~栃木県・日光ウェスタン村~
「ご当地怪人アメリカンロックよ、
よくぞあの戦いを生き延びた!
俺の名は
『バントラインスペシャルマン』。貴様の魂を見せろ!」
「……アメリカの誇りを汚されて、そのままにしてはおけぬ。私は、戦う力が欲しい!」
「よくぞ言った! 貴様こそ、戦士の銃である俺の主に相応しい。
この地に集いしアメリカ怪人の残党達は、お前が指揮を取るのだ!
そして、かつてアメリカンコンドル様より託された使命を、今こそ果たそう……!」
アメリカご当地怪人達の動向を探っていた
黒岩・りんごは、驚きに目を見開く。
廃墟ばかりが続いていると思われたウェスタン村。
その中央に、まるで霧が晴れたかのように、忽然とひとつの城塞が現れたのだ!
ウェスタン村に、バントラインスペシャルマンの高らかな宣言が響く。
「これぞ、かつてアメリカンコンドル様が神通力にて天海より奪い取った、日光慈眼城!
俺の主となるに相応しい魂を持つ貴様は、今やこの城の主でもある!
我等ブレイズゲートにて永遠の戦士となり、いずれ捲土重来を果たそうぞ!」