PSYCHIC HEARTS

    宇都宮ぎょうざ怪人たち
    ~栃木県宇都宮市のファミレス 22:00~

    「宇都宮ぎょうざ怪人がやられたようだな……」
    「しかし奴は我らの中で一番の中庸。似たようなぎょうざ怪人はまだまだ存在する」
    「宇都宮はメジャーだからな」
    「うむ」

     ……………………。
    「ストローの袋に水をかけてクネクネさせるのはやめよ」
    「お前は、聞き及んでいるか?」
    「何をだ?」
    「……ご当地幹部『ゲルマンシャーク』様のお体が、秘かに日本へと運び込まれたらしい」
    「何っ、それはまことか!」
    「ああ。何でもこの日本で、大規模な作戦を企てている同志がいるとか」
    「ゲルマンシャーク様が運び込まれたという事は、アフリカンパンサー様やロシアンタイガー様等、他のご当地幹部も……!」
    「ああ、あり得るだろうな。この国は戦場になるぜ?」
    「うおお、ご当地幹部のご登場となれば、他のダークネス共が何を企もうとも、もはや我らの勝利は揺るがぬ!」
    「その通りだ! いつもの奴やるぞ!」
    「「グローバルジャスティス様に栄光あれ!」」