与えていた。
     それは、灼滅者達の奇襲によるものばかりではない。対灼滅者戦の戦力として迎え入れていたスサノオ達が、裏切りの動きを見せたからだ。
     武蔵坂学園からの援軍要請を受けたナミダ姫からの指示に従い、スサノオ『ギンロウ』は配下に淡々と命令を下す。
    「好きなだけ、暴れて来るといい」
     飛翔形態になったスサノオ達は灼滅者達の奇襲に混乱する胎蔵界を飛び回ると胎蔵界を守る者達へと襲い掛かり、さらなる混乱を招いていく。
     スサノオ達の襲撃から少しして、ギンロウのいる円卓の間に通信が入った。
     兜を被った女性。ホワイト・ビヘイビアのものだ。
    「釈明する気はありますか?」
     元老共通の兜と腕甲をつけた女性に対し、ギンロウは平然と答えた。
    「武蔵坂学園に対しては義理がある。故に義理の分だけ乞われれば援軍要請に応じもする。統合元老院クリスタル・ミラビリスは、把握しているスサノオ大神の情報をもっと早く寄越すべきだったな」
    「でしたら、義理を裏切った代償は支払って貰いますよ」
    「構わん。そちらが望むならば、従前の約束通り、我々はこの灰の円卓の守りも続けさせてもらおう」
    「……義理という言葉の理解について、戦後に話し合う必要がありそうですね」
     呆れたような間を置いてからそう言うと、ホワイト・ビヘイビアは通信を切った。
     スサノオ達の相手をしている場合ではないということだろう。
    「自分達が安全だと思っていると足を掬われる。いまだ力の劣る我々も同様だな。さて、いずれが勝つか」
     そう嘯くと、ギンロウは主亡き円卓の間を静かに見渡した。

    ●兜は語る

     胎蔵界へ突入する仲間達を見送ったステラの頭には、まだアッシュ・ランチャーの『不滅の兜』が被せられたままだった。
    「情報収集を始めます」
     ステラの言葉に、周囲に待機していた灼滅者達の顔に緊張が走った。
     ステラは頭に流れ込んで来る情報の中から自分の求める情報を探るべく、アッシュ・ランチャーの知識の海へと潜り込んでいく。
     時間をかければアッシュ・ランチャー化は避けられない。
     かつてご当地幹部ゲルマンシャークの強制闇堕ち光線を無効化した実績もある殲術再生弾(キリング・リヴァイヴァー)を発動した影響か、先ほどよりは多少楽になって来ている。とはいえ、ステラはそれがいつまでも保つものではないと理解していた。
     不滅の兜は、ステラを新たなアッシュ・ランチャーにするべく、その魂に見えざる手を伸ばそうとしている。
     総花的に問うのは誤りだっただかと思いながら、ステラは調査すべき点を調べていく。

    「『胎蔵界』に展開している眷属(アンデッド)の弱点……ノーライフキングは気魄が有効そうですがアンデッドは種類多いですね、次。
     水晶離界城と地上の通路が封鎖されても異空間『胎蔵界』から脱出する手段……再度誰かが兜を被り、開門呪文を使用すること。
     クリスタル・ミラビリス元老達の能力の詳細……『石油』『サイキックエナジー』『進化』『戦争』『経済』……? さらに詳しく調べると時間かかりそうですので次にいきます。
     蒼の王コルベインについての詳細……ノーライフキングという個体最強種族の中の最強。独走してサイキックハーツに至らんと欲したが、先代ホワイト・ビヘイビアの主導により討たれ、王の権能を簒奪される。
     今後の対武蔵坂学園作戦計画……日本への再侵攻。日本を外交的・精神的・物流的に孤立させることによる闇堕ちの加そ……」
     そこまで言ったところで、不意にステラの言葉が途切れた。
     咄嗟に飛びついたシエナが兜を引き剥がす。
    「……すみません、後はお願いします」
     すんでのところで闇堕ちを免れたステラの後を引き継いで、シエナが兜を被る。
     最近になって胎蔵界に運び込まれたものという問いには、新たに元老になったアフリカンパンサーや、彼女と同時期に同盟を組んだご当地幹部達の持ち込んだ世界各国の文物に関する情報の存在が認識された。
     そして『知られざる知識の入手法』という問いに対しては、胎蔵界各所の他、全く別の場所の光景がシエナの目に映った。
     水晶で出来た地下迷宮。その内部には大量の書物がうず高く積まれている。
    「……図書館……?」
     胎蔵界に収められた知識が、バックアップされている場所が他にあるということだろうか。
     その事を心に留めつつ、シエナは兜を外すと深く息を吐いた。

