PSYCHIC HEARTS

    ソロモンの悪魔『レヒト・ロート』
    ~知られざる儀式場~

     俺達のリーダー、アモンは死んだ!
     だが、考えてみるがいい。たかが灼滅者ごときにアモンがやられるか?

     そう、あの「不死王戦争」の不可思議な結果には、明確な答えがある。
     全ては「大淫魔ラブリンスター」の企みだったのだ!
     奴は、自らの手をほぼ汚すことなく、灼滅者という小さな手駒のみで、ソロモンの悪魔の現存戦力を削ぎ、強大なる「蒼の王」の一派までも、完全なる崩壊に追い込んだのだ。
     流石は無差別籠絡術、恐るべき策略の冴えだ。
     今では、大きな憂いが絶たれた為か、ラブリンスターは、おおっぴらに灼滅者の集団……武蔵坂学園と交渉を持っているという。

     弱き者死すべし。確かに、それはダークネスとして当然の摂理。
     しかし、怒りと共に復讐する事もまた、ダークネスの摂理である!
     
     ラブリンスターの軍は、絶大な力を持つ奴を除けば、後はほぼ烏合の衆。
     まずはラブリンスターの配下共を叩き潰し、反撃の狼煙を上げるのだ!
     集え悪魔共、これは正当なる復讐である!