~朱雀門高校・正門前 20:30~
「貴様、美醜のベレーザ……!」
「あら、今頃私の存在に気づいたの? 未だに
あの事でも怒っているのかしら?」
「アモン勢力、ハルファス軍、そして今度は朱雀門高校か。ヴァンパイア達からコウモリの羽でも貰ったらどうだ? フラフラと飛び回る貴様には似合いだろう」
「あら、朱雀門高校のスカウトを受けたあなたが、人の事は言えないでしょう?
それに私は、デモノイド生産の知識を所有している。価値のある女なのよ、私」
「よくもぬけぬけと……!」
「まぁ、灼滅者の癖に『蒼の王』の名前と仲間の力だけで渡り歩くあなたも、中々よね。
せいぜい大切にするといいわ。仲間を灼滅した武蔵坂への恨みの感情と、あなたよりも強いノーライフキングの仲間達と、そして何より、あなたのワンちゃんをね」