    ●胎蔵界の戦い

     胎蔵界は、どこかソウルボードを思い起こさせるような、奇妙な空間だった。
     空には太陽はなく、しかしノーライフキングを象徴する水晶は自ら輝いて、胎蔵界を冷たく照らしている。
     胎蔵界中央の水晶離界城に現れた灼滅者達は、この城を警備していたアンデッドやノーライフキング達を排除すると、各方面へ進出、胎蔵界を守る敵軍勢との交戦を開始していた。
     統合元老院クリスタル・ミラビリス側も、ご当地幹部達を迎え入れるなどの対策を取ってはいるが、 「流石に新宿に現れたタロットみたいな数はいないな」
     白石・明日香 (教団広報室長補佐・d31470)達、4D椿の灼滅者達は、奪った城を救護拠点とし、用意していた貨物を運びこんでいた。
     7G蘭が情報収集を終えて持ち込んできた不滅の兜も、この拠点に安置されている。
     万が一元老達を倒し切れず、『殲術再生弾』の効果時間が切れた際には、シエナが再びこの兜を被り、再度開門呪文を唱える手筈だ。
    「外はだいぶおかしなことになっているようね」
     羽丘・結衣菜 (歌い詠う蝶々の夜想曲・d06908)が寄せられる情報に目を落とす。
     7G蘭の師走崎・徒 (流星ランナー・d25006)達からは『緑の培地』を満たす毒の沼地に関する情報がもたらされていた。
     バベルの鎖がある以上、戦闘に直接的な影響は及ぼさないとはいえ、それが『人類管理者』を自称する統合元老院クリスタル・ミラビリスにとって、何がしかの意味を持つものであろうことは想像に難くなかった。

     この胎蔵界と呼ばれる空間が、広大な面積を有していることは灼滅者達にもすぐに理解できた。
     水晶離界城から見える範囲でも、闇の雪原、業の荒野、力の森林、そして知識の山脈と、四方向で全く違う風景が広がっているのは、ノーライフキングお得意の迷宮であるためなのだろう。
     業の荒野に赴いた9I薔薇連合は、赤い荒野に展開したノーライフキングとアンデッドの軍勢と交戦していた。
     まるで血のような色の広がる荒野を目にし、鈍・脇差 (ある雨の日の暗殺者・d17382)をはじめ、殺人鬼である灼滅者達は、一瞬立ちくらみにも似た感覚を抱く。
    「この雰囲気は……何だ?」
    「おいおい、大丈夫かよ?」
     天方・矜人 (疾走する魂・d01499)は、脇差達の様子を怪訝に思いながらも、聖鎧剣ゴルドクルセイダーを一閃させた。
     荒野のあちこちに隠れ、こちらへと襲い掛かって来る『完全型生殖ゾンビ』達だが、バベルの鎖が無効化されるという性質は、あまりこの戦場においては意味を持たない。
     本来ならば表の世界に解き放っていたであろう彼らを投入している時点で、統合元老院クリスタル・ミラビリスにとって灼滅者達の奇襲が想定外であったことが察された。
    「ああ……大丈夫だ。だが、この場所……何かあるな」
    「『知られざる知識』というやつに関係しているのか」
     おそらくはそうだろう、と脇差は応じる。
     この赤土に満ちた地には、殺人鬼……ひいては六六六人衆に関する知識が隠されているのかも知れない。

