PSYCHIC HEARTS

    ハルファス&ミスター宍戸
    ~茨城県古河駐屯地・武装実験室~

    「ここまで手際良く進むとは予想外だった。感謝する、ミスター宍戸」
    「珍獣奇獣探しはワタシの十八番でね。ダークネスの協力があれば尚更捗るというもの。
     勝手ながら、今回の依頼は早さが重要かと思ったので、発見したのは2体だけだ」
    「十分な成果だ。竜種はいずれ竜種を呼ぶ。そして唯一の楔たるガイオウガは今、力を奪われたままなのだ。仮に奴らが対応を整えたとして、時間稼ぎには十分だろう」
    「時間稼ぎさえできれば、後の混乱など知らぬ存ぜぬか! ワハハハハ!
     グレイト、実にグレイトだ、ハルファス君! ワタシ達は気が合いそうだね!」
    「こちらこそ、ここまで有能な一般人が存在する事に、驚きを隠せぬよ」
    「……君達は『ソロモンの悪魔』なのだろう? なら、そう驚きでもあるまい!
     では、そろそろ失礼するよ。『竜種イフリート』の暴れっぷりを見ておきたいからね!」