     9I薔薇連合が完全型生殖ゾンビ達と交戦する一方、5E蓮連合は業の荒野の先へと進んでいた。
     人々が残虐に殺される姿が一面に彫り込まれた『罪の祭壇』を守るのは、完全型生殖ゾンビ達だ。
    「各種ダークネスの能力を移植された『完全型生殖ゾンビ』、ですか」
     加持・陽司 (炎の中学生・d36254)は、完全型生殖ゾンビ達の使って来るサイキックを記録していた。
    「確かに聞いた通り、各種族のサイキックを使ってますね。ああやって組み合わされると、むしろ灼滅者に似ている気もしますが……」
    「とはいえ、おおよそ3タイプしかいないようですわね」
     赤松・鶉 (蒼き猛禽・d11006)はそう見当をつけながら、祭壇を守ろうと出て来た敵群を切り崩しに飛び込んでいく。
     既に得られた情報で生殖型ゾンビを開発した『白の王セイメイ』イコール『先代ホワイト・ビヘイビア』であることは明らかだった。
     が、統合元老院クリスタル・ミラビリスをもってしても、セイメイが辿り着こうとしていた研究を先に進める段階までは至っていないのだろう。
    「灼滅者と同様に様々なサイキックが使えるアンデッド……すごい発明ではあるのでしょうが」
     既に倒した敵を褒めるのも妙な気分だと思いつつ、陽司はごちる。
     戦闘力は大したものだが、バベルの鎖の影響を受けない特性を考えると、生殖型ゾンビの数だけを追求された方が、現代社会を守る方向に動きがちな灼滅者達にとっては、むしろ脅威であったと言えるかもしれない。
    「ですが、このデータが他勢力に渡ると、さらなる脅威に成り得るかもしれませんね」
     蒼の玉座にいるアフリカンパンサーの事を想起しつつ、灼滅者達はアンデッド達との戦いを進めていった。

    『血の鉱脈』では、8H百合の灼滅者達がノーライフキングの軍勢との戦いを強いられていた。
    「何なんだ、この液体は……? 尋常な生物の血では無いぞ」
     ブラッド・ペネトレイターの座する『赤く脈打つ城』を前に、レオン・ヴァーミリオン(鉛の亡霊・d24267)は、周囲を満たす赤黒く粘つく液体へと目を落とす。
    「油……いや、原油?」
    「何にしても、あまり長居したい場所ではありまへんなぁ……」
    「全くだな」
     レオンは雲・丹 (きらきらこめっとそらをゆく・d27195)に同意を示すと、巨大な機械に身を包んだノーライフキング達へとダイダロスベルトを解き放った。

    「攻撃方法の予測は当たりましたね」
     エミリオ・カリベ (星空と本の魔法使い・d04722)ら6F菊連合は『知の山脈』の斜面、水晶の体を持つノーライフキング達と交戦していた。
    『本の生る木々』が生えた奇妙な山麓を滑るように飛んで来る、水晶の体を持つノーライフキング達。
     その繰り出すサイキックは、6F菊連合の灼滅者達の予測通り、神秘に偏っている。奇襲を仕掛けた灼滅者達は、敵の攻撃を凌いでなお攻撃を続けていた。
     空中での戦闘を避け、『空飛ぶ箒』で先行していた灼滅者達も地上に降りて来ている。
    「先に行った皆さんが、無事だと良いですね」
    「彼らが戻るまでは、粘りたいところです」
     華宮・紅緋 (クリムゾンハートビート・d01389)とクレンド・シュヴァリエ (サクリファイスシールド・d32295)に頷くと、エミリオは杖を斜面の上へと向ける。
     一斉に放たれた魔法弾は、ノーライフキングの水晶の肌に次々と命中していった。

     山脈を越え、元老『ゴールド・コンダクター』がいるとされる脳の要塞へと向かった2B桃は、そこで思いもよらない光景を目にしていた。
    『脳の要塞』の名を与えられた迷宮を構成する金属。その色は、全てが主の名そのままの『金色』であったのだ。
    「脳という言葉からは、あまり想像できない色ですね」
    「色だけは派手ですが、豪奢という感じは無いですね……寒々しいというか……」
     野良・わんこ (鷹から生まれた鳶・d09625)と椎那・紗里亜 (言の葉の森・d02051)が、要塞を守るノーライフキング達へサイキックを放ちながら言葉を交わす。
     要塞の色は、人間の欲望を喚起させようとするような金色の輝きに満ちている。
     だが、そこに顕示欲や美を求める意識は無い。
     脳の要塞の質実な造りからは、合理性を求めた結果、この金色に行き着いたであろう事が感じられた。
    「『文明の根幹を為すそれは、全て彼の掌中より生じたものなり』……まさかとは思うが」
     アッシュ・ランチャーの兜を通じて最初に得られた胎蔵界に関する情報の一節をそらんじて、不動峰・明 (大一大万大吉・d11607)は軽く顔をしかめた。

     そして奇襲攻撃を終えた灼滅者達は、再び水晶離界城に集結した。
     いまだその全容が明らかになったとはいえない統合元老院クリスタル・ミラビリス。
     胎蔵界は幾つもの謎を秘め、灼滅者達を待ち受けていた。

    組連合 ファースト
    アタック
    ファーストアタック結果
    1A梅 テンションアップ 敵戦力600までスルー可能に!
    二つの組連合で協働し、武蔵坂学園・井の頭公園での壮行会を開催しました。
     
    2B桃 (11)奇襲 (11)脳の要塞の敵戦力が300減少!
    『脳の要塞』は、その全てが黄金で形成されています。配備されている戦力はノーライフキングです。
    3C桜 テンションアップ 敵戦力600までスルー可能に!
     二つの組連合で協働し、武蔵坂学園・井の頭公園での壮行会を開催しました。
    4D椿 救護準備 全ての戦場で、KO時の重傷/死亡率が5%減少!
     水晶離界城に救護拠点を設けました。
    5E蓮 (8)奇襲 (8)罪の祭壇の敵戦力が300減少!
    『完成型生殖ゾンビ』は灼滅者と同様、様々なダークネス種族に類似したサイキックを使用します。ただし、現在確認されているのは三種類に留まり、ノーライフキングよりも戦闘力は低いようです。
    6F菊 (5)奇襲 (5)知識の山脈の敵戦力が400減少!
    守備についているのは飛行可能なノーライフキングが主体ですが、事前予測により効率的に戦力を削りました。『鍛錬』に関連する種族の情報が隠されている……?
    7G蘭 (9)奇襲 (9)緑の培地の敵戦力が250減少!
    アッシュ・ランチャーの遺した『不滅の兜』から様々な情報を得ました。緑の培地は『毒』に満たされているが……?
    8H百合 (6)奇襲 (6)血の鉱脈の敵戦力が300減少!
    『血の鉱脈』を満たすのは、血液ではなく原油……?
    9I薔薇 (3)奇襲 (3)業の荒野の敵戦力が400減少!
     アンデッドが多いため敵の強さは多少他のノーライフキング主体の戦場に劣ります。六六六人衆に関する情報が隠されている……?

    ●今回のテンションアップ

    残りの敵戦力が「600」以下の戦場をスルーできます。

    ●ナミダ姫の援軍

    援軍要請を行いました。スサノオ軍の攻撃により、全戦場の敵戦力が減少しました。
    なお、ナミダ姫からの情報では(10)灰の円卓の残り戦力は「500」となっている模様